日本にやって来て搾取される留学生やら実習生やらの名目で働かされる外国人労働者について語る。
日本はそもそも永住権を得るのはそんなに簡単な国では無かった筈。
しかし、1990年代から外国人が地方都市にも溢れ始めて違和感を感じる人も多かっただろう。
背景には少子高齢化に悩む日本社会が安く使える労働力として中国・ベトナム・インドネシア・ネパール等の主にアジア圏の若者を求めていたということである。
けれど政府としては「大規模な移民の容認」は国民の反対を招く可能性が高く容認出来ない。
しかし労働力の不足を補う為に外国人を使いたい思惑は経済界を中心に広がり、要は「特定の技術を持つ人だけ」を特例で認める的な「なんちゃって移民」として居住案件を緩和するなどしたわけだ。
母国に働く人たちは「日本で稼いで母国に戻り、裕福な生活を送りたい」希望があり、数百万円にも及ぶ借金をしてまで日本にやって来る。
けれど実際の仕事場では週に1日しか休みがないような劣悪な環境で、賃金も手取りで月額10万円に満たないことが多く、寮費やら何やら理由を付けて日本人に給与をピンハネされてしまう。
日本語学校に通ってるのに全く日本語が話せない外国人が続出し、政策の意味が全くない。
大学や専門学校も少子化で日本人が集まらず経営が苦しいのを外国人留学生を搾取することで埋めようとしていたのだから性質が悪い。
結局、日本は大規模な人口減と労働力の減少を埋めるには「積極的な移民政策の実施」しかない。
それを「移民を表面的には容認せずに、優秀な人材だけは例外的に日本で働くことを認めて安く使おう」などとしているので、いいとこ取りが上手くいかず外国人たちに恨まれる結果を招いている。
また、当初は多かった中国人・ブラジル人労働者も円安やリーマン・ショック後の雇用の悪化から「日本で働くことの意義を見出せなくなり」次々と帰国してしまう。「円安の進行」も日本にとっては痛かった。
今は彼等に代わってまだ経済的には未成熟なカンボジア・ベトナム・ネパールからの留学生が増えているそうだが、日本の政策が結局「外国人を積極的に日本社会に取り込んで同化してもらう」ではなく、「都合よく使い捨てにしよう」では、中国人・ブラジル人と同様のことが繰り返されるだけだろう。
日本人が外国人を切り捨てたのではない。逆だ。
「外国人がいつまで経っても変わらない日本に絶望し、日本を見捨てていった」のだ。
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ルポ ニッポン絶望工場 (講談社+α新書 737-1C) 新書 – 2016/7/21
出井 康博
(著)
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新聞・テレビが決して報じない外国人留学生、実習生の真実。コンビニ弁当工場、新聞配達、宅配便仕分け、農業……日本人の便利な生活を末端で支える彼らが絶望し、<謀反>を起こす時、この国の生活基盤は崩壊する!
新聞・テレビが決して報じない外国人留学生、実習生の真実。コンビニ弁当工場、新聞配達、宅配便仕分け、農業……日本人の便利な生活を末端で支える彼らが絶望し、謀反を起こす時、この国の生活基盤は崩壊する!
