イノベーションのジレンマに対する解答。非常に分かりやすい。
事業を既存と新規に分けるだけでなく、間に「トランスフォーメーション」というゾーンを設け、そこにはたったひとつ(!)のテーマしか置いてはいけないというルールを力説している。
また、一冊を通じて破壊的イノベーションを攻撃に使うパターン、防御するパターンに分けて論じているのも分かりやすい。
本書で語られるフレームワークに一般性があるかは分からないが、少なくともディスカッションの言葉を合わせるのに有用。迷わず☆5つ。

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ゾーンマネジメント 破壊的変化の中で生き残る策と手順 単行本 – 2017/7/21
100万部超のベストセラー『キャズム』著者ジェフリー・ムーアの最新作
破壊的変化の時代に生き残るための「ゾーンマネジメント」手法を公開!
変化を受け、劣勢の既存事業を守るにはどうしたらよいか?
変化に乗り、新事業を創出し、攻めるにはどうしたらよいか?
≪ゾーンマネジメントとは?≫
既存事業の維持(パフォーマンス・ゾーン)、生産性の向上(プロダクティビティ・ゾーン)、
新規事業の創出(インキュベーション・ゾーン)、新規事業の拡大(トランスフォーメーション・ゾーン)
の四つにそれぞれ取り組む。創出した新規事業の中から最有望のものを一つ選び、
CEO(最高経営責任者)が陣頭指揮をして、年商の1割を稼ぐまで拡大させる。
複数の新規事業を現場で進めても、既存事業と競合してしまい、規模を拡大できない。
≪ハイテク企業の経営者が絶賛! ≫
「ジェフリー・ムーアが示してくれた、勝つための洞察」
――サティア・ナデラ(マイクロソフトCEO)
「業種や規模を問わず、どんな企業にも役立つ指南書だ」
――マーク・ベニオフ(セールスフォース・ドットコムCEO)
≪あなたの会社は大丈夫ですか? ムーアが指摘する間違った取り組み≫
「地位を確立した既存企業がコアのビジネスモデルを無理に変えようとする」
~【第一章】プライオリティの危機
「既存事業の維持に過剰投資する」「破壊的攻撃を受けているのにそれを否定する」
~【第二章】四つのゾーン
「すべての営業にすべての製品を売らせようとする」
~【第三章】パフォーマンス・ゾーン
「生産性を高める標準の仕組みを声が大きい管理職がないがしろにする」
~【第四章】プロダクティビティ・ゾーン
「育成中のビジネスに全社基準の義務を負わせてしまう」
~【第五章】インキュベーション・ゾーン
「複数の改革を同時に実行しようとする」「改革の責任をCEO以外に委譲してしまう」
~【第六章】トランスフォーメーション・ゾーン
「すべての予算を一律でカットする」
~【第七章】ゾーンマネジメントの導入
「既得権、社内政治、皮肉な態度が蔓延し、優秀な社員が離脱する」
~【第八章】セールスフォースとマイクロソフトにおけるゾーンマネジメント
破壊的変化の時代に生き残るための「ゾーンマネジメント」手法を公開!
変化を受け、劣勢の既存事業を守るにはどうしたらよいか?
変化に乗り、新事業を創出し、攻めるにはどうしたらよいか?
