表紙の赤い4つのCにつられて読み始めた。何で赤とCにの組み合わせなのだろう。いや、これは本書のテーマではない。本書のテーマは何が知的財産権かの分かりやすい解説だ。文字は著作権の埒外なのだ。中央大学の試合を東都大学リーグで見たときの第一印象は「智弁学園といっしょや」だった。ちなみに広島出身の同期は「カープの真似か?」と思ったそうな。あいつもこの表紙につられて読んでたら面白いな。もっともシンシナティ・レッズのファンは友人にいない。いたら役満だった。もちろんそいつの上がりだろうからこっちはおごるはめになるな。
法的な考え方は各章にまとめとしておかれている。また注がやたらと詳しい。筆者は楽しく分かりやすい読み物とややこしい知財法の立て付けを飲み込みやすくするために心を砕いたといえる。入門書としては異色だがこれは一つの見識だ。
これを法学部出身者が書くとまとめがと本文が逆転するだろうし、取り上げられる事例も数分の一になってしまう。実務家ならではの感覚だ。より多くの事例に接して帰納的に理解に導く方が理解が早い。
ただ読者は次のステップでは法学者のテキストも読み込むべきだろう。これで知財法を理解できるのは筆者レベルの人だ。この本から知財法の世界に入り色々な本を読み実務に携わって改めて読む。そのときは作者への感謝と恩返しに他の本も買うのがよさそうだ。
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楽しく学べる「知財」入門 (講談社現代新書) Kindle版
知的財産権には主なものだけで、著作権、商標権、特許権、実用新案権、意匠権という5つの権利がある。しかし日本人は、そんな様々な知的財産権が、頭の中できちんと整理できていない。本書は、5つの権利の違いやその関わり合い方を正しく理解してもらうこと、さらに、「その行為は権利侵害なのか?」という判断についても、ある程度正しくできるスキルを自然と身につけてもらうことを目指したものである。
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2017/2/20
- ファイルサイズ19406 KB
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商品の説明
著者について
稲穂 健市
東京都生まれ。東北大学研究推進本部特任准教授、弁理士、米国公認会計士(デラウェア州Certificate)。横浜国立大学大学院工学研究科博士前期課程修了後、大手電気機器メーカーにおいてソフトウェア関連発明の権利化業務、新規事業領域における企画推進・産学連携・国際連携などに従事。約7年間は米国カリフォルニア州にある研究開発拠点の運営にかかわった。知的財産権を楽しくわかりやすく伝える知財啓蒙の第一人者。科学技術ジャーナリスト(筆名:稲森謙太郎)として執筆した著作に、『すばらしき特殊特許の世界』(太田出版)、『女子大生マイの特許ファイル』(楽工社)などがある。
東京都生まれ。東北大学研究推進本部特任准教授、弁理士、米国公認会計士(デラウェア州Certificate)。横浜国立大学大学院工学研究科博士前期課程修了後、大手電気機器メーカーにおいてソフトウェア関連発明の権利化業務、新規事業領域における企画推進・産学連携・国際連携などに従事。約7年間は米国カリフォルニア州にある研究開発拠点の運営にかかわった。知的財産権を楽しくわかりやすく伝える知財啓蒙の第一人者。科学技術ジャーナリスト(筆名:稲森謙太郎)として執筆した著作に、『すばらしき特殊特許の世界』(太田出版)、『女子大生マイの特許ファイル』(楽工社)などがある。
登録情報
- ASIN : B06W9JWD6K
- 出版社 : 講談社 (2017/2/20)
- 発売日 : 2017/2/20
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 19406 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 332ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 48,023位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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東北大学特任教授、弁理士、米国公認会計士(デラウェア州Certificate)、科学技術ジャーナリスト(筆名:稲森謙太郎)、内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局 上席科学技術政策フェロー、知的財産権訴訟における裁判所専門委員(東京高等裁判所、東京地方裁判所、大阪地方裁判所所属)。
東京都生まれ。横浜国立大学大学院工学研究科電子情報工学専攻博士前期課程修了。大手電気機器メーカーにおいてソフトウェア関連発明の権利化業務、新規事業領域における企画推進・産学連携・国際連携などに従事。約7年間は米国カリフォルニア州(シリコンバレー及びロサンゼルス近郊)にある研究開発拠点の運営にかかわった。現在は、東北大学特任教授・首席URA(研究推進・支援機構URAセンター)。センスチップ株式会社(東北大学発ベンチャー企業)監査役、福島工業高等専門学校非常勤講師、早稲田大学エクステンションセンター講師、東北文化学園大学非常勤講師なども務める。「第5回 日本オープンイノベーション大賞」選考委員会特別賞を受賞。
著作・講演・メディア出演などを通じて、知的財産権(特許権、商標権、著作権等)の啓発活動をライフワークとしている。文化放送「The News Masters TOKYO」ニュースマスターも務めた。趣味は旅。今までの訪問国は80カ国。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年2月25日に日本でレビュー済み
