『ウクライナ・オン・ファイヤー』という動画を視聴してください。
これはあなたの愛国心が真であるかが問われる映画です。
以前、東洋経済か何かを購読してたときに、
著者の連絡先メールアドレスかなにかに
『Rasputin(※ラスプーチン)』とか
あったので、
”あああ、なんかこの人めっちゃ怪しい。うさんくさい。”
と感じて、
なんとなく敬遠してきたのだけれど、
たまたま他の本を読むついでに
本書を読了。
最後の文章で泣きそうになってしまいました
(';ω;`)
この方の原罪についてのとらえ方、
私めっちゃ共感するのですよね。
強いて持論をお披露目すれば、
ぼくの場合、
人類の楽園追放は、
あれなにが特に問題だったかと言うと、
年長者であるアダムが、
イブをかばってあげなかったからかな、
と思うんですけどね(^^;
んで、
年長者アダムの物言いにイブも倣い(^^;
そいで巡り巡って、
聖霊様の御力でマリア様が
身ごもった男の子、
イエス様が全人類の罪を『庇う』と。
。。。とまぁなんでもかでも
『パズル』埋めてくみたいに
モノゴト理解してくのって、
正直あんま良い趣味じゃないとは
わかってはいるんすけど^_^;
けど全体を通して、
佐藤さんがお伝えしたいことは
なんとなく伝わりました。
たぶん、
『世の中には
驚くほどさかしらな方々がいて、
しかもそういった方々の中には、
人類が大切に護ってきた
真理や愛や友情、信頼などの
源泉を担ってきたコトモノを、
大勢の人が気づかないまま
しれっと破壊してしまうような輩たちがいる。
一見魅力的に映る、
彼らの言説にご注意!』
ってとこでしょうか^^;?
ちなみに
私もクリスチャン。
ので、
この本のタイトル通り、
教会に通う通わないにかかわらず、
本当のクリスチャンが
特に
なにを思い、
なにを拘り、
なにを護ってきたか。
それがわかる一冊かなと。
変なハナシ
宗教って、
自分や自分の家族が幸せになるために
やるもんじゃないですよね^^;
私もついさいきん
そのことに気がつきました(;'∀`)|||
ぼくもなんか
損ばかりしてる人生になりつつあって、
しかも
周り人たちにも
たぶんご迷惑ばかりかけていて。
けれども
『しょうがない』
んですよねぇ、
こればかりは(;'∀`)
ちなみに
もはや現代人であることを
放擲した私は
佐藤さんなんかと
違って
『人間(を基盤にすること)こそアヘンなんじゃないか?』
と思っております(;'∀`)
かつては
現実社会の不平等や不条理のガス抜きに
宗教が存在してたのかもしんないすけど、
はたして
もはや
便利ではあるけれども
真理とは言えない科学に、
一方的に
科学こそ正しいのである。
などと言う権利はあるのか?
高橋昌一郎さんの『理性の限界』とか読むと
ホントそのように感じます。
科学もけっきょく、
もしそれがすべてと言いたいのであれば、
それはもはや信仰じゃんか。
だって人間は
時間的には有限の存在ですもんね、
だとしたら
ここで一番重要なのは
『公共の福祉』と『公共の倫理』なのでは。
なのでぼくは
やり方、
言ってみりゃ
神様からの許可さえあれば
天動説的な認識にならざるを
得ないような人生体験する人も
いんのかな、
なんてそお思いますよ^^;
ただ真に問題なのは
聖書などのテキストを盾に
魔女狩りとか人を抑圧しちゃうことかと、
そう感じております。
そうそう、
主、イエス・キリストへの『荒れ野の誘惑』。
あんとき悪魔は聖書から引用して
キリストを誘惑するんすよね。
だもんで
やっぱ聖書よく読まんとね、
しげきこのよのいざないに気をつけんとね。
ま、ボクいっつも
誘惑に負けてんすけど(;'∀`)💧
けど
今のところ
たぶん
まだ
ギリギリ人間(;'∀`)💧
そのことホントに主に感謝!
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ゼロからわかるキリスト教 単行本 – 2016/10/31
佐藤 優
(著)
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神の居場所を知っていますか? 全日本人の弱点・キリスト教の核心を早わかり! 弱者必衰の新自由主義、打つ手なしの格差社会、過激さを増す民族運動――現代の難問の根底にはすべて宗教がある。「宗教は民衆のアヘンである」と喝破したマルクスの著作を通じて現代の仕組みを見通す、専門知識ゼロからわかるキリスト教神学の超入門書にして白眉。世界宗教の有りようを学び、21世紀と正しく付き合うために!
