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幕末 維新の暗号(上) 群像写真はなぜ撮られ、そして抹殺されたのか (祥伝社文庫) 文庫 – 2011/6/9
加治 将一
(著)
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- 本の長さ296ページ
- 言語日本語
- 出版社祥伝社
- 発売日2011/6/9
- ISBN-104396336659
- ISBN-13978-4396336653
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登録情報
- 出版社 : 祥伝社 (2011/6/9)
- 発売日 : 2011/6/9
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 296ページ
- ISBN-10 : 4396336659
- ISBN-13 : 978-4396336653
- Amazon 売れ筋ランキング: - 100,215位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 198位祥伝社文庫
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年11月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オランダ出身の宣教師、グイド=フルベッキは
幕末に佐賀藩で私塾を開き、大隈重信などを育てました。
その塾生たちとの集合写真に写っているのは、
実は一堂に会するのが不思議なほどの著名な志士たち、
との書き込みがあり、その写真は”フルベッキ写真”と呼ばれ、
著者を投影した主人公はその謎解きに身を投じていきます。
p105 の大隈重信は確かにそっくりとは思いますが、
p17 の小松帯刀(眉)も p47 の勝海舟(耳)も
かなりはっきりと別人と考えられ、
思い込みが目をくらませることがよく分かりました。
”髷を結うと目が細くなる“との指摘も、
小松帯刀が髷髪で大きな目をしているのを見ると
とても信じられなくなります。
ただ、佐賀藩が楠木正成信仰が盛んで、
横井小楠も江藤南白(新平)も
楠木正成由来の名乗りをしていた、というのは
勉強になりました。
本書を信ずるか否かはさておき、
丁寧に調べた時代背景は充分に楽しめます。
幕末に佐賀藩で私塾を開き、大隈重信などを育てました。
その塾生たちとの集合写真に写っているのは、
実は一堂に会するのが不思議なほどの著名な志士たち、
との書き込みがあり、その写真は”フルベッキ写真”と呼ばれ、
著者を投影した主人公はその謎解きに身を投じていきます。
p105 の大隈重信は確かにそっくりとは思いますが、
p17 の小松帯刀(眉)も p47 の勝海舟(耳)も
かなりはっきりと別人と考えられ、
思い込みが目をくらませることがよく分かりました。
”髷を結うと目が細くなる“との指摘も、
小松帯刀が髷髪で大きな目をしているのを見ると
とても信じられなくなります。
ただ、佐賀藩が楠木正成信仰が盛んで、
横井小楠も江藤南白(新平)も
楠木正成由来の名乗りをしていた、というのは
勉強になりました。
本書を信ずるか否かはさておき、
丁寧に調べた時代背景は充分に楽しめます。
2022年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こんな面白い歴史本を読んだのは久しぶりでした。日本の歴史に対する見方が変わりました。
2019年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
せっかく面白く読んでいたのに上下巻とも誤字脱字が目立つ。急にしらけますね。非常に残念。
2015年12月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小説としては、もっとズバリと断定的に歴史を刻み、偶然の出会い等の演出をやらないと、リズム感が出ません。
と、だけ書いて、黙って星を五つつけておく方がメッセージ性はあったかもしれませんが
もう少し「応援」メッセージを書かせていただきます。
この作者の本を黙って買って読んでみてください、と、人に薦めております。
歴史小説であれ、歴史書にすると非常に面倒なので小説の体裁をとっただけのものであれ
過去のことですから、事の真偽だけにこだわると不毛ループに陥りがちです。
個々の事実の証明を今からやるのは、とんでもなく大変なことで
いくらやっても完全な証明も否定も困難です。
それでも歴史はあり
今日の私たちが生きる世界の
土台になっています。
まず、一度、作者の「視点」に立ってみて
細部の否定や信仰に走らず
自分で歴史を編集してみてください
そうか、そういわれれば、常識として語られている話は
どうにも説得力がない、といくつも発見があるはずですよ
この本は、考えるきっかけを与えてくれるはずです。
徳川政権を倒して天皇制を敷いたのですから
北朝であれ、南朝であれ、建武中興をたたえるのは当たり前
そこが本質とは考えませんが
短期間に組織をまとめ
国を創ってしまうのは大変なことです。
欧米列強がアフリカ、アジアと
次々に仕掛けてきて日本に順番が
回ってきた時期の話です。
この作者の視点は
むしろ、そういう話があったと
考える方が、常識化された
幕末物語よりもはるかに自然です。
と、だけ書いて、黙って星を五つつけておく方がメッセージ性はあったかもしれませんが
もう少し「応援」メッセージを書かせていただきます。
この作者の本を黙って買って読んでみてください、と、人に薦めております。
歴史小説であれ、歴史書にすると非常に面倒なので小説の体裁をとっただけのものであれ
過去のことですから、事の真偽だけにこだわると不毛ループに陥りがちです。
個々の事実の証明を今からやるのは、とんでもなく大変なことで
いくらやっても完全な証明も否定も困難です。
それでも歴史はあり
今日の私たちが生きる世界の
土台になっています。
まず、一度、作者の「視点」に立ってみて
細部の否定や信仰に走らず
自分で歴史を編集してみてください
そうか、そういわれれば、常識として語られている話は
どうにも説得力がない、といくつも発見があるはずですよ
この本は、考えるきっかけを与えてくれるはずです。
徳川政権を倒して天皇制を敷いたのですから
北朝であれ、南朝であれ、建武中興をたたえるのは当たり前
そこが本質とは考えませんが
短期間に組織をまとめ
国を創ってしまうのは大変なことです。
欧米列強がアフリカ、アジアと
次々に仕掛けてきて日本に順番が
回ってきた時期の話です。
この作者の視点は
むしろ、そういう話があったと
考える方が、常識化された
幕末物語よりもはるかに自然です。
2020年10月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
丁寧に丁寧に人物を追っている。当時、この方々は、何が大切であったのか?偉人とは思えない。生き抜こうとした精神や考えや行動は、現代人と何ら変わらないと思えました。
2020年12月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
学校の歴史の授業ではこんなこと教えてもらえませんでした。こんなことを教えて貰えるなら、次の授業が待ち遠しくてたまらなかったことでしょう。そして本当のことを全部知ることは出来ないとしても、本当のことを見つける楽しさと、調べもしないでそのまま信じることの怖さを、教えて貰えたことでしょう。蛇足かもしれませんが、『進化論は大嘘だ』と一言付け加えさせてください。
2019年3月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
幕末維新好きは是非読んでみて下さい。賛否は各自の判断に任すます。目から鱗、歴史は勝者が作り変える事を理解しました。