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アラブとイスラエル パレスチナ問題の構図 (講談社現代新書) 新書 – 1992/1/16
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パレスチナ人とは?――パレスチナ人は、国を持たず、アラブ世界で常に差別されてきた。表面上はアラブの大義という看板の下で受け入れられても、内心ではけっして仲間うちとしては扱われてこなかった。またパレスチナ人は、国による保護を得られないため、個人の努力、そしてパレスチナ人同士の団結によって人生を切り開いてきた。ある国から追放されるようなことがあっても、命ある限りけっして奪われることのないものに投資してきた。つまり教育であった。
パレスチナ人の勉強熱心はアラブ社会では際立っている。パレスチナ人は、医者であり、作家であり、画家であり、弁護士であり、大学教員であり、ジャーナリストであり、研究者である。――本書より
- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1992/1/16
- 寸法10.6 x 1.1 x 17.4 cm
- ISBN-104061490850
- ISBN-13978-4061490857
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商品の説明
著者について
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1992/1/16)
- 発売日 : 1992/1/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 264ページ
- ISBN-10 : 4061490850
- ISBN-13 : 978-4061490857
- 寸法 : 10.6 x 1.1 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 59,270位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 7位中東のエリアスタディ
- - 219位政治入門
- - 261位講談社現代新書
- カスタマーレビュー:
著者について

専攻分野:中東研究・国際政治
福岡県北九州市小倉生まれ
大阪外国語大学ペルシア語科卒業
コロンビア大学国際関係論修士
主要職歴:
クェート大学客員研究員
放送大学教授(現職)
その他の職歴:
桜美林大学非常勤講師
学習院大学非常勤講師
早稲田大学非常勤講師
青山学院大学非常勤講師
お茶の水女子大学非常勤講師
大阪外国語大学非常勤講師
茨城大学非常勤講師
東京大学非常勤講師
龍谷大学客員教授
日米会話学院講師
プラトン学園講師
主な著作:
共著『異文化の交流と共存』
(放送大学教育振興会、2009年)
共著『世界の中の日本』
(放送大学教育振興会、2009年)
共著『市民と社会を生きるために』
(放送大学教育振興会、2009年)
『国際政治/9月11日後の世界』
(放送大学教育振興会 2004年/改訂新版 2008年)
『アメリカのイラク戦略/中東情勢とクルド問題』
(角川書店 2003年)
『第三世界の政治/パレスチナ問題の展開』
(放送大学教育振興会 2002年/改訂新版 2005年)
『アメリカとパレスチナ問題/アフガニスタンの影で』
(角川書店 2001年)
『国際政治/新しい世界像を求めて』
(放送大学教育振興会 2000年)
『国際関係論』
(共著・放送大学教育振興会 1997年)
『社会科学入門』
(共著・放送大学教育振興会 1997年)
『現代の国際政治/冷戦を越えて』
(放送大学教育振興会 1995年)
『第三世界の政治/南からの視点』
(編著・放送大学教育振興会 1996年)
『ハジ・ババの冒険上・下』
(共訳・平凡社東洋文庫 1983年)
『アラブとイスラエル/パレスチナ問題の構図』
(講談社現代新書 1992年)
『燃えあがる海/湾岸現代史』
(東京大学出版会 1995年)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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さらに、ロシアのペレストロイカによる移民のほとんどはアメリカを選び、イスラエルへのアリヤー(移住)を選ばなかったことにも驚いた。ユダヤロビーの働きかけでアメリカの移民法が改正され(ロシアからのユダヤ人が自動的に政治難民に認定されなくなった)、結果30万人がイスラエルに移住した。
ポストアラファト時代のパレスチナを予測する意味でも、アラファト時代の流れを知ることは必要だ。
1992年の湾岸戦争の後の著書であるから時代的には古い。
しかし、それまでの中東の歴史・アラブとイスラエルの対立を分かり易く解説している。
国を追われて2,000年に渡って世界中を流浪していたユダヤ人が、第二次世界大戦終了と共に聖地・エルサレムにユダヤ人国家を建設しようとする運動「シオニズム」と呼ばれるものが具体化してイスラエルが建国された。
欧州でナチスドイツに迫害されて生き延びたユダヤ人たちが多くイスラエルに渡り新国家の樹立を支えた。
しかし、中東には元々、人種・宗教共に異なるアラブ人が住んでおり、ユダヤ人よりも多かった。ユダヤ人たちはアラブ人たちから土地を購入して領土とし、国家を建設した。それを認めない周辺諸国はイスラエルに侵攻して戦争になる。
歴史の浅いイスラエルには軍備も未熟で開戦当初は不利だったが、フランスやアメリカの援助を受けて逆にアラブ諸国を撃退し、領土を拡大することができたものの、膨大な数のアラブ人の難民が土地を追われることになり、今日まで続く争いの引き金となった。
周囲を敵に囲まれているイスラエルだが、アメリカが在住のユダヤ人を味方に付ける為に積極的な支援を行う。ユダヤ人票は大統領選の帰趨を左右するほどであり、歴代大統領も彼等を無碍には扱えなかったのだ。
こうしたアメリカからの援助がイスラエルを今日まで存続させた大きな理由だが、アラブ側も連合国という体制でイスラエルと対決するには各国の利害が対立し、足並みが揃わなかった。
当初はエジプトがアラブの中心的存在だったが、ナセル大統領没後はイスラエルと融和路線に転換し、平和条約を締結して対イスラエル戦線から脱落した。
更に1980年代にはイラン・イラク戦争が勃発するなどアラブ国同士が対立して疲弊し、イスラエルを結果的に助けることになった。その間にイスラエルは公式には認めてはいないものの「核武装」し、最早「滅ぼす」など到底非現実的な存在となってしまう。
やがて、時代が移りイスラエルを国家として認める代わりに「奪われた土地を返還してもらう」という融和路線に徐々に切り替わっていく流れとなる。
しかし、イスラエルは既に確保した土地に多数の国民を入植させており、自国の土地としての既成事実化を進めていて話の解決は困難になっていた。
かつては弱小国家だったイスラエルも今や力を付けて、アメリカの後押しが今だ必要とはいえ大国の雰囲気を醸し出していたのだ。それに対してアラブ側の後退は明らかだった。アラファト議長率いるPLOもイスラエルとの対立に度々拠点を移し、更には湾岸戦争でフセインを支持した為にアラブの国からも信用を失うなど窮地に追い込まれていた。
この著書の時代から既に30年が経過しているのだが、先日のハマスの大規模なイスラエル急襲に端を発した事件は、このことが30年前の争いではなく「今も現実に続いている争い」なのだと改めて認識させただろう。今後、事態は益々混迷することが確実と思われる。
15世紀のヨーロッパから1991年まで(翌年発行)アメリカの動きも含め、詳しくわかりやすく説明されていて、おすすめだと思います。
欧米/イスラエル/アラブの歴史一覧、中東地図、索引もよかったです。
その後多くの事があったので、続編を希望します。