全体を通してあっさりとしたテイストで、難解な内容は見当たらなかった。
洋書特有のクセはほとんど見られず、翻訳としてよくできていると思う。
突っ込んだ内容のことはそれほど書かれていないので、個人的にはやや肩透かしなところもあったが、
その分、ウェブサイトに関する前提知識は特に必要なく、サイト制作の職域を選ばないと思う。
この手の話題の書籍を読んだことがなかったので、星5つで。

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グローバルWebサイト&アプリのススメ グローバルジェネラリストなWeb担当者を目指して 単行本(ソフトカバー) – 2017/12/23
●独身の日 !? ブラックフライデーって !?
●世界が100人なら58人はアジアの人 !?
●3Gの低速モバイル通信が世界の主流 !?
●右→左と左→右が混じるアラビア語のWeb !?
すべてに精通したスペシャリストである必要はありません。
あなたのコンテンツやビジネスにグローバルな成功をもたらす事例・考え方・ヒント満載の手引き書が登場。
Webサイト・サービスやアプリケーションなどのプロダクトを提供するのは、今や企業の大小に関わらず、広くビジネス機会を求める上で重要な視点です。そして、それは1つの国や地域のスペシャリストである必要はなく、ジェネラリストとして幅広い国や地域に対して知見を持っておくことが重要です。
この書籍は、そのような観点に立った知識と豊富な実践を解説する書籍です。Webサイト・サービスやアプリケーションなどのプロダクトを、英語圏や中国語圏、中東圏、スペイン語圏などグローバルにマーケティングする際のポイントを、数多いケーススタディにもとづいて解説します。文字表現、デザイン表現、プロモーション戦略などを各地域の商慣習に合わせて細かく例示した他に類を見ない内容となっています。
著者が運営するBlog「Global by Design」の日本語訳を手がける、株式会社ミツエーリンクスの木達一仁氏が監訳! Web担当者、Webマーケター、広報・PR担当者はもちろん、Webデザイン/サービスのデザイナーやアプリ開発者など、幅広く役立てていただけます。
●世界が100人なら58人はアジアの人 !?
●3Gの低速モバイル通信が世界の主流 !?
●右→左と左→右が混じるアラビア語のWeb !?
すべてに精通したスペシャリストである必要はありません。
あなたのコンテンツやビジネスにグローバルな成功をもたらす事例・考え方・ヒント満載の手引き書が登場。
Webサイト・サービスやアプリケーションなどのプロダクトを提供するのは、今や企業の大小に関わらず、広くビジネス機会を求める上で重要な視点です。そして、それは1つの国や地域のスペシャリストである必要はなく、ジェネラリストとして幅広い国や地域に対して知見を持っておくことが重要です。
この書籍は、そのような観点に立った知識と豊富な実践を解説する書籍です。Webサイト・サービスやアプリケーションなどのプロダクトを、英語圏や中国語圏、中東圏、スペイン語圏などグローバルにマーケティングする際のポイントを、数多いケーススタディにもとづいて解説します。文字表現、デザイン表現、プロモーション戦略などを各地域の商慣習に合わせて細かく例示した他に類を見ない内容となっています。
著者が運営するBlog「Global by Design」の日本語訳を手がける、株式会社ミツエーリンクスの木達一仁氏が監訳! Web担当者、Webマーケター、広報・PR担当者はもちろん、Webデザイン/サービスのデザイナーやアプリ開発者など、幅広く役立てていただけます。
- 本の長さ212ページ
- 言語日本語
- 出版社ボーンデジタル
- 発売日2017/12/23
- 寸法21 x 14.8 x 2.5 cm
- ISBN-104862463916
- ISBN-13978-4862463913
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商品の説明
出版社からのコメント
他に類を見ない、Webサイト・サービス、アプリのグローバライズのノウハウを多くの事例から導き出した書籍です。アクセシビリティ、表示パフォーマンスといったコンテンツの実装要件がほぼほぼ出そろったいま、あらゆるWebサイトが検討すべき事項はコンテンツそのものの質の向上で、その重要なテーマにグローバライセーションとローカライゼーションがあります。2020年以降の日本経済の不透明さ、少子化傾向に伴う経済力の低下などを背景に、国外市場や商慣習に目を向ける企業が増えています。この書籍をきっかけに皆さんで考えてみませんか?
