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脳を鍛える: 東大講義「人間の現在」 (新潮文庫 た 59-5) 文庫 – 2004/8/1
立花 隆
(著)
- 本の長さ526ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2004/8/1
- ISBN-104101387257
- ISBN-13978-4101387253
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2004/8/1)
- 発売日 : 2004/8/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 526ページ
- ISBN-10 : 4101387257
- ISBN-13 : 978-4101387253
- Amazon 売れ筋ランキング: - 74,499位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 18位社会学の論文・講演集
- - 1,653位新潮文庫
- - 2,406位エッセー・随筆 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1940年長崎県生まれ。64年東京大学仏文科卒業。(株)文藝春秋を経て東大哲学科に学士入学。74年「田中角栄研究」を「文藝春秋」誌上に発表。著書多数(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 ぼくらの頭脳の鍛え方 (ISBN-13: 978-4166607198 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年3月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
迅速に送って頂き、商品も綺麗です。とても満足しています。
2019年12月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
わかりやすい、よく整理されている。
2021年5月1日に日本でレビュー済み
(深謝。畏れながら微細でも役立てば)人にはタイプがあって、著者は学生時代に自分が監督タイプでも役者タイプでもなく、観客タイプである事を自覚できたという。以来ずっと、人文・社会・自然科学などの全方面にわたって、その真知への飽くなき求・望が凄まじいが、野次馬としては一流の域に達しているとひそかに誇っているそうだ。その自分史の一端も本講義群で語られている。
だから、著者の入門書としてもいいかもしれない。また、そこここに、さりげなく学生への愛情が感じられて、私の愛読書、河合榮治郎「学生に与う」を連想させた。
だから、著者の入門書としてもいいかもしれない。また、そこここに、さりげなく学生への愛情が感じられて、私の愛読書、河合榮治郎「学生に与う」を連想させた。
2021年8月28日に日本でレビュー済み
今年亡くなられた立花隆さんの書を再読しようと本棚の奥から引っ張り出してきました。本書は90年代の東大で行われた著者の講義を基にした一冊です。東大生たちを前に宇宙、哲学、脳、文学、科学など、壮大なる知の授業が展開されます。所々難しい箇所はありますが内容は総じてわかりやすく、特に脳構造の話や、アインシュタインの相対性理論の話などはとても理解しやすく頭に入ってきました。
大学における勉学の大切さを強調し、多角的にマクロ的に物事を見る必要性を学生たちに説く著者。本書を読むと読者は講義に感化され、知識欲が大いに高まること必至です。惜しむらくは進行していた本書第二巻が発刊されなかったこと・・・。立花隆さんのご冥福を心からお祈りいたします。
大学における勉学の大切さを強調し、多角的にマクロ的に物事を見る必要性を学生たちに説く著者。本書を読むと読者は講義に感化され、知識欲が大いに高まること必至です。惜しむらくは進行していた本書第二巻が発刊されなかったこと・・・。立花隆さんのご冥福を心からお祈りいたします。
2013年6月8日に日本でレビュー済み
本書は、この世界を不完全なものと認識し、再度真剣に考える契機を与えてくれる。
それはつまり、この世界の一員たる自分自身について再考させるきっかけになる。
知の世界の深さ、はたまたこの世界の不完全性などを改めて感じさせてくれる本書では、学ぶことの必要性だけでなく、この世界がいまだに多くの謎を抱え、当たり前が存在しない世界であることを、そしてそれを知ることによってこの世界をもう一度新鮮な視点で眺めるきっかけにを与えくれる。
この世界の中の自分という存在が一体何者であるか、というある種哲学的な問いの中で、そこに自分は何を見出すか、そしてどのような人生を歩むか、そういった大きな部分まで言及しているように思う。
またフィロソフィ、つまり知を愛する者、とはただやみくもに新たな知識を獲得することを欲するのではなく、現在もつ知をもとに新たな知を見出し、この世界をより良くしよう、この世界をより明らかにしようというものだと感じた。
単に学び知を獲得することそれ以上に新たな知を見出すものこそ、真のフィロソフィであり、そこにソクラテスの「無知の知」が存在している。
人類の歴史とはその無知の知の上に探求が行われ、新たな知を獲得してきた一つの歴史であり、知を学ぶこととは、自分を現時点にしか存在しない単なる存在から、この宇宙の長き歴史の流れを身に纏った一つの存在へと昇華させることであり、そこにより大きな視点としての自分というものが存在するんじゃないかと感じる。
本書は、縦横無尽に多様な見識を持った著者が、その多様な知を駆使し、人間というものを考えさせてくれる書であり、この世界に存在する自分というものを考え直させてくれる良書である。
