羽生さんの例えに使う言葉は理解しやすい。人間の未来はAIとの共存。今世界が抱えている問題を解決してくれるのはAIであることを理解した。だが、最終的な判断をするのは人間であることをさとしてくれた本であった。
私は、2人の共通した点である誰もやっていないからやってみるという考え方が大好きなので、しっかり見極めた上で、自分に取り入れていきたい。
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人間の未来 AIの未来 Kindle版
10年後、100年後の世界と日本の未来を、ノーベル賞学者と国民栄誉賞棋士、最高の知性を持つ二人がとことん語り合う!iPS細胞、将棋界とAIといった二人の専門分野に加えて、「ひらめき」「勘」の正体、世界で通用する人材をつくるにはどうするか、人間は不老不死になれるかといった、人類の普遍的なテーマについても熱く討論する。
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2018/2/7
- ファイルサイズ13346 KB
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商品の説明
著者について
羽生 善治
1970年、埼玉県生まれ。将棋棋士。1985年に史上3人目の中学生プロ棋士となる。1996年には竜王、名人ほか7つのタイトルすべてを獲得。棋聖のタイトルを保持していた2017年に竜王に返り咲き、前人未到の「永世七冠」の称号を得る。2018年2月に国民栄誉賞受賞。
山中 伸弥
1962年、大阪府生まれ。神戸大学医学部卒業。大阪市立大学大学院医学研究科修了(博士)。米国グラッドストーン研究所博士研究員、京都大学再生医科学研究所教授などを経て、2010年4月から京都大学iPS細胞研究所所長。2012年、ノーベル生理学・医学賞を受賞。
1970年、埼玉県生まれ。将棋棋士。1985年に史上3人目の中学生プロ棋士となる。1996年には竜王、名人ほか7つのタイトルすべてを獲得。棋聖のタイトルを保持していた2017年に竜王に返り咲き、前人未到の「永世七冠」の称号を得る。2018年2月に国民栄誉賞受賞。
山中 伸弥
1962年、大阪府生まれ。神戸大学医学部卒業。大阪市立大学大学院医学研究科修了(博士)。米国グラッドストーン研究所博士研究員、京都大学再生医科学研究所教授などを経て、2010年4月から京都大学iPS細胞研究所所長。2012年、ノーベル生理学・医学賞を受賞。
登録情報
- ASIN : B079DLYZM5
- 出版社 : 講談社 (2018/2/7)
- 発売日 : 2018/2/7
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 13346 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 181ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 4,270位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 54位ノンフィクション (Kindleストア)
- - 1,212位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1962年大阪生まれ。1987年神戸大学医学部卒業。国立大阪病院臨床研修医(整形外科)を経て'93年大阪市立大学大学院医学研究科修了。米グラッドストーン研究所博士研究員。日本学術振興会特別研究員。大阪市立大学助手。奈良先端科学技術大学院大学助教授および教授を経て2004年より京都大学再生医科学研究所教授。2008年同大学のiPS細胞研究センター長に就任。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『iPS細胞ができた! ひろがる人類の夢(ISBN-10:4087450767)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年3月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
将棋の世界でブレイクスルーを生んでいるのは、
「ほとんど十代後半から二十代前半」と羽生棋士はいう。
AIも多くを生んでいる。
それは「人間だと絶対に選択しないような危険な手」を見つける。
