タイトルはもちろんジュール・ヴェルヌの「八十日間世界一周」から。
要は格安航空会社(LCC)を乗り継いで、観光しつつ80時間で世界一周しようというおバカ企画である。
本来、世界一周旅行というのは「金はあるし時間もある」人たちのものだった。
そして街中に貼ってあるピースボード120万円のポスターでは、「金は無いけど時間はある」人たちに世界一周旅行を提供している。
そして本書では、「金も無いけど時間も無い」という多くの現代人が世界一周旅行をする方法が記されている。
そういう一昔前では不可能だったことができる時代になったらしい。LCCさまさまである。
案の定 著者は様々なトラブルに見舞われるのだが、短時間出入国のため空港係員に「運び屋」と疑われる場面は面白かった。
しかし常にキリキリのスケジュールでLCCを乗り継ぐので、世界一周しているのに満員電車に乗っているかのような窮屈感が付きまとう。
憧れの世界一周旅行だが、本書の方法だとそんなに面白くは無さそうに感じてしまうのがネックか。

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80時間世界一周 格安航空乗りまくり悶絶ルポ (扶桑社新書) 新書 – 2012/3/1
近兼 拓史
(著)
個人的に海外旅行に興味はないけれど、タイトルと帯に惹かれて購入。 80時間、10万円台で世界一周しようという無謀な旅に挑む著者の いい意味でのバカっぷりが素晴らしい。 ロシア入国で1日だけのビザを取ろうとして運び屋と間違えられたり、 不審な乗り継ぎのためテロリストと間違えられたり、なんてドタバタも 他人事だと思うと笑える。 旅行ガイドとしてはたぶん役に立たないけど、 いわゆるエンタメノンフの一種としてはかなり楽しめると思う。 絶対、真似しようとは思わないけど。
- 本の長さ207ページ
- 言語日本語
- 出版社扶桑社
- 発売日2012/3/1
- ISBN-104594065589
- ISBN-13978-4594065584
商品の説明
出版社からのコメント
近頃話題の格安航空(LCC=ロー・コスト・キャリア)。でも、実際に乗るとなると、安全面やサービス面に不安を感じる人も多いだろう。そんな読者になり替わり、LCCにとことん乗りまくってみたのが著者。LCCと大手航空会社のディスカウントチケットを組み合わせ、なんと80日間ならぬ80時間で世界一周してしまったのだ。
運び屋やテロリストと間違えられつつ、短時間での乗り継ぎのため空港を走る! その珍道中の一部始終をリポートしつつ、LCCの上手な活用法などを解説。面白くて役に立つ(かもしれない)異色の旅行記となりました。
茨城空港からスタートして、上海、モスクワ、デュッセルドルフ、チューリッヒ、ニューヨーク、ロサンゼルス、そして羽田へという5カ国6都市、0泊3日半の超弾丸ツアーをお楽しみください。
運び屋やテロリストと間違えられつつ、短時間での乗り継ぎのため空港を走る! その珍道中の一部始終をリポートしつつ、LCCの上手な活用法などを解説。面白くて役に立つ(かもしれない)異色の旅行記となりました。
茨城空港からスタートして、上海、モスクワ、デュッセルドルフ、チューリッヒ、ニューヨーク、ロサンゼルス、そして羽田へという5カ国6都市、0泊3日半の超弾丸ツアーをお楽しみください。
著者について
近兼拓史(ちかかね・たくし)
1962年神戸生まれ。ウィークリー・ワールド・ニュース・ジャパン編集長、ラルースパブリッシングCEO、ISMP(インターナショナル・スクール・オブ・モーションピクチャーズ)日本事務局長。ライターとして「週刊プレイボーイ」などでも活躍。取材での移動距離は毎年地球2周以上。当然、LCC利用回数は相当なものとなる。著書『FMラルース999日の奇跡』など。
1962年神戸生まれ。ウィークリー・ワールド・ニュース・ジャパン編集長、ラルースパブリッシングCEO、ISMP(インターナショナル・スクール・オブ・モーションピクチャーズ)日本事務局長。ライターとして「週刊プレイボーイ」などでも活躍。取材での移動距離は毎年地球2周以上。当然、LCC利用回数は相当なものとなる。著書『FMラルース999日の奇跡』など。
登録情報
- 出版社 : 扶桑社 (2012/3/1)
- 発売日 : 2012/3/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 207ページ
- ISBN-10 : 4594065589
- ISBN-13 : 978-4594065584