監訳者 木達一仁氏(ミツエーリンクス)からのメッセージ
日本の将来の景気低迷を懸念する記事を多く目にする昨今、日本企業は今後ますます海外に目を向け、インバウンドとアウトバウンドの両面からビジネスの拡大を検討することになるでしょう。ビジネスの、ひいては自社のWebサイトやアプリのグローバル化に取り組もうとされている皆さんにとって、本書が良き手引きとなることを願ってやみません。
監訳者 木達一仁氏(ミツエーリンクス)からのメッセージ
日本の将来の景気低迷を懸念する記事を多く目にする昨今、日本企業は今後ますます海外に目を向け、インバウンドとアウトバウンドの両面からビジネスの拡大を検討することになるでしょう。ビジネスの、ひいては自社のWebサイトやアプリのグローバル化に取り組もうとされている皆さんにとって、本書が良き手引きとなることを願ってやみません。
著者について
著者:ジョン・ヤンカー
Byte Level Research(http://www.bytelevel.com/)の共同創立者。グローバルなWebサイトやマーケティング活動を改善してきた企業、組織は数百にのぼる。Webサイトのグローバル化という新興分野に注目した最初の書籍『Beyond Borders: Web Globalization Strategies』を著し、他に14年分の『The Web Globalization Report Card』などのレポート執筆多数。Unicode Conference、Internet Retailer、Localization Worldなどの業界イベントでは、常連のスピーカーである。ミズーリ大学ジャーナリズム学部で学士、ボストン大学で修士。
監訳者:木達一仁(株式会社ミツエーリンクス)
2004年に株式会社ミツエーリンクスに参加。以来、Webサイトの構築や運用において、フロントエンドの設計と実装、デザインガイドラインの策定に多く携わる傍ら、Web標準やアクセシビリティの普及・啓発に従事。グローバルWebサイトについてのBlog、「Global by Design」日本語版では元記事の翻訳を手がける。
Byte Level Research(http://www.bytelevel.com/)の共同創立者。グローバルなWebサイトやマーケティング活動を改善してきた企業、組織は数百にのぼる。Webサイトのグローバル化という新興分野に注目した最初の書籍『Beyond Borders: Web Globalization Strategies』を著し、他に14年分の『The Web Globalization Report Card』などのレポート執筆多数。Unicode Conference、Internet Retailer、Localization Worldなどの業界イベントでは、常連のスピーカーである。ミズーリ大学ジャーナリズム学部で学士、ボストン大学で修士。
監訳者:木達一仁(株式会社ミツエーリンクス)
2004年に株式会社ミツエーリンクスに参加。以来、Webサイトの構築や運用において、フロントエンドの設計と実装、デザインガイドラインの策定に多く携わる傍ら、Web標準やアクセシビリティの普及・啓発に従事。グローバルWebサイトについてのBlog、「Global by Design」日本語版では元記事の翻訳を手がける。
登録情報
- 出版社 : ボーンデジタル; 初版 (2017/12/23)
- 発売日 : 2017/12/23
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 212ページ
- ISBN-10 : 4862463916
- ISBN-13 : 978-4862463913
- 寸法 : 21 x 14.8 x 2.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 605,178位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中3.9つ
5つのうち3.9つ
5グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2018年1月10日に日本でレビュー済み
本書を読むと、僕らがふだん「インターネット」と呼んでいるものが、一側面でしかないことに気づかされる。