≪ゾーンマネジメントとは?≫
既存事業の維持(パフォーマンス・ゾーン)、生産性の向上(プロダクティビティ・ゾーン)、
新規事業の創出(インキュベーション・ゾーン)、新規事業の拡大(トランスフォーメーション・ゾーン)
の四つにそれぞれ取り組む。創出した新規事業の中から最有望のものを一つ選び、
CEO(最高経営責任者)が陣頭指揮をして、年商の1割を稼ぐまで拡大させる。
複数の新規事業を現場で進めても、既存事業と競合してしまい、規模を拡大できない。
≪ハイテク企業の経営者が絶賛! ≫
「ジェフリー・ムーアが示してくれた、勝つための洞察」
――サティア・ナデラ(マイクロソフトCEO)
「業種や規模を問わず、どんな企業にも役立つ指南書だ」
――マーク・ベニオフ(セールスフォース・ドットコムCEO)
≪あなたの会社は大丈夫ですか? ムーアが指摘する間違った取り組み≫
「地位を確立した既存企業がコアのビジネスモデルを無理に変えようとする」
~【第一章】プライオリティの危機
「既存事業の維持に過剰投資する」「破壊的攻撃を受けているのにそれを否定する」
~【第二章】四つのゾーン
「すべての営業にすべての製品を売らせようとする」
~【第三章】パフォーマンス・ゾーン
「生産性を高める標準の仕組みを声が大きい管理職がないがしろにする」
~【第四章】プロダクティビティ・ゾーン
「育成中のビジネスに全社基準の義務を負わせてしまう」
~【第五章】インキュベーション・ゾーン
「複数の改革を同時に実行しようとする」「改革の責任をCEO以外に委譲してしまう」
~【第六章】トランスフォーメーション・ゾーン
「すべての予算を一律でカットする」
~【第七章】ゾーンマネジメントの導入
「既得権、社内政治、皮肉な態度が蔓延し、優秀な社員が離脱する」
~【第八章】セールスフォースとマイクロソフトにおけるゾーンマネジメント
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2017/7/21
- 寸法12.9 x 1.4 x 18.9 cm
- ISBN-104822236951
- ISBN-13978-4822236953
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商品の説明
著者について
ジェフリー・A.ムーア
破壊的テクノロジーがビジネスと組織運営に与える影響と企業がとるべき戦略をテーマに、著述と講演を続け、スタートアップと大企業の双方に助言をしている。複数のベンチャーキャピタルを支援するとともに、コンサルティングやトレーニングを手がけるキャズムインスティチュート、キャズムグループ、TCGアドバイザーズの名誉会長を務める
栗原 潔
株式会社テックバイザージェイピー 代表取締役。弁理士(登録番号13977号)。技術士(情報工学)。金沢工業大学 客員教授。日本IBM、ガートナージャパンを経て、2005年7月より独立。情報通信技術の動向、IT投資、知的財産権に関するコンサルティング業務と弁理士業務を並行して行う。寄稿・講演・ビジネス書翻訳経験多数。東京都生まれ。東京大学工学部卒業、米MIT計算機科学科修士課程修了。
破壊的テクノロジーがビジネスと組織運営に与える影響と企業がとるべき戦略をテーマに、著述と講演を続け、スタートアップと大企業の双方に助言をしている。複数のベンチャーキャピタルを支援するとともに、コンサルティングやトレーニングを手がけるキャズムインスティチュート、キャズムグループ、TCGアドバイザーズの名誉会長を務める
栗原 潔
株式会社テックバイザージェイピー 代表取締役。弁理士(登録番号13977号)。技術士(情報工学)。金沢工業大学 客員教授。日本IBM、ガートナージャパンを経て、2005年7月より独立。情報通信技術の動向、IT投資、知的財産権に関するコンサルティング業務と弁理士業務を並行して行う。寄稿・講演・ビジネス書翻訳経験多数。東京都生まれ。東京大学工学部卒業、米MIT計算機科学科修士課程修了。
登録情報
- 出版社 : 日経BP (2017/7/21)
- 発売日 : 2017/7/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 224ページ
- ISBN-10 : 4822236951
- ISBN-13 : 978-4822236953
