遊星からの物体X ユニバーサル思い出の復刻版 ブルーレイ [Blu-ray]
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フォーマット | 色, ワイドスクリーン, ドルビー, DTS Stereo |
コントリビュータ | ビル・ランカスター, トーマス・ウェイツ, カート・ラッセル, T.K.カーター, A・ウィルフォード・ブリムリー, ジョン・カーペンター, リチャード・ダイサート |
言語 | 英語, 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 49 分 |
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商品の説明
ジョン・カーペンター監督×カート・ラッセル主演の傑作ホラーが
日本オリジナル仕様ブルーレイで発売!
フジテレビ『ゴールデン洋画劇場』(1985年11月30日放送)版日本語吹替音声収録!
劇場公開時の映画チラシを使用した日本オリジナルデザインアウターケース仕様
●劇場公開時の映画チラシを使用した日本オリジナルデザインアウターケース仕様
●近代映画社刊「スクリーン」の劇場公開時掲載記事等を凝縮したオリジナルブックレット(8P)封入(アウターケースサイズ)
●フジテレビ『ゴールデン洋画劇場』(1985年11月30日放送)版日本語吹替音声収録!
※TV放送版の日本語吹替音声は、TV放送吹替を主に、吹替が存在しない部分は英語音声+字幕になります。
【ストーリー】
その恐怖は一匹の犬から始まった。
見渡す限り氷に囲まれた白銀の大雪原をヘリコプターに追われて逃げる犬は、アメリカの南極観測基地へと辿りつく。
ヘリコプターを操縦するノルウエー隊員が銃を乱射したため、アメリカ隊員はやむおえず彼を撃ち殺すが、
やがて、ノルウエー隊員が異状に錯乱していた理由が明らかになる。
なんと犬の正体は10万年前に地球に飛来したエイリアンだったのだ!
接触するものを体内に取り込むエイリアンは、巧みに人間の姿に変身、吹雪に閉ざされた基地内で、隊員たちは互いに疑心暗鬼になっていく。
そんな中、彼らは挙動不審なマクレディ(カート・ラッセル)をエイリアンではないかと疑うが・・。
【キャスト】
フレディ … カート・ラッセル(津嘉山正種)
ブレア … A・ウィルフォード・ブリムリー(富田耕生)
フックス … ジョン・ポリス(納谷悟朗)
ウィンドウズ … トーマス・G・ウェイツ(池田秀一)
ドクター・コッパー … リチャード・ダイサート(宮川洋一)
ギャリー … ドナルド・モファット(柳生博)
※日本語吹替(TV放送版)
【スタッフ】
監督:ジョン・カーペンター/製作:デヴィッド・フォスター、ローレンス・ターマン、ラリー・フランコ/原作: ジョン・W・キャンベル・Jr
(C) 1982 Universal Studios. All Rights Reserved.
※映像特典、商品仕様、ジャケット写真などは予告無く変更となる場合がございます。
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語 : 英語, 日本語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 140 g
- EAN : 4988102576783
- 監督 : ジョン・カーペンター
- メディア形式 : 色, ワイドスクリーン, ドルビー, DTS Stereo
- 時間 : 1 時間 49 分
- 発売日 : 2017/11/8
- 出演 : カート・ラッセル, A・ウィルフォード・ブリムリー, T.K.カーター, リチャード・ダイサート, トーマス・ウェイツ
- 字幕: : 英語, 日本語
- 言語 : 英語 (Dolby Digital 5.1), 日本語 (DTS 5.1)
- 販売元 : NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
- ASIN : B074TCNMQB
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 24,850位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 487位外国のホラー映画
- - 2,694位ブルーレイ 外国映画
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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出演∶カート・ラッセル、A・ウィルフォード・ブリムリー、ドナルド・モファット、リチャード・ダイサート、キース・デイヴィッド、デヴィッド・クレノン、チャールズ・ハラハン、ピーター・マローニー、ジョエル・ポリス、T・K・カーター、リチャード・メイサー、トーマス・G・ウェイツ、ノルベルト・ヴァイサー、ラリー・J・フランコ
ノルウェー隊の犬=ジェド〈クレジットなし〉
コンピュータ音声=エイドリアン・バーボー〈クレジットなし〉
監督:ジョン・カーペンター