- 本の長さ203ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2016/10/31
- 寸法13.1 x 1.8 x 19.1 cm
- ISBN-104104752118
- ISBN-13978-4104752119
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2016/10/31)
- 発売日 : 2016/10/31
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 203ページ
- ISBN-10 : 4104752118
- ISBN-13 : 978-4104752119
- 寸法 : 13.1 x 1.8 x 19.1 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 312,096位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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元外交官で文筆家。ロシア情報収集・解析のエキスパート。魚住昭/ジャーナリスト。ノンフィクションに著作多数。青木理/ジャーナリスト。元共同通信記者。『日本の公安警察』『絞首刑』など著作多数。植草一秀/経済学者。日本経済、金融論が専門。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 誰が日本を支配するのか!?政治とメディアの巻 (ISBN-13:978-4838721566)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年7月18日に日本でレビュー済み
この本の137ページで天才哲学者ハーバーマスのことについて書いているのをみて私はとても面白かった。それと150ページのところで述べているハーバーマスの死生観に私の死生観が一致してちょっとうれしかったです
2019年9月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
キリスト教の事を勉強しようと思って、入門書として購入しましたが
中身はマルクスの本でした。
おそらく元になった講義もマルクス主義の講義だったのでは?
内容は面白かったので星は2つにしておきますが、良い売り方とは思えません。
佐藤氏は敬虔な信者かと見受けられましたが、
キリスト教的に問題無い行為なのか、非常に興味がありますので
これから別の本で勉強しようと思います。
中身はマルクスの本でした。
おそらく元になった講義もマルクス主義の講義だったのでは?
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2017年4月3日に日本でレビュー済み
キリスト教神学を研究する佐藤優の宗教、キリスト教に対する考え方を知りたくて、『ゼロからわかるキリスト教』(佐藤優著、新潮社)を手にしました。
「ところが面倒くさいのは、『マルコによる福音書』というのはね、日本聖書協会の『聖書 新共同訳』を見ると、四角い括弧が付いている箇所があるんですよ。虫眼鏡で見ないと分からないような注がそこについているのだけれども、『後世の挿入とされるが、長い間教会で真正の文書と思われていた部分』と書いてある。要するに、ここは後から挿入した箇所である。だけれども、そこを削除しちゃうと、今までずっと読んで馴染んできた一般の信者が、なんで削除するんだって、気にするといけないから残しているんです。本当は文献学的には、『ここ、オリジナルの<マルコによる福音書>には入っていなかったんですけどね、おなじみのところだから残しときます』って箇所があるわけ。それはどこかというと、復活の場面なんだ。これはまずいわけよ。キリスト教って、イエスが復活することが前提になっているでしょ。十字架にかけられて死んだけれども、死んだあと、死人が復活して、使徒たちのところに現れると、『私はすぐに来る』とかいって天上へ上がって行き、でもすぐに来ないで、そのまま2000年近く再来が遅れている。これ、神学用語で『終末遅延』というんだけれどもね。つまり、キリストがずっと来ないのは遅れているだけで、いつかは来るんだとしているわけ。でも、『マルコによる福音書』では復活がなかったとなると、復活信仰というのはもしかしたら成立しないかもしれないという、もう極めて面倒くさいことになってくる」。復活信仰の欺瞞性が暴かれています。
「イエス・キリストは、自分のことをユダヤ教徒と思っていたことは間違いなくて、新しい宗教をつくったとは全然思っていませんでしたからね。じゃあ、キリスト教をつくったのは誰かというと、パウロですよ。教祖がイエスで、開祖がパウロと言ってもいい。・・・教団でぐんぐん力を伸ばしてきて、結局、彼がユダヤ教とは別のキリスト教という宗教をつくったわけです」。ユダヤ教の改革者だと、イエスは自分を捉えていたのでしょうね。
