厳しいレビューをされている方の意見は、概ね
「書名が極端」
「データの裏付けが弱い」
のように見受けられます。
確かにこの書名はどうかと思います。「胡散臭いとんでも本」のような、センスのないものですよね。
なので、記載内容にも疑いのフィルターがかかってしまいがちです。
加えて、「データ三昧」の学説本のような作りにはなっていませんから、それに拍車がかかってしまうのだと感じました。
この本は、油の基本構成と、各種の油の特徴、体に及ぼす功罪をエッセンシャルミニマムに解説した、あえて読みやすくしてある本だと思います。
「NGO日本食品油脂安全協議会」なるものも、あまり耳にしないし、WHOのような「権威」も感じませんが、背後に怪しげなものがある団体ではなさそうです。
文体も非常に理性的だし、感情を刺激するような激しい表現はありません。
この本は、食用油に対してみんなが自身で考えるためのきっかけを作るためのものとして、読みやすく、そしてあえて絵や図を多くして優しい構成にしてあるのだと感じました。
良い本だと思います。
巻末の「あなたは、虚偽の情報に囲まれている」の記述は、まさに真実だと思います。
かつて、「原発安全神話」にまみれていたころ、敢然と戦い続けた高木仁三郎氏の姿を重ねてしまいます。
著者の奥山さんに、心よりエールを送りたいです。

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オリーブオイル・サラダ油は今すぐやめなさい! (綜合ムック) ムック – 2015/3/23
奥山 治美
(著)
あなたは危険な油を食べている。専門家が断言する病気になる油、健康になる油を解説。
今まで健康にいいと思われていた「油」の常識が、最新研究で覆りつつある。油の中でも特に危険性があると言われる「植物油」の真実を食品油脂研究の第一人者である
奥山治美先生が、生活者の目線でわかりやすく解説します。
また精製油の危険性を訴えるだけでなく、体に良い油の具体的な選び方、注意点などをイラストや図解などを多用して解説します。
今まで健康にいいと思われていた「油」の常識が、最新研究で覆りつつある。油の中でも特に危険性があると言われる「植物油」の真実を食品油脂研究の第一人者である
奥山治美先生が、生活者の目線でわかりやすく解説します。
また精製油の危険性を訴えるだけでなく、体に良い油の具体的な選び方、注意点などをイラストや図解などを多用して解説します。
- 本の長さ96ページ
- 言語日本語
- 出版社スコラマガジン
- 発売日2015/3/23
- ISBN-104862981534
- ISBN-13978-4862981530
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登録情報
- 出版社 : スコラマガジン (2015/3/23)
- 発売日 : 2015/3/23
- 言語 : 日本語
- ムック : 96ページ
- ISBN-10 : 4862981534
- ISBN-13 : 978-4862981530
- Amazon 売れ筋ランキング: - 337,893位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年10月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年12月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
プロフィールをご覧いただくと奥山氏が食用油の日本の第一人者なことがわかります。そして、あとがきには「世の中が経済力によって支配されている」とし、「国と産業界がしっかりスクラムを組んで「知らしむべからず」の政策がとられているように見える。私たちは情報の中に埋もれている。権威のある筋から出た話でも正しいとは限らないことをしっかりと自覚しましょう。」とあります。ここに批判的なレビューが目立つことも、経済側の人たちの策略に思います。
2020年10月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
環境ホルモンやダイオキシンといった悪玉の毒を比較の対象としているが、これに比べて油の毒が強いとなれば大問題という気がします。
でも環境ホルモンもダイオキシンも騒がれたわりには、世間に徹底した対策が打ち出されていない気もします。
小生には毒性の話はどこに行ったのでしょうと、姿を変えては問題を起こす新手の詐欺グループがいつまでも捕らえる事の出来ない事と似た印象に、この油の問題も思えています。
食用の脂、食べていいのはどこまでと線が引けない、この本の内容には、やや不満があります。
使っちゃダメなら人畜に対する毒性を致死量LD50を基準に公表するといいよ。使えるのだったら、どんな料理にどれくらいとか書いてくれると助かるかな。
でも環境ホルモンもダイオキシンも騒がれたわりには、世間に徹底した対策が打ち出されていない気もします。
小生には毒性の話はどこに行ったのでしょうと、姿を変えては問題を起こす新手の詐欺グループがいつまでも捕らえる事の出来ない事と似た印象に、この油の問題も思えています。
食用の脂、食べていいのはどこまでと線が引けない、この本の内容には、やや不満があります。
使っちゃダメなら人畜に対する毒性を致死量LD50を基準に公表するといいよ。使えるのだったら、どんな料理にどれくらいとか書いてくれると助かるかな。
2017年9月14日に日本でレビュー済み
