団鬼六賞(第2回)大賞受賞作
「過敏な突起を擦り続ける爪先から、峻烈な喜悦が注ぎ込まれている。喜悦は媚肉に根付き、枝分かれして、葉脈のような淫らな模様を刻み込む」
さまざまな比喩を楽しみながら、クライマックスへ、一気に読了。
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蝮の舌 Aubebooks Kindle版
「この森にはね、蝮まむしが出るのよ。誰も入っちゃいけないのよ」──伝統ある生田流箏の家に生まれ育った姉妹、京香と清香。伝統とは裏腹に、家の窮乏は深まっていた。そこにつけ込み、箏の世界で権力を握ろうとする二人の男の卑劣な罠によって、生来の激情が剥き出しになっていく姉。一方、姉の婚約者に一途な想いを寄せてきた複雑な嫉妬心から、自ら暗い罠に堕ちていく妹。この姉妹を幼い頃から見守り続けてきた使用人の正巳。そして──四年に一度の盛大な祭事「蝮をどり」の夜、聖なる森への入り口が開く……。愛と性を描き、絆を描く、著者渾身の大作! 第二回団鬼六賞大賞受賞作品。『エロスが何かわかっている』と選考委員・石田衣良氏に称賛された逸品!!
【著者略歴】
うかみ綾乃(うかみあやの) ─ 奈良県生まれ。2011年『窓ごしの欲情』で日本官能文庫大賞新人賞を受賞。2012年『蝮の舌』で第二回団鬼六賞大賞受賞。2016年『姉の愉悦』(『溺愛』と改題)映画化。小説家、コラムニスト、ミュージシャンの顔も持つ。近著に『永遠に、私を閉じこめて』(講談社文庫)、『蜜味の指』(幻冬舎アウトロー文庫)。
【著者略歴】
うかみ綾乃(うかみあやの) ─ 奈良県生まれ。2011年『窓ごしの欲情』で日本官能文庫大賞新人賞を受賞。2012年『蝮の舌』で第二回団鬼六賞大賞受賞。2016年『姉の愉悦』(『溺愛』と改題)映画化。小説家、コラムニスト、ミュージシャンの顔も持つ。近著に『永遠に、私を閉じこめて』(講談社文庫)、『蜜味の指』(幻冬舎アウトロー文庫)。
- 言語日本語
- 出版社大航海
- 発売日2016/11/1
- ファイルサイズ596 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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商品の説明
著者について
うかみ綾乃 うかみ あやの
奈良県出身。2011年『指づかい』(幻冬舎アウトロー文庫)でデビュー。2012年『蝮の舌』(小学館クリエイティブ)で第2回団鬼六賞大賞受賞。近刊に『永遠に、私を閉じこめて』 (講談社文庫)、『ドミソラ』(幻冬舎)、『贖罪の聖女』(イースト・プレス)などがある。『姉の愉悦』(幻冬舎アウトロー文庫)は2016年『溺愛』と改題、映画化された。生田流筝曲師匠。
奈良県出身。2011年『指づかい』(幻冬舎アウトロー文庫)でデビュー。2012年『蝮の舌』(小学館クリエイティブ)で第2回団鬼六賞大賞受賞。近刊に『永遠に、私を閉じこめて』 (講談社文庫)、『ドミソラ』(幻冬舎)、『贖罪の聖女』(イースト・プレス)などがある。『姉の愉悦』(幻冬舎アウトロー文庫)は2016年『溺愛』と改題、映画化された。生田流筝曲師匠。
登録情報
- ASIN : B07F34FBWT
- 出版社 : 大航海 (2016/11/1)
- 発売日 : 2016/11/1
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 596 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 266ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 276,855位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 29,730位日本の小説・文芸
- カスタマーレビュー:
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2021年1月19日に日本でレビュー済み
レポート
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1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2013年7月25日に日本でレビュー済み
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ゴロウデラックスでうかみさんが出演し女性が書く官能小説に興味を持ち購入しました。
自分の求めていたのと相違があったせいか、ちょっと疲れました。
でも描写は女性らしくイメージが浮かびやすいかな。
自分の求めていたのと相違があったせいか、ちょっと疲れました。
でも描写は女性らしくイメージが浮かびやすいかな。
2013年6月21日に日本でレビュー済み
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読後、言葉にするのに長い時間がかかってしまった。
正直に告白する。
この小説について語るにあたり、どうしてもモーリヤックの「蝮のからみあい」に触れずにはいられない、自分の陳腐さを。
人の心には蛇が巣食っているのかもしれない。
そしてそれは蛇心仏口の例えを待つまでもなく、純朴だったり純潔に見える人ほど、毒の強い蝮なのかもしれない。