「世界が100人なら58人はアジアの人」「3Gの低速モバイル通信が世界の主流」など、多様なインターネットの姿がそこにある。世界の文化、国、地域、言語。その多様性とともに。
例えば、世界のインターネット人口で見たとき、もっとも多い言語は何だろう。英語ではない。中国語だ。そして、中国人のうち、1億2000万人はスマートフォンからしかインターネットにアクセスするすべを持たない。中国のスマートフォン普及率は74%で、米国の57%を大きく上回る。
別の例では、英語をドイツ語に翻訳すると、テキスト量は平均して40%増える。英語を前提としたレイアウトを組んでいると、当然、崩れる。ドイツ人はクレジットカードを好まない。銀行振込やPayPalなどの電子決済を好む。
これらは、すべて本書に書かれていることだ。
本書「グローバルWebサイト&アプリのススメ」は、このような文化、言語、地域の差を、世界各地に渡って、ひとつひとつ解きほぐしながら、ウェブサイトの、本当の意味でグローバル化していくノウハウを提供している。
英語サイトをつくることがグローバル化ではない。英語圏は、世界からみたら一握りでしかないのだ。数字で示されれば当たり前な、そんなことも、この本を読まなければ自分は気がつかなかった。自分は、英語サイトをつくることが、ウェブサイトのグローバル化だと思っていた。
本書を通じて、じつに「多様なインターネット」を知ることができる。それは我々が当たり前に享受している「インターネット」、4Gの高速回線をスマートフォンでサクサク使う、とはまったく異なる。そして、世界的に見れば、我々はマイノリティの側だったのだ。
世界中をつなぐ「真のインターネット」は、本当はどんな姿をしているのか――。
本書は「真のインターネット」を紹介する本である。
「世界が100人なら58人はアジアの人」「3Gの低速モバイル通信が世界の主流」など、多様なインターネットの姿がそこにある。世界の文化、国、地域、言語。その多様性とともに。
例えば、世界のインターネット人口で見たとき、もっとも多い言語は何だろう。英語ではない。中国語だ。そして、中国人のうち、1億2000万人はスマートフォンからしかインターネットにアクセスするすべを持たない。中国のスマートフォン普及率は74%で、米国の57%を大きく上回る。
別の例では、英語をドイツ語に翻訳すると、テキスト量は平均して40%増える。英語を前提としたレイアウトを組んでいると、当然、崩れる。ドイツ人はクレジットカードを好まない。銀行振込やPayPalなどの電子決済を好む。
これらは、すべて本書に書かれていることだ。
本書「グローバルWebサイト&アプリのススメ」は、このような文化、言語、地域の差を、世界各地に渡って、ひとつひとつ解きほぐしながら、ウェブサイトの、本当の意味でグローバル化していくノウハウを提供している。
英語サイトをつくることがグローバル化ではない。英語圏は、世界からみたら一握りでしかないのだ。数字で示されれば当たり前な、そんなことも、この本を読まなければ自分は気がつかなかった。自分は、英語サイトをつくることが、ウェブサイトのグローバル化だと思っていた。
本書を通じて、じつに「多様なインターネット」を知ることができる。それは我々が当たり前に享受している「インターネット」、4Gの高速回線をスマートフォンでサクサク使う、とはまったく異なる。そして、世界的に見れば、我々はマイノリティの側だったのだ。
世界中をつなぐ「真のインターネット」は、本当はどんな姿をしているのか――。
本書は「真のインターネット」を紹介する本である。
2017年12月27日に日本でレビュー済み
別の方のレビューにあった「自分の物差しのサイズを変更してくれる」という表現に共感します。
話題は世界各国の文化や生活習慣、商習慣に及ぶので、全網羅して詳しく解説するのは到底無理なわけですが、サイトやアプリのグローバル化に際して、こういう観点を押さえておかないと機会損失やコミュニケーションロスを招くな…という要素については、かなり具体的なレベルで教えてくれているように思います。
日本でいえば、縁起が悪い数字に4と9を想起するのが一般的と言えますが、じゃあ4や9を徹底的に嫌がるかというとケースバイケースであり、ビジネスにおいても製品価格などに4や9を徹底的に避けているかというと、そういうわけでもない。数字の選択と回避、その一つとっても、自分が手がけるサイトやアプリで何を是とするかの答えは、一冊の本の中で、これと正解を指し示せるものではないと思います。
