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ロシア語だけの青春: ミールに通った日々 単行本 – 2018/3/17
黒田龍之助
(著)
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購入オプションとあわせ買い
外国語を学ぶ楽しさを語らせたら右に出る者はいない黒田龍之助先生の最新エッセイ。ロシア語学習にいそしむ変な高校生が人気語学教師になるまでの厳しくも楽しい「ミール・ロシア語研究所」での修行の日々を軽妙に綴る。
[著者紹介・編集担当者より]
外国語の教授法で「他のやり方は知らない」と黒田先生が断言するミールメソッドとは? 今は無き伝説のスパルタ学校「ミール・ロシア語研究所」の厳しくも学び甲斐あるメソッドの全てをお披露目します! 「上達のためのたった一つの確かな方法、それは止めないこと」など、ミールで学び、教える中で培った外国語学習者にとっての黒田先生の金言が満載。ロシア語以外の外国語を学ぶ人にとっても、絶対に読んで楽しい、ためになる一冊です!ちなみに私も
ミールで学んだ一人ですが、黒田先生の試験の答案用紙見て、出来の違いに愕然。
[著者紹介・編集担当者より]
外国語の教授法で「他のやり方は知らない」と黒田先生が断言するミールメソッドとは? 今は無き伝説のスパルタ学校「ミール・ロシア語研究所」の厳しくも学び甲斐あるメソッドの全てをお披露目します! 「上達のためのたった一つの確かな方法、それは止めないこと」など、ミールで学び、教える中で培った外国語学習者にとっての黒田先生の金言が満載。ロシア語以外の外国語を学ぶ人にとっても、絶対に読んで楽しい、ためになる一冊です!ちなみに私も
ミールで学んだ一人ですが、黒田先生の試験の答案用紙見て、出来の違いに愕然。
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社現代書館
- 発売日2018/3/17
- 寸法12.8 x 1.5 x 19 cm
- ISBN-104768458289
- ISBN-13978-4768458280
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商品の説明
著者について
1964年生まれ。上智大学外国語学ロシア語学科卒、東京大学大学院修了。東京工業大学助教授(ロシア語)、明治大学助教授(英語)を歴任。NHKロシア語講師としてテレビ・ラジオに出演。現在は専攻言語にとらわれないという意味でのフリーランス語学教師。著書に『羊皮紙に眠る文字たち』『外国語の水曜日』『その他の外国語』『ロシア語の余白』『チェコ語の隙間』(以上、現代書館)、『ぼくたちの英語』(三修社)、『はじめての言語学』(講談社現代新書)、『ポケットに外国語を』(ちくま文庫)等多数。
登録情報
- 出版社 : 現代書館 (2018/3/17)
- 発売日 : 2018/3/17
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 192ページ
- ISBN-10 : 4768458289
- ISBN-13 : 978-4768458280
- 寸法 : 12.8 x 1.5 x 19 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 352,908位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年10月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ロシア語の本棚で見つけたので気になって購入し、一気に読んでしまいました。文字も発音も難しい言葉ですが、高校生の頃から自分で学校を探してミールで学んだ経験は外国語を学ぶ王道だと思いました。先生が骨身を削るような教育を一貫して続け、見返りのためでなく学びたい生徒の姿は、理想の教育とは何かと考えさせられました。
2022年8月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
語学学習の本質をついた内容が明確に示されている優れた本です。何度も読み返したくなる本です。
2021年7月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白い。
黒田龍之介という青年がたどる、ロシア語と共に歩んだ青春の日々が、真面目さとコメディを織り混ぜて描かれている。
氏だけではなく、彼を取り巻くユニークな人物も数多く登場し、氏が彼ら彼女らから様々な影響を受けながら成長する様子がユーモラスだ。
外国語の上達させる唯一の方法はやめないこと。
という、氏の一言も金言だ。
今はスマホやYouTubeなどで「ド素人」が手軽に「教鞭」を垂れ流す下品な時代だ。
そんな時代に快刀乱麻を断つが如く現れたのが本書である。
語学は単なる道具ではない。
根気と熱意を失わず、同時に「無駄なく無理なく調子よく」、そして、気長に続けること、つまり「継続は力なり」が必要になる。