- 寸法 : 12.9 x 1.4 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 347,605位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,222位オペレーションズ (本)
- - 6,722位その他のビジネス・経済関連書籍
- - 7,117位実践経営・リーダーシップ (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年11月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2020年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これ一冊読んでも、表面的に分かったようなん気になるだけ。
「イノベーションのジレンマ」他、何冊か経営関係の書を読むと理解できると思う。
実際、経営陣として、参考になる書の一つであった。
「イノベーションのジレンマ」他、何冊か経営関係の書を読むと理解できると思う。
実際、経営陣として、参考になる書の一つであった。
2019年10月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
職場で、必読書になっています。
市場と競合状況を、4つのゾーンに分けて定義し、それぞれのゾーンで採るべき戦略を提案して下さっています。
他社を攻撃するには…
他社からの攻撃から身を守るには…
簡単ではないですが、参考になる内容だと思いました。
市場と競合状況を、4つのゾーンに分けて定義し、それぞれのゾーンで採るべき戦略を提案して下さっています。
他社を攻撃するには…
他社からの攻撃から身を守るには…
簡単ではないですが、参考になる内容だと思いました。
2020年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
市販価格の2倍で購入。 内容も 具体性、データなくよくない。
なぜ、4000円近い価格設定なのか。
クレイトン クリステンセンの方が 遙かに役に立つ。
なぜ、4000円近い価格設定なのか。
クレイトン クリステンセンの方が 遙かに役に立つ。
2017年10月28日に日本でレビュー済み
クリステンセンの『イノベーションのジレンマ』が日本で発売されたのが2001年。あれから
既に15年以上が経過し、その間にITやネットワーク革命というものが起きて、世界は大きく
変化した。しかし、そうした中でも「イノベーションのジレンマ」を乗り越えて成功する組織は
あまりにも少ない。ITやネットワークは仕事の進め方を変革してはくれるものの、それその
ものはイノベーションを生み出さない。
何故多くの企業は、イノベーションの重要性を十分に理解しながら、トランスフォームできな
いのか?その問いに本書は真っ向から立ち向かっている。
変化を受け、劣勢の既存事業を守るにはどうしたらよいか?変化に乗り、新事業を創出し、
攻めるにはどうしたらよいか?という問いに置きなおして、4つのゾーン(パフォーマンス・ゾ
ーン、プロダクティビティ・ゾーン、インキュベーション・ゾーン、トランスフォーメーション・ゾー
ン)を如何にマネジメントのするのかという新たな視点をもたらしてくれる。2社の取り組み実
例もあり、難解ではあるものの、理解を促進できるように配慮してくれている点も好感。
既に15年以上が経過し、その間にITやネットワーク革命というものが起きて、世界は大きく
変化した。しかし、そうした中でも「イノベーションのジレンマ」を乗り越えて成功する組織は
あまりにも少ない。ITやネットワークは仕事の進め方を変革してはくれるものの、それその
ものはイノベーションを生み出さない。
何故多くの企業は、イノベーションの重要性を十分に理解しながら、トランスフォームできな
いのか?その問いに本書は真っ向から立ち向かっている。
変化を受け、劣勢の既存事業を守るにはどうしたらよいか?変化に乗り、新事業を創出し、
攻めるにはどうしたらよいか?という問いに置きなおして、4つのゾーン(パフォーマンス・ゾ
ーン、プロダクティビティ・ゾーン、インキュベーション・ゾーン、トランスフォーメーション・ゾー
ン)を如何にマネジメントのするのかという新たな視点をもたらしてくれる。2社の取り組み実
例もあり、難解ではあるものの、理解を促進できるように配慮してくれている点も好感。
2017年9月4日に日本でレビュー済み
変革と創造は違う。攻めと守りは違う。一つの手法一辺倒な経営書が多い中、解像度をもたらしてくれる良書。