SFホラー映画の傑作として名高い作品だが、その原作となったSF短編小説『影が行く(Who Goes There ?)』の存在と、作者のジョン·W·キャンベルの名前は、中学か高校の頃から知っていた。キャンベルは、SF作家としては高名ではない。作家としてよりも、アメリカSF黎明期の1930年代後半から'40年代まで、SF雑誌「アスタウンディング」の編集長として、R.A.ハインライン、I.アシモフ、A.E.ヴァン·ヴォークトら大物SF作家を育てた男として有名でした。
中·高校生時代、熱烈な海外SF小説ファンだったので、数々の作品の「あとがき·解説」の中で、名編集長キャンベルの名と、その著作『影が行く』のタイトルはお馴染みでした。(記憶が曖昧だが、たぶん小説『影が行く』は読んでいない。侵略ものの古典として、内容は知っていたが…) だから、1982年に本作が封切られた時は、喜び勇んで映画館に足を運んだものです。
まだ、現在のような精巧なCG技術が、映画に取り入れられるよりだいぶ前の時代。当時は、ゾンビものを中心に、グロテスクな特殊メイクを駆使したスプラッター系のホラー映画·残酷映画が流行っていた。そんな時に登場した本作。最新特殊メイクによるヌラヌラ·グチョグチョのクリーチャーが、スピーディに、自由自在に蠢き回るサマは、実に斬新でエキサイティングであった。(いや、今見てもなかなかのものだと思う)
本作の最初の映画化は、1951年製作の『遊星よりの物体X』(ハワード·ホークス製作)。そちらでは、"物体X"は、犬や登場人物そっくりに変身したりせず、実体をなかなかハッキリ見せずにサスペンスを高めてゆく作りになっており、むしろ『エイリアン(第1作)』に似ている。おそらく当時の特撮技術では、"物体X"が、犬や人間の体を取り込んで同化して、瓜二つのニセモノに変身してゆく様子は描けなかったのだろう。'82年版は、最新技術で、原作を忠実に映像化したかったようだ。
[物語] 1982年、南極大陸。ノルウェー基地のヘリが雪原を駆ける1匹の犬を追って、アメリカの観測基地へ現れた。銃や手投げ弾を使って犬を殺そうとした二人のノルウェー人のうち一人は、手投げ弾の投げミスで爆死。銃を乱射し続け、米隊員を負傷させたもう一人は、米基地隊長ギャリー(モファット)に射殺される。犬は無事に保護され、米基地に落ち着く。
何があったのかを究明するため、ノルウェー隊の基地へ向かったヘリ操縦士マクレディ(ラッセル)らが見つけたものは、焼け落ちた建物、喉を切り裂いた隊員の自殺死体、何かが埋まっていたと思しき氷塊、そして異様に変形した不気味な生物の焼死体……。マクレディらは残されていた記録フィルムと異形の焼死体を持ち帰る。
その夜、犬舎のけたたましい騒ぎに隊員らが駆けつけると、保護された犬がグロテスクに変形し、他の犬たちを襲って体内に取り込もうとしていた。肥大化した"生き物"は、隊員らに火炎放射器で退治されるが、何かが一体、屋根裏に滑り込んで逃げ出してしまう。
ノルウェー基地から持ち帰った謎の焼死体と資料を分析した生物学者ブレア(ブリムリー)は、ある結論に達する。太古の昔、南極に不時着した異星生物が、ノルウェー隊に氷層から掘り出され、冷凍から蘇ったのだ。他の生物を体内に取り込んで、同化して瓜二つの個体に変身した"生き物"になるのだ。この生物が南極を出て、人間社会に放たれたら、地球は恐るべき速さで侵略されてしまう。
パニックに陥ったブレアは、誰も南極から出られないようにしようと取り憑かれたように暴れ出す。皆はブレアを取り押さえ、監禁するが、すでにヘリや雪上車や無線機は破壊されていた。ブレアの説を信じた隊員たちだが、犬と一緒にいた飼育係のクラーク(メイサー)を始め、すでに"生き物"に取り込まれている可能性のある者がいることに思い当たる。疑心暗鬼に捕らわれた隊員たちの悪夢の日々が始まった……!!
最初、この映画を観に行った時、流行に便乗したスプラッター系·ゾンビ系のゲテモノ映画を想像していた。確かにグロいが、さすがは『ハロウィン』の鬼才カーペンター監督、単なるコケおどしのゲテモノでなく、ハイテンションなサスペンス映画として申し分ない傑作であった。'51年版よりも、こちらの方が原作のストーリーに忠実なようだ。
だが決して'51年版が悪いわけではない。「未知の地球外生命の発見に目がくらみ、生命体の保存·培養に走ろうとする科学者」vs.「人類の存亡の危機を予感し、地球外生命体を抹殺しようとする軍人」という対立の構図を設定したことは、実に面白い。生命体(物体X)がなかなか実体を見せないパターンと相まって、のちの『エイリアン』などの元ネタになっているのではないだろうか。女性を含むメンバーと閉鎖空間の舞台設定も『エイリアン』に継承されている。('82年版『遊星からの物体X』には、女優が出てこない(笑))
[余談] この『物体X』と似たタイプの侵略ものSF映画を思い出しました。ジャック·フィニィのSF小説『盗まれた街(The Body Snatchers)』が原作で、『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』などの邦題で4度も映画化された作品。街の人々が、瓜二つの容貌を持つ"侵略者"に次々とすり替わってゆく話で、それに気がついた主人公の恐怖の体験を描く物語だ。小説『盗まれた街』は'55年の発表なので、'51年版映画『遊星よりの物体X』の原作『影が行く』に触発されたのかも……。
このBlu-rayでは、そんな名作の隅々まで?知ることができる特典が豊富で…
公開当時、映画館でファーストコンタクトを果たした方や、テレビでファーストコンタクトされた方々は…また特別な感動ができるんだろうなぁ(羨ましい)
でも、Blu-rayで自宅で気軽に感動できる自分は恵まれてますね!!