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- 本の長さ189ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2016/7/21
- 寸法12.2 x 1.1 x 17.4 cm
- ISBN-104062729563
- ISBN-13978-4062729567
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著者について
1965年、岡山県に生まれる。ジャーナリスト。早稲田大学政治経済学部卒業。英字紙「ニッケイ・ウイークリー」記者、米国黒人問題専門のシンクタンク「政治経済研究ジョイント・センター」(ワシントンDC)客員研究員を経て、フリー。
著書には『松下政経塾とは何か』(新潮新書)、『長寿大国の虚構 外国人介護士の現場を追う』(新潮社)、『黒人に最も愛され、FBIに最も恐れられた日本人』(講談社+α文庫)などがある。
著書には『松下政経塾とは何か』(新潮新書)、『長寿大国の虚構 外国人介護士の現場を追う』(新潮社)、『黒人に最も愛され、FBIに最も恐れられた日本人』(講談社+α文庫)などがある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2016/7/21)
- 発売日 : 2016/7/21
- 言語 : 日本語
- 新書 : 189ページ
- ISBN-10 : 4062729563
- ISBN-13 : 978-4062729567
- 寸法 : 12.2 x 1.1 x 17.4 cm
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- 2021年5月8日に日本でレビュー済みAmazonで購入
- 2023年10月22日に日本でレビュー済みAmazonで購入日本語習得を建前に来日した外国人が、本国へ仕送りするために働き、日中の日本語学校では寝ているという。
彼等が怠慢なのではなく、本国では「日本で大金を稼げる」と吹き込む仲介人がおり、家族もそれを目当てに借金して留学させているので帰れない。
全ての外国人がとまでは言えないが、このような境遇で働く人々が日本をどう見ているかと考えると、将来の外交が不安になる一冊だった。
- 2020年1月3日に日本でレビュー済みAmazonで購入外国人留学生の労働状況、斡旋機関の利権などの裏側をベトナム留学生を中心にルポ
作中の数値やソースについては信頼性があるが、
一部ソースの記載がない部分や憶測がある。
留学生の労働問題についての根本的問題提起を行う一冊
- 2019年4月21日に日本でレビュー済みAmazonで購入この本を読む前は、「ニッポン絶望工場」とは、「天国のような国」だと思ってやってきてしまった、出稼ぎ外国人からみた日本のことだと考えていた。
読み終わったあと、誠実な日本人からみた、自らの国のことでもあると実感した。
日本はすでに絶望的にセコい国になり下がっていることがよくわかる。
金しか頭にない似非教育機関、天下り利権と虚栄心しか考えていないクズ官僚と、それを糺すことすら到底期待できないボンクラ議員と、何もできない蚊帳の外のボケ司法。そして唾棄すべきほど臆病で無能なマスゴミ。
確実に、日本は三流国に成り下がることがわかるし、すでに至る所にその兆候が如実に見て取れる。
社会保障システムはすでに破綻しているし、この先後進国だと考えていた近隣諸国に並ばれ、「使われる」、落ちぶれた国になるのはほぼ間違いないだろう。
ピンハネシステムと理不尽なルールによって醸成される外国人の「反日感情」と、「犯罪社会の素地」で日本は高い代償を払うことになる。
本当に、官僚機構や一部の欲に塗れた日本人の罪深さには相当なものがある。
とんでもないスピードで広がる格差も相俟って、不当に成り上がったそういう一部の国民だけが、不自由のない生活を送れる国になるのだろう。
大多数の日本人にとって、日本はとんでもなく住みにくい国になる。
日本の現実と行く末を見せられているようで、読むのが嫌になる本だった。
- 2016年8月12日に日本でレビュー済みAmazonで購入日本の人手不足による将来の移民問題を見据えた、現在の外国
人労働の実態報告です。
著者の長年に亘る取材活動に基づく、厚みのある情報量により、
具体例の数々が示されて行きます。
取り上げるのは、「留学生」「新聞奨学生」「実習生」「介護
士」「日系人」、そして「犯罪」です。
主な取材対象は、ベトナム人、フィリピン人、日系ブラジル人
となります。
様々な実状を知らされるので、色々と驚かされますが、ここで
