発達障がい児の保護者として
これまで色々な療育関連の本を読み漁ったが、どれも似たようなものばかり、
その中でこの本はタイトルからして衝撃的で内容も面白かった。
今までの福祉の考え方を覆された気分だ。
発達障がい児の思考や行動は
常識の枠を外れている、
うちの息子など、常識どころか
絵日記さえ用紙内に収まらず、毎回周りに画用紙を継ぎ足しして書いている。
彼らは常識の枠を外れているのではなく、
枠にとらわれない考えかたをしているだけなのだと思う。
著者は、彼らに負けぬ程の柔軟な発想で、
次々に放課後デイや福祉業界に今までにないものを取り入れていく。
読んでいるこっちがスカッとするぐらい、福祉の古い概念を叩き切っていく。
しかも、
愛する息子(自閉症)の将来が、かかっているので彼は本気なのである。
発達障がいと診断されたばかりの
これからどう育てていきたいか悩んでいる人、
療育を詰め込みすぎて疲れ果てている人、
ぜひこの本を手にとってみて。
心にストンと落ちるものがあるはず。
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療育なんかいらない!: 発達障害キッズの子育ては、周りがあわせたほうがうまくいく (実用単行本) 単行本 – 2016/10/20
佐藤 典雅
(著)
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発達障害の子育ての常識がひっくり返る!
「療育」とは発達障害の子が社会に適応するための「訓練」。
療育に象徴されるように、発達障害の子どもを取り巻く環境は、社会の常識や枠組みに組み込もうとするものばかり。
だから子どもには負荷がかかり、親は子育てがストレスになる。
川崎市で発達障害の子の放課後等デイサービスを運営する著者のもとには、毎月百人ほどの保護者が発達障害の子育て相談にやってくる。
相談にのっていて一番気になるのは、保護者が一様に暗く、疲れていること。
「こうあるべき」という親自身の子どもへの願望や、世間で流布されている子育ての常識の枠にわが子をはめ込もうとしてはまらず、思い詰めているケースがほとんどだという。
本書は、そんな保護者に対して著者がいつも答えるように、マツコデラッックスばりのユーモアたっぷりの一刀両断トークで、縛られがちな発達障害の子育ての常識や固定観念を次々とブチ壊し、読者にポジティブな気づきを与えていく。
著者の息子・自閉症児「がっちゃん」の破天荒な日常エピソードをコミックで織り交ぜながら、
発達障害の子育てをエンジョイするまったく新しい方法を提案します!
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だから子どもには負荷がかかり、親は子育てがストレスになる。
川崎市で発達障害の子の放課後等デイサービスを運営する著者のもとには、毎月百人ほどの保護者が発達障害の子育て相談にやってくる。
相談にのっていて一番気になるのは、保護者が一様に暗く、疲れていること。
「こうあるべき」という親自身の子どもへの願望や、世間で流布されている子育ての常識の枠にわが子をはめ込もうとしてはまらず、思い詰めているケースがほとんどだという。
本書は、そんな保護者に対して著者がいつも答えるように、マツコデラッックスばりのユーモアたっぷりの一刀両断トークで、縛られがちな発達障害の子育ての常識や固定観念を次々とブチ壊し、読者にポジティブな気づきを与えていく。
著者の息子・自閉症児「がっちゃん」の破天荒な日常エピソードをコミックで織り交ぜながら、
発達障害の子育てをエンジョイするまったく新しい方法を提案します!
