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草原の風(中) (中公文庫 み 36-8) 文庫 – 2013/10/23
宮城谷 昌光
(著)
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三国時代に比肩する群雄割拠の時代、天下に乱立する英傑と鮮やかな戦いを重ね、頂点にのぼりつめた劉秀。天性の将軍・光武帝の躍動の日々を雄渾の筆で描く!
- 本の長さ341ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2013/10/23
- ISBN-10412205852X
- ISBN-13978-4122058521
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対象商品: 草原の風(中) (中公文庫 み 36-8)
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2013/10/23)
- 発売日 : 2013/10/23
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 341ページ
- ISBN-10 : 412205852X
- ISBN-13 : 978-4122058521
- Amazon 売れ筋ランキング: - 58,606位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 316位中公文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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1945(昭和20)年、愛知県生れ。早稲田大学第一文学部英文科卒。
出版社勤務等を経て1991(平成3)年、『天空の舟』で新田次郎文学賞を、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。1993年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞受賞。2000年、司馬遼太郎賞受賞。
『晏子』『玉人』『史記の風景』『楽毅』『侠骨記』『孟夏の太陽』『沈黙の王』『奇貨居くべし』『管仲』『香乱記』『三国志』『古城の風景』『戦国名臣列伝』『春秋名臣列伝』『風は山河より』『新 三河物語』等著書多数。
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トップレビュー
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2018年1月3日に日本でレビュー済み
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前漢から王朝を簒奪した「新」の悪政に,挙兵せざるを得なかった劉氏と若き日の劉秀。のちに名君中の名君・光武帝となる劉秀が挙兵し,寡兵をもって100万の官軍に挑む前半。その戦い方とは?大注目です。大感嘆ですし,いろんな意味で人生の艱難にひいてはいけないのだ,とおもいました。
転戦途中,劉秀はのちに名臣となる馮異(ふうい)を得ます。馮異は戦争に強い一方で論功に一切関心を示さず会議をすっぽかして大樹のしたにいた「大樹将軍」として知られます。そして上巻での若き日からの”弟分”だった、功臣「光武帝二十八将」筆頭の鄧禹(とうう)がついに合流をはたします。この合流場面の描写が劉秀が皮肉をいったなどとされる史実と少々ちがうかなとおもうのですが,ここでは「100人の能臣よりひとりの忠臣」を欲し,精神が清潔な鄧禹を愛した劉秀,であり続けています。宮城谷先生ご自身が清廉な英俊たちをお好みであるとおもわれることが,反映されているきがしました。なお宮城谷三国志第1巻には「鄧太后」が,病み始めた後漢をなんとか支えようとする重要人物として出てきますが,鄧太后は鄧禹の孫であったことを思い出します。三国志のものがたりの原点が実はここにあるなあと感慨にふけってしまいます。
後半は簒奪王朝のあるじ王莽の衰亡、そしていよいよ後漢建国にいたる劉秀の戦いが展開されていきます。その戦いの相手とは冷遇であり,厳寒であり,そして武闘がありますが,前巻で記述があった「天に試されるような人物は数百年にひとりしかいない」そのひとりが劉秀だったのであることがよくわかり,天からあたえられたともいえる艱難辛苦を経て劉秀が大きく飛躍していく姿が描かれる,読み応えのある,またまだ猛将・呉漢などは登場しておらず,次への展開が楽しみとなる中巻となっています。
転戦途中,劉秀はのちに名臣となる馮異(ふうい)を得ます。馮異は戦争に強い一方で論功に一切関心を示さず会議をすっぽかして大樹のしたにいた「大樹将軍」として知られます。そして上巻での若き日からの”弟分”だった、功臣「光武帝二十八将」筆頭の鄧禹(とうう)がついに合流をはたします。この合流場面の描写が劉秀が皮肉をいったなどとされる史実と少々ちがうかなとおもうのですが,ここでは「100人の能臣よりひとりの忠臣」を欲し,精神が清潔な鄧禹を愛した劉秀,であり続けています。宮城谷先生ご自身が清廉な英俊たちをお好みであるとおもわれることが,反映されているきがしました。なお宮城谷三国志第1巻には「鄧太后」が,病み始めた後漢をなんとか支えようとする重要人物として出てきますが,鄧太后は鄧禹の孫であったことを思い出します。三国志のものがたりの原点が実はここにあるなあと感慨にふけってしまいます。
後半は簒奪王朝のあるじ王莽の衰亡、そしていよいよ後漢建国にいたる劉秀の戦いが展開されていきます。その戦いの相手とは冷遇であり,厳寒であり,そして武闘がありますが,前巻で記述があった「天に試されるような人物は数百年にひとりしかいない」そのひとりが劉秀だったのであることがよくわかり,天からあたえられたともいえる艱難辛苦を経て劉秀が大きく飛躍していく姿が描かれる,読み応えのある,またまだ猛将・呉漢などは登場しておらず,次への展開が楽しみとなる中巻となっています。
2017年1月29日に日本でレビュー済み
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中巻は、新聞で読んでいない範囲でしたが、内容に引き込まれ、一気に読みました。
面白かった。
面白かった。
2015年4月10日に日本でレビュー済み
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本屋さんになかったので、すぐ発注できすぐ発送してくれるので発注しました。ありがとう。
2021年4月14日に日本でレビュー済み
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物語のテンポも良く、主人公も好男子で親しみやすく、明るい物語になっています。なので、全編を通じて読みやすい。『草原の風』と言うだけに爽やかなお話でした。
2017年2月17日に日本でレビュー済み
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上巻だけを購入して未読のまま1年が経ちました。中、下巻を揃えてから読み始めたいと思っていて、宮城谷さんの書籍をずらりと並べている本屋が生活圏にはなく、図書館でも見つからず、AMAZONから購入させていただきました。レビューでもよい評価の店舗で中、下と揃っていたので迷わず購入。状態もよく簡易な郵送でしたが、1冊ごとの梱包も丁寧にしていただき満足しています。
2019年3月7日に日本でレビュー済み
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中巻は劉秀が新末の反乱に加わるところから始まります。兄や姉との別離などの困難に耐えながら奮闘していくところに読みごたえを感じました。また劉玄や厳尤などのわき役にあたる人物の描写も興味深かったです。