Miamiなんてそれなりの好き者じゃない限り興味を示さないヴォーカル & インストルメンタル・グループだと思うのだが、彼らのアルバムは僅か3枚とは言え、全て日本でCD化されている。
CDコレクターにとってホンマに良い時代になったもんだなぁとつくづく思う今日この頃。
彼らは私の大好きなT-Connectionと同じくT.K.プロダクションに所属した(正確に言うと傘下のドライヴに所属)ヴォーカル&インストゥルメンタル・グループだが、T-Connectionよりも音は洗練されていない。
私はこのグループのアルバムを3枚目から聴き始めたのだが、ハッキリ言って3枚目はイマイチだった。しかし2枚目は予想に反してカッコ良かったので、本アルバムも購入。
結果として個人的には2枚目が最高傑作。2枚目と甲乙つけがたいが次点が本アルバムって感じですね。
メンバーと担当パートはジャケットによると下記の通り。但しジャケットには6人しか写っていないので誰が正式メンバーじゃ解りません。
Freddie Scott・・・Drums、Percussion
Warren Thompson・・・Guitar
Andrew Curran・・・Guitar、Percussion
Bobby Williams・・・Organ
Willie Jackson・・・Bass
George Perry・・・Bass
Willie Clarke・・・Percussion
Robert Moore・・・Lead Vocals、Percussion
収録曲は以下の通り。プロデュースを担当したのはWillie Clarkeで共同プロデューサーとして1、2、4、7曲目がClarence Reid。5、6、9曲目がClarence Reid & Richard Finch。3、8曲目がRichard Finch。
1.Hey Ya'll, We're Miami
2.Funk It Up
3.Nobody But You Babe
4.Freak On Down My Way
5.Party Freaks(Part Two)
6.Party Freaks
7.I Can See Through You
8.Same Ol' Beat
9.Chicken Yellow(Let Me Do It To You)
全曲ゴリゴリのファンクナンバー。ファンク好きには堪らん内容です。KC & The Sunshine Bandの音をイナタクしたと言うか泥臭くしたと言うかそんな感じですね。
その中でどれか1曲選ぶとしたらアルバムタイトル曲でしょう。Isaac Hayesの"Shaft"の有名なフレーズをそのまんま使ったような曲で、特に5曲目のインストナンバーは"Shaft"のカラオケみたいです。
個人的にはアナログのB面に当たる7曲目以降が頗るカッコ良く、聴けば聴くほど味が出るっと言っても過言じゃないでしょう。