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2016/10/20
- 寸法13.1 x 1.5 x 18.8 cm
- ISBN-104093108536
- ISBN-13978-4093108539
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2016/10/20)
- 発売日 : 2016/10/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 192ページ
- ISBN-10 : 4093108536
- ISBN-13 : 978-4093108539
- 寸法 : 13.1 x 1.5 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 324,672位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 704位学校教育ノンフィクション
- - 1,019位障害児教育
- - 3,117位その他の語学・教育関連書籍
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2016年10月26日に日本でレビュー済み
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2016年11月14日に日本でレビュー済み
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発達障害というより、自閉症から見た療育を語っている印象を受けました。
児の原因だけではなく、親の養育力が不足などで支援に至るケースはそれぞれです。題名だけとって、「療育なんか」と思われるのは悲しいことです。
自己肯定感と家族の理解が1番という点は納得ですが、行動療法についての見解などは、少し決めつけ過ぎだと思いました。
面白かったダサいという福祉業界ですが、福祉業界に限らず、日本全体がそのような風潮があるのではないかと思います。
児の原因だけではなく、親の養育力が不足などで支援に至るケースはそれぞれです。題名だけとって、「療育なんか」と思われるのは悲しいことです。
自己肯定感と家族の理解が1番という点は納得ですが、行動療法についての見解などは、少し決めつけ過ぎだと思いました。
面白かったダサいという福祉業界ですが、福祉業界に限らず、日本全体がそのような風潮があるのではないかと思います。
2017年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルにショックを受けている方が多いようですが、発達障害に向き合う必要のある方なら一度は読むべき本だと思います。
著者はただ議論を吹っ掛けたいという輩とは違い、9年間最先端とされるアメリカで療育を受けてきた結果として言っているわけで、その意見には聞くだけの価値は十分あるような気がします。。
だって、なかなかいないですよね。そんな人。なかなかできない事ですよね。
その辺の療育センターのドクターだってアメリカまで行って学んだ人ってそうそういないと思う。
それだけ療育に打ち込んだ結果としてのタイトルの言葉がある。これはもう、立派に一つの意見だと思います。
『自閉症児』というだけでみんな同じでしょうか?個性もそれぞれ。育てている親の職業、年収、考え方、みなそれぞれに違います。だから療育にはまる親がいていいように、『療育なんかいらない』という親がいたっていいのではないかと思います。
個性個性とは口で言いながら、結局は均一、均質を求めている学校教育から『めでたく』あぶれた子供たちなのです。
もっともっといろんな考え方があっていいのではないですか?親だって様々な考え方を許容するようでなくては。
選択肢は多い方がいい。考え方は多様な方がいい。そしてできれば楽しくやれた方がいい。
療育賛成派の方も、何となく療育してる方も、こうした意見に触れることは療育について考える良い機会になると思います。
それだけのパンチのある本だと思います。
「スタッフがミニスカートはいたっていいじゃないか」「療育は何かというと千代紙でダサい」
なるほどな、ぷふふ。と吹き出してしまいました。さすがキャスキッドソン。
こういう言いたい事言ってる感じもいいですよね。
ある障碍者の方が、「障碍者に理解のある人でも、自分に性欲があるという事を知るとドン引きされる」って言ってました。
人として当然のことでも言えない。障碍者やその家族は聖者じゃないといけないような圧力。
それだって差別なんですよね。
よく考えたら、発達障害の人って、ビルゲイツやアインシュタはインやエジソンなんかも含んでいるわけであって。
療育が目指している「みんなと同じ」を追いかけることで才能をつぶされる場合もありそうな気がします。
