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天才棋士降臨・藤井聡太 炎の七番勝負と連勝記録の衝撃 Kindle版
※この商品は固定レイアウト型の電子書籍です。
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
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天才藤井聡太、その強さの秘密に迫る!
羽生善治三冠が14歳の中学生棋士に敗れる―。
平成29年4月23日、誰も予想できなかった結果に将棋界は騒然となりました。ニューヒーローの名は藤井聡太。藤井四段はその後プロ公式戦で連戦連勝、それまでのデビュー戦からの連勝記録10をはるかに上回り、勝ち続けました。
本書はスター誕生の舞台となった炎の七番勝負と驚異の連勝記録について、藤井四段の自戦解説をメインとし、羽生善治三冠をはじめとする対局相手棋士のコメント、七番勝負の企画者でありすべての対局に立ち会った鈴木大介九段の感想で振り返るものです。
また、師匠の杉本昌隆七段による藤井聡太論も収録しています。
藤井四段の棋士人生の輝かしい第一歩、その軌跡を本人と、関係した多くの棋士たちが綴った記念碑的一冊です。
- 言語日本語
- 出版社マイナビ出版(日本将棋連盟発行)
- 発売日2017/8/28
- ファイルサイズ52823 KB
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- 販売: Amazon Services International LLC
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登録情報
- ASIN : B073CJYJ99
- 出版社 : マイナビ出版(日本将棋連盟発行) (2017/8/28)
- 発売日 : 2017/8/28
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 52823 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効になっていません。
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : 有効になっていません
- 本の長さ : 202ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 402,806位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 40,139位実用・ホビー
- - 100,018位ノンフィクション (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年1月14日に日本でレビュー済み
レポート
Amazonで購入
アベマで何度も観ています。本になると内容が詳しくなっているので更に楽しめました。
役に立った
2017年8月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
藤井聡太四段の炎の七番勝負と前人未到の29連勝までの足跡を中心に綴られています。
16カットのカラー写真と全9章で構成された本書は、将棋の初心者から将棋に詳しい方まで多くの人におすすめです。
まず最初の8ページ16カットのカラー写真は、藤井四段の魅力を読者に存分に伝えてくれます。
中でも目に留まったのは、千駄ヶ谷の将棋会館前での優しい表情と、対局中の盤上に注ぐ鋭い眼差しの対比。
普段の穏やかな印象から勝負の世界に生きる鋭さまで、良い写真が掲載されているように思います。
第1章:炎の七番勝負と公式戦29連勝
対局概要のほか、対局時の服装、昼食や夕食のメニュー、取材陣の数、終局後の藤井四段のコメントなどが
記載されています。
各棋士や、母・藤井裕子さんのコメントもあります。
第2章:藤井聡太インタビュー
この章では、藤井四段の人柄がよく分かります。
「学校での休み時間は?」との問いに、「普通に過ごしてます。詰将棋を解くこと?それはありません(笑)」。
