これは即購入。
思考のスイッチを切り替えていく過程を繰り返すことで、高さにもつながり深みが出ていく。
物事を一方から見えないという基本を思い出させてくれる良書

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「キレ」の思考 「コク」の思考 単行本 – 2012/11/30
村山 昇
(著)
ロジック“だけ"では「大きな答え」は出せない!
「キレ」の思考=具象×ロジック×客観 <鋭く考える>
「コク」の思考=抽象×イメージ×主観 <豊かに考える>
「大きな答え」は「キレ」と「コク」を往復してこそ生まれる。
分析的に論理的に、具象的で直線的に、明瞭さを追求しながら考えることは重要である。
と同時に、綜合的に直観的に、抽象的で非直線的に、ある種の曖昧さを友としながら考えることも重要である。
本書では、前者を「キレ」の思考、後者を「コク」の思考と名付ける。そして昨今のビジネス現場において、「キレ」の思考への偏重が進む一方、「コク」の思考への軽視があることや、両者間の力強い往復運動が起こりづらくなっていることに視線を向ける。
本書は、特に「コク」の思考を強化する技能本でもある。「コク」の思考を訓練する狙いは、
・曖昧のなかから本質をつかんで形に落とす、という思考の流れを体験する
・コンセプチュアル(概念的)な思考に慣れる
・仕組みやモデルを考える力を培う
・図を通したコミュニケーション力・プレゼンテーション力を強化する
・そして、最終的に「自分は何者であるか/ありたいか」という目線から、自らの職業・担当事業に新しい息吹を送り込む
といったことになるだろうか。
「コク」の思考を鍛えるワークショップとして、以下のような演習も用意しているので、取り組んでみてほしい。
演習:「私は何を売っているのか」で自己を定義する
演習:「仕事とは何か」をあなた独自のモデルで示しなさい
演習:「田の字」マトリックスの象限名を比喩化する
演習:ボックス・ティッシュ開発におけるA社とB社の“低価格競争"
演習:インドの製薬会社P社の安価なエイズ治療薬・・・・・・
「キレ」の思考=具象×ロジック×客観 <鋭く考える>
「コク」の思考=抽象×イメージ×主観 <豊かに考える>
「大きな答え」は「キレ」と「コク」を往復してこそ生まれる。
分析的に論理的に、具象的で直線的に、明瞭さを追求しながら考えることは重要である。
と同時に、綜合的に直観的に、抽象的で非直線的に、ある種の曖昧さを友としながら考えることも重要である。
本書では、前者を「キレ」の思考、後者を「コク」の思考と名付ける。そして昨今のビジネス現場において、「キレ」の思考への偏重が進む一方、「コク」の思考への軽視があることや、両者間の力強い往復運動が起こりづらくなっていることに視線を向ける。
本書は、特に「コク」の思考を強化する技能本でもある。「コク」の思考を訓練する狙いは、
・曖昧のなかから本質をつかんで形に落とす、という思考の流れを体験する
・コンセプチュアル(概念的)な思考に慣れる
・仕組みやモデルを考える力を培う
・図を通したコミュニケーション力・プレゼンテーション力を強化する
・そして、最終的に「自分は何者であるか/ありたいか」という目線から、自らの職業・担当事業に新しい息吹を送り込む
といったことになるだろうか。
「コク」の思考を鍛えるワークショップとして、以下のような演習も用意しているので、取り組んでみてほしい。
演習:「私は何を売っているのか」で自己を定義する
演習:「仕事とは何か」をあなた独自のモデルで示しなさい
演習:「田の字」マトリックスの象限名を比喩化する
演習:ボックス・ティッシュ開発におけるA社とB社の“低価格競争"
演習:インドの製薬会社P社の安価なエイズ治療薬・・・・・・
- 本の長さ212ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2012/11/30
- ISBN-104492557253
- ISBN-13978-4492557259
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商品の説明
著者について
村山昇(むらやま・のぼる)
概念工作家、組織・人事コンサルタント、キャリア・ポートレートコンサルティング代表
企業の従業員・公務員を対象に、「プロフェッショナルシップ」(一個のプロとしての基盤意識)醸成研修、キャリア教育のプログラムを開発・実施している。
1986年慶應義塾大学経済学部卒業。プラス、日経BP社、ベネッセコーポレーション、NTTデータを経て、03年独立。94~95年イリノイ工科大学大学院研究員、07年一橋大学大学院・商学研究科にて経営学修士(MBA)取得。
著書に『プロセスにこそ価値がある』(メディアファクトリー)、『個と組織を強くする部課長の対話力』『いい仕事ができる人の考え方』(以上、ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『ぶれない「自分の仕事観」をつくるキーワード80』『“働く"をじっくりみつめなおすための18講義』『上司をマネジメント』(以上、クロスメディア・パブリッシング)、『ピカソのキャリア ゆでガエルのキャリア』(すばる舎)などがある。
概念工作家、組織・人事コンサルタント、キャリア・ポートレートコンサルティング代表
企業の従業員・公務員を対象に、「プロフェッショナルシップ」(一個のプロとしての基盤意識)醸成研修、キャリア教育のプログラムを開発・実施している。