2018年8月7日に日本でレビュー済み
ゾーンマネジメントの基本的な考え方は、企業活動を4つのゾーンに分割し、それぞれを他と独立して管理することだ。
その中には新規ビジネスを始めるために経営資源を適切に分配できるように支援する「ゾーン攻撃」と成熟した中核ビジネスに対する破壊的変革者からの攻撃に反撃できる体制を作るように支援する「ゾーン防御」があり、それら両方を合わせて本書ではゾーンマネジメントと呼んでいる。
本書では破壊的 or 持続的イノベーションという軸と収益パフォーマンス・支援型投資という軸でゾーンを4つに分けており、それぞれ下記のように定めている。
1)トランスフォーメーションゾーン 収益パフォーマンス&破壊的イノベーション
このゾーンは新規事業を拡大することが重要で2-3年で投資回収することが求められる。組織としてはCEO直下の新部門が望ましい。
2)パフォーマンスゾーン 収益パフォーマンス&持続的イノベーション
このゾーンは既存事業で成果を出すことが求められるゾーンで、投資回収スコープは翌会計年度だ。ライン部門での運営が望ましい。
3)インキュベーションゾーン 支援型投資&破壊的イノベーション
このゾーンは新規事業を育むゾーンで投資回収は3から5年程度だ。R&D、事業開発部門での運営が望ましい。
4)プロダクティビティゾーン
生産性を上げることがカギで、投資回収は翌会計年度。スタッフ部門での運営が望ましい。
プロダクトポートフォリオ的にこのゾーンで切ってマネジメントをする考え方であるが、複数の事業のマネジメントにかかわっているが適切なマネジメントができていないと感じている方は読んでみるとよいかもしれない。
その中には新規ビジネスを始めるために経営資源を適切に分配できるように支援する「ゾーン攻撃」と成熟した中核ビジネスに対する破壊的変革者からの攻撃に反撃できる体制を作るように支援する「ゾーン防御」があり、それら両方を合わせて本書ではゾーンマネジメントと呼んでいる。
本書では破壊的 or 持続的イノベーションという軸と収益パフォーマンス・支援型投資という軸でゾーンを4つに分けており、それぞれ下記のように定めている。
1)トランスフォーメーションゾーン 収益パフォーマンス&破壊的イノベーション
このゾーンは新規事業を拡大することが重要で2-3年で投資回収することが求められる。組織としてはCEO直下の新部門が望ましい。
2)パフォーマンスゾーン 収益パフォーマンス&持続的イノベーション
このゾーンは既存事業で成果を出すことが求められるゾーンで、投資回収スコープは翌会計年度だ。ライン部門での運営が望ましい。
3)インキュベーションゾーン 支援型投資&破壊的イノベーション
このゾーンは新規事業を育むゾーンで投資回収は3から5年程度だ。R&D、事業開発部門での運営が望ましい。
4)プロダクティビティゾーン
生産性を上げることがカギで、投資回収は翌会計年度。スタッフ部門での運営が望ましい。
プロダクトポートフォリオ的にこのゾーンで切ってマネジメントをする考え方であるが、複数の事業のマネジメントにかかわっているが適切なマネジメントができていないと感じている方は読んでみるとよいかもしれない。
2017年8月20日に日本でレビュー済み
現代のビジネスを特徴づける要素は、スピードと破壊的変化であると筆者は云う。こうした環境下で、企業経営者が考えるべきは、破壊的変化を起こす「攻撃側」としてどう攻めるのかという面と、「防御側」に立って既存ビジネスを破壊的変化にどう対処するのか、という両面がある。
本書は、双方の立場を念頭に置き、意識する時間軸を3つに分けた上で、企業のマネジメントを4つのゾーンに分類し、各々のゾーンにおけるマネジメントの考え方、犯しやすい間違い等を詳述すると共に、4つのゾーンを適切にトップがマネージすることの重要性を説いている。
本書の執筆のきっかけとなった具体的事例として、「攻撃側」であるセールスフォースドットコムと「防御側」であるマイクロソフトの事例が挙げられていることも理解を助けてくれる。
本書は、双方の立場を念頭に置き、意識する時間軸を3つに分けた上で、企業のマネジメントを4つのゾーンに分類し、各々のゾーンにおけるマネジメントの考え方、犯しやすい間違い等を詳述すると共に、4つのゾーンを適切にトップがマネージすることの重要性を説いている。
本書の執筆のきっかけとなった具体的事例として、「攻撃側」であるセールスフォースドットコムと「防御側」であるマイクロソフトの事例が挙げられていることも理解を助けてくれる。