ウルトラセブンに欠番回があることは知っていた。その理由もなんとなく知っていた。だが多数の証言を取って細部に切り込んでいくと、隠された闇の形が鮮やかに現れて来る。
セブン以外にも封印作品があることは知らなかった。封印されるのにはそれなりの理由があるのだが、その理由が一筋縄とはいかないところが本書の面白いところ。あの作品は表現に問題があったから、この作品も…と思っていると全然違う理由だったりする。
そして「日テレ版ドラえもん」では、正に闇というしかない人物たちの登場に呆然とするしかない。
1960年・70年代だったからこそ起こり得たともいえる作品たちとその蹉跌の軌跡を辿ることで、自分が生きてきたその時代の歩みをも思い起こさせる、有益な体験を得ることができた。
ただし軽い気持ちで読みはじめると、かなりどんよりとした気分になるのも事実で、覚悟は必要だ。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
新品:
¥763¥763 税込
ポイント: 23pt
(3%)
無料お届け日:
4月1日 月曜日
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
新品:
¥763¥763 税込
ポイント: 23pt
(3%)
無料お届け日:
4月1日 月曜日
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
中古品: ¥192
中古品:
¥192

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
封印作品の謎 テレビアニメ・特撮編 文庫 – 2016/10/17
安藤 健二
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥763","priceAmount":763.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"763","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"c4AZ%2BvJvGVdqQdGMPhIY%2FqP1cpMgNh7GEacrfwuF2reOV1XhKVWXwHY%2FxKflzJQ240Z7LsMGXgj2jyZLFldyhRnfJ5fYRIrDTPCaHVV8LBe4MxtK3aneqm3vY5It6jUfW7UmVJrVlpc%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥192","priceAmount":192.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"192","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"c4AZ%2BvJvGVdqQdGMPhIY%2FqP1cpMgNh7GVzb77tv52RuY8kyHXUz2SxSY0Hb3J5JWNCb%2B2Z2PVGCPrYNqEvAp8kq1te9QRpN6hfP1Jokh7VawZqqfcNMYq1NY3owmwz972pKkzRiWaEvNz%2BvBzl17rDGM8zP%2F%2BKIZQdf%2F4MzudJ52l6jOxtxWpQ%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
ネット時代に注目を集めているのに語ることがタブーになっている封印作品たち、それを真っ向から取材し、封印されている理由を明らかにする。
「ウルトラセブン 12話」
「怪奇大作戦 24話」
「ノストラダムスの大予言」
「サンダーマスク」
「日テレ版 ドラえもん」
封印作品の謎にジャーナリストが迫る!
ベストセラー「封印作品の謎」「封印作品の闇」「封印作品の憂鬱」からエピソードを厳選した決定版が遂に文庫化!
「ウルトラセブン 12話」
「怪奇大作戦 24話」
「ノストラダムスの大予言」
「サンダーマスク」
「日テレ版 ドラえもん」
封印作品の謎にジャーナリストが迫る!
ベストセラー「封印作品の謎」「封印作品の闇」「封印作品の憂鬱」からエピソードを厳選した決定版が遂に文庫化!