AIが人間に変わって仕事が出来るかは、
「AIがどれだけ人間の勘と同じことをできるかだ」と山中先生は語る。
なぜなら今のAIは最適化が得意だからだ。
もしAI君が「iPS研究が成功する可能性は0.1%です。
研究をしない方が賢明です」と提案されたら、研究したか。
「知らぬが仏」と山中先生が話すが、これが研ぎ澄まされた勘だ。
AIは「文明を脅かす12のリスク」一つにもなっている。
AIはもろ刃の剣。役立つのか害されるにか、これからだ。
「ほとんど十代後半から二十代前半」と羽生棋士はいう。
AIも多くを生んでいる。
それは「人間だと絶対に選択しないような危険な手」を見つける。
AIが人間に変わって仕事が出来るかは、
「AIがどれだけ人間の勘と同じことをできるかだ」と山中先生は語る。
なぜなら今のAIは最適化が得意だからだ。
もしAI君が「iPS研究が成功する可能性は0.1%です。
研究をしない方が賢明です」と提案されたら、研究したか。
「知らぬが仏」と山中先生が話すが、これが研ぎ澄まされた勘だ。
AIは「文明を脅かす12のリスク」一つにもなっている。
AIはもろ刃の剣。役立つのか害されるにか、これからだ。
2018年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タモリ×山中伸弥で放送された<NHKスペシャル「シリーズ 人体」>の全7回は山中さんの分かりやすい語り口が印象的でとても面白かった。同じく、<NHKスペシャル 天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る>も羽生さんの幅広い探求心から肉薄する取材がとても面白かった。その二人の対談なので、興味を持って読んだ。
羽生さんが訪問したDeepMind社は昨年(2017年)末に「アルファ碁ゼロ」から進化した「アルファゼロ」の論文概要をアーカイブに発表した。その論文は、囲碁、将棋、チェスの全てで最強の強さを短時間で実現できるとある。羽生さんの予想以上のスピードで進化している。DeepMindは次に不完全情報のゲームに取り組むらしい。言わば、麻雀のようなゲームである。これにはFaceBookも挑戦する。
山中さんのNHKスペシャルでは、腎臓・筋肉や脂肪・骨・腸・脳などが全身に「とある物質」を配達し、必要な場所で必要な情報に反応する人体ネットワークの仕組みが興味深かった。しかも、脳を扱った第5集では「ひらめきと記憶」を、お笑い芸人で芥川賞作家でもある又吉直樹さんの脳を、世界最先端の技術で徹底的にスキャンして解明していた。こちらも予想以上に進化している。
そこまでは本書に登場しないが、人間とAIの進化および関わりを考える入門書として刺激的である。
***
最後に私の個人的な感想。
人間の未来は釈尊が体現して見せた欲界(人間社会)を超えたブッダに進化する聖者と欲界に留まる人間との存在比率で決まる。釈尊は人間がブッダに進化するまでの四段階の聖者(預流・一来・不還・阿羅漢)の特徴を丁寧に説明し、そのプロセスを進むための訓練指針(菩提分法)を明確に示した。
AIの未来も、欲界に留まる人間が開発するのか?欲界を出た聖者が開発するのかで結果は大きく異なる。欲界の煩悩(=欲界の無知)に支配される人間が開発するAIと、煩悩を消滅させる智慧(=欲界の智慧)を獲得した聖者が開発するAIの未来を比較すれば、雲泥の差になるであろう。
山中さんや羽生さんは、第一段階の聖者になっていると私は考える。二人には欲界の無知が感じられないからである。
羽生さんが訪問したDeepMind社は昨年(2017年)末に「アルファ碁ゼロ」から進化した「アルファゼロ」の論文概要をアーカイブに発表した。その論文は、囲碁、将棋、チェスの全てで最強の強さを短時間で実現できるとある。羽生さんの予想以上のスピードで進化している。DeepMindは次に不完全情報のゲームに取り組むらしい。言わば、麻雀のようなゲームである。これにはFaceBookも挑戦する。
山中さんのNHKスペシャルでは、腎臓・筋肉や脂肪・骨・腸・脳などが全身に「とある物質」を配達し、必要な場所で必要な情報に反応する人体ネットワークの仕組みが興味深かった。しかも、脳を扱った第5集では「ひらめきと記憶」を、お笑い芸人で芥川賞作家でもある又吉直樹さんの脳を、世界最先端の技術で徹底的にスキャンして解明していた。こちらも予想以上に進化している。
そこまでは本書に登場しないが、人間とAIの進化および関わりを考える入門書として刺激的である。