1986年慶應義塾大学経済学部卒業。プラス、日経BP社、ベネッセコーポレーション、NTTデータを経て、03年独立。94~95年イリノイ工科大学大学院研究員、07年一橋大学大学院・商学研究科にて経営学修士(MBA)取得。
著書に『プロセスにこそ価値がある』(メディアファクトリー)、『個と組織を強くする部課長の対話力』『いい仕事ができる人の考え方』(以上、ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『ぶれない「自分の仕事観」をつくるキーワード80』『“働く"をじっくりみつめなおすための18講義』『上司をマネジメント』(以上、クロスメディア・パブリッシング)、『ピカソのキャリア ゆでガエルのキャリア』(すばる舎)などがある。
登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2012/11/30)
- 発売日 : 2012/11/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 212ページ
- ISBN-10 : 4492557253
- ISBN-13 : 978-4492557259
- Amazon 売れ筋ランキング: - 219,641位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 6,836位ビジネス実用本
- カスタマーレビュー:
著者について
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キャリア・ポートレートコンサルティング代表。人財教育コンサルタント。概念工作家。
企業の従業員・公務員を対象に、「プロフェッショナルシップ(一個のプロとしての基盤意識)醸成研修」、「コンセプチュアル思考研修」、キャリア開発研修、管理職研修等のプログラムを開発・実施している。
ビジネスホームページ https://www.careerportrait.biz
1986年慶應義塾大学・経済学部卒業。プラス、日経BP社、ベネッセコーポレーション、NTTデータを経て、03年独立。
94-95年イリノイ工科大学大学院「Institute of Design」(米・シカゴ)研究員、07年一橋大学大学院・商学研究科にて経営学修士(MBA)取得。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2015年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読みたいと思って安価ですぐに入手できてよかったと思っています。
2015年4月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
哲学者のように思考し、科学者のように整理、まとめる。
人生の概念図とリスクについてのマンダラ図は、うなる。
曖昧なもの、人生において普遍げ不変なテーマについて、コクの思考を鍛えるワークショップをしてみると視界が開けたような、ある種の悟りの感覚を得られるのでは?
おすすめです。
人生の概念図とリスクについてのマンダラ図は、うなる。
曖昧なもの、人生において普遍げ不変なテーマについて、コクの思考を鍛えるワークショップをしてみると視界が開けたような、ある種の悟りの感覚を得られるのでは?
おすすめです。
2013年8月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作者の著書はこれで2冊目だが、相変わらず、着想点が面白い。
多くの企業では、ロジカルシンキングを推奨しており、基本的には「キレ」であるロジカルシンキングと視点の客観性を重視される。でも、現場の人間は、どこか違和感を感じていたのでは無いだろうか?なぜ、マーケティングリサーチも行い、科学的な分析を行った様々なマーケティング施策を行っても、なぜ売れないのか。なぜロジカルに説明しても、人に自分の想いが伝わらないのか。と言った疑問に見事に本書は回答している。
もちろん、作者はロジカルシンキングを否定しているのではなく、「キレ」と「コク」を行き来することにより、より大きな視点を持つことを推奨している。端的に言えば、「キレ」だけで終わるのでは無く、お前はどう思うのか!これを探求する力が必要だと言っているのである。
多くのビジネス書は読んでも、感銘はするが、明日からどうしたら良いのか?と言ったことが書かれていない。しかし本書では、後半に多くの演習が載せられているので、直ぐにでも実践できる。日々の会議や提案書作りなどに応用することも可能だ。決して大げさな事を始めるのではなく、ちょっと視点を変えて、議論してみる事から始めるのが大切だと思われる。自分が部門長であれば、部下に対して「どうして君はそう思うんだい?」と投げかけるだけでも「コク」の思考法が開始できるはずだ。
そう言った意味でも、本書はこれから部下を持つ新人管理職向けに最適な教科書となるし、また、経営者(特に新規ビジネスを始める)に取っても最適な指南書と言える。
多くの企業では、ロジカルシンキングを推奨しており、基本的には「キレ」であるロジカルシンキングと視点の客観性を重視される。でも、現場の人間は、どこか違和感を感じていたのでは無いだろうか?なぜ、マーケティングリサーチも行い、科学的な分析を行った様々なマーケティング施策を行っても、なぜ売れないのか。なぜロジカルに説明しても、人に自分の想いが伝わらないのか。と言った疑問に見事に本書は回答している。