■画質:コーデックはVC-1ですが、画質はバツグンにいいと感じます。他の方がレビューされてます北米シャウトファクトリー盤と比較すると劣ってるのかもしれませんが、この日本盤でも十二分に画質は満足できると思います。
■音質:英語音声はdts-HD-MAで大迫力。そして本BD最大のウリである、「ゴールデン洋画劇場」の吹き替えですが、欠落部があるのはマイナスポイントですが、クリアに聞き取れ何らストレスなく本作品を堪能できます。
■特典:LDから購入されている方なら今更な感もありますが、DVDにもあったドキュメンタリーや本編映像にも監督と俳優のコメンタリーなどボリューム満点。個人的にうれしいのは手書き風フォント、いわゆるシネマフォントと通常フォントが選択できるのがうれしいです。
ドキュメンタリーでは、カーペンター監督や、カート・ラッセルが当時を回顧する形になっており、特筆すべきはメイクを担当した、ロブ・ボッティンの回顧録でしょう。彼のデザインしたエイリアンはグロテスクで恐ろしいのに、なぜか美しいと思わせる造形ですよね?
特典ドキュメンタリーでも触れられてますが、本作品は82年の封切り時にはコケた作品でした。しかしながら年数が経つにつれ、再評価され今では侵略SFの傑作的な位置にあります。恐らくは、ボッティンの独創的なエイリアンが人々の想像をはるかに超えていて、かつ人間不信という緊張感の塊のようなストーリーが当時の観客には受けなかったのでしょう。
私も小学生の時にゴールデン洋画劇場で本作品と遭遇したクチですが、嫌悪感で最後まで見る事ができませんでした。その位、この作品のテーマである疑心暗鬼に心底恐怖したのです。
最後に本作の監督のジョン・カーペンター監督は世間的にはB級映画の監督のイメージが強いかと思いますが、数々の映画を撮り、脚本おろか音楽まで作曲するといった多彩な監督で、私は偉大な映像作家だと認識している。この方は数年後に全く違う視点からエイリアンの侵略映画を撮っている。言わずもがな「ゼイリブ」ですが、こちらの作品も大いにオススメする次第です。
B級映画の神、ジョン・カーペンターの最高傑作であり、閉鎖空間を舞台にした密室サスペンス(しかもお色気要員が出ない)の金字塔と呼べる。
あの異形なクリーチャーをデザインしたのは後に『ロボコップ』や『トータルリコール』で特殊メイクを担当することになるロブ・ボッティンである。
そりゃグロくてゲロゲロなモンスターのオンパレードなわけだ。『犬』をデザインしたのはスタン・ウィンストンという有名エピソードがあったり興味深い。
欲しい欲しいと探すもDVD、ブルーレイと何故か日本語吹替が収録されておらず不満が募った。
以前の思い出の復刻版はテレビ放送当時の映像(しかも4:3サイズ)をそのまま使う手抜きっぷりで今や違う意味でプレミア的な価値がある。
ゴールデン洋画劇場版の吹替(3分ほど字幕に切り替わるが)を収録したブルーレイが満を持して発売され当然のように予約。
主役のマックを津嘉山正種氏が頼れるタフガイを熱演、ギャリー隊長は柳生博氏、物体の侵略を予測して狂ってしまうブレアを富田耕生氏、マックと対立するチャイルズを屋良有作氏、そして納谷悟朗氏が「何の冗談だ?」と言わんばかりにモブキャラの吹替を担当する。
納谷氏なら威厳のある隊長が似合うが、ギャリーは胡散臭さと小物っぽさが特徴だから柳生氏じゃないと出せないかなと思ったりする。
ある人物が正体を現すシーン。原音だと慌てふためいているだけで大した感じはしないが、吹替はアドリブなのか阿鼻叫喚の地獄絵図みたいになっていて見ているだけで笑える。
その後の「焼け! 生き返るぞ! さっさと殺せ!」はあまりにも酷い。
全編通して流れる不気味かつ不安を煽るスコアを担当したのは巨匠エンニオ・モリコーネ御大である。