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最後に私の個人的な感想。
人間の未来は釈尊が体現して見せた欲界(人間社会)を超えたブッダに進化する聖者と欲界に留まる人間との存在比率で決まる。釈尊は人間がブッダに進化するまでの四段階の聖者(預流・一来・不還・阿羅漢)の特徴を丁寧に説明し、そのプロセスを進むための訓練指針(菩提分法)を明確に示した。
AIの未来も、欲界に留まる人間が開発するのか?欲界を出た聖者が開発するのかで結果は大きく異なる。欲界の煩悩(=欲界の無知)に支配される人間が開発するAIと、煩悩を消滅させる智慧(=欲界の智慧)を獲得した聖者が開発するAIの未来を比較すれば、雲泥の差になるであろう。
山中さんや羽生さんは、第一段階の聖者になっていると私は考える。二人には欲界の無知が感じられないからである。
2018年4月28日に日本でレビュー済み
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山中先生の聞き上手、羽生さんの知見の広さに心地よい流れを感じました。
2018年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最上の対談者を前にして、羽生の頭脳が全開している。将棋に絞って。
将棋AIは、時系列で処理していない。常に、一手づつリセットして判断している。なので、如何に手を省くかと云う大局観はない。
人間は、継続性・一貫性で判断する。それは、「美意識」といっても良い。だから、AIの棋譜には不自然を感じ取る。
人間は、美意識で次の手を選択しているが、AIは一手一手を確率で判断する。そして、その過程は、ブラックボックスであり意味付けするのは、人間である。
そして、人間の盲点・死角である手を指す事は可能であるが、創造性は期待できない。
そして、人間には言葉では説明できない部分がある。
将棋は、一つの局面でその殆んどの手は、「だいたい、やらねばよかった」という選択である。
ミスが非常に起こり易いゲームである。
手探りで「次は、どこに行こうかな」と、その場で何とかするケースが殆んどである。
AIと云うブラックボックスで勉強するには、「コーチ」と言う役割りが必要だろう。
「ここは、こういうふうに考えて解くんだよ」、「こういうやり方のほかに、こういう方法もあるんだよ」と云うような考え方の筋道を学ばなければ人間は、その世界についてちゃんと理解できない。
但し、「閃き」は言語化できるが、「直観」は言語化できないので伝えることができない。脳の働く部位も違う。
藤井五段は、20歳くらい迄かかる定跡やセオリーを14歳で身に付けている。
これは驚くべきことでセンスが抜群である。
弱点という粗削りな部分が見当たらない。凄く完成されている。
連勝中も、はっきり不利となって危うかった局面は、数えるほどで殆んどは圧勝であった。これは、もの凄いことである。
こういう中身を引き出させた、山中先生はさすがである。
人間は、AIから学び再チャレンジは十分可能ではないか。
創造は、人間にしか出来ない。
AIを動かすのは、人間が書いたプログラムであるからである。
将棋AIは、時系列で処理していない。常に、一手づつリセットして判断している。なので、如何に手を省くかと云う大局観はない。
人間は、継続性・一貫性で判断する。それは、「美意識」といっても良い。だから、AIの棋譜には不自然を感じ取る。
人間は、美意識で次の手を選択しているが、AIは一手一手を確率で判断する。そして、その過程は、ブラックボックスであり意味付けするのは、人間である。
そして、人間の盲点・死角である手を指す事は可能であるが、創造性は期待できない。
そして、人間には言葉では説明できない部分がある。
将棋は、一つの局面でその殆んどの手は、「だいたい、やらねばよかった」という選択である。
ミスが非常に起こり易いゲームである。
手探りで「次は、どこに行こうかな」と、その場で何とかするケースが殆んどである。
AIと云うブラックボックスで勉強するには、「コーチ」と言う役割りが必要だろう。
「ここは、こういうふうに考えて解くんだよ」、「こういうやり方のほかに、こういう方法もあるんだよ」と云うような考え方の筋道を学ばなければ人間は、その世界についてちゃんと理解できない。
但し、「閃き」は言語化できるが、「直観」は言語化できないので伝えることができない。脳の働く部位も違う。
藤井五段は、20歳くらい迄かかる定跡やセオリーを14歳で身に付けている。
これは驚くべきことでセンスが抜群である。
弱点という粗削りな部分が見当たらない。凄く完成されている。