も産官学報による利権構造が蔓延っているとは、心底うんざり
させられます。
しかし、そうも言っていられないのは、著者も述べているよう
に、「無関心でいられても、無関係ではいられない」のですか
ら。
- 2016年9月8日に日本でレビュー済みAmazonで購入面白かった。勉強になりました。
要約するとこういうことだ。今の日本人は3K職場で働かない。そこで働くのは偽装留学生や技能実習生だ。しかし、留学生は現地ブローカーや日本で通う日本語学校に搾取されており、建前上は週28時間しかアルバイトできない。
彼らは多額の借金をして日本に来ており、返済のためにアルバイトを掛け持ちする。
実習生は相手国の送り出し機関と日本の監理団体にピンはねされており、収入は少ない。
実習生、留学生はうわべだけで彼らは出稼ぎの単純労働者に過ぎない。
しかし、新興国の発展による日本経済の相対的低下によって日本は人材獲得競争に負けつつある。また、留学生、実習生を使い捨てにしていることで、彼らの日本に対するイメージを悪くしている。
さて、私の意見と感想も少し述べておきたい。
これから、毎年数十万人生産年齢人口が減っていく。高齢者、女性が働いても穴埋めは無理だ。否応なしに外国人労働者受け入れとならざるを得ないし、一方今の日本では移民受け入れは政治的に無理だ。移民は誰でも受け入れる訳にはいかないだろう。まず外国人労働者受け入れから始めてみてはどうか。
ピンはね、搾取は問題だが、言葉の問題もあり日本人と同じ働きは難しい。最低賃金撤廃も検討の必要があるかもしれない。
隣の台湾では介護に25万人の外国人が従事しているという。月収は六万円ほど。私は目眩がした。
日本もそうならざるを得ない。再生産性のない介護に将来の貧しい日本は金を払えないだろう。前東京都知事の、「介護には方言が理解できるだけの細やかさが必要」などという発言は、十分に金があり、自分で介護をしてないから言えるのだ。
ベトナム人の窃盗、万引きの犯罪が増えているという。しかし、彼らは借金をして単純労働者として出稼ぎ目的で来日しており、選抜されてきた奨学金つきの留学生と違う。素養が違う人間が来ていると言わざるを得ない。現地との物価も全然違う。物欲に勝てないこともままあろう。
まずは労働者の受け入れから始めて、一定の年数、条件を満たせば永住権を与えてみてはどうか。社会保障費の増大や日本社会の撹乱要因となるような、能力のない、資質に問題のある人間に移民として国籍を与えることには、余程慎重でなければなるまい。
- 2018年6月18日に日本でレビュー済みAmazonで購入外国人実習制度はニュースと取り上げられた事は記憶に新しい。
https://mainichi.jp/articles/20180530/ddm/002/010/112000c
制度の良しに関しては個人で意見が分かれるの所であると思うが
個人的には悪しき慣習であると感じている。
自身のキャリアで施設管理会社に5年務めており
ベッドメイキングや清掃業務などの3K
1.賃金が安い(最低賃金レベル)
2.作業が辛い(常に動き回る。時間制限がある)
3.汚い (汚物などを扱います)
勿論そんな仕事なので、日本人でも業務に従事される方は
癖のある方が多かった印象。
(勿論掃除が好きで働かれいる方もいますがかなり少数)
仕事はあるが人がいない時、活用するのが外国人労働者です。
以前勤めていた会社では都内全域で1,000名程度雇用しておりましたが
5割が外国人労働者。
勿論言語や慣習の違いで、マネジメントに苦労しましたが
人が来ないよりは「マシ」。
そのような仕事は日本人がやりたがらない故に、
①外国人労働者を使う→②学校に行きながら難しい&給与が低い
③違法に長く働くor違法な仕事、犯罪行為を行う流れになるとの事
本書の主張については深く理解した。
また低賃金での就労を前提とした雇用形態や
就労体勢については国として考えると事があるのではと憤りを覚えた。
※某牛丼チェーンで真面目に明るく働く外国のスタッフより
だらだら会社にしがみつく、社員の方に給与を払う雇用形態は
不平等ではないか?
願わくば、日本に来ることを選んでくれた「友人たち」に日本を好きな
まま帰国して貰いたい。
また彼らと接する機会があれば、感謝の気持ちを忘れず接したい。
- 2018年6月11日に日本でレビュー済みAmazonで購入留学生、技能実習、EPAなどの外国人材受け入れについて
どうしてこんなに問題だらけなのかと言う疑問は
取材をきっちりされているので、大変良く理解できました。
外国人材に関わるなら読んでみる価値があります。
外国人材受入れは政府方針により、変動の時期にありますので
最新情報や今後の部分を含めて第二段を期待しています。