思わず微笑んでしまったり、そうなんだと感心すること間違いなしです。
第3章:炎の七番勝負第7局自戦記
炎の七番勝負最終局の相手は羽生善治三冠。
この対局では辛くも勝ちを収めるものの、羽生三冠のある一手に藤井四段は「自身の甘さ」を思い知ることとなる。
棋譜を交えて振り返り、自身の感想が書かれています。
第4章:羽生善治が見た藤井聡太
羽生三冠ならではの視点で、非常に冷静に藤井四段の特徴を語られています。
三章との対比がまたおもしろい。
第5章:炎の七番勝負第1局~第6局自戦記
切り合いあり、変化あり、悔やまれる手あり、強襲ありと様々な対局場面を藤井四段自身が振り返っている。
この章では「棋士のトップの先生方に教えてもらえる喜び」という言葉が出てきます。
心に響く藤井四段の謙虚な言葉に触れることができます。
第6章:藤井聡太四段と対戦して~対局者のコメント
炎の七番勝負で対局した実力棋士たちのそれぞれのコメントが集められています。
第7章:炎の七番勝負を振り返って
炎の七番勝負企画者である鈴木大介九段が一局一局を振り返る。
対局を重ねるごとに知識をスポンジのように吸収し、適応し、凄みを増して成長していく藤井四段の様子が描かれています。
第8章:藤井の七番勝負を見て
藤井四段の師匠である杉本昌隆七段の寄稿。
「藤井本人に望むこと」として書かれてある部分からは、杉本七段の親心が見えてきます。
良き師匠であり良き親代わりでもある杉本七段に師事できたことは、きっと藤井四段の棋士人生の
大きな出来事であったことに違いありません。
第9章:公式戦29連勝の軌跡
この章では、特定の対局のみの棋譜だけとなっている点が非常に残念に思います。
全棋譜を収録してもさほどページ数が増えることはないはずなので、ここは全ての対局棋譜を掲載してほしかった。
本書は読み応えのある一冊なのですが、日本将棋連盟の編纂であり、また「公式戦29連勝の軌跡」と銘打つ以上
全棋譜があれば完ぺきでした。
16カットのカラー写真と全9章で構成された本書は、将棋の初心者から将棋に詳しい方まで多くの人におすすめです。
まず最初の8ページ16カットのカラー写真は、藤井四段の魅力を読者に存分に伝えてくれます。
中でも目に留まったのは、千駄ヶ谷の将棋会館前での優しい表情と、対局中の盤上に注ぐ鋭い眼差しの対比。
普段の穏やかな印象から勝負の世界に生きる鋭さまで、良い写真が掲載されているように思います。
第1章:炎の七番勝負と公式戦29連勝
対局概要のほか、対局時の服装、昼食や夕食のメニュー、取材陣の数、終局後の藤井四段のコメントなどが
記載されています。
各棋士や、母・藤井裕子さんのコメントもあります。
第2章:藤井聡太インタビュー
この章では、藤井四段の人柄がよく分かります。
「学校での休み時間は?」との問いに、「普通に過ごしてます。詰将棋を解くこと?それはありません(笑)」。
思わず微笑んでしまったり、そうなんだと感心すること間違いなしです。
第3章:炎の七番勝負第7局自戦記
炎の七番勝負最終局の相手は羽生善治三冠。
この対局では辛くも勝ちを収めるものの、羽生三冠のある一手に藤井四段は「自身の甘さ」を思い知ることとなる。
棋譜を交えて振り返り、自身の感想が書かれています。
第4章:羽生善治が見た藤井聡太
羽生三冠ならではの視点で、非常に冷静に藤井四段の特徴を語られています。
三章との対比がまたおもしろい。
第5章:炎の七番勝負第1局~第6局自戦記
切り合いあり、変化あり、悔やまれる手あり、強襲ありと様々な対局場面を藤井四段自身が振り返っている。
この章では「棋士のトップの先生方に教えてもらえる喜び」という言葉が出てきます。
心に響く藤井四段の謙虚な言葉に触れることができます。
第6章:藤井聡太四段と対戦して~対局者のコメント
炎の七番勝負で対局した実力棋士たちのそれぞれのコメントが集められています。
第7章:炎の七番勝負を振り返って
炎の七番勝負企画者である鈴木大介九段が一局一局を振り返る。
対局を重ねるごとに知識をスポンジのように吸収し、適応し、凄みを増して成長していく藤井四段の様子が描かれています。
第8章:藤井の七番勝負を見て
藤井四段の師匠である杉本昌隆七段の寄稿。
