Jam & Lewisがプロデュースした4枚目から6枚目までが余りにも有名はグループだが、ヴォーカル&インストゥルメンタル・グループとして輝いていたのは3枚目のアルバムまでだと個人的に思っているので、
Jam & Lewisが関わらない本サルバムはどんな音を聴かせてくれるのかなぁと期待に胸膨らませてプレイボタンを押したところ、予想通りと言うかほぼNew Jack Swing一色。
リリースされた89年(ライナーノーツには90年と記載されているがこれは間違い)と言えばNew Jack Swingが大流行していた事もあり、まぁそうなるのも致し方なしなんでしょうが、チョット残念。
でもよく聴いてみると、ミソもクソもNew Jack Swingを取り入れていたアルバムの中ではかなりイケてる方だと思う。
メンバーはJason Bryant(Keyboards & Vocals)、Chandra Currelley(Lead & Background Vocals)、Fredi Grace(Lead & Background Vocals)、Bruno Speight(Lead Guitar)、Abdul Raoof(Trumpet & Lead vocals)、
Marcus Williams(Drums & Percussion)、Kurt Mitchell(Bass)。但し、ジャケットにはMarcusとKurtが写っていない。次作"One Of Many Nights"では2人とも脱退しているので、本アルバム録音時までは在籍していていたからかも。
サポートミュージシャンについてはジャケットにクレジットされていないので不明。
収録曲は以下の通り。プロデューサーはCurtis Williams(1、2、3、5曲目)、Eban Kelly & Jimi Rudolph(4、6、9曲目)、Jason Bryant & Sigidi(7、8曲目)が担当。
01.I'm Still Missing Your Love・・・ファーストシングル。ビルボードのソウルチャート最高位7位を記録
02.Goldmine
03.Do You Love Me?・・・サードシングル。残念ながらチャートインせず
04.Men Don't Cry
05.One Lover
06.Secret Wish・・・セカンドシングル。最高位38位
07.Hold Out
08.Get Out Of My Life
09.Crossfire (Parts ⅠAndⅡ)
Bonus Tracks
10.I'm Still Missing Your Love(12"Mix)
11.I'm Still Missing Your Love(Edit Dub Ver.)
12.Secret Wish(Edit Ver.)
やっぱり一番耳に残る曲はヒットした"I'm Still Missing Your Love"。超売れ線のミディアムファンク。リードヴォーカルを取るChandraがかなり歌える人で個人的にはMary Davisより好きです。
同系統の曲が5曲目まで続きますが、中で女性2人が代わる代わるヴォーカルを取る"Men Don't Cry"が疾走感あってカッコイイですねぇ。
ダンサブルナンバーでは"Crossfire (Parts ⅠAndⅡ)"がアルバムの中最も異色でファンキー。止せばいいのに決してお上手とは言えないAbdul Raoofがリードヴォーカルを取っているんのがチト難点か。
ミディアム、スロウ系は"Secret Wish"と"Hold Out"の2曲。"Hold Out"はブラコン風ラブバラッドでフック部分が素晴らしい。かなり売れ線なのに何故かシングルカットされず。勿体ない。