カール・マルクスの言葉、「宗教は民衆のアヘンである」はよく知られています。「マルクスがしているような宗教批判、宗教が人間をつくったのではなく、人間が宗教をつくったなんていうのは、現代のわれわれが神を語る時の前提です、当たり前の話なんです。しかし、理屈からすると当たり前に見えているようなもの、それから理屈からすると荒唐無稽に見えるようなもの、それらがなぜ力を持ってしまうかを考えるのは、その先の応用問題なんですよね。宗教というものはそう簡単には消えないものなのだから、まず前提をカチッと押さえておかないといけない」。マルクスの言い分に軍配を上げています。
「宗教批判の問題はいまだ解決していなくて、目下のところ宗教批判を一所懸命やっている人がハーバーマス。この人は理性しか信用していない。死後の世界なんて端から信用していないわけです。自分にとって案楽な現実世界がどういうふうにできるかを考えて、死んだらそれでおしまいと思っている。こういう人の知恵、こういう人の存在というのも、なかなか面白いよね」。ユルゲン・ハーバーマスの考え方は、私と一緒です。
本書の肝は、「神の声が聴こえる時」で、イスラム国(IS)に殺された後藤健二について語っている部分です。「われわれの感覚からすれば、後藤さんは無謀なことを想い詰めてやってしまったようにしか見えない。自民党の高村正彦副総裁がいみじくも言ったように、『蛮勇』にしか見えない人が世の中にはたくさんいるだろう。ところが後藤さんからすれば、あの行動は神様の声に動かされてのものだった。僕は同じキリスト教徒で、同じ日本基督教団に所属しているけれども、湯川遥菜さんの問題に関してそういう神様の声は聴こえない。僕には全く聴こえなかった。決して行くべきじゃないと思うし、率直に言って、自己責任をとらなくてはならないと思う。ただ、後藤さんに湯川さんを救けなさいという神の声が聴こえていたっていうことだけは、僕にも分かる。目立ちたいとか、その映像をテレビ会社に売って金儲けをしたいという動機では、あそこまでのリスクを人間は冒せない。これは彼の中で神の声が聴こえていないと出来ない行為だと思う。後藤さんは召命を受けたのだと思っています。召命は理性や遺志などと違って、人間の内部から生じたものではありません。外部から、超越的な声が聴こえるのです。それは圧倒的な経験です。むろん、自由意志を持つ人間はその声を拒否したり抵抗したりもできる。でも信仰を持つ人間にとって、召命に無条件に従うことは義務なのです。この義務は社会的な常識や世間知や人間の理性を超えたものです」。後藤は神の声を聴いて行動したのだという佐藤の見解は、強い説得力を持っています。後藤の行動を論じたものの中で、一番的を射ていると考えます。
知については、こう述べています。「われわれは必ず死ぬからね。われわれが生きてきた意義、それからどういうふうに死と向き合わないといけないのか。考えたくないけど考えないといけないことはたくさんあるわけ。そういうときに知は必ず役に立つ。絶対に知というのは生きる上で役に立つはずなんですよ」。同感です。
「ところが面倒くさいのは、『マルコによる福音書』というのはね、日本聖書協会の『聖書 新共同訳』を見ると、四角い括弧が付いている箇所があるんですよ。虫眼鏡で見ないと分からないような注がそこについているのだけれども、『後世の挿入とされるが、長い間教会で真正の文書と思われていた部分』と書いてある。要するに、ここは後から挿入した箇所である。だけれども、そこを削除しちゃうと、今までずっと読んで馴染んできた一般の信者が、なんで削除するんだって、気にするといけないから残しているんです。本当は文献学的には、『ここ、オリジナルの<マルコによる福音書>には入っていなかったんですけどね、おなじみのところだから残しときます』って箇所があるわけ。それはどこかというと、復活の場面なんだ。これはまずいわけよ。キリスト教って、イエスが復活することが前提になっているでしょ。十字架にかけられて死んだけれども、死んだあと、死人が復活して、使徒たちのところに現れると、『私はすぐに来る』とかいって天上へ上がって行き、でもすぐに来ないで、そのまま2000年近く再来が遅れている。これ、神学用語で『終末遅延』というんだけれどもね。つまり、キリストがずっと来ないのは遅れているだけで、いつかは来るんだとしているわけ。でも、『マルコによる福音書』では復活がなかったとなると、復活信仰というのはもしかしたら成立しないかもしれないという、もう極めて面倒くさいことになってくる」。復活信仰の欺瞞性が暴かれています。
「イエス・キリストは、自分のことをユダヤ教徒と思っていたことは間違いなくて、新しい宗教をつくったとは全然思っていませんでしたからね。じゃあ、キリスト教をつくったのは誰かというと、パウロですよ。教祖がイエスで、開祖がパウロと言ってもいい。・・・教団でぐんぐん力を伸ばしてきて、結局、彼がユダヤ教とは別のキリスト教という宗教をつくったわけです」。ユダヤ教の改革者だと、イエスは自分を捉えていたのでしょうね。
