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偉大なるアンバーソン家の人々 HDマスター [HD DVD]
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商品の説明
内容紹介
ハリウッド黄金時代を支えた伝説的映画スタジオRKOの傑作集をHDマスターで連続リリース!
第一弾はオーソン・ウェルズが弱冠25歳にして発表した映画史に燦然と輝く永遠の名作『市民ケーン』、そして監督第2作目となる『偉大なるアンバーソン家の人々』。
『偉大なるアンバーソン家の人々』
『市民ケーン』で鮮烈なデビューを果たしたウェルズの監督第2作。19世紀末のアメリカ地方都市を舞台に時代に翻弄され没落していく誇り高き旧家を重厚なタッチで描いた傑作ドラマ。
オーソン・ウェルズ生誕100年のアニバーサリー・イヤーに初のHDマスターで発売!
【内容】
19世紀末、アメリカ中西部の町。青年発明家のユージン・モーガンは地元の名家アンバーソン家の令嬢イザベルにプロポーズをするが、彼女は青年事業家のウィルバーとの結婚を選んでしまう。やがてイザベルとウィルバーの間に息子ジョージが生まれるが、ひたすら甘やかされ溺愛されたジョージはわがままで傲慢な男に育ってしまう。時は経ち、町を離れていたユージンは自動車のエンジニアとして成功し、娘のルーシーと共に戻ってくる。アンバーソン家主催で開かれたパーティでユージンは夫ウィルバーを亡くして未亡人となったイザベルと再会する。彼は再びイザベルに結婚を申し込むのだが・・・。
【作品情報】
原作:
監督:オーソン・ウェルズ
製作総指揮:ジョージ・J・シェイファー
製作・脚本:オーソン・ウェルズ
撮影:スタンリー・コルテス
音楽:バーナード・ハーマン
出演:ティム・ホルト; ジョセフ・コットン; ドロレス・コステロ; アン・バクスター; アグネス・ムーアヘッド; レイ・コリンズ; リチャード・ベネット
【スペック】
製作国:アメリカ、88分(予定)、モノクロ、日本語字幕、英語音声、製作年:1942年
4:3スタンダード
★1942年 アカデミー賞作品賞ノミネート、助演女優賞ノミネート、撮影賞(白黒)ノミネート、室内装置賞ノミネート
★1942年 ニューヨーク批評家協会賞 女優賞受賞(アグネス・ムーアヘッド)
封入特典 解説リーフレット
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
オーソン・ウェルズが『市民ケーン』に続き監督したダイナミックな人間ドラマ。19世紀末のアメリカ中西部を舞台に、時代に翻弄され没落していく誇り高き旧家・アンバーソン家の姿を映画技法を駆使した力強い映像美と重厚なタッチで描き出す。
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 100 g
- EAN : 4933672246505
- 監督 : オーソン・ウェルズ
- メディア形式 : 字幕付き
- 時間 : 1 時間 28 分
- 発売日 : 2016/1/29
- 出演 : ティム・ホルト, ジョセフ・コットン, ドロレス・コステロ, アン・バクスター, アグネス・ムーアヘッド
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : IVC,Ltd.(VC)(D)
- ASIN : B017XAAP36
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 123,190位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 11,871位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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作品の評価はいまさら私ごときがどうこう言う次元ではないだろう。ウェルズ自身も本当の代表作は「市民ケーン」ではなくて本作だと確信していただろうが、すでにオリジナル版は失われている現在、私たちは残されたフィルムを楽しむことしかできない。それにして、ファニーを演じるA・ムーアヘッドとルーシーを演じるA・バクスターの演技は何回見直しても本当に素晴らしく全く古さを感じさせない。
ウェルズの作品は画面の独特の構図や流麗なカメラワーク、完璧な照明等画面の美しさに真髄があり、高画質であればあるほど輝きを増すので、「Mr. Arkadin」「Othello」の2大超傑作や高画質の「フォルスタッフ」「上海から来た女」等国内版の発売を是非お願いしたいが・・・。
前作『市民ケーン (1941)』が公開時の妨害工作なども祟って興行的に振るわなかったことが影響し、大幅な短縮・改変を余儀なくされ、結末部分も本来の意図とは異なる追加撮影によるものという、いびつな公開版の成立事情は無視できないが、作品内容にも問題点は含まれている。
先立つ『市民ケーン』自体、時系列の枠組を排した自在な構成や、ディープフォーカスやロ―アングルをはじめとする凝った画面づくりで評価を得た作品であるが、そういった仕掛けの部分を省いてストーリーの骨格だけを整序すれば、単なる通俗劇といって差し支えない。
本作も似たようなもので、あるいは原作はまた違った趣きなのかも知れないが、内容的にはありふれたメロドラマであり、前作と異なり構成が通常の叙述に則っているぶん余計に筋書のつまらなさが浮き彫りになっている。
本国では『市民ケーン』より上位に置く評価もあると聞くが、仮にこの短縮版が、チェーホフ風の苦味を残すというオリジナルの結末部分を含め、ウェルズの意図どおりに増補・復元されたとしても、大筋から全面的に書き替えられているのでもない限り、顕著な質的変化が望めるか甚だ疑問である。
出演はジョゼフ・コットン、レイ・コリンズ、アグネス・ムーアヘッドといったウェルズ組の人たちにティム・ホルト、ドロレス・コステロ、アン・バクスターなどを加えた面々。コットンは相変わらず面白味に欠け、ホルトは大きな役なのに『黄金 (1948)』などより落ちる生硬な芝居で力不足、終盤に向けて次第に陰鬱で湿っぽい演技に覆われていく中、バクスターが一人溌剌と生気を放っているさまは一種異様である。
19世紀末、大富豪のアンバーソン一族のジョージ(ティム・ホルト)は横柄で傲慢な青年に育ち、働く必要は無いと考え、将来何をするかも決めていません。ある日、ジョージの母イザベル(ドロレス・コステロ)とかつて恋人同士だった技師のユージン・モーゲン(ジョセフ・コットン)が帰郷し、二人の愛が再燃します。ジョージはそれに強く反発するのですが、同時にユージンの一人娘ルーシー(アン・バクスター)に強く惹かれていくのですが・・・。
人物や背景の構図、極端な遠近法、ステンドグラスや模様を入れた磨りガラス、室内の過剰とも言える装飾品、階段や壁等々の複雑な造形が陽と陰、光と影の錯綜した美しい映像を作り出していて見る価値大です。
第15回アカデミー賞で、作品賞、助演女優賞(アグネス・ムーアヘッド)、撮影賞(白黒)、美術賞(白黒)にノミネートされており、この中でも特にジョージの伯母のファニーを演じたアグネス・ムーアヘッドは、複雑な性格の役柄を見事に演じ切っています。
オーソン・ウエルズの『市民ケーン』に続く第二作目、つまり27歳の時の作品であることも付け加えさせていただきます。