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暇と退屈の倫理学 増補新版 (homo Viator) 単行本 – 2015/3/7

5つ星のうち4.3 1,709個の評価

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「わたしたちはパンだけでなく、バラも求めよう。
生きることはバラで飾られねばならない」
明るく潑剌と、人生の冒険に乗りだすための勇気を!
新版に寄せた渾身の論考「傷と運命」(13,000字)を付す。

序章 「好きなこと」とは何か?
第一章 暇と退屈の原理論──ウサギ狩りに行く人は本当は何が欲しいのか?
第二章 暇と退屈の系譜学──人間はいつから退屈しているのか?
第三章 暇と退屈の経済史──なぜ“ひまじん"が尊敬されてきたのか?
第四章 暇と退屈の疎外論──贅沢とは何か?
第五章 暇と退屈の哲学──そもそも退屈とは何か?
第六章 暇と退屈の人間学──トカゲの世界をのぞくことは可能か?
第七章 暇と退屈の倫理学──決断することは人間の証しか?
付録 傷と運命──『暇と退屈の倫理学』新版によせて
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出版社より

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よろこばしい生き方と哲学は、まっすぐにつながっている!―― 國分功一郎

★大ロングセラー・メディアで続々紹介されています★

  • 『日経BOOKプラス』2024年6月17日/実業家・林千晶さん
  • 『毎日新聞』2023年8月12日朝刊/芸人・ヒコロヒーさん
  • 『日本経済新聞』2020年4月18日オピニオン欄「経済は遊び自粛を糧に」
  • 『ダ・ヴィンチ』2020年5月号/著者インタビュー
  • 『毎日新聞』2015年5月31日/書評欄
  • YouTube「Aoyama Book Channel」本屋の歩き方vol.1/渡邉康太郎さん+ドミニク・チェンさん

商品の説明

著者について

國分功一郎(こくぶんこういちろう)
一九七四年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。高崎経済大学経済学部准教授。専攻は哲学。著書に『スピノザの方法』(みすず書房)、『哲学の自然』(中沢新一との共著、太田出版)、『ドゥルーズの哲学原理』(岩波書店)、『来るべき民主主義──小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題』(幻冬舎新書)、『社会の抜け道』(古市憲寿との共著、小学館)、『哲学の先生と人生の話をしよう』(朝日新聞出版)、『統治新論──民主主義のマネジメント』(大竹弘二との共著、太田出版)、訳書に、デリダ『マルクスと息子たち』(岩波書店)、コールブルック『ジル・ドゥルーズ』(青土社)、ドゥルーズ『カントの批判哲学』(ちくま学芸文庫)、オンフレ『ニーチェ』(ちくま学芸文庫)、共訳として、デリダ『そのたびごとにただ一つ、世界の終焉』(岩波書店)、フーコー『フーコー・コレクション4』(ちくま学芸文庫)、ガタリ『アンチ・オイディプス草稿』(みすず書房)がある。
ブログ:http://ameblo.jp/philosophysells/
ツイッター:http://twitter.com/lethal_notion

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 太田出版 (2015/3/7)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2015/3/7
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 440ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4778314379
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4778314378
  • 寸法 ‏ : ‎ 12 x 2.9 x 17.3 cm
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.3 1,709個の評価

著者について

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國分 功一郎
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カスタマーレビュー

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お客様のご意見

お客様はこの哲学書について、以下のような評価をしています: 読みやすさについては高く評価されており、分かりやすく、テンポよく読めると好評です。また、綿密な論理構成で、思考しながら読むことを求められるため途中で眠くなるという指摘もあります。一方で、論理性に関しては意見が分かれています。一部のお客様は「非常に面白い」と感じており、哲学好きには楽しめる本だと評価しています。ただし、2025年の現代にこの本を読むと、論理の展開がやや回りくどく感じられる点も指摘されています。

お客様の投稿に基づきAIで生成されたものです。カスタマーレビューは、お客様自身による感想や意見であり、Amazon.co.jpの見解を示すものではありません。

39人のお客様が「読みやすさ」について述べています。33肯定的6否定的

お客様はこの哲学書の読みやすさを高く評価しています。分かりやすく、出だしがテンポよく読める点や、映画などを参照しながらの切り込み方が面白いと感じています。また、綿密な論理構成で、思考しながら読むことを求められるため途中で眠くなるという指摘もあります。一方で、長いが勉強になる内容だと感じているようです。

"コロナ禍のときにじっくり読みました。何度か読み返したくなる不思議な本ですね。紙版とKindleと両方買いました。" もっと読む

"面白くて読みやすかったです?" もっと読む

"...特筆すべきは、その分かりやすさです。哲学的なテーマを扱いながらも、平易な表現で書かれており、哲学に馴染みのない読者でも十分に理解しやすい構成になっています。また、実生活や社会とのつながりが随所に示されており、思考を発展させながら読める点も魅力的です。..." もっと読む

