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新版 宮澤賢治 愛のうた 単行本 – 2018/4/24
生涯独身で、その恋心は妹や親友に向けられたと解釈されることの多い聖人・宮澤賢治。しかし彼には相思相愛の女性がいました。
お互い結婚を考えながらも叶うことのなかった悲しい恋。本書はその顛末を、『春と修羅』をはじめとする詩の数々に封じこめられた切実な恋心を読み解きながら、明らかにしていきます。
誰もが知る詩「永訣の朝」や童話「やまなし」「銀河鉄道の夜」などに隠された苦しい恋の片鱗に気づくとき、これまでとは違う「人間・宮澤賢治」が、生き生きと立ち現れてきます。
岩手の自然と風土を知り尽くすエッセイストが、約100年の時を越えて開封する、胸がしめつけられるほど切なく美しい、愛の物語です。
お互い結婚を考えながらも叶うことのなかった悲しい恋。本書はその顛末を、『春と修羅』をはじめとする詩の数々に封じこめられた切実な恋心を読み解きながら、明らかにしていきます。
誰もが知る詩「永訣の朝」や童話「やまなし」「銀河鉄道の夜」などに隠された苦しい恋の片鱗に気づくとき、これまでとは違う「人間・宮澤賢治」が、生き生きと立ち現れてきます。
岩手の自然と風土を知り尽くすエッセイストが、約100年の時を越えて開封する、胸がしめつけられるほど切なく美しい、愛の物語です。
- 本の長さ244ページ
- 言語日本語
- 出版社夕書房
- 発売日2018/4/24
- 寸法14 x 2 x 19.5 cm
- ISBN-10490917902X
- ISBN-13978-4909179029
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商品の説明
著者について
1960年、岩手県盛岡市生まれ。作家、エッセイスト。岩手大学農学部修士課程終了。絵本のテキストも多く手がける。著書にエッセイ集『虫のつぶやき聞こえたよ』(白水社、第38回日本エッセイスト賞受賞)、『親子で読みたい「宮沢賢治」 心を育てる名作ガイド』(PHP文庫)、『かまきりとしましまあおむし』(農文協)など。絵本に『わたしのあかちゃん』『みつけたよ さわったよ にわのむし』(福音館書店)などがある。岩手県紫波郡在住。
1988年、東京都生まれ。イラストレーター、デザイナー。桑沢デザイン研究所卒業。出版、広告、WEBなど多方面で活動。第83回毎日広告デザイン賞最高賞受賞(2016年)。東京都在住。
1988年、東京都生まれ。イラストレーター、デザイナー。桑沢デザイン研究所卒業。出版、広告、WEBなど多方面で活動。第83回毎日広告デザイン賞最高賞受賞(2016年)。東京都在住。
登録情報
- 出版社 : 夕書房 (2018/4/24)
- 発売日 : 2018/4/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 244ページ
- ISBN-10 : 490917902X
- ISBN-13 : 978-4909179029
- 寸法 : 14 x 2 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 374,678位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 33,015位文芸作品
- - 57,126位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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澤口たまみ(さわぐち・たまみ)
エッセイスト・絵本作家。1960年、岩手県盛岡市生まれ。
1990年『虫のつぶやき聞こえたよ』(白水社)で日本エッセイストクラブ賞。
2017年『わたしのこねこ』(絵・あずみ虫、福音館書店)で産経児童出版文化賞美術賞を受ける。
かがく絵本のテキストを書き、宮澤賢治の後輩として作品を読み解く。
宮澤賢治は相思相愛の恋を経験しており、その恋を母音で韻を踏む言葉に隠していたと考えている。
ヒゲダンスも弾いていたベーシスト石澤由松と、言葉を音楽にのせる「Voice&Music」CDを自主制作する。
岩手県紫波町在住。
イメージ付きのレビュー

5 星
ようやく「賢治に相思相愛の恋人がいた」という定説への道がひらけた
澤口たまみさんが書いて、2010年に出版された『宮澤賢治 愛のうた』 (もりおか文庫)は魚乃目三太さんのマンガ『宮沢賢治の食卓』に(蕎麦屋に生まれた恋人を登場させる)影響を与えました。もちろん、澤口さんは近所の蕎麦屋の娘で、花城小学校(賢治とヤス、二人の母校)の代用教員だった恋人大畠ヤスを2018年に出版した『新版 宮澤賢治 愛のうた』でも紹介。その存在は地元の研究者、故佐藤勝治さんが1981年に新発見し、全集の年表への掲載を検討されたものの、ボツになっていたが(双方の遺族に配慮?)、ようやく「定説」への道がひらけたわけです。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年12月24日に日本でレビュー済み