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,313,069位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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5 星
いい意味でバカ(よい子は真似しちゃダメ)
個人的に海外旅行に興味はないけれど、タイトルと帯に惹かれて購入。80時間、10万円台で世界一周しようという無謀な旅に挑む著者のいい意味でのバカっぷりが素晴らしい。ロシア入国で1日だけのビザを取ろうとして運び屋と間違えられたり、不審な乗り継ぎのためテロリストと間違えられたり、なんてドタバタも他人事だと思うと笑える。旅行ガイドとしてはたぶん役に立たないけど、いわゆるエンタメノンフの一種としてはかなり楽しめると思う。絶対、真似しようとは思わないけど。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年7月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は、たった4日間(87時間)で、わずか13万円という航空運賃で、世界一周を試みた体感記です。
LCC(格安航空会社)、PEX(正規割引航空券)といった最近話題の価格破壊した激安航空運賃といったトレンドにマッチし、年次有給休暇と週末を利用する国内旅行のごとく費用と時間で、楽しめることを実証したものです。
実際には、いくら10万円台とはいっても、あまりにも点から点へのショートカットし過ぎに、本来の自由気ままな時間を持つ余暇を楽しみ、気分転換にリラクゼーションするという旅の満喫には至らないかもしれません。
しかしながら、本書では、LCCやPEXを有効利用すれば、従来の”海外旅行=高価 x 面倒”といったイメージに比べ、意外と簡便な格安フライトで、気軽に世界中のどこにでも、トリップできるということを力説しています。
また、LCC各社の特色、つまり過剰サービスの廃止を皮切りに、経費を徹底的に切り詰めてきたところで、どこにウリがあるのかをルポしています。
そして、ここだけは決してムダ排除すべきではないところ、一番気がかりな”フライトの安全面”に対して、国内LCCを含めた実体験を通して解説しています。
本書では、ほんのわずかに滞在した各国(上海、モスクワ、ドイツ-デュッセルドルフ、チューリッヒ、NYにロス)で感じとった印象はそれぞれ異なっており、その特色を一覧表にまとめるがごとく書かれており、お国事情を垣間見ることができます。
LCC(格安航空会社)、PEX(正規割引航空券)といった最近話題の価格破壊した激安航空運賃といったトレンドにマッチし、年次有給休暇と週末を利用する国内旅行のごとく費用と時間で、楽しめることを実証したものです。
実際には、いくら10万円台とはいっても、あまりにも点から点へのショートカットし過ぎに、本来の自由気ままな時間を持つ余暇を楽しみ、気分転換にリラクゼーションするという旅の満喫には至らないかもしれません。
しかしながら、本書では、LCCやPEXを有効利用すれば、従来の”海外旅行=高価 x 面倒”といったイメージに比べ、意外と簡便な格安フライトで、気軽に世界中のどこにでも、トリップできるということを力説しています。
また、LCC各社の特色、つまり過剰サービスの廃止を皮切りに、経費を徹底的に切り詰めてきたところで、どこにウリがあるのかをルポしています。
そして、ここだけは決してムダ排除すべきではないところ、一番気がかりな”フライトの安全面”に対して、国内LCCを含めた実体験を通して解説しています。
本書では、ほんのわずかに滞在した各国(上海、モスクワ、ドイツ-デュッセルドルフ、チューリッヒ、NYにロス)で感じとった印象はそれぞれ異なっており、その特色を一覧表にまとめるがごとく書かれており、お国事情を垣間見ることができます。
2014年7月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白い本でした。私も海外出張が多いので、機内で読むと、面白さ倍増。
一点だけ、航空会社の実名が出てくるマイナス内容があったのが残念。
全体的に楽しいストーリーなだけに、この件は、別の機会に書いてもよかったのでは?
一点だけ、航空会社の実名が出てくるマイナス内容があったのが残念。
全体的に楽しいストーリーなだけに、この件は、別の機会に書いてもよかったのでは?