"哲学の本を読むのは初めてです。 論理的に詰められていく過程がかなり面白かったので、時間はかかりましたが最後まで読めました。内容は難しいのですが文章は読み易いです。 自分の中にあった言葉にできない感覚について、これは自分だけじゃなかったんだという安心も得ました。..." もっと読む

23人のお客様が「面白さ」について述べています。23肯定的0否定的

お客様はこの哲学書について、すこぶる面白いと評価しています。独特の哲学的観点から「暇と退屈」という概念を小難しく論じており、著者の思考プロセスが丁寧に書かれており、読者に追体験できる点が面白かったと感じています。また、人類学や社会学の観点からも暇と退屈について考察しており、難しいテーマを分かりやすく説明している点もユニークで興味深いと感じているようです。

"結論に至るまでの著者の思考プロセスが丁寧に書かれていて、それを追体験できるのが面白かった。" もっと読む

"よくあるビジネス書のような「暇と退屈を感じないためにこれをやれ!」と言う内容ではない。過去の哲学を参照しながら、「退屈とは何か」「なぜ退屈を感じるか」が詳細に論じてある。長いが勉強になると感じた。ビジネス書では結論から読むことが多かったのだが、「結論から読んでも意味がない」と記載してあった。..." もっと読む

"...ように思います。 この本は、作者の長い時間をかけた ものが抽出されたもののため、 すごく、きれいな論理だと思います。 読みやすいし、1回読んだだけでも ある程度、すんなりはいります。" もっと読む

"...まだ、本書、読破していませんが、独特の哲学的観点から「暇と退屈」という概念を小難しく論じています。..." もっと読む

14人のお客様が「哲学的内容」について述べています。14肯定的0否定的

お客様はこの哲学書について、最高におもしろい哲学だと評価しています。哲学の入門書としてお勧めしており、新たな気付きが得られると感じています。話し言葉で具体例が多く、分かりやすい内容だと好評です。結論も明るい気持ちになり、楽しみとして読める本だと評価されています。また、歴史的な観点からも人間の行動からも説明があり、納得できる内容だと感じているようです。

"コロナ禍のときにじっくり読みました。何度か読み返したくなる不思議な本ですね。紙版とKindleと両方買いました。" もっと読む

"...特筆すべきは、その分かりやすさです。哲学的なテーマを扱いながらも、平易な表現で書かれており、哲学に馴染みのない読者でも十分に理解しやすい構成になっています。また、実生活や社会とのつながりが随所に示されており、思考を発展させながら読める点も魅力的です。..." もっと読む

"よくあるビジネス書のような「暇と退屈を感じないためにこれをやれ!」と言う内容ではない。過去の哲学を参照しながら、「退屈とは何か」「なぜ退屈を感じるか」が詳細に論じてある。長いが勉強になると感じた。ビジネス書では結論から読むことが多かったのだが、「結論から読んでも意味がない」と記載してあった。..." もっと読む

"...この本を読んで、気晴らしをすることは、贅沢をすること、余裕を持つこと、世界を受け取ることに繋がる。受け取ることができれば自分の過去の辛い記憶に苛まれず、没頭することができるのだと思いました。 人間は弱い生き物たから、何かの奴隷になりたがる。でもそれでは辛い過去から逃れることができない。..." もっと読む

11人のお客様が「論理性」について述べています。5肯定的6否定的

お客様はこの本の論理性について意見が分かれています。一部のお客様は、この本の論理展開が明快でしっかり考えられると評価しています。一方で、結論のところがわかりにくく、著者の主張・結論もやや味気なく、途中で読む気が失せたという声もあります。また、仮定・仮説が非常に恣意的で、自分の思い込みで進んでいく部分があるようです。

"...著者の論理操作は非常に巧みで、先人たちの知見を横断的に接続しながら、そこから新たな視座を引き出していく知的作業には大いに感心させられた。 しかし一方で、2025年の現代にこの本を読むと、その論理の展開がやや回りくどく感じられる部分もある。..." もっと読む

"こういうひたすら論理を追い、思考を続ける(そして実証的ではあまりない)タイプの本は苦手なので必死に読む。 著者は「大切なのは理解する過程である(p.392)」「本書の結論だけを取り上げて、そこに論評や非難を浴びせることも無意味である..." もっと読む

"まちがいなく名著。そして、すこぶる面白い。 哲学的な内容なので抽象度はそれなりに高いのだが、論理展開が明快かつ、心地良いリズム、緩急があるがゆえに読んでて余計なストレスがない。..." もっと読む

"哲学系の人は全般的にそうなのかわからないが、 自分の論を推し進めるにあたり、仮定・仮説が非常に恣意的で結論に向けた論理展開が「自分の思い込み」で進んでいく部分が多々あるように感じた。..." もっと読む