もちろん、作者はロジカルシンキングを否定しているのではなく、「キレ」と「コク」を行き来することにより、より大きな視点を持つことを推奨している。端的に言えば、「キレ」だけで終わるのでは無く、お前はどう思うのか!これを探求する力が必要だと言っているのである。
多くのビジネス書は読んでも、感銘はするが、明日からどうしたら良いのか?と言ったことが書かれていない。しかし本書では、後半に多くの演習が載せられているので、直ぐにでも実践できる。日々の会議や提案書作りなどに応用することも可能だ。決して大げさな事を始めるのではなく、ちょっと視点を変えて、議論してみる事から始めるのが大切だと思われる。自分が部門長であれば、部下に対して「どうして君はそう思うんだい?」と投げかけるだけでも「コク」の思考法が開始できるはずだ。
そう言った意味でも、本書はこれから部下を持つ新人管理職向けに最適な教科書となるし、また、経営者(特に新規ビジネスを始める)に取っても最適な指南書と言える。
2014年12月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本に書き込み無くと謳っていましたが、随所に書き込みがありました。正しい情報で謳うようにお願いします。
2014年3月4日に日本でレビュー済み
社会に出て風にさらされた時に必要と思うものはきっと、
ロジカルシンキングだったり、フレームワークだったりするのでは
ないだろうか?わたしもそう思って、その方向に自分を追いやってきた気がする。
しかし、すべてがそれで解決するかというとそうではないし、
そのロジカルシンキングで何かを圧倒できるかと言ってもそうではない。
世間でよく言われるのは、ロジカルだけでなく感情だと。
ロジカル、そしてエモーション。
この図式は見る。
でも、そうではなく、もっと腑に落ちたのが本書の
コク<ー>キレ
の図式である。
このことをここまで明解に書いている書籍はあるのだろうか。
ついついキレの方向に思考を研ぎすませていくビジネスマンは多いはず。
しかし研ぎすませた結果、豊かな発想、持続して発展する決断に
辿り着くのだろうか。
この書籍は恐らく20代の若者が読んだところで「なるほどな」という程度にしか得られない。
味わいとは何ぞやという事を知り、様々な文化に自ら興味を抱く
ようになった30代以上には最良の刺激になるのではないだろうか。
曖昧とした伝えることが難しいことを、的確に、そして熱量をもって
表現できている本書は、価値のある一冊だと思う。
ロジカルシンキングだったり、フレームワークだったりするのでは
ないだろうか?わたしもそう思って、その方向に自分を追いやってきた気がする。
しかし、すべてがそれで解決するかというとそうではないし、
そのロジカルシンキングで何かを圧倒できるかと言ってもそうではない。
世間でよく言われるのは、ロジカルだけでなく感情だと。
ロジカル、そしてエモーション。
この図式は見る。
でも、そうではなく、もっと腑に落ちたのが本書の
コク<ー>キレ
の図式である。
このことをここまで明解に書いている書籍はあるのだろうか。
ついついキレの方向に思考を研ぎすませていくビジネスマンは多いはず。
しかし研ぎすませた結果、豊かな発想、持続して発展する決断に
辿り着くのだろうか。
この書籍は恐らく20代の若者が読んだところで「なるほどな」という程度にしか得られない。
味わいとは何ぞやという事を知り、様々な文化に自ら興味を抱く
ようになった30代以上には最良の刺激になるのではないだろうか。
曖昧とした伝えることが難しいことを、的確に、そして熱量をもって
表現できている本書は、価値のある一冊だと思う。
2017年2月4日に日本でレビュー済み
筆者の主張する、「キレの思考とコクの思考を行き来して考える事の重要性」には前々から気づいていたが、
コクの思考を分かりやすく書いている点で、読む価値がある本だと私は感じた。
ただ働いて感じるのは、会社で求められるのはキレの思考であり、本当にコクが求められるのは経営層か、一部のクリエーターなのだろうと感じる
コクの思考を分かりやすく書いている点で、読む価値がある本だと私は感じた。
ただ働いて感じるのは、会社で求められるのはキレの思考であり、本当にコクが求められるのは経営層か、一部のクリエーターなのだろうと感じる
2016年3月11日に日本でレビュー済み
「「キレ」の思考は「能力」の問題に属し、「コク」の思考は「存在」の問題に属する」
ファイナンスやマーケティングなど分析ばかりで間違った方向に向かってしまうと指摘されがちのビジネス教育に問題を感じていた頃、本書に出会った。分析思考をキレと表現し、個人の味わいや色などをコクを表現するのは、うまいと感じた。概念図も多く、事例も的確で非常にわかりやすい。
キレ、コクの指摘はジャーナリストや評論家も指摘するところだが、本書はこの現象を深く洞察しており、なぜそうなのか、ではどうしたらいいのか、などを読者にも考えさせる内容になっている。決して難しい内容ではないが、本書でいう「思考は個性」、まさに本書そのものが思考の訓練になっているようだ。
ファイナンスやマーケティングなど分析ばかりで間違った方向に向かってしまうと指摘されがちのビジネス教育に問題を感じていた頃、本書に出会った。分析思考をキレと表現し、個人の味わいや色などをコクを表現するのは、うまいと感じた。概念図も多く、事例も的確で非常にわかりやすい。
キレ、コクの指摘はジャーナリストや評論家も指摘するところだが、本書はこの現象を深く洞察しており、なぜそうなのか、ではどうしたらいいのか、などを読者にも考えさせる内容になっている。決して難しい内容ではないが、本書でいう「思考は個性」、まさに本書そのものが思考の訓練になっているようだ。