理性という護符で封印していたはずが、何かのきっかけで解き放たれる時。
蝮は抑え付けられていた分、人を呑み込んでしまう。
いや、それはただ単に、人の顔をしていた蝮が、正体を現しただけなのかもしれない。
森に入っていくというのは、自らの心の奥底に降りていくことのメタファーか。
そんな連想を抱かせるこの小説からは、純文学の淫靡さと、仏文学の頽廃の薫りがする。
団鬼六賞という名に相応しい官能の薫りだ。
どう語ろうとしても、隠しているはずの蝮の顔が出てきてしまう。
それが、この小説について語ることを逡巡させるのか。
剥き出しに生きてるつもりの自分に、もっと顕わになれという昏い誘惑の森。
小説世界に遊んでいる間は、安全にその森を巡れていたが。
日常に戻っても、すぐそこに見える森が気になって仕方が無い。
正直に告白する。
この小説について語るにあたり、どうしてもモーリヤックの「蝮のからみあい」に触れずにはいられない、自分の陳腐さを。
人の心には蛇が巣食っているのかもしれない。
そしてそれは蛇心仏口の例えを待つまでもなく、純朴だったり純潔に見える人ほど、毒の強い蝮なのかもしれない。
理性という護符で封印していたはずが、何かのきっかけで解き放たれる時。
蝮は抑え付けられていた分、人を呑み込んでしまう。
いや、それはただ単に、人の顔をしていた蝮が、正体を現しただけなのかもしれない。
森に入っていくというのは、自らの心の奥底に降りていくことのメタファーか。
そんな連想を抱かせるこの小説からは、純文学の淫靡さと、仏文学の頽廃の薫りがする。
団鬼六賞という名に相応しい官能の薫りだ。
どう語ろうとしても、隠しているはずの蝮の顔が出てきてしまう。
それが、この小説について語ることを逡巡させるのか。
剥き出しに生きてるつもりの自分に、もっと顕わになれという昏い誘惑の森。
小説世界に遊んでいる間は、安全にその森を巡れていたが。
日常に戻っても、すぐそこに見える森が気になって仕方が無い。
2018年1月1日に日本でレビュー済み
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官能小説は数年に一度ぐらい思い出したように読むのだが、気持ち悪くて最後まで読めなかったのはコレが始めてだ。
小説に限らず、気持ち悪い男に可憐な女がヤラれるという設定はエロ分野によくあるが、AVだろうがアニメだろうが小説だろうがどれも気持ちが悪い。
とある分析で、「鑑賞しているダメ男が感情移入できるように」というものをみたことがあるが、理解出来ない。 そこら辺にいるモテないダメ男でもこの手の創作に出てくる奴ほど気持ち悪くはないだろうし、そうだったとしても自分ではそう思っていないだろうから感情移入できる余地など一切ないはずだ。 単に気持ち悪い同性(男)を生生しい描写で見せられて吐き気を催すだけの話だ。
評価できる点があるとしたら、アニメやAVの気持ち悪い男は、まだポップであったり芝居であったりするので、気持ち悪くて最後まで見れない、というところまで行かないのだけれども、この小説は本当に気持ち悪くなったので、それだけ描写力があるという点において作品としては優秀だと見る人もいるだろう。
小説オタクでない私は、小説家や小説オタクが評価しそうな文学の技巧的なものの出来不出来には一切興味がないので、私にとっては最低の作品であるとしか言いようがない。
小説に限らず、気持ち悪い男に可憐な女がヤラれるという設定はエロ分野によくあるが、AVだろうがアニメだろうが小説だろうがどれも気持ちが悪い。
とある分析で、「鑑賞しているダメ男が感情移入できるように」というものをみたことがあるが、理解出来ない。 そこら辺にいるモテないダメ男でもこの手の創作に出てくる奴ほど気持ち悪くはないだろうし、そうだったとしても自分ではそう思っていないだろうから感情移入できる余地など一切ないはずだ。 単に気持ち悪い同性(男)を生生しい描写で見せられて吐き気を催すだけの話だ。
評価できる点があるとしたら、アニメやAVの気持ち悪い男は、まだポップであったり芝居であったりするので、気持ち悪くて最後まで見れない、というところまで行かないのだけれども、この小説は本当に気持ち悪くなったので、それだけ描写力があるという点において作品としては優秀だと見る人もいるだろう。
小説オタクでない私は、小説家や小説オタクが評価しそうな文学の技巧的なものの出来不出来には一切興味がないので、私にとっては最低の作品であるとしか言いようがない。
2015年11月25日に日本でレビュー済み
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若くて美しい女性の官能小説。文章もうまく内容もしっかりしていて一気読みしました。
2017年1月28日に日本でレビュー済み
いいです。フランス書院とは違って艶がある。
花房観音さんにもハマリましたが、うかみ綾乃さんにもハマリました。
団鬼六賞ってすごい。
新鮮に読ませてもらいました。
花房観音さんにもハマリましたが、うかみ綾乃さんにもハマリました。
団鬼六賞ってすごい。
新鮮に読ませてもらいました。
2019年2月13日に日本でレビュー済み
『指づかい』を読んだ後にこちらを。
凌辱系の作品に近いけれど、ところどころおもしろかった。
作者様ご本人も琴の師匠とのことで、そのあたりの描写や雰囲気は抜群でした。
今後の作品も楽しみです。
凌辱系の作品に近いけれど、ところどころおもしろかった。
作者様ご本人も琴の師匠とのことで、そのあたりの描写や雰囲気は抜群でした。
今後の作品も楽しみです。