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世界史を動かした思想家たちの格闘 Kindle版
- 言語日本語
- 出版社大和書房
- 発売日2015/9/18
- ファイルサイズ1323 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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商品の説明
著者について
登録情報
- ASIN : B01EV83OG8
- 出版社 : 大和書房 (2015/9/18)
- 発売日 : 2015/9/18
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1323 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 248ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 208,515位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,451位世界史 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
著者について

東京都出身。駿台予備学校世界史科講師。ネット配信のドワンゴN予備校世界史講師。「東大世界史」等の国公立系の講座を主に担当。iPadを駆使した独自の視覚的授業が支持を集めている。
◎Youtube もぎせかチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCawFpYvbwCH0_Pznf43KN1Q
◎もぎせかブログ館
http://mogiseka.at.webry.info/
政治・経済・外交・軍事など時事問題中心のブログ
◎もぎせか資料館
http://mogiseka.com
大学受験世界史の解説・講義(録音)・ノート・問題集
◎AM1134文化放送「オトナカレッジ」金曜20:00台
で、世界史(地政学)講座を担当(2015.10月-2016.3月)。
過去の放送分はこちらで聞くことができます。
http://www.joqr.co.jp/college-pod/genre/culture/
★『世界史ノート』旧版をお買い上げいただいた皆様へ。
世界恐慌~第二次世界大戦の8ページ分が抜けています。大変申し訳ございません。お手数ですが、こちらからダウンロードしてください。
http://promo.kadokawa.co.jp/pdf/201216012969/Sekaishinote_additional.pdf
なお、2017年8月19日発売の改訂版(西洋文化史付き)では修正されています。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
I like to know more about religious thought
初端この国を救うと宣言する者が自由を奪い言論を弾圧するとさりげなく誘導したのかうっかり思想が漏れたのか、全部読まないと評価は出来ないと考え全部読んだ。
ざっくりいうと対話形式の教科書という感じだが、事実ではなくそこに至る思想に左巻きの思想も混じるという感じだ。
参考書や教科書としては役に立つものではない。暇潰しの雑学本が相応しいカテゴライズだろう。
想定読者は高校生や受験生よりも、むしろ大学生や社会人、そして「人生の午後」を読書で楽しむ人々であろう。
著者は既に同様な試みとして既に、世界史から経済へ、そして世界史から地理(地政学)へと読者を誘う著書を刊行している。
出版社はまたがるが、本書は「世界史」の知見の活用例として、3つ目の試みであるといえる。
本書は、「4日間集中講座」という架空講座において、著者が少人数クラスの受講者へ向けて講義する形式を採っている。
「少人数」なので講師からの一方通行の講義ではなく、ときおり受講者からの「つっこみ」「質問」も入って、講義にリズム感を与えている。
本書全体は4部構成になっている。
第1講 法と正義 :法と正義、人権、民主主義、国家主権、フランス啓蒙思想が採りあげられている。政治思想史。
第2講 戦争と平和 :古代から現代に至るまでの「戦争観」の推移。類書には見られない、出色の「講義」。
第3講 理性と感情 :古代ギリシア哲学、デカルトの生涯と偉大さ、古代インド哲学での「魂の不死」。哲学とは何か、を考えさせられる。
第4講 「わたし」と世界 :精神と肉体、カント、キルケゴール、ショーペンハウアー、ニーチェなど、19世紀の哲学概観を講義。
前半2講は人間と社会(本書では「外の世界」と表記)、後半2講は人間の「内面の世界」がテーマ、とのことである。
本書の特徴は「講義の雰囲気」であるが、思想家・哲学者たちの言葉を原典から引用する箇所も多く、著者の講義に説得力を持たせるスパイスとなっている(原典引用は、日本語訳文です)。
わたしは「哲学入門生」のつもりで本書を手に取ったのだが、もともと政治思想に興味があったことも影響してか、前半2講ですっかり本書、そして著者の語り口の虜になってしまった。
とりわけ、戦争観の推移を講義した章は、リアリズムに裏打ちされた講義となっており、わたしには抜群に面白く感じられた。
後半2講は、哲学史入門として興味深い講義内容になっている。「哲学入門生」であるわたしの期待に、十分以上に応えてくれた。
わたしは本書に遠距離通勤(片道90分余)の車中で取り組み、3日余りで読了した。
各章を読み終えるごとに、軽い昂奮を覚えながら、そして読了した章の余韻を惜しみながらページをめくった。
税抜1,500円を投じる価値はじゅうぶんにあると思う。ぜひ、書店へ。
特に分かりやすいのは、キリスト教が広まると過去の戦争観が「Just War」(邪悪なものを倒し、神の正義を実現する)に一変したとある。
そして、この理論的な根拠になっているのが、ヨシュア記。民族浄化の考え方を正当化する思想。
ヨシュア記には、「祭司が笛を吹き鳴らすと、ヨシュアは民に命じた。鬨(とき)の声をあげよ。主はあなたの町を与えられた。町とその中にあるものはことごとく滅ぼし尽くして主に捧げよ」とある。
つまり、捕虜は認められず、奴隷にすることも許されず、女性も子供も剣で殺され、家畜も殺され、収穫物は焼かれ、神に捧げられる。これがJust War(正戦)だ。
ヘブライ語のヨシュアはギリシア語ではイエスだが、彼がモーセの後継者指名を受けたのはヨルダンのネボ山だ。この山頂からヨシュア記にか書かれているジェリコの町を眺めると、周りが荒野にも関わらず、ジェリコだけが緑のオアシスに見える。モーセもヨシュアもなんとしてもこの地が欲しかったに違いない。しかし、それがバイブルに書かれてしまうと、すべてが正当化され、人類の歴史をJust war(正戦)にし、十字軍が生まれ、新大陸(アメリカ)を征服し、そしてパレスチナへの入植も正当化される。
この本にも紹介されている歴史的な思想家や哲学者が、ヨシュア記の民族浄化に対して向き合っていないのも不思議なことだ。ある民族が別の民族を征服する場合、征服される側の思想や哲学を考える思想家が生まれても良いのではないだろうか。