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この本が刊行されてまもなく、幸運にもその存在を知ってすぐ購入し、読んで深い感銘を受けました。宮澤賢治の作品がこれを読む前と後ではまるで違った輝きを放ち出したことにも驚きを禁じ得ませんでした。賢治の恋人の存在に関する考察は仮説というレベルではなく、真実を伝える説得力に満ちています。当時長文のレビューをこちらに書かせていただきましたが、思い入れが強すぎ、自分の幼稚さも禍して、この本の内容に否定的な向きへのあてつけのような記述もあり、かえって著者へご迷惑がかかるかもと考え削除しました。他の方のレビューが私の思いを代弁してくれてもいますし、過去の記述に関しては一介の読者として反省している次第です。その後、しばらく賢治作品からは何故か遠ざかっておりましたが、また読みたくなりました。作品は今も鮮烈に生きています。
2021年9月2日に日本でレビュー済み
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宮沢賢治へのイメージが生き生きとよみがえってきます。今までの賢治さんの姿よりもとてもリアルに伝わり感銘を受けました。
2019年6月29日に日本でレビュー済み
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読み終わった直後に、ウェブサイト「宮沢賢治の詩の世界」でとんでもない情報に接することになりました。これまでヤスの結婚相手は「土沢出身の医師・及川修一」とされていたのが、「大迫出身の旅館業・及川末太郎」だったということです。そして、1924年6月14日、及川末太郎と及川ヤスは横浜から加賀丸に乗船し、6月
2018年10月24日に日本でレビュー済み
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私はいま整形外科で通院治療を受けております。
広いガラス窓から燦々と秋の陽射しが入る理学治療室内で器械による外科治療を受けながら、『愛のうた』をゆっくりとした気持で読ませていただいております。
今日は、風が吹く種山が原でヤスさんと賢治さんの二人並んで立っている情景の頁を、一字一句、噛みしめながら、二人の交差する感情を推し測りながら、読ませていただきました。
そして、大好きな鹿踊りがますます好きになりました。
二人の魂は今でも生き続けているような確信みたいなものを感じたのです。
天国のヤスさん、賢治さん。
作者の澤口たまみさんの作品『愛のうた』を世界に羽ばたく本にしてください。
広いガラス窓から燦々と秋の陽射しが入る理学治療室内で器械による外科治療を受けながら、『愛のうた』をゆっくりとした気持で読ませていただいております。
今日は、風が吹く種山が原でヤスさんと賢治さんの二人並んで立っている情景の頁を、一字一句、噛みしめながら、二人の交差する感情を推し測りながら、読ませていただきました。
そして、大好きな鹿踊りがますます好きになりました。
二人の魂は今でも生き続けているような確信みたいなものを感じたのです。
天国のヤスさん、賢治さん。
作者の澤口たまみさんの作品『愛のうた』を世界に羽ばたく本にしてください。
2018年12月19日に日本でレビュー済み
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澤口たまみさんが書いて、2010年に出版された『宮澤賢治 愛のうた』 (もりおか文庫)は魚乃目三太さんのマンガ『宮沢賢治の食卓』に(蕎麦屋に生まれた恋人を登場させる)影響を与えました。もちろん、澤口さんは近所の蕎麦屋の娘で、花城小学校(賢治とヤス、二人の母校)の代用教員だった恋人大畠ヤスを2018年に出版した『新版 宮澤賢治 愛のうた』でも紹介。その存在は地元の研究者、故佐藤勝治さんが1981年に新発見し、全集の年表への掲載を検討されたものの、ボツになっていたが(双方の遺族に配慮?)、ようやく「定説」への道がひらけたわけです。

澤口たまみさんが書いて、2010年に出版された『宮澤賢治 愛のうた』 (もりおか文庫)は魚乃目三太さんのマンガ『宮沢賢治の食卓』に(蕎麦屋に生まれた恋人を登場させる)影響を与えました。もちろん、澤口さんは近所の蕎麦屋の娘で、花城小学校(賢治とヤス、二人の母校)の代用教員だった恋人大畠ヤスを2018年に出版した『新版 宮澤賢治 愛のうた』でも紹介。その存在は地元の研究者、故佐藤勝治さんが1981年に新発見し、全集の年表への掲載を検討されたものの、ボツになっていたが(双方の遺族に配慮?)、ようやく「定説」への道がひらけたわけです。
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2018年5月24日に日本でレビュー済み
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宮澤賢治さんの書かれたものの本当の意味がはじめてわかり、心から納得しました。この本をきっかけに、賢治さんの作品をはじめからもう一度読み直し、書かれていることの意味を心底かみしめています。この本を読んで、「さびしさや風のさなかにも鳥はその巣を、、、」の部分が「雨ニモマケズ」の手帳で赤く×が記されている理由も深々とわかりました。毎日見る景色がこの本を読んでからすっかり変わりました。賢治さんのほんとうの気持ちを澤口さんが著作にしてくださり、本当にありがたく、感謝の気持ちで一杯です。
2019年1月17日に日本でレビュー済み
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今まで自分が持っていた宮澤賢治のイメージが変わってしまった。詩の解釈までも。
2022年8月22日に日本でレビュー済み
本作の次作として著者は『宮澤賢治 百年の謎解き ペーパーバック –』を出版したが、本作で主張した内容を大きく変更している。著者の主張は一体何なのだろうかと理解に苦しむ。