「藤井本人に望むこと」として書かれてある部分からは、杉本七段の親心が見えてきます。
良き師匠であり良き親代わりでもある杉本七段に師事できたことは、きっと藤井四段の棋士人生の
大きな出来事であったことに違いありません。
第9章:公式戦29連勝の軌跡
この章では、特定の対局のみの棋譜だけとなっている点が非常に残念に思います。
全棋譜を収録してもさほどページ数が増えることはないはずなので、ここは全ての対局棋譜を掲載してほしかった。
本書は読み応えのある一冊なのですが、日本将棋連盟の編纂であり、また「公式戦29連勝の軌跡」と銘打つ以上
全棋譜があれば完ぺきでした。
2021年2月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何度も読み返してみました。
2020年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
190ページのうち100ページが藤井さんの自戦記です。文章の表現力も簡潔にして的確。心の揺れも書き込んであるのが微笑ましい。なんと言ってもすごいのは、読み筋が11手から17手くらいきっちり書いてあって。時間が残り少ないのに、といつもハラハラして見ていますが、そういう時の藤井さんの頭の中が見えました。こんなに深く読んでいるなんて。棋譜とともに図もたくさんあります。参考図は「全局集」ではABCくらいだけどMやLまで出ているので、分かりやすいです。自分には内容を十分理解できるほどの棋力がないのが悲しいです。「藤井聡太全局集」には載っていない棋譜です。藤井聡太研究には必須文献でしょう。なお、記者の方が服装としてスーツの色を記録してますが、ネクタイの色は忘れてます。
2019年2月12日に日本でレビュー済み
最年少プロ棋士と29連勝記録と、400年ぶりの天才といわれた藤井聡太棋士。私は羽生以上で最年少名人になると観ています。
この本は、そんな藤井聡太棋士はどれほど強いのか? 非公式戦ながら、格上の棋士たちと戦わせてみようという企画の七番戦です。
対戦記を藤井聡太棋士本人が書いているので、なにを考えていたのかを楽しむことができます。内容は、有段者向きです。
私が、興味をもった対局はやはり羽生戦で結果はやはり藤井の勝ち。藤井は対局後の検討はコンピュータでやっているようで、
羽生の感想と一致するのが、
先手:藤井
後手:羽生
▲7六歩 △8四歩 ▲2六歩 △3二金 ▲7八金 △8五歩
▲7七角 △3四歩 ▲8八銀 △7七角成 ▲同 銀 △4二銀
▲3八銀 △7二銀 ▲3六歩 △6四歩 ▲6八玉 △6三銀
▲4六歩 △5二金 ▲3七桂 △4一玉 ▲1六歩 △1四歩
▲2五歩 △3三銀 ▲4五桂 △2二銀 ▲2四歩 △同 歩
▲同 飛 △4二角 ▲3四飛 △2三銀 ▲3五飛 △4四歩
▲7一角 △7二飛 ▲5三桂成 △同 金 ▲同角成 △同 角
▲8五飛 △8二歩 ▲2五飛 △4三角 ▲2九飛 △3三金
▲4八金 △7四歩 ▲4七銀 △3二玉 ▲3五金 △7五歩
▲同 歩 △同 飛 ▲2四歩 △1二銀 ▲5六銀 △5四銀
▲6六銀 △7三飛 ▲7七歩 △3四歩 ▲2五金 △6五歩
▲5五銀左 △6四桂
なら、まだ後手は指せたという。これに、
▲5四銀 △5六桂 ▲同 歩 △5四角
なら、羽生はまだ勝負できるという。
そこで、△5四角から、私もプロよりも強いというコンピュータで検討をさせてみた。その結果、
▲5七桂 △7五角 ▲3五歩 △同 歩 ▲7六歩 △8四角
▲7五銀 △同 角 ▲同 歩 △7六銀 ▲3四歩 △4三金
▲4五歩 △6六歩 ▲同 歩 △8三飛 ▲3五金 △2八歩
▲同 飛 △8七銀不成▲8四歩 △同 飛 ▲8五歩 △7八銀成
▲同 玉 △7六銀 ▲2三歩成 △4二玉 ▲3三と △同 桂
▲2二飛成
と進んだ場合、やはり先手有利となった。ここから両氏に指し継いだら、
やはり藤井が勝つのではないか?と思っているのだが……
いつか公式戦でここまで進行して欲しいものである。
この本は、そんな藤井聡太棋士はどれほど強いのか? 非公式戦ながら、格上の棋士たちと戦わせてみようという企画の七番戦です。