下手だろうが上手かろうがはさして問題ではなく、好きであること。
「登ってゆく坂の上の青い空に、もし一朶の雲があるとすれば、それのみを目指し、坂をのぼってゆくであろう」(「坂の上の雲」司馬遼太郎)。
語学に限らず、何かを好きでいることの純粋さは、大切だ。軽薄な時代に嫌気がさしている方は、読んでみる価値は十分にある。
というのが、英語と共に歩んで30年、今なお不完全なままの私の感想である。
黒田龍之介という青年がたどる、ロシア語と共に歩んだ青春の日々が、真面目さとコメディを織り混ぜて描かれている。
氏だけではなく、彼を取り巻くユニークな人物も数多く登場し、氏が彼ら彼女らから様々な影響を受けながら成長する様子がユーモラスだ。
外国語の上達させる唯一の方法はやめないこと。
という、氏の一言も金言だ。
今はスマホやYouTubeなどで「ド素人」が手軽に「教鞭」を垂れ流す下品な時代だ。
そんな時代に快刀乱麻を断つが如く現れたのが本書である。
語学は単なる道具ではない。
根気と熱意を失わず、同時に「無駄なく無理なく調子よく」、そして、気長に続けること、つまり「継続は力なり」が必要になる。
下手だろうが上手かろうがはさして問題ではなく、好きであること。
「登ってゆく坂の上の青い空に、もし一朶の雲があるとすれば、それのみを目指し、坂をのぼってゆくであろう」(「坂の上の雲」司馬遼太郎)。
語学に限らず、何かを好きでいることの純粋さは、大切だ。軽薄な時代に嫌気がさしている方は、読んでみる価値は十分にある。
というのが、英語と共に歩んで30年、今なお不完全なままの私の感想である。
2019年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ロシア語だけの青春!!何と言うタイトルでしょう。そして、その中身もタイトルと合っています。英語やドイツ語で仕事をし、そして今はフィンランド語を勉強しているので「外国語勉強の決定版」と思ってこの本を読みました。もちろんとても面白かったです。
でも、ロシア語の先生になった黒田さんと私はずいぶん違うなあと思いました。たとえば、暗記が重要なのはわかりますが、別の語学で暗記を強制されてたまらなく嫌になったことがあります。勉強の仕方も先生も変えました。
若いときからロシア語を熱心に勉強して、いまもその世界にいる黒田さんのことは参考になりました。
とにかく黒田さんの複数の本を通してロシア語に興味を持ったので、どこまで覚えられるかわかりませんが、付き合っていきたいなと思います。
でも、ロシア語の先生になった黒田さんと私はずいぶん違うなあと思いました。たとえば、暗記が重要なのはわかりますが、別の語学で暗記を強制されてたまらなく嫌になったことがあります。勉強の仕方も先生も変えました。
若いときからロシア語を熱心に勉強して、いまもその世界にいる黒田さんのことは参考になりました。
とにかく黒田さんの複数の本を通してロシア語に興味を持ったので、どこまで覚えられるかわかりませんが、付き合っていきたいなと思います。
2018年8月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ひっそりした代々木駅東口を出て、坂道をしばらく上り下りするとやがて狭い通りに出る。雑居ビルが立ち並ぶ。
正面にあるビルの細くて薄暗い階段を、ひとしきり登りつめると「その先はロシアだった・・・」
ミール・ロシア語研究所。東一夫・多喜子夫妻が主宰するロシア語塾である。
ふとしたきっかけでロシア語に興味を覚えた一高校生が、ここに足を踏み入れロシア語修業を開始する。
多喜子先生はやさしいけれど、ロシア語発音には容赦なく厳しい・・・
ロシア語教育界重鎮の一人・黒田氏が、ミールにおけるロシア語修業の日々を熱く・爽やかに物語る。
氏の説くロシア語上達法はすこぶる明快だ。「ひたすら発音、そして暗唱 他のやり方は知らない」である。
そういえば同時通訳の草分け國弘正雄も言っていた。英文をひたすら朗読する・・只管朗読が上達の秘訣だと。
語学習得には地味だけれどどうしてもやらねばならない必須の過程なのだろう。私も今日から声張り上げてアクセントを強調し、ロシア語単語の朗読に励むこととしよう。
若いころ私も青山のゲーテ・インステイチュートに二年ほど通った。会社が引けてからだったから、夏など首回りが汗でべとついていた。本書を読みながら自分のドイツ語修業の日々を懐かしく思い出した。
古風な名前から、黒田さんはもっと年配の人かと想像していたが私などよりはるかに若い。「蒲田行進曲」の 風間杜夫をよりハンサムにした感じ。今は亡き米原万理さんとの接触はなかったのだろうか。
正面にあるビルの細くて薄暗い階段を、ひとしきり登りつめると「その先はロシアだった・・・」
ミール・ロシア語研究所。東一夫・多喜子夫妻が主宰するロシア語塾である。
ふとしたきっかけでロシア語に興味を覚えた一高校生が、ここに足を踏み入れロシア語修業を開始する。
多喜子先生はやさしいけれど、ロシア語発音には容赦なく厳しい・・・
ロシア語教育界重鎮の一人・黒田氏が、ミールにおけるロシア語修業の日々を熱く・爽やかに物語る。