療育にはまる人もいる。いらないという人もいる。どちらが正しいも正しくないも無いと思います。
だって発達障害云々以前に人間なんだし。人間なんて人それぞれだと思います。
著者はただ議論を吹っ掛けたいという輩とは違い、9年間最先端とされるアメリカで療育を受けてきた結果として言っているわけで、その意見には聞くだけの価値は十分あるような気がします。。
だって、なかなかいないですよね。そんな人。なかなかできない事ですよね。
その辺の療育センターのドクターだってアメリカまで行って学んだ人ってそうそういないと思う。
それだけ療育に打ち込んだ結果としてのタイトルの言葉がある。これはもう、立派に一つの意見だと思います。
『自閉症児』というだけでみんな同じでしょうか?個性もそれぞれ。育てている親の職業、年収、考え方、みなそれぞれに違います。だから療育にはまる親がいていいように、『療育なんかいらない』という親がいたっていいのではないかと思います。
個性個性とは口で言いながら、結局は均一、均質を求めている学校教育から『めでたく』あぶれた子供たちなのです。
もっともっといろんな考え方があっていいのではないですか?親だって様々な考え方を許容するようでなくては。
選択肢は多い方がいい。考え方は多様な方がいい。そしてできれば楽しくやれた方がいい。
療育賛成派の方も、何となく療育してる方も、こうした意見に触れることは療育について考える良い機会になると思います。
それだけのパンチのある本だと思います。
「スタッフがミニスカートはいたっていいじゃないか」「療育は何かというと千代紙でダサい」
なるほどな、ぷふふ。と吹き出してしまいました。さすがキャスキッドソン。
こういう言いたい事言ってる感じもいいですよね。
ある障碍者の方が、「障碍者に理解のある人でも、自分に性欲があるという事を知るとドン引きされる」って言ってました。
人として当然のことでも言えない。障碍者やその家族は聖者じゃないといけないような圧力。
それだって差別なんですよね。
よく考えたら、発達障害の人って、ビルゲイツやアインシュタはインやエジソンなんかも含んでいるわけであって。
療育が目指している「みんなと同じ」を追いかけることで才能をつぶされる場合もありそうな気がします。
療育にはまる人もいる。いらないという人もいる。どちらが正しいも正しくないも無いと思います。
だって発達障害云々以前に人間なんだし。人間なんて人それぞれだと思います。
2017年1月14日に日本でレビュー済み
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療育真っただ中の、五歳の娘がいます。
タイトルはストレートですが、無責任な発言では決してありません。
著者は実際、療育の最先端のアメリカで、息子さんと9年間、
一生懸命されてきた方です。
熱心になるあまり、子供を、そして親自身を息苦しくしてしまう、
そんな過剰な状況にハッと気付けた一冊でした。
タイトルはストレートですが、無責任な発言では決してありません。
著者は実際、療育の最先端のアメリカで、息子さんと9年間、
一生懸命されてきた方です。
熱心になるあまり、子供を、そして親自身を息苦しくしてしまう、
そんな過剰な状況にハッと気付けた一冊でした。
2021年5月4日に日本でレビュー済み
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否定する部分なんてこれっぽっちもなく、「まさにその通り!」の一冊。この本を出版した時代に書いたのはとてもすごい。今でも受け入れられない方が沢山いる中、この当時は今より批判がすごかったんじゃないかな?
ぼく自身も全く同じ価値観なので、起業し世界を変えていきたい
ぼく自身も全く同じ価値観なので、起業し世界を変えていきたい
2022年7月19日に日本でレビュー済み
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個人の偏った考えばかり。
資金のかけ方など部分的に理解できるところもあるけれど、療育や支援に携わる人としては自分勝手甚だしい。
特に、女性職員に対する考えはセクハラそのもの。
あと既存の療育施設はダサいとの言だが、チラッと写っている著者の手掛ける施設のセンスも大概である。
資金のかけ方など部分的に理解できるところもあるけれど、療育や支援に携わる人としては自分勝手甚だしい。
特に、女性職員に対する考えはセクハラそのもの。
あと既存の療育施設はダサいとの言だが、チラッと写っている著者の手掛ける施設のセンスも大概である。
2020年1月31日に日本でレビュー済み
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放課後デイで管理者として働いています。
久々にこんなに面白いと思う本に出会いました。
型にはまらず、常識的に捉われずすごく共感でき、勉強になりました。というのも何が正しいのかは子供達が結果で証明してくれることで、正解はなどはなかなかわかりません。自分の考え方が正しいとは思いませんが、著者のこういった考え方も今の子供達には必要だと思います。