カール・マルクスの言葉、「宗教は民衆のアヘンである」はよく知られています。「マルクスがしているような宗教批判、宗教が人間をつくったのではなく、人間が宗教をつくったなんていうのは、現代のわれわれが神を語る時の前提です、当たり前の話なんです。しかし、理屈からすると当たり前に見えているようなもの、それから理屈からすると荒唐無稽に見えるようなもの、それらがなぜ力を持ってしまうかを考えるのは、その先の応用問題なんですよね。宗教というものはそう簡単には消えないものなのだから、まず前提をカチッと押さえておかないといけない」。マルクスの言い分に軍配を上げています。
「宗教批判の問題はいまだ解決していなくて、目下のところ宗教批判を一所懸命やっている人がハーバーマス。この人は理性しか信用していない。死後の世界なんて端から信用していないわけです。自分にとって案楽な現実世界がどういうふうにできるかを考えて、死んだらそれでおしまいと思っている。こういう人の知恵、こういう人の存在というのも、なかなか面白いよね」。ユルゲン・ハーバーマスの考え方は、私と一緒です。
本書の肝は、「神の声が聴こえる時」で、イスラム国(IS)に殺された後藤健二について語っている部分です。「われわれの感覚からすれば、後藤さんは無謀なことを想い詰めてやってしまったようにしか見えない。自民党の高村正彦副総裁がいみじくも言ったように、『蛮勇』にしか見えない人が世の中にはたくさんいるだろう。ところが後藤さんからすれば、あの行動は神様の声に動かされてのものだった。僕は同じキリスト教徒で、同じ日本基督教団に所属しているけれども、湯川遥菜さんの問題に関してそういう神様の声は聴こえない。僕には全く聴こえなかった。決して行くべきじゃないと思うし、率直に言って、自己責任をとらなくてはならないと思う。ただ、後藤さんに湯川さんを救けなさいという神の声が聴こえていたっていうことだけは、僕にも分かる。目立ちたいとか、その映像をテレビ会社に売って金儲けをしたいという動機では、あそこまでのリスクを人間は冒せない。これは彼の中で神の声が聴こえていないと出来ない行為だと思う。後藤さんは召命を受けたのだと思っています。召命は理性や遺志などと違って、人間の内部から生じたものではありません。外部から、超越的な声が聴こえるのです。それは圧倒的な経験です。むろん、自由意志を持つ人間はその声を拒否したり抵抗したりもできる。でも信仰を持つ人間にとって、召命に無条件に従うことは義務なのです。この義務は社会的な常識や世間知や人間の理性を超えたものです」。後藤は神の声を聴いて行動したのだという佐藤の見解は、強い説得力を持っています。後藤の行動を論じたものの中で、一番的を射ていると考えます。
知については、こう述べています。「われわれは必ず死ぬからね。われわれが生きてきた意義、それからどういうふうに死と向き合わないといけないのか。考えたくないけど考えないといけないことはたくさんあるわけ。そういうときに知は必ず役に立つ。絶対に知というのは生きる上で役に立つはずなんですよ」。同感です。
2017年11月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全2回の講義だと考えると、かなり濃い内容です。
私ぐらいの頭だと、生で聴いたら、寝てしまうと思いますけど(爆)。
一番驚いたのは、佐藤さんが妖怪ウォッチを観ているってとこですかね。
私ぐらいの頭だと、生で聴いたら、寝てしまうと思いますけど(爆)。
一番驚いたのは、佐藤さんが妖怪ウォッチを観ているってとこですかね。
2018年1月13日に日本でレビュー済み
これはキリスト教の入門書ではない。そういう目的で間違って買う人がいるのではないかと心配になるほどだ。帯に書かれている推薦文が内容を端的に表現している。曰く「貪欲な新自由主義、過酷な格差社会、イスラム国の暴虐、現代の難問の根底には全て宗教がある。もう知らないでは許されない!」。そもそも「宗教は民衆のアヘンである」との名言を残したマルクスの著書の解読に多くのページを割いていることからして特殊である。知の巨人、佐藤優による新潮講座の講義録をまとめたもので、縦横無尽の雑学が楽しい。例えば「大流行している『妖怪ウォッチ』の世界観というのは、みんな遊び半分と思っているけども、実際われわれの感覚とフィットしていて、それはまさにマルクスが言っている、願望を宗教にしてく、宗教を作っていくという実例だよね」と、こんな具合だ。あっと言う間に読めて知識が広がるお得な書だ。
2018年3月21日に日本でレビュー済み
神学のおおまかな流れを、ざーっと、とらえるのに最適。カールバルトとハーバマスへの評価が非常に面白い。
2017年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
(題名につられて購入したが表題は誇張)
マルクスの資本論からの切り口での視点が興味深かった。知識ゼロの門外漢には理解が及ばないと
思われる。
マルクスの資本論からの切り口での視点が興味深かった。知識ゼロの門外漢には理解が及ばないと
思われる。