レポート
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3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2019年11月5日に日本でレビュー済み
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知的財産検定に興味を持ったのがきかっけで手にとりました。文系の自分にとっては難しかったです。ホンダのカブ(バイク)の意匠権から不二家のぺこちゃんの商標権まで幅広く取り上げられています。雑学としてもたのしめるかも。
2022年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「知財」が「楽しく学べる」というのはそのとおりであった。
少なくとも知財の分野については、法学系よりも理工系の人の方が説明がうまいと思う。
なお先日この書籍に書かれていた某お寺を訪問してみた。
少しだけお話を聞くことができラッキーな体験でした笑
著者に感謝
少なくとも知財の分野については、法学系よりも理工系の人の方が説明がうまいと思う。
なお先日この書籍に書かれていた某お寺を訪問してみた。
少しだけお話を聞くことができラッキーな体験でした笑
著者に感謝
2018年9月8日に日本でレビュー済み
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知財全体をまとめて著作権と言ってしまいがちだが、
実際は、自動的に権利が発生するのが、狭義の「著作権」で、複製権など多種あり、
そのほか著作者人格権や著作隣接権に分かれる。
一方、商標権・特許権・実用新案権・意匠権は、国が権利を付与する。
この本は、序章でこの点を細かく説明していて、マトリクスがあるので、わかりやすい。
そしてこの本の特徴は、例として用いられているものがとても有名なものばかりな事で、
著名人、有名キャラクター、誰もが知っている大企業、などなので
内容が頭に入りやすく、頭に残りやすい。実際の意匠も多く載っている。
実際は、自動的に権利が発生するのが、狭義の「著作権」で、複製権など多種あり、
そのほか著作者人格権や著作隣接権に分かれる。
一方、商標権・特許権・実用新案権・意匠権は、国が権利を付与する。
この本は、序章でこの点を細かく説明していて、マトリクスがあるので、わかりやすい。
そしてこの本の特徴は、例として用いられているものがとても有名なものばかりな事で、
著名人、有名キャラクター、誰もが知っている大企業、などなので
内容が頭に入りやすく、頭に残りやすい。実際の意匠も多く載っている。
2017年7月27日に日本でレビュー済み
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題名通りの知財入門で、難しい話はなくて、
ああ、と時間のある時に読んで
無駄ではないかなと思います。
ああ、と時間のある時に読んで
無駄ではないかなと思います。
2017年12月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
個人的にとっつきにくい領域ですが、事例豊富で興味深く、おもしろく読まさせていただきました。
2020年8月29日に日本でレビュー済み
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著者が実際にジャニーズに問い合わせたり、黄金風呂に入りに行ったり、笑えます。知財の本格的な勉強をする前に、読み物として気軽に読むと良い本です。ただし、法的な記載は改正されてるのに古いままのところもあるので、その辺は最新の専門書で確認する必要があります。
2017年4月19日に日本でレビュー済み
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知財関連のケーススタディ&著者の見解付き、といった内容の書籍です。一般的に誰が読んでも興味を持てるような範囲に内容が絞られているため、基本的にはライト層向けの書籍だと思います。法律や実務については、一般の方の興味を維持できる程度の扱いであるため、詳しい知識を求めている人にとっては物足りないかとは思います。また、知財関連の面白い話題はネットでも結構目立つため、多少でも調べたりしたことがある人にとっては、見聞きしたことのある話題も多いかもしれません。知財の話題にほぼ初めて触れるという方には、とっかかりとして面白い本だと思います。
それ以外の点で本書で特徴的なのは、著者の見解や行動が結構面白く、読み進むにつれ、シンプルに面白かったり興味を引く記述・文章が出てきます。とりあえず当事者(企業や個人)に突撃する姿勢やそのレポート、とりあえず作中で扱われている対象物(ガンダムのエ○メスプラモなど)を購入してみてしまう姿勢、黄金風呂の話題ではどんなものか知るためにわざわざ風呂に入りに行くなど、くすっと笑ってしまうような箇所もありました。前半は特に何とも思わずに読んでいたのですが、徐々に著者の妙な熱量や、この分野が個人的な趣味としても好きで関わってると思われるような気持ちが伝わってきて、読んでいて楽しかったです。
それ以外の点で本書で特徴的なのは、著者の見解や行動が結構面白く、読み進むにつれ、シンプルに面白かったり興味を引く記述・文章が出てきます。とりあえず当事者(企業や個人)に突撃する姿勢やそのレポート、とりあえず作中で扱われている対象物(ガンダムのエ○メスプラモなど)を購入してみてしまう姿勢、黄金風呂の話題ではどんなものか知るためにわざわざ風呂に入りに行くなど、くすっと笑ってしまうような箇所もありました。前半は特に何とも思わずに読んでいたのですが、徐々に著者の妙な熱量や、この分野が個人的な趣味としても好きで関わってると思われるような気持ちが伝わってきて、読んでいて楽しかったです。