対戦記を藤井聡太棋士本人が書いているので、なにを考えていたのかを楽しむことができます。内容は、有段者向きです。
私が、興味をもった対局はやはり羽生戦で結果はやはり藤井の勝ち。藤井は対局後の検討はコンピュータでやっているようで、
羽生の感想と一致するのが、
先手:藤井
後手:羽生
▲7六歩 △8四歩 ▲2六歩 △3二金 ▲7八金 △8五歩
▲7七角 △3四歩 ▲8八銀 △7七角成 ▲同 銀 △4二銀
▲3八銀 △7二銀 ▲3六歩 △6四歩 ▲6八玉 △6三銀
▲4六歩 △5二金 ▲3七桂 △4一玉 ▲1六歩 △1四歩
▲2五歩 △3三銀 ▲4五桂 △2二銀 ▲2四歩 △同 歩
▲同 飛 △4二角 ▲3四飛 △2三銀 ▲3五飛 △4四歩
▲7一角 △7二飛 ▲5三桂成 △同 金 ▲同角成 △同 角
▲8五飛 △8二歩 ▲2五飛 △4三角 ▲2九飛 △3三金
▲4八金 △7四歩 ▲4七銀 △3二玉 ▲3五金 △7五歩
▲同 歩 △同 飛 ▲2四歩 △1二銀 ▲5六銀 △5四銀
▲6六銀 △7三飛 ▲7七歩 △3四歩 ▲2五金 △6五歩
▲5五銀左 △6四桂
なら、まだ後手は指せたという。これに、
▲5四銀 △5六桂 ▲同 歩 △5四角
なら、羽生はまだ勝負できるという。
そこで、△5四角から、私もプロよりも強いというコンピュータで検討をさせてみた。その結果、
▲5七桂 △7五角 ▲3五歩 △同 歩 ▲7六歩 △8四角
▲7五銀 △同 角 ▲同 歩 △7六銀 ▲3四歩 △4三金
▲4五歩 △6六歩 ▲同 歩 △8三飛 ▲3五金 △2八歩
▲同 飛 △8七銀不成▲8四歩 △同 飛 ▲8五歩 △7八銀成
▲同 玉 △7六銀 ▲2三歩成 △4二玉 ▲3三と △同 桂
▲2二飛成
と進んだ場合、やはり先手有利となった。ここから両氏に指し継いだら、
やはり藤井が勝つのではないか?と思っているのだが……
いつか公式戦でここまで進行して欲しいものである。
2018年8月18日に日本でレビュー済み
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まさにこの一戦、羽生三冠 藤井4段14歳。ここから伝説が始まる。日本中が聡太一色に染まる時。少なくともこれ以降自分もテレビでバラエティとか、どらまとかはほとんど見なくなり、ニコニコ、ABEMA の聡太戦、YOUTUBEでの聡太の話題を追いかける日々を送りました。
初心者にはすこしコアな内容ですが、ファンにとっては、おそらくプロの棋士にとっても面白い本だと思います。
初心者にはすこしコアな内容ですが、ファンにとっては、おそらくプロの棋士にとっても面白い本だと思います。
2017年8月29日に日本でレビュー済み
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表紙の写真が、この企画の内容を象徴する。実に良い。
ここ数年内で一番、日本中を明るくした。
400年に一人は、言い過ぎかもしれないがその可能性を感じさせる。
注目したのは、「炎の七番勝負」であった。
鈴木九段の第三局、西の王子斎藤七段戦及び第四局、東の王子中村六段戦の解説は、将棋の深さ・思想哲学を感じさせ、興奮した希に見る名解説であった。
何故、このような無謀とも云える企画が成立したのであろうか。
鈴木九段と野月八段の企画だそうである。
二人は、藤井颯太の未来を確信していたのであった。
この企画を推薦していたのは、皮肉にも連勝を阻んだ佐々木六段であった。天才は、天才を知る。
藤井聡太の成長は、凄かった。
第一局の増田四段戦と第七局の羽生戦とでは、別人となっていた。
第一局は、受けが強さ。
第二局は、時間を残すことを覚えた。
第三局は、早指しでの1一銀不成は、歴史に残る手であった。そして、駒の損得でなく効率重視を明確にした。
第四局は、2二歩成からの勝利迄の手順とスピード感は、圧巻であり芸術的であった。ただ、感動した。
第五局は、手を稼ぐ技術と速度計算で勝利した。
第六局は、衝撃的であった。序盤の駒組み作戦である。いまの若手でこれを出来る人はいない。そして、ノーミスで攻め潰し勝ち切った。
第七局は、羽生三冠である。まさか破ったのである。