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えごま油や亜麻仁油は加熱するとα-オレイン酸が壊れたり異臭が発生したりするから使えないと言われているが、それは誤解だという。
低温で圧搾したえごま油や亜麻仁油ならば、普通の揚げ物や炒め物より高い温度の200℃までなら異臭がたつことはなく、加熱でα-リノレン酸が壊れることはないという。
*ただし高温で焙煎して圧搾した油は加熱調理には向かない。
*200℃以上になると引火しやすいので注意。
加熱したとき酸化することも問題視されているが、それはすべての油にいえることであり、たとえ油が酸化しても体に害を及ぼすことはないという。酸化した油をとると細胞のガン化や動脈硬化をもたらすというのは俗説でそのような研究結果はないという。
えごま油や亜麻仁油に酸化防止剤のビタミンEやビタミンCが添加されていれば、他の植物油と同等の安定性があるという。
著者の奥山治美氏はえごま油を数十年研究した専門家であり、日本で初めてえごま油を太田油脂と共同で作った人物なので、言っている事は多分正しい。
低温で圧搾したえごま油や亜麻仁油ならば、普通の揚げ物や炒め物より高い温度の200℃までなら異臭がたつことはなく、加熱でα-リノレン酸が壊れることはないという。
*ただし高温で焙煎して圧搾した油は加熱調理には向かない。
*200℃以上になると引火しやすいので注意。
加熱したとき酸化することも問題視されているが、それはすべての油にいえることであり、たとえ油が酸化しても体に害を及ぼすことはないという。酸化した油をとると細胞のガン化や動脈硬化をもたらすというのは俗説でそのような研究結果はないという。
えごま油や亜麻仁油に酸化防止剤のビタミンEやビタミンCが添加されていれば、他の植物油と同等の安定性があるという。
著者の奥山治美氏はえごま油を数十年研究した専門家であり、日本で初めてえごま油を太田油脂と共同で作った人物なので、言っている事は多分正しい。
2019年5月20日に日本でレビュー済み
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著者の言っていることを信じてえごま油を加熱調理に使ったところ、3ヶ月くらいで蕁麻疹がでるようになりました。また、明るく成績も優秀だった娘は泣いたり落ち込んだりするようになり、成績もガタ落ちしました。そこで加熱調理を止めてみると、蕁麻疹はでなくなり、娘も元通り明るくなりましたし成績も元のように上がりました。おそらく、加熱調理によりα‐リノレン酸からトランス型と過酸化脂質の生成が原因だと思われます。この方は油の専門家を名乗っていますが、おそらく単なる言っているだけの専門家にすぎないのだと確信しました。もし、えごま油や亜麻仁油をこの方を信じて加熱調理に使って、性格や行動、体調に少しでも悪い変化があったのなら、今すぐ加熱調理を止めることをお勧めします。
2018年11月26日に日本でレビュー済み
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脂全般について分かり易く書いてある。油からコレステロールまでどんなものかを解説。入門書として最適。
2015年3月25日に日本でレビュー済み
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近頃テレビなどでオメガ3脂肪酸が認知症予防などになると取り上げ、その結果えごま油などが品薄状態になったりとオメガ3脂肪酸が注目されていますが、一番肝心なのはサラダ油に代表されるリノール酸の摂取を止めること。いくら体に良いオメガ3をとってもオメガ6のリノール酸を減らさなければ意味が無いと再三訴えかけてきます。
本書は”リノール酸の害”と”コレステロールは悪という誤解”を解くための研究者としての良心のエネルギーに満ちています。利権の絡んだコレステロール阻害薬のスタチンの害も詳しく書かれています。
オリーブオイルを含む殆どの植物油がなぜ不要なのか図や表を使って解りやすく解説してあります。レイアウトもきれいです。
子どものアトピーをきっかけに油脂の勉強を始め、奥山先生の著書も何冊か読みましたが、本書はその集大成のように感じます。えごま油や亜麻仁油が加熱料理に使えないと信じていましたが、それが誤解だったのが一番の驚きでした。
皆様にオススメです。特に医療関係者と油メーカーに是非読んでいただきたい!
本書は”リノール酸の害”と”コレステロールは悪という誤解”を解くための研究者としての良心のエネルギーに満ちています。利権の絡んだコレステロール阻害薬のスタチンの害も詳しく書かれています。
オリーブオイルを含む殆どの植物油がなぜ不要なのか図や表を使って解りやすく解説してあります。レイアウトもきれいです。
子どものアトピーをきっかけに油脂の勉強を始め、奥山先生の著書も何冊か読みましたが、本書はその集大成のように感じます。えごま油や亜麻仁油が加熱料理に使えないと信じていましたが、それが誤解だったのが一番の驚きでした。
皆様にオススメです。特に医療関係者と油メーカーに是非読んでいただきたい!
2015年4月21日に日本でレビュー済み
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今すぐやめなさい、などという扇情的なタイトルの本には要注意ですね。実際に内容を読んでみるなら、オリーブ油には「今すぐ」やめなけれザならないような害があるなどとは書いてありません。このようなタイトルをつけているだけで全体に対する信頼性がかえって薄れてしまいます。