読めば読むほど『うんうん』と頷き、クスクス笑ってしまっていました。
久々にこんなに面白いと思う本に出会いました。
型にはまらず、常識的に捉われずすごく共感でき、勉強になりました。というのも何が正しいのかは子供達が結果で証明してくれることで、正解はなどはなかなかわかりません。自分の考え方が正しいとは思いませんが、著者のこういった考え方も今の子供達には必要だと思います。
読めば読むほど『うんうん』と頷き、クスクス笑ってしまっていました。
2016年11月24日に日本でレビュー済み
いくつか、そうかなぁ??と思う点と、そうだそうだ!!と思う点とありました。
そうかなl??と思う点としては、自閉症の親の方が専門家よりもわかっているというような考え方です。実は、自閉症といっても一括りにはできず、一人ひとり違いますよね。どのお子さんに対しても「自閉症は」とか「自閉症だから」と言ってしまうのは、その子には当てはまってもそうではないこともあるので、おすすめできません。ですので、ご自身のお子さんのことは、親御さんが一番の専門家であるけれど、それを他の子にあてはめてしまうのは危険かなぁと思うんですね。
ABAなどのセラピーについても、ご自身が見聞きしたセラピーだけを指してABA自体が問題だというようなご指摘があることが気になりました。もちろん、ABAと称して本に書かれているようなセラピーをしている実態はありますけれど。そうでない、しっかりとした専門性を持ったABAもあるということも知っていただきたいなぁと思いました。
巷には、療育という言葉を使った怪しい商売がいっぱいあります。発達障害は儲かると思っている人たちがいるんです。そういう人が療育を名乗っているので、こんな誤解を受けてしまうんでしょうね。
自閉症のお子さんをとてもユニークな視点で捉えられ、お子さんの良いところを伸ばし、いきいきと生活できるような子育てを支援したいという考え方や、子どもを型にあてはめるのではなく、周囲が合わせていくことで楽になるという考え方はとても共感しました。
お子さんのさまざまな不思議な行動を面白おかしく表現され、宇宙人だという解釈で見守られている点も素晴らしいと思います。が、それを片付けたり掃除をしたりされるのは、奥様ですよね。奥様は、どう感じていらっしゃるんでしょうか?現実の生活と少し離れているように感じました。
将来のことも大切です。でも、毎日の日々の生活を心地良く過ごしたいというのも事実です。お子さん本人だけでなく、家族や周囲の人にとっても心地よい生活であることが大切です。
一部だけを切り取るのではなく、全体を、過去から現在、未来までの一生をそして、その時々をどう心地良く過ごすのか、この本のように単純ではないのではないかなぁという感想を持ちました。
そうかなl??と思う点としては、自閉症の親の方が専門家よりもわかっているというような考え方です。実は、自閉症といっても一括りにはできず、一人ひとり違いますよね。どのお子さんに対しても「自閉症は」とか「自閉症だから」と言ってしまうのは、その子には当てはまってもそうではないこともあるので、おすすめできません。ですので、ご自身のお子さんのことは、親御さんが一番の専門家であるけれど、それを他の子にあてはめてしまうのは危険かなぁと思うんですね。
ABAなどのセラピーについても、ご自身が見聞きしたセラピーだけを指してABA自体が問題だというようなご指摘があることが気になりました。もちろん、ABAと称して本に書かれているようなセラピーをしている実態はありますけれど。そうでない、しっかりとした専門性を持ったABAもあるということも知っていただきたいなぁと思いました。
巷には、療育という言葉を使った怪しい商売がいっぱいあります。発達障害は儲かると思っている人たちがいるんです。そういう人が療育を名乗っているので、こんな誤解を受けてしまうんでしょうね。
自閉症のお子さんをとてもユニークな視点で捉えられ、お子さんの良いところを伸ばし、いきいきと生活できるような子育てを支援したいという考え方や、子どもを型にあてはめるのではなく、周囲が合わせていくことで楽になるという考え方はとても共感しました。
お子さんのさまざまな不思議な行動を面白おかしく表現され、宇宙人だという解釈で見守られている点も素晴らしいと思います。が、それを片付けたり掃除をしたりされるのは、奥様ですよね。奥様は、どう感じていらっしゃるんでしょうか?現実の生活と少し離れているように感じました。
将来のことも大切です。でも、毎日の日々の生活を心地良く過ごしたいというのも事実です。お子さん本人だけでなく、家族や周囲の人にとっても心地よい生活であることが大切です。
一部だけを切り取るのではなく、全体を、過去から現在、未来までの一生をそして、その時々をどう心地良く過ごすのか、この本のように単純ではないのではないかなぁという感想を持ちました。