藤井四段には、特徴がある。それは、相手より歩を沢山持っている場合が多いこと及び中盤迄力を矯めておくことである。そして、攻めるパターンは、多くを見せていないが詰みまで一気に持っていく。
一つ、付け加えたい。角・桂馬・銀の斜め駒を使うのが卓越しているいうことである。それも、序盤から。
ソフトの影響もあろうが、これは持って生まれた才能であろう。
七番勝負で一段と成長した。アベマTVは、この企画をよくぞ採用した。称えたい。
他にも、読むべきものがあるが、割愛する。
ここ数年内で一番、日本中を明るくした。
400年に一人は、言い過ぎかもしれないがその可能性を感じさせる。
注目したのは、「炎の七番勝負」であった。
鈴木九段の第三局、西の王子斎藤七段戦及び第四局、東の王子中村六段戦の解説は、将棋の深さ・思想哲学を感じさせ、興奮した希に見る名解説であった。
何故、このような無謀とも云える企画が成立したのであろうか。
鈴木九段と野月八段の企画だそうである。
二人は、藤井颯太の未来を確信していたのであった。
この企画を推薦していたのは、皮肉にも連勝を阻んだ佐々木六段であった。天才は、天才を知る。
藤井聡太の成長は、凄かった。
第一局の増田四段戦と第七局の羽生戦とでは、別人となっていた。
第一局は、受けが強さ。
第二局は、時間を残すことを覚えた。
第三局は、早指しでの1一銀不成は、歴史に残る手であった。そして、駒の損得でなく効率重視を明確にした。
第四局は、2二歩成からの勝利迄の手順とスピード感は、圧巻であり芸術的であった。ただ、感動した。
第五局は、手を稼ぐ技術と速度計算で勝利した。
第六局は、衝撃的であった。序盤の駒組み作戦である。いまの若手でこれを出来る人はいない。そして、ノーミスで攻め潰し勝ち切った。
第七局は、羽生三冠である。まさか破ったのである。
藤井四段には、特徴がある。それは、相手より歩を沢山持っている場合が多いこと及び中盤迄力を矯めておくことである。そして、攻めるパターンは、多くを見せていないが詰みまで一気に持っていく。
一つ、付け加えたい。角・桂馬・銀の斜め駒を使うのが卓越しているいうことである。それも、序盤から。
ソフトの影響もあろうが、これは持って生まれた才能であろう。
七番勝負で一段と成長した。アベマTVは、この企画をよくぞ採用した。称えたい。
他にも、読むべきものがあるが、割愛する。
2017年8月28日に日本でレビュー済み
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本の内容についてはレビュー既出なので省く。
最大の読みどころは「炎の7番勝負」藤井聡太先生の自戦記。第7局羽生三冠戦は『将棋世界』で発表済、第1局から第6局は初出と思われる。対局後の冷静かつ魅力あるコメント力でお解かりいただけると思うが文章力も秀逸。鋭い将棋観に基づく短くも的確な将棋の感想はとても興味深い。対戦相手の有力手も指摘しており対局中に手を沢山読んでいる様子が伺える。相手側を持っても勝ちきってしまうような凄みが感じられる。
公式戦29連勝記録についてはダイジェストの扱い、やむを得ないだろう。1勝目対加藤一、20勝目対近藤誠、30勝目対増田康の棋譜とショート自戦解説掲載。
将棋に詳しくない人向けにはインタビューの章がある。ほほえましい気分になれるだろう。日本将棋連盟書籍編集部の編纂なので将棋を知らない人には難しい。『藤井聡太 名人をこす少年』が良いだろう。
評価は星5。
最大の読みどころは「炎の7番勝負」藤井聡太先生の自戦記。第7局羽生三冠戦は『将棋世界』で発表済、第1局から第6局は初出と思われる。対局後の冷静かつ魅力あるコメント力でお解かりいただけると思うが文章力も秀逸。鋭い将棋観に基づく短くも的確な将棋の感想はとても興味深い。対戦相手の有力手も指摘しており対局中に手を沢山読んでいる様子が伺える。相手側を持っても勝ちきってしまうような凄みが感じられる。
公式戦29連勝記録についてはダイジェストの扱い、やむを得ないだろう。1勝目対加藤一、20勝目対近藤誠、30勝目対増田康の棋譜とショート自戦解説掲載。
将棋に詳しくない人向けにはインタビューの章がある。ほほえましい気分になれるだろう。日本将棋連盟書籍編集部の編纂なので将棋を知らない人には難しい。『藤井聡太 名人をこす少年』が良いだろう。
評価は星5。