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社彩図社
- 発売日2016/10/17
- 寸法10.7 x 1.5 x 14.9 cm
- ISBN-10480130186X
- ISBN-13978-4801301863
よく一緒に購入されている商品

対象商品: 封印作品の謎 テレビアニメ・特撮編
¥763¥763
最短で4月1日 月曜日のお届け予定です
残り1点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
ジャーナリスト。
1976年、埼玉県生まれ。
早稲田大学第一文学部卒業後、産経新聞社に入社。
2004年に退社して以降、
『封印作品の謎』(太田出版)や、
『封印されたミッキーマウス』『パチンコがアニメだらけになった理由(わけ)』(いずれも洋泉社)
などの著書を出した。
2010年以降は、ライブドア(現:LINE株式会社)、ドワンゴを経てハフィントンポスト日本版の記者。
1976年、埼玉県生まれ。
早稲田大学第一文学部卒業後、産経新聞社に入社。
2004年に退社して以降、
『封印作品の謎』(太田出版)や、
『封印されたミッキーマウス』『パチンコがアニメだらけになった理由(わけ)』(いずれも洋泉社)
などの著書を出した。
2010年以降は、ライブドア(現:LINE株式会社)、ドワンゴを経てハフィントンポスト日本版の記者。
登録情報
- 出版社 : 彩図社 (2016/10/17)
- 発売日 : 2016/10/17
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 288ページ
- ISBN-10 : 480130186X
- ISBN-13 : 978-4801301863
- 寸法 : 10.7 x 1.5 x 14.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 288,506位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 538位サブカルチャー一般の本
- - 67,835位文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

1976年埼玉県さいたま市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、産経新聞東京本社に入社。デジタルメディア局や、さいたま総局に勤務。2004年に退社して以降は、ノンフィクション・ライターとして活動中。主にサブカルチャーの裏を暴くルポルタージュを発表している。代表作は、「封印作品の謎」(大田出版)を初めとした封印作品シリーズ。同シリーズでは、「キャンディ・キャンディ」などの名作が公表されなくなった謎を追っている。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年8月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本に載っている、五つの作品が封印された経緯について。
版権がらみにまで発展した二つについては、無学者の私には口を挟む余地は有りませんが。
原爆、放射能、精神障害を扱った三作品には、あまりに筋違いな不条理を突きつけられていると思う。
製作社側は、原爆等の恐ろしさを。若干、誇張して描いてしまっている風は有りますが。
当の被害者に対して、それを揶揄しているような事はけっして無い。
これは厭くまで「いつかこんな空想が、現実になる未来が来るかもしれない」というメッセージを。
ほんの少しの皮肉を込めて描いているにすぎない。
皆さんも親に言われた事が有るだろう「早く漫画は卒業しなさい」と言う言葉を。
私はいい歳をして、未だ漫画やアニメを卒業できていない。だが私は、これを恥とは思っていない。
なまじフィクションの世界に入り浸っていると、空想と現実の境目が分るのだ。
この「封印作品の謎」にも出て来る言葉「臭い物には蓋」とばかりに抹消する人達こそ。
空想と現実の見定めの出来ない、幼稚な精神の持ち主と感じてしまうのだ。
版権がらみにまで発展した二つについては、無学者の私には口を挟む余地は有りませんが。
原爆、放射能、精神障害を扱った三作品には、あまりに筋違いな不条理を突きつけられていると思う。
製作社側は、原爆等の恐ろしさを。若干、誇張して描いてしまっている風は有りますが。
当の被害者に対して、それを揶揄しているような事はけっして無い。
これは厭くまで「いつかこんな空想が、現実になる未来が来るかもしれない」というメッセージを。
ほんの少しの皮肉を込めて描いているにすぎない。
皆さんも親に言われた事が有るだろう「早く漫画は卒業しなさい」と言う言葉を。
私はいい歳をして、未だ漫画やアニメを卒業できていない。だが私は、これを恥とは思っていない。
なまじフィクションの世界に入り浸っていると、空想と現実の境目が分るのだ。
この「封印作品の謎」にも出て来る言葉「臭い物には蓋」とばかりに抹消する人達こそ。
空想と現実の見定めの出来ない、幼稚な精神の持ち主と感じてしまうのだ。
2023年11月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作品に関しての記述がとても少なく、ギョーカイ裏話が延々と書き連ねられているだけ。しかも裏が取れないから結局推論でしか無いし、よんだだけ時間の無駄だった。
2022年7月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
でも感想は、「遊星より愛をこめて」w
これは有名な封印作である。
わたしも比較的最近にYou Tubeだったかで視聴して、一体なにが問題なの?って感じた。
正直言って、あの回で特筆すべきことは新旧ヒロインの共演である。【注1】
スペル星人の身体の一部がケロイド状で、被曝者への差別を助長する云々というが、ドラマでの登場時間は少なくて、解像度が高くないことも相まって、ケロイドなんだかどうかすらよくわからない。
監督の実相寺昭雄は、気持ちの悪い見た目を期待して発注したらしいが、成田亮は怪獣を気持ち悪いデザインにはしたくないという持論を持っていたので、スペル星人に気合は入らずやっつけで作ったらしい。
モニター越しでさえ、スペル星人のデザインのなんだかしまらないショボさは伝わってくるので、彼の証言にもうなづける。
ところで、後年の『スタートレック/ヴォイジャー』第1シーズン(1995)の早々に登場したヴィディア人は、身体がグズグズに爛れた気持ちの悪い造形で、実相寺監督のイメージにぴったりである。奇病に侵されたヴィディア人は、延命のために異星人の臓器を奪ってまわるという設定。これ、スペル星人と驚くほど似ていないか?
