結成から半年足らずでFUJI ROCK FESTIVALへの出演を果たし、注目を集めていたodol。これまで音源は全てbandcampとSoundCloudでの発表のみであり、今作が初のフィジカル・リリースとなる。 1分半程度の短さの中で、壮大かつ、ドラマチックにアルバムの冒頭を飾るM1。odolを象徴するようなゆったりとしたBPMで、繊細かつエモーショナルに胸に迫るM2。アップテンポで畳み掛け、爆発力のあるM3&M5。歌とピアノをメインに、浮遊感あるギターと、叙情性が滲み儚さを帯びた歌声とが相まって、柔らかくも切ないM4。アルバム随一の激しく重みのあるサウンドと、それに呼応するかのように昂る歌唱で見事な構築美のM6。美しいピアノのイントロから堂々たる名曲の風格を漂わせ、odolの個性が最良の形で結び付いた名曲M7。 全曲オルタナティブな感性と美意識に貫かれた世界観でありながら、ポップミュージックとして開かれた作品となっている。今後の更なる飛躍を期待せざるを得ないバンドである。
アーティストについて
福岡の中学校の同級生だったミゾベと森山を中心に、東京にて現在の5人組として結成。2014年2月に1st ep『踊る』、7月に2nd ep『生活/ふたり』をbandcampにてフリーダウンロードで発表(*現在は終了)。また同年「FUJI ROCK FESTIVAL'14 ROOKIE A GO-GO」に出演。Vocalミゾベの繊細さと力強さを併せ持った歌声、ディストーションの効いたギターと美しいピアノのフレーズが絶妙な調和を聴かせるサウンド、抜群のメロディ/アレンジセンスで、耳の早いリスナーから注目を集めている。