言いたいことはよく分かります。
業界の体質・現状、役所の体質・現状、そういうものを正したいと思うからこその著者の活動なのでしょう。
しかし、一般報道や建築の情報をある程度得ている人間にとっては、ほとんど有用性はないと思いました。
一番最初に紹介されている極めて杜撰な物件でも、業者の糾弾も必要でしょうが、数千万円もの買い物をするのに床下や屋根裏を見もしない消費者のほうに、私は疑問を持ちました。
第三者監理などというものは、そういう低レベルの消費者が存在しないと成り立たない仕事なのでしょうか?
評論家タイプの典型だと思いました。

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偽装建築国家 単行本 – 2007/12/1
岩山 健一
(著)
- 本の長さ171ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2007/12/1
- ISBN-104062143658
- ISBN-13978-4062143653
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2007/12/1)
- 発売日 : 2007/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 171ページ
- ISBN-10 : 4062143658
- ISBN-13 : 978-4062143653
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,555,568位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,705位建築・土木工学
- - 124,426位ビジネス・経済 (本)
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2015年9月28日に日本でレビュー済み
中古住宅に関心があり、欠陥住宅について調べるために読んでみました。
この本は旧態依然とした建築業界の悪しき習慣を批判し、新しい仕組み(第三者機関)を提案する本です。筆者は元々建築業界で仕事をされていたそうですが、消費者を蔑ろにする業界に憤りを感じ、独立して欠陥住宅の専門家となったそうです。消費者は守られるべきで、そのためには第三者による調査を行い、場合によっては裁判で責任の所在をはっきりさせるべきだというのが筆者の主張です。
私は建築に関して門外漢なので、参考になる点が2点ありました。
1つ目は、建築に使用する部材の国土交通大臣認定制度の問題点。消費者からすると、大臣認定を受けた建築部材は質的に優れていると感じます。しかし、大臣認定品は必ずしも質的に優れていることを示すわけではないそうです。
2つ目は、住宅の瑕疵に対する保証をバックアップする保証機関の問題点。保証する範囲が極めて限られており、消費者保護として十分な機能を有していないそうです。
どちらの指摘も筆者の経験に基づいて断定的に語られているので、他の客観的な資料でもう少し検証する必要があると感じました。
とはいえ、「認定」や「保証」という言葉を過信せず、そんな言葉の裏にも欠陥が隠されているかもしれないという視点を与えてくれた本でした。
この本は旧態依然とした建築業界の悪しき習慣を批判し、新しい仕組み(第三者機関)を提案する本です。筆者は元々建築業界で仕事をされていたそうですが、消費者を蔑ろにする業界に憤りを感じ、独立して欠陥住宅の専門家となったそうです。消費者は守られるべきで、そのためには第三者による調査を行い、場合によっては裁判で責任の所在をはっきりさせるべきだというのが筆者の主張です。
私は建築に関して門外漢なので、参考になる点が2点ありました。
1つ目は、建築に使用する部材の国土交通大臣認定制度の問題点。消費者からすると、大臣認定を受けた建築部材は質的に優れていると感じます。しかし、大臣認定品は必ずしも質的に優れていることを示すわけではないそうです。
2つ目は、住宅の瑕疵に対する保証をバックアップする保証機関の問題点。保証する範囲が極めて限られており、消費者保護として十分な機能を有していないそうです。
どちらの指摘も筆者の経験に基づいて断定的に語られているので、他の客観的な資料でもう少し検証する必要があると感じました。
とはいえ、「認定」や「保証」という言葉を過信せず、そんな言葉の裏にも欠陥が隠されているかもしれないという視点を与えてくれた本でした。