2014年10月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
海外旅行の往復機内でkindleで読みました。
ちょうどドイツに行ったところだったので、風景を思い浮かべながら読みました。
スカイマークのトラブルの部分は必見ですね。
ちょうどドイツに行ったところだったので、風景を思い浮かべながら読みました。
スカイマークのトラブルの部分は必見ですね。
2014年1月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アメリカから日本への部分を除くと、LCCを使っての旅のようです。
多くの時間を機内で過ごしていて駆け足旅行だからか、個人的には楽しめなかったです。ただ、題名は素晴らしい。
多くの時間を機内で過ごしていて駆け足旅行だからか、個人的には楽しめなかったです。ただ、題名は素晴らしい。
2013年2月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Kindle版で読みました。
LCCや格安航空券を駆使して、20万円ぐらいで5ヵ国を80時間で周遊した貴重な体験記。
しかも滞在時間が短い現地での観光は、タクシーを現地でチャーターして楽しむ大胆さ!なかなか旅慣れていないと、真似はできない旅の楽しみ方だと思います。()
私自身海外旅行が好きで、文章のテンポが良いので、一気に読んでしまいまいた。
また著者のユーモアのセンスが好きです。特にお土産物のくだりは思わず読みながら吹き出してしまいました。続編があれば是非読みたいです。
LCCや格安航空券を駆使して、20万円ぐらいで5ヵ国を80時間で周遊した貴重な体験記。
しかも滞在時間が短い現地での観光は、タクシーを現地でチャーターして楽しむ大胆さ!なかなか旅慣れていないと、真似はできない旅の楽しみ方だと思います。()
私自身海外旅行が好きで、文章のテンポが良いので、一気に読んでしまいまいた。
また著者のユーモアのセンスが好きです。特にお土産物のくだりは思わず読みながら吹き出してしまいました。続編があれば是非読みたいです。
2012年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
個人的に海外旅行に興味はないけれど、タイトルと帯に惹かれて購入。
80時間、10万円台で世界一周しようという無謀な旅に挑む著者の
いい意味でのバカっぷりが素晴らしい。
ロシア入国で1日だけのビザを取ろうとして運び屋と間違えられたり、
不審な乗り継ぎのためテロリストと間違えられたり、なんてドタバタも
他人事だと思うと笑える。
旅行ガイドとしてはたぶん役に立たないけど、
いわゆるエンタメノンフの一種としてはかなり楽しめると思う。
絶対、真似しようとは思わないけど。
80時間、10万円台で世界一周しようという無謀な旅に挑む著者の
いい意味でのバカっぷりが素晴らしい。
ロシア入国で1日だけのビザを取ろうとして運び屋と間違えられたり、
不審な乗り継ぎのためテロリストと間違えられたり、なんてドタバタも
他人事だと思うと笑える。
旅行ガイドとしてはたぶん役に立たないけど、
いわゆるエンタメノンフの一種としてはかなり楽しめると思う。
絶対、真似しようとは思わないけど。

個人的に海外旅行に興味はないけれど、タイトルと帯に惹かれて購入。
80時間、10万円台で世界一周しようという無謀な旅に挑む著者の
いい意味でのバカっぷりが素晴らしい。
ロシア入国で1日だけのビザを取ろうとして運び屋と間違えられたり、
不審な乗り継ぎのためテロリストと間違えられたり、なんてドタバタも
他人事だと思うと笑える。
旅行ガイドとしてはたぶん役に立たないけど、
いわゆるエンタメノンフの一種としてはかなり楽しめると思う。
絶対、真似しようとは思わないけど。
80時間、10万円台で世界一周しようという無謀な旅に挑む著者の
いい意味でのバカっぷりが素晴らしい。
ロシア入国で1日だけのビザを取ろうとして運び屋と間違えられたり、
不審な乗り継ぎのためテロリストと間違えられたり、なんてドタバタも
他人事だと思うと笑える。
旅行ガイドとしてはたぶん役に立たないけど、
いわゆるエンタメノンフの一種としてはかなり楽しめると思う。
絶対、真似しようとは思わないけど。
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