氏の説くロシア語上達法はすこぶる明快だ。「ひたすら発音、そして暗唱 他のやり方は知らない」である。
そういえば同時通訳の草分け國弘正雄も言っていた。英文をひたすら朗読する・・只管朗読が上達の秘訣だと。
語学習得には地味だけれどどうしてもやらねばならない必須の過程なのだろう。私も今日から声張り上げてアクセントを強調し、ロシア語単語の朗読に励むこととしよう。
若いころ私も青山のゲーテ・インステイチュートに二年ほど通った。会社が引けてからだったから、夏など首回りが汗でべとついていた。本書を読みながら自分のドイツ語修業の日々を懐かしく思い出した。
古風な名前から、黒田さんはもっと年配の人かと想像していたが私などよりはるかに若い。「蒲田行進曲」の 風間杜夫をよりハンサムにした感じ。今は亡き米原万理さんとの接触はなかったのだろうか。
2020年7月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者はロシア語教育で有名な方のようですが、私は知りませんでした。
日経新聞に著者のコラムが載っていて、著書も幾つか紹介されており、面白そうだったので一番評価の高かったこの本を選びました。
昨年からロシア語を勉強しており、ロシア語の勉強方法に興味があったので楽しく読めました。
著者がミールに通っている時にロシア語のアクセントの部分を強調する発音をよく注意されたと書いてあり、私がロシア語を勉強するにあたりアクセントのルール(少し長く、強く発音する)は知っていたもののあまり強く意識していなかったが発音練習する時は注意するようになりました。
本のすべての内容が勉強方法とは結び付かないものの、ロシア語を勉強する人には何かしら”へ~”と思わせる部分があると思います。
ロシア語を勉強していない方でも外国語を勉強している方は一度読んでみると良いと思います。
日経新聞に著者のコラムが載っていて、著書も幾つか紹介されており、面白そうだったので一番評価の高かったこの本を選びました。
昨年からロシア語を勉強しており、ロシア語の勉強方法に興味があったので楽しく読めました。
著者がミールに通っている時にロシア語のアクセントの部分を強調する発音をよく注意されたと書いてあり、私がロシア語を勉強するにあたりアクセントのルール(少し長く、強く発音する)は知っていたもののあまり強く意識していなかったが発音練習する時は注意するようになりました。
本のすべての内容が勉強方法とは結び付かないものの、ロシア語を勉強する人には何かしら”へ~”と思わせる部分があると思います。
ロシア語を勉強していない方でも外国語を勉強している方は一度読んでみると良いと思います。
2019年10月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
言語にどうしようもないほど関心があって、新しい言語を学習する喜びのために学習せずにはいられない人、そんな人って、いますよね?当評者もそんな一人です。それで、ロシア語はまだ未学習ではありますが、この本の噂をきき、アマゾンのレビューを読んで、買い、読みました。
著者のロシア語学習への、ミールというロシア語学校への、一緒に学ぶ人たちへの愛にあふれていて、これは一種の恋愛小説と言えるのではないでしょうか!もうすでに、3回くらい読んだかもしれません。初回、全部を読んでからは、ふと、「あ、そうだ、あのロシア本のあの箇所を読もう!」って感じで読み返し、自分の他言語学習のモーティベーションをキープするのです。
巷にあふれる「○○語これだけでマスター」とか「すぐ話せる○○語」なんてうたい文句のついた怪しい語学メソッドには目もくれず、老舗的教本でじっくり発音、文法から固めていくのが大好きな評者には、「ミール」という学校に通うことが出来た方々が最高に羨ましいです。そんな言語学習の喜びを感じさせてくれる本です。
著者のロシア語学習への、ミールというロシア語学校への、一緒に学ぶ人たちへの愛にあふれていて、これは一種の恋愛小説と言えるのではないでしょうか!もうすでに、3回くらい読んだかもしれません。初回、全部を読んでからは、ふと、「あ、そうだ、あのロシア本のあの箇所を読もう!」って感じで読み返し、自分の他言語学習のモーティベーションをキープするのです。
巷にあふれる「○○語これだけでマスター」とか「すぐ話せる○○語」なんてうたい文句のついた怪しい語学メソッドには目もくれず、老舗的教本でじっくり発音、文法から固めていくのが大好きな評者には、「ミール」という学校に通うことが出来た方々が最高に羨ましいです。そんな言語学習の喜びを感じさせてくれる本です。
2018年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『その他の外国語』のなかで、Mという語学学校についていずれ書きたいという一文があり、楽しみにしていた。(3ヶ月前に出ていたのですね。気がつかなくてすみません...)他の本と同じく面白くて、数時間で読み終えてしまった。Mという学校が「ミール」だったこともわかった。私はロシア語とは無縁だが、米原万里といい、黒田先生といい、ロシア語専門家に面白い文章を書ける人が出て来るのはなぜだろう?
