京都大学教授で文化人類学(都市人類学)専門の米山氏による祇園祭研究。
最初から、これって本来は(日本)民俗学の領域だよね、と思いつつ読み進めました。
刊行当時の京大米山ゼミの皆さんの優秀さもあって、非常に優れた「民俗誌」ができていると思いました。
もちろん、刊行からかなりの時間が経過しているので、今現在とは異なるのでしょうが。
祇園祭がいかに山鉾町の住人にとって位置づけられているのか(それは同時に排他性も生じてくるわけですが)明確になったと思います。
ただ、祇園祭そもそもの起源や考察に関しては、従来の説を踏襲しているので、そういう点は本書はカバーしきれていません。現代都市祭礼としての祇園祭を考える上では、教科書的な一冊だといえます。

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祇園祭: 都市人類学ことはじめ (中公新書 363) 新書 – 1974/1/1
米山 俊直
(著)
- 本の長さ215ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日1974/1/1
- ISBN-104121003632
- ISBN-13978-4121003638
登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (1974/1/1)
- 発売日 : 1974/1/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 215ページ
- ISBN-10 : 4121003632
- ISBN-13 : 978-4121003638
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,007,696位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,148位中公新書
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