ただ、4と9について日本人が一般にどういうことを想起するか、赤や黒について、どういう色のイメージを持っているか、他の国・民族ではどうか、そこに国や民族間のどんな違いがあるのかないのか辺りは知っておいて損はない。
というか、数字や色に限らず、さまざまな観点で、この辺りの現地の常識を知っておかないと、無自覚に不適切な選択をして、億単位の機会損失や、地獄絵図のような大失敗につながることが具体的事例をもって認識できる本でした。
さくっと読めるちょうどいい範囲・深さでまとまっていると思いますし、事例が豊富とあって図版も多い、翻訳も読みやすかったです。翻訳文ならではのとっつきにくさもなく、誤脱字などで突っかかる所もありませんでした。あと、原著も今年2017年初めに発表されたものなので、現時点で古さも感じなかったです。読み物としても面白く、良書だと思います。
話題は世界各国の文化や生活習慣、商習慣に及ぶので、全網羅して詳しく解説するのは到底無理なわけですが、サイトやアプリのグローバル化に際して、こういう観点を押さえておかないと機会損失やコミュニケーションロスを招くな…という要素については、かなり具体的なレベルで教えてくれているように思います。
日本でいえば、縁起が悪い数字に4と9を想起するのが一般的と言えますが、じゃあ4や9を徹底的に嫌がるかというとケースバイケースであり、ビジネスにおいても製品価格などに4や9を徹底的に避けているかというと、そういうわけでもない。数字の選択と回避、その一つとっても、自分が手がけるサイトやアプリで何を是とするかの答えは、一冊の本の中で、これと正解を指し示せるものではないと思います。
ただ、4と9について日本人が一般にどういうことを想起するか、赤や黒について、どういう色のイメージを持っているか、他の国・民族ではどうか、そこに国や民族間のどんな違いがあるのかないのか辺りは知っておいて損はない。
というか、数字や色に限らず、さまざまな観点で、この辺りの現地の常識を知っておかないと、無自覚に不適切な選択をして、億単位の機会損失や、地獄絵図のような大失敗につながることが具体的事例をもって認識できる本でした。
さくっと読めるちょうどいい範囲・深さでまとまっていると思いますし、事例が豊富とあって図版も多い、翻訳も読みやすかったです。翻訳文ならではのとっつきにくさもなく、誤脱字などで突っかかる所もありませんでした。あと、原著も今年2017年初めに発表されたものなので、現時点で古さも感じなかったです。読み物としても面白く、良書だと思います。
2017年12月26日に日本でレビュー済み
ここ数年越境ECやインバウンドマーケティングのニーズが高まってきています。理由の大半は中国市場の成長ですがそれとは別に東京オリンピックという国際イベントに向けたニーズも急成長中です。そんななか、日本のサイトに世界からのアクセスを受け入れるためには、その世界のネット環境がどうなっているのか、その人達はどのような習慣においてデジタルメディアを活用しているのかを知る必要があるとおもいます。
でも主要国のユーザーリサーチを今からするにも時間もないし切り口も複雑そう。まあ、英語に対応していれば良いんじゃないか(仕事柄中国語には対応したほうが良いとは日頃から思っていますが)。と、私も以前は考えていましたが、そんな自分の狭い視野を広げてくれる本でした。
数か国の事情について書いてあるので当然網羅的で深い知識や実務の解説は含まれません。が、自分の物差しのサイズを変更してくれる効果がある本です。デジタルマーケティングを仕事にするなら東京オリンピックに間に合うタイミングで読んでおくと良いと思います。
でも主要国のユーザーリサーチを今からするにも時間もないし切り口も複雑そう。まあ、英語に対応していれば良いんじゃないか(仕事柄中国語には対応したほうが良いとは日頃から思っていますが)。と、私も以前は考えていましたが、そんな自分の狭い視野を広げてくれる本でした。
数か国の事情について書いてあるので当然網羅的で深い知識や実務の解説は含まれません。が、自分の物差しのサイズを変更してくれる効果がある本です。デジタルマーケティングを仕事にするなら東京オリンピックに間に合うタイミングで読んでおくと良いと思います。