哲学ちゅうもんはオモロイなぁ!
星5つ中5つ
哲学ちゅうもんはオモロイなぁ!
ざぁ~と眼を通しただけで読んだつもり、哲学ってこんな学問つうことを知ったつもりになれる一冊、年寄り向き。
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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2025年3月25日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    コロナ禍のときにじっくり読みました。何度か読み返したくなる不思議な本ですね。紙版とKindleと両方買いました。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2025年4月2日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    面白くて読みやすかったです?
  • 2025年2月2日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    日々の忙しさの中で「退屈」について深く考える機会は少ないかもしれません。しかし、本書は「退屈」を単なる暇な時間としてではなく、人間のあり方に関わる重要なテーマとして掘り下げており、私たちの生き方そのものを問い直すきっかけを与えてくれます。

    特筆すべきは、その分かりやすさです。哲学的なテーマを扱いながらも、平易な表現で書かれており、哲学に馴染みのない読者でも十分に理解しやすい構成になっています。また、実生活や社会とのつながりが随所に示されており、思考を発展させながら読める点も魅力的です。

    特にビジネスマンにとっては、「退屈」の概念が仕事やキャリア、さらには企業の在り方にまで通じるものだと気づかされるでしょう。創造性や意思決定において、退屈とどのように向き合うかを考えることで、単なる時間の浪費ではなく、新たな発想や価値創造の契機として捉え直すことができます。

    哲学書でありながら、ビジネスや日常生活に応用しやすい示唆を多く含む本書は、思想的な視点を養いたい人にとって最適な一冊です。読後には、退屈そのものに対する見方が変わるかもしれません。
    4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2025年2月12日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    結論に至るまでの著者の思考プロセスが丁寧に書かれていて、それを追体験できるのが面白かった。
  • 2025年3月28日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    「暇」や「退屈」という日常的な感情を、哲学、社会学、経済学、文化人類学、生物学など多様な視点から掘り下げ、倫理的処方箋を導こうとする試みである。著者の論理操作は非常に巧みで、先人たちの知見を横断的に接続しながら、そこから新たな視座を引き出していく知的作業には大いに感心させられた。

    しかし一方で、2025年の現代にこの本を読むと、その論理の展開がやや回りくどく感じられる部分もある。さまざまな学問領域から布の切れ端を集めてパッチワークのように編み込まなければ、この結論にはたどり着けなかったのだろうか、という疑問も湧いてくる。

    たとえば、近年注目されている予測符号化理論(predictive coding theory)の枠組みを用いれば、退屈とは「外受容感覚や内需要感覚と、内部モデルとの予測誤差が小さすぎる状態が持続し、脳の処理リソースが余剰している状態」として、比較的シンプルに記述することができる。
    また、ユクスキュルの「環世界」概念やハイデッガーの存在論的分析も、前頭前野における抽象化機能を通じた内部モデル生成能力として整理できる可能性がある。

    こうした脳科学的な視点を導入すれば、本書のように多数の哲学的テキストを引用することなく、退屈という現象をよりコンパクトに説明できるのではないかと感じる。

    もちろん、そのような知見のない時代に、退屈という現象に対してここまで明晰な分析を行った、特にハイデガーのについての先見性と知性は驚くべきものだし、その累積に批判的検討を加えつつ、そこから新しい倫理を構築しようとする國分氏の試みもまた、知的営為として評価したいのだ。

    同時に、こうした著作を通して改めて感じるのは、人文学的アプローチの難しさだ。自然科学のように既存の理論枠組みに乗ることができず、モデルを一から手作りしなければならないという構造的困難の中で、どこまで明晰に現象を切り分け、概念化し得るのか。本書はその苦闘の痕跡でもあり、人文学のもつ可能性と限界の両方をあらためて浮かび上がらせる一冊だと感じた。

    と、散々色々言っておいて、これでいいのかもしれないとも思う。この本はまさに、著者が暇と退屈について調べぬき、考えぬくことで、自らの人生をまさに「薔薇で飾った」、その実践でもあるのだから。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2025年3月17日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    哲学の本を読むのは初めてです。
    論理的に詰められていく過程がかなり面白かったので、時間はかかりましたが最後まで読めました。内容は難しいのですが文章は読み易いです。

    自分の中にあった言葉にできない感覚について、これは自分だけじゃなかったんだという安心も得ました。なんとなく付き合い方の方向がわかった気がしています。まだまだ気分だけですが。
    退屈の第二形態、浪費と消費の違いについては特に何度も読み返して、もう少し理解したいです。

    今後の人生、ずっと自分を助けてくれそうな考えに出会えたと思います。頑張って最後まで読んで良かったです。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2025年1月9日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    一般的な部位も散見されますが、やはり頷ける事があるのがこの手の本です。まず乱読もしてみなくては、が私のおすすめです。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2025年4月2日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    よくあるビジネス書のような「暇と退屈を感じないためにこれをやれ!」と言う内容ではない。過去の哲学を参照しながら、「退屈とは何か」「なぜ退屈を感じるか」が詳細に論じてある。長いが勉強になると感じた。ビジネス書では結論から読むことが多かったのだが、「結論から読んでも意味がない」と記載してあった。確かにその通りで、結論だけ読んでも意味が分からなかったが、通読すると結論の章で頷くことができた。面白かった。