地方の商店街の問題を感情移入しやすい表現で書かれた作品。街をみる視点に変化を与えてくれた。
必ずしも、本書に書かれている商店街の活性化事業が、街という多くの主体者の求める総論的答えだとは思わないが、思いを持って活動してる人達が報われるような社会にデザインするよう世の中を変えていかねばと読み終えた時に考えた。
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メガネと放蕩娘 単行本 – 2017/11/17
山内 マリコ
(著)
とある地方都市で市役所勤めをしているタカコ。
彼女の実家は商店街にあるウチダ書店だが、最近、客足は途絶えっぱなし。
かつて栄えていたこの商店街は、いまやシャッター街も同然なのだ。
そんな瀕死の商店街に、10代で家を出たタカコの妹、ショーコが突然帰ってきた。
臨月のお腹を抱えて……。
東京でカリスマ店員として働いていたショーコが、商店街再興を目指して動き始める。
託児所の企画、商店街をあげてのファッションショー、大学生ステイ受け入れや、マンスリーショップの運営。
商店街で生まれたショーコの娘、街子も商店街とともにすくすく育っていく。
ショーコの活躍で一時的に賑わいを取り戻したかに見えた商店街だったが、それも束の間。
個人の努力ではどうにもならない、思いもよらぬ結末が待ち受けていた。
山内さんが地元、富山の商店街を徹底取材。
なぜ商店街がさびれていくのか、それを止めるためにどんなことができるのかを
真摯に考えながら書いた、社会派エンタメ小説です。
彼女の実家は商店街にあるウチダ書店だが、最近、客足は途絶えっぱなし。
かつて栄えていたこの商店街は、いまやシャッター街も同然なのだ。
そんな瀕死の商店街に、10代で家を出たタカコの妹、ショーコが突然帰ってきた。
臨月のお腹を抱えて……。
東京でカリスマ店員として働いていたショーコが、商店街再興を目指して動き始める。
託児所の企画、商店街をあげてのファッションショー、大学生ステイ受け入れや、マンスリーショップの運営。
商店街で生まれたショーコの娘、街子も商店街とともにすくすく育っていく。
ショーコの活躍で一時的に賑わいを取り戻したかに見えた商店街だったが、それも束の間。
個人の努力ではどうにもならない、思いもよらぬ結末が待ち受けていた。
山内さんが地元、富山の商店街を徹底取材。
なぜ商店街がさびれていくのか、それを止めるためにどんなことができるのかを
真摯に考えながら書いた、社会派エンタメ小説です。
- 本の長さ250ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2017/11/17
- ISBN-104163907505
- ISBN-13978-4163907505
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2017/11/17)
- 発売日 : 2017/11/17
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 250ページ
- ISBN-10 : 4163907505
- ISBN-13 : 978-4163907505
- Amazon 売れ筋ランキング: - 946,568位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 499位経済・社会小説 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
星5つ中3.8つ
5つのうち3.8つ
28グローバルレーティング
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2018年1月14日に日本でレビュー済みAmazonで購入新聞の書評を見て購読。山内マリ子という作家さんはうっすらとしか知らなかったし、そんなに期待してた訳でもなかったけど、ドタバタ地域活性化コメディとして楽しく一気に読めた。どっかのテレビ局が実写化しそうな気がする。
- 2017年12月3日に日本でレビュー済みシャッターが下りた店がほとんどの、地元の商店街。。
身に覚えがありすぎて、思わず手にとりました。
冒頭から、シャッター商店街ができあがるまでや、
なぜなかなか現状を変えられないのかなどの仕組みがわかってすごくおもしろくて、
姉妹のドラマにもがつんと引き込まれました。
「なんとかしたい」と思っている人が確かにいるのに、
実際に変化を起こし定着させるのがどれだけ難しいか。
それをしっかり踏まえて書かれているために、
すごく楽しく読みすすめていきつつも、
なんだか夢見がちな展開だなという印象が一切ないのもよかった。
若者・馬鹿者・よそ者それぞれが、それぞれらしい観点で
試行錯誤しながら街を変えていく様にワクワクしました。
街っていいなあ。街には元気でいてほしいなあ。と素直に思います。
それが都会でも地方でも、心に”地元”を持つすべての人に読んでほしい1冊!
- 2019年1月5日に日本でレビュー済みAmazonで購入作者のネタが「地元の田舎」しかなくて、マンネリ化しているように感じた。そろそろ地元の田舎ネタから脱却して次のステージに行って欲しい。
- 2020年6月13日に日本でレビュー済みAmazonで購入山内マリコさんの本を読むのは初めてでした。某ファッション誌の企画でフェミニズム本の紹介をされていて、軽快なのにグイグイと引っ張るような自信に溢れた文章が良いなと思い、著作を拝読した次第です。
さて、舞台は地方都市にあるアーケード商店街。性格が正反対の姉妹が出てくるところがいいですね、シャッター街になってしまった商店街をなんとか再生させようと、市役所やら近所の大学のゼミ生の力やらを借りながら奮闘します。
純粋な成功譚と言うわけではなく、寂れた商店街ならではの嫌なところが見えてしまったり。
読みやすい本で、私は一日で読み切りました。読後はモヤっとしますね、これで良かったのかな…
- 2017年12月30日に日本でレビュー済みおしゃれアラサー女子小説を書く人みたいなイメージで作者の名前は知っていたけど、中年に差し掛かったオジサンとしてはイマイチ手が伸びなかった。が、今回は商店街が舞台と多少のダサさも感じ思わず手に取った。
どうせお洒落なカフェが出てきて、商店街が活性化しました、みたいな話なんだろ〜とまったく期待していなかったけど、主人公姉妹のキャラが魅力的で、小説世界に引き込まれた。
めちゃくちゃ軽〜い読み味なので全然ストレスを感じないが、地方都市に対する洞察が深い(と私は感じました)。ラストも活性化成功!でもなく、かといって失敗した苦味でもない第三の道が示されているのもいい。
いままでお洒落イメージだけで山内マリコを敬遠してたけど、反省。他の作品も読んでみたいと思わせるほど面白かった!
- 2018年4月28日に日本でレビュー済み初めての作家の初めての作品を読了。タイトルとはかけ離れた内容です。ある地方の街の寂れた商店街を活性化させようと、主人公の女子やその妹や、街の男子や大学の関係者等が色々なアイディアや企画を考えていくという前向きで元気になる小説です。
- 2018年3月7日に日本でレビュー済みきちんと取材したことを下地に書いていることが分かる。地元の「中心」商店街を考えても、いちいち当てはまる。そうだよな~、地元でもこれだけ人がいないのに、路面店で30万の家賃はないだろ、と思うよ。展開はありきたりかも知れないが、面白い。サクサクっと読めて最後はいい気分になる。実際はそううまくいかないんだろうけど。これはNHK当たりで10時ドラマ化されるかな? それぐらい映像化にぴったりの作品。★一つの人はそもそも途中で読むのやめればいいんだよ。私はよくある。んで、売っぱらう。