それはつまり、この世界の一員たる自分自身について再考させるきっかけになる。
知の世界の深さ、はたまたこの世界の不完全性などを改めて感じさせてくれる本書では、学ぶことの必要性だけでなく、この世界がいまだに多くの謎を抱え、当たり前が存在しない世界であることを、そしてそれを知ることによってこの世界をもう一度新鮮な視点で眺めるきっかけにを与えくれる。
この世界の中の自分という存在が一体何者であるか、というある種哲学的な問いの中で、そこに自分は何を見出すか、そしてどのような人生を歩むか、そういった大きな部分まで言及しているように思う。
またフィロソフィ、つまり知を愛する者、とはただやみくもに新たな知識を獲得することを欲するのではなく、現在もつ知をもとに新たな知を見出し、この世界をより良くしよう、この世界をより明らかにしようというものだと感じた。
単に学び知を獲得することそれ以上に新たな知を見出すものこそ、真のフィロソフィであり、そこにソクラテスの「無知の知」が存在している。
人類の歴史とはその無知の知の上に探求が行われ、新たな知を獲得してきた一つの歴史であり、知を学ぶこととは、自分を現時点にしか存在しない単なる存在から、この宇宙の長き歴史の流れを身に纏った一つの存在へと昇華させることであり、そこにより大きな視点としての自分というものが存在するんじゃないかと感じる。
本書は、縦横無尽に多様な見識を持った著者が、その多様な知を駆使し、人間というものを考えさせてくれる書であり、この世界に存在する自分というものを考え直させてくれる良書である。
2007年1月14日に日本でレビュー済み
哲学(philosophy)はギリシャ語のphilos(愛)+sophia(知)の結合で作られた言葉で「知を愛する」という意味です。ここでいう「知」は理系・文系を問いません。(実際、○○博士の称号である"Ph.D"はラテン語の「Philosophiae Doctor」(英語で「Doctor of Philosophy」)の略語です) しかし、スノーが「二つの文化と科学革命」で警鐘を鳴らしたように理系人間は文系の話題を知らず、文系人間は理系の話題を知りません。まさに断絶(devide)です。そこで「なんでも知りたがり屋」な立花氏が文系/理系問わず色々な話題に立花流で迫る処が面白いです。立花氏が如何に知識をインプットし、如何にアウトプットをしているかに注目して読んでみると良いでしょう。(立花氏の読書歴及び知識の再構成を垣間見ることが出来ます)
個人的には熱力学第二法則の説明から自己組織化への話題に移るところは興味深く読めました。(理系の人がこれらの言葉を知らないのは、「文系の人がシェークスピアを読んだことがない」のと同じレベル、と断言されておられます) 文系の人間でも理系の素養を持てる実例として興味深く読めます。教養人とはかくあるべし、の1つの実例です。(但し、発明家/創造者になれるかどうかはまた別の話ですが)
文系の人でも読める現代科学の入門書としては「人類が知っていることすべての短い歴史」(B・ブライソン)や「ガリレオの指」(P・アトキンス)等をオススメします。
個人的には熱力学第二法則の説明から自己組織化への話題に移るところは興味深く読めました。(理系の人がこれらの言葉を知らないのは、「文系の人がシェークスピアを読んだことがない」のと同じレベル、と断言されておられます) 文系の人間でも理系の素養を持てる実例として興味深く読めます。教養人とはかくあるべし、の1つの実例です。(但し、発明家/創造者になれるかどうかはまた別の話ですが)
文系の人でも読める現代科学の入門書としては「人類が知っていることすべての短い歴史」(B・ブライソン)や「ガリレオの指」(P・アトキンス)等をオススメします。
2009年4月16日に日本でレビュー済み
読んでいて、ああ、自分はまさしく文系で、文系といっても
ここでの立花氏の100分の1以下の何の教養もない人間だと
つくづくイヤになる本です。
でも、逆に、ああ、まだまだいろいろとやらないことがあると
なんだか生きる意欲が出てきます。38歳だけど。
ここでの立花氏の100分の1以下の何の教養もない人間だと
つくづくイヤになる本です。
でも、逆に、ああ、まだまだいろいろとやらないことがあると
なんだか生きる意欲が出てきます。38歳だけど。
2004年10月4日に日本でレビュー済み
東大での1996年の講義録だと言う。
さすがにゼネラリストを自称する氏の真骨頂である。東大生にも(?)分かりやすい内容で、もっともかなり噛み砕いた内容になっていて、(途中だれるところもあるが、これは講義録という形である以上仕方ないが)、現在の世界を見回すためのガイドとしては必携の一冊だと思います。
私は理系出身の文科系なので、氏の述べるところの知のバランスというのに強い共感を覚えます。物事を様々な観点から見つめれば見つめるほど、「知る」という快感を得られることを若者が持てる世の中であることをこれほど論理的にコメントできるのは彼だけかもしれない。
また、意欲的に自分の知性を広げたい一般の方も、この一冊をガイドに「大学一般教養課程」のやり直しというのはどうだろう?
さすがにゼネラリストを自称する氏の真骨頂である。東大生にも(?)分かりやすい内容で、もっともかなり噛み砕いた内容になっていて、(途中だれるところもあるが、これは講義録という形である以上仕方ないが)、現在の世界を見回すためのガイドとしては必携の一冊だと思います。
私は理系出身の文科系なので、氏の述べるところの知のバランスというのに強い共感を覚えます。物事を様々な観点から見つめれば見つめるほど、「知る」という快感を得られることを若者が持てる世の中であることをこれほど論理的にコメントできるのは彼だけかもしれない。
また、意欲的に自分の知性を広げたい一般の方も、この一冊をガイドに「大学一般教養課程」のやり直しというのはどうだろう?