連勝中も、はっきり不利となって危うかった局面は、数えるほどで殆んどは圧勝であった。これは、もの凄いことである。
こういう中身を引き出させた、山中先生はさすがである。
人間は、AIから学び再チャレンジは十分可能ではないか。
創造は、人間にしか出来ない。
AIを動かすのは、人間が書いたプログラムであるからである。
2018年2月25日に日本でレビュー済み
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山中先生と羽生という至高の組合せの対談集で一気読みしてしまった。勿論、iPS細胞や人工知能(AI)技術を使った将棋ソフトの話も出て来るのだが、全編"読み所"と言って良い内容で、将棋・囲碁で高いレベルの棋士同士が対局すると"美しい"棋譜が出来上がる様を想起させる素晴らしい対談集。お互いを尊敬し合っている姿も良く伝わって来た。
詳しい内容は書き切れないが、山中先生は独特のユーモア交じりで主に研究における発想法(ひらめき、勘)、失敗をチャンスと捉えて未知のものにチャレンジする精神、AI技術を使った医療診断及びゲノム編集(CRISPR-Cas9)とそれに絡む倫理問題を含む生化学研究の現状等を語る(勿論、発言は交互で章毎に片方が聞き役に回る事も多い)。一方、羽生は将棋ソフトの話に始まって、人間と将棋ソフトとの差を勘(大局観)と美意識だと語った後、山中先生と共に、今後、AIと人間とが共生して行く道を様々な観点から論じて読む者にAIの現状と今後の課題を易しく説明してくれる。本書のテーマからして、AIの専門家がコーディネーターとして必要な所を、羽生がその役目も果たしている点が凄い(NHKのAI特集番組に出演していたので、ある程度事前に知ってはいたが、AIや計算機のハードウェア・ソフトウェアに関する羽生の知識と理解能力には驚嘆した)。そして、読んでいて、お二人に共通点が多い事に自然と気付かされる。知識と経験とが十二分にありながら、時にはその知識を捨てて、未知なるものにチャレンジする飽くなき探求心である。
この他、AIと言うけれども、果たして「知能」とは何なのかという本質的問題、2045年問題に向けての今後の日本の教育のあり方、あるいは汎用人工知能(GAI)が2045年(頃)までに本当に出来るのか、といった話題が尽きない。知の巨人が共鳴し合って"美しい"棋譜を創り上げたという印象を受ける珠玉の対談集だと思った。
詳しい内容は書き切れないが、山中先生は独特のユーモア交じりで主に研究における発想法(ひらめき、勘)、失敗をチャンスと捉えて未知のものにチャレンジする精神、AI技術を使った医療診断及びゲノム編集(CRISPR-Cas9)とそれに絡む倫理問題を含む生化学研究の現状等を語る(勿論、発言は交互で章毎に片方が聞き役に回る事も多い)。一方、羽生は将棋ソフトの話に始まって、人間と将棋ソフトとの差を勘(大局観)と美意識だと語った後、山中先生と共に、今後、AIと人間とが共生して行く道を様々な観点から論じて読む者にAIの現状と今後の課題を易しく説明してくれる。本書のテーマからして、AIの専門家がコーディネーターとして必要な所を、羽生がその役目も果たしている点が凄い(NHKのAI特集番組に出演していたので、ある程度事前に知ってはいたが、AIや計算機のハードウェア・ソフトウェアに関する羽生の知識と理解能力には驚嘆した)。そして、読んでいて、お二人に共通点が多い事に自然と気付かされる。知識と経験とが十二分にありながら、時にはその知識を捨てて、未知なるものにチャレンジする飽くなき探求心である。
この他、AIと言うけれども、果たして「知能」とは何なのかという本質的問題、2045年問題に向けての今後の日本の教育のあり方、あるいは汎用人工知能(GAI)が2045年(頃)までに本当に出来るのか、といった話題が尽きない。知の巨人が共鳴し合って"美しい"棋譜を創り上げたという印象を受ける珠玉の対談集だと思った。
2018年3月9日に日本でレビュー済み
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異分野の2大知性の対談から、読者は多くの流れとヒントを得る。
2018年2月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私がとても大好きで尊敬するふたりの対談なので、楽しみに読みました。期待通り、そうか。なるほどと思うことが沢山あること、違う分野のふたりのコメントに共通点があることが興味深かったです。