この本で「まさにそのとおり」と感動した箇所(付箋を貼っておいた):
・自分が習った先生がカードで当てていく方法を授業に取り入れたくだりで、「教育法というのは、こうやって伝わっていく。こうやって伝わっていくものしか、わたしは信じない」
・「語彙と文法の限界は自分の限界。これを自覚するところから外国語会話は始まるのではないか」 ― 御意、でもこれを自覚できない人は多い。
・「初級段階で質問は不要、頭を一時的に空っぽにする必要がある」 ― たとえば名詞の格とは何か、という疑問にとり憑かれると先に進まない。
最近の大学では、文科省の方針で「教育法」といういうものが大手を振ってまかり通っていて、その研究をしていれば(特に英語に多い)、語学教育がうまくいくと考えられている。また、文法は適当でOK、その言語を母語とする外国人と何とか意思が通じる楽しい会話をしていれば、そのうちできるようになると本気で信じているのである!教育法なんか知らなくても、ちゃんと語学教育も学問・人間教育もできる人は絶滅危惧種になりつつある。
私自身はドイツ語をやったが、少しはましになったのは、2年生以降に教えてもらった二人の厳しい先生のおかげである。彼らの教育法はきわめて単調、伝統的だった。原文テキストを正確に日本語に訳すことを通して、文法的基礎知識をおろそかにしないこと、語彙を増やすことなどなど、語学学習のモラルを教えてもらった。どうでもいいような単語、幅広い雑学が、場合によっては非常に役に立つということも。一つの外国語を、正確に、そして真剣にやるためには大変な努力と時間を要する。黒田先生も指摘しているように、最近は暗記の重要性(語学に限らず!)が失われつつある。かわりに登場してきたのが、e-ラーニングとか、PCソフトだが、どれほど技術が発達しようが、人間の能力というものが最新機器を使ったからといって、簡単に変化するわけがない。詳細に文法を解説した教科書は敬遠され、一見簡単に習得できますよ、といったイメージを強調したカラフルな写真満載の教科書がよく売れる。悲しいことである。(先生がミール時代の古風な教科書をバイブルになさってる気持ちが手に取るようにわかります)
黒田先生の本は、昨今の傾向とは全く相容れない外国語教育に対する私の意見に自信を与えてくれた。感謝します! もう年だけど、今からでも先生にロシア語習いたいなぁ。でもドストエフスキーやプーシキンを原語で読めるようになる前に棺おけにはいっちゃうでしょうね。
この本で「まさにそのとおり」と感動した箇所(付箋を貼っておいた):
・自分が習った先生がカードで当てていく方法を授業に取り入れたくだりで、「教育法というのは、こうやって伝わっていく。こうやって伝わっていくものしか、わたしは信じない」
・「語彙と文法の限界は自分の限界。これを自覚するところから外国語会話は始まるのではないか」 ― 御意、でもこれを自覚できない人は多い。
・「初級段階で質問は不要、頭を一時的に空っぽにする必要がある」 ― たとえば名詞の格とは何か、という疑問にとり憑かれると先に進まない。
最近の大学では、文科省の方針で「教育法」といういうものが大手を振ってまかり通っていて、その研究をしていれば(特に英語に多い)、語学教育がうまくいくと考えられている。また、文法は適当でOK、その言語を母語とする外国人と何とか意思が通じる楽しい会話をしていれば、そのうちできるようになると本気で信じているのである!教育法なんか知らなくても、ちゃんと語学教育も学問・人間教育もできる人は絶滅危惧種になりつつある。
私自身はドイツ語をやったが、少しはましになったのは、2年生以降に教えてもらった二人の厳しい先生のおかげである。彼らの教育法はきわめて単調、伝統的だった。原文テキストを正確に日本語に訳すことを通して、文法的基礎知識をおろそかにしないこと、語彙を増やすことなどなど、語学学習のモラルを教えてもらった。どうでもいいような単語、幅広い雑学が、場合によっては非常に役に立つということも。一つの外国語を、正確に、そして真剣にやるためには大変な努力と時間を要する。黒田先生も指摘しているように、最近は暗記の重要性(語学に限らず!)が失われつつある。かわりに登場してきたのが、e-ラーニングとか、PCソフトだが、どれほど技術が発達しようが、人間の能力というものが最新機器を使ったからといって、簡単に変化するわけがない。詳細に文法を解説した教科書は敬遠され、一見簡単に習得できますよ、といったイメージを強調したカラフルな写真満載の教科書がよく売れる。悲しいことである。(先生がミール時代の古風な教科書をバイブルになさってる気持ちが手に取るようにわかります)
黒田先生の本は、昨今の傾向とは全く相容れない外国語教育に対する私の意見に自信を与えてくれた。感謝します! もう年だけど、今からでも先生にロシア語習いたいなぁ。でもドストエフスキーやプーシキンを原語で読めるようになる前に棺おけにはいっちゃうでしょうね。