ヴォイジャーのこの回(#5."Phage")のストーリーを書いたのは、Timothy De Haas という人物だが、セブンのこの話を知っていたというのは考え過ぎか……。
いずれにせよ、この回が問題になったのは、放映終了後の雑誌付録の「ひばく星人」というコピーであって、それを知った被曝問題の活動家が投書したのがきっかけである。
しかし大々的な問題になったのは大新聞が騒いだからだという。
本書に具体的な社名は書かれていなかったが、朝日新聞に違いないーーという決めつけはダメか?
というわけで、本書の取材にも登場する最初に投書した活動家も、その後の騒ぎにはやや驚いていたようだ。
しかしこの活動家、現在(2004年あたり?)でも被曝問題に関わっていた。
朝鮮人の被曝問題だという。
いや、活動するのは構わないけどなんで日本でやるの?
アメリカでやるべきでしょ。なんだかなぁ……。
【注1】『ウルトラマン』のアキコ隊員(役の桜井浩子)が、アンヌの友人としてゲスト出演していた。
これは有名な封印作である。
わたしも比較的最近にYou Tubeだったかで視聴して、一体なにが問題なの?って感じた。
正直言って、あの回で特筆すべきことは新旧ヒロインの共演である。【注1】
スペル星人の身体の一部がケロイド状で、被曝者への差別を助長する云々というが、ドラマでの登場時間は少なくて、解像度が高くないことも相まって、ケロイドなんだかどうかすらよくわからない。
監督の実相寺昭雄は、気持ちの悪い見た目を期待して発注したらしいが、成田亮は怪獣を気持ち悪いデザインにはしたくないという持論を持っていたので、スペル星人に気合は入らずやっつけで作ったらしい。
モニター越しでさえ、スペル星人のデザインのなんだかしまらないショボさは伝わってくるので、彼の証言にもうなづける。
ところで、後年の『スタートレック/ヴォイジャー』第1シーズン(1995)の早々に登場したヴィディア人は、身体がグズグズに爛れた気持ちの悪い造形で、実相寺監督のイメージにぴったりである。奇病に侵されたヴィディア人は、延命のために異星人の臓器を奪ってまわるという設定。これ、スペル星人と驚くほど似ていないか?
ヴォイジャーのこの回(#5."Phage")のストーリーを書いたのは、Timothy De Haas という人物だが、セブンのこの話を知っていたというのは考え過ぎか……。
いずれにせよ、この回が問題になったのは、放映終了後の雑誌付録の「ひばく星人」というコピーであって、それを知った被曝問題の活動家が投書したのがきっかけである。
しかし大々的な問題になったのは大新聞が騒いだからだという。
本書に具体的な社名は書かれていなかったが、朝日新聞に違いないーーという決めつけはダメか?
というわけで、本書の取材にも登場する最初に投書した活動家も、その後の騒ぎにはやや驚いていたようだ。
しかしこの活動家、現在(2004年あたり?)でも被曝問題に関わっていた。
朝鮮人の被曝問題だという。
いや、活動するのは構わないけどなんで日本でやるの?
アメリカでやるべきでしょ。なんだかなぁ……。
【注1】『ウルトラマン』のアキコ隊員(役の桜井浩子)が、アンヌの友人としてゲスト出演していた。
2020年9月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いい気分転換でした。
正直、取り上げられている内容全てを知っているからと言って何ら特別なことはありません。
しかし、何気におもしろいんです!
仕事帰りの電車の中、疲れて帰る途中読むにはこう言った内容の方が本当にリラックスできました!
正直、取り上げられている内容全てを知っているからと言って何ら特別なことはありません。
しかし、何気におもしろいんです!
仕事帰りの電車の中、疲れて帰る途中読むにはこう言った内容の方が本当にリラックスできました!
2017年7月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とにかく、著者の調査力と取材力には驚きました。
経歴を拝読したら、元新聞記者だったのですね。
現在、媒体は異なれど記者に戻られたそうですが。
・ふと思ったこと。
「アニメ好き」と「アニソン好き」は、少し異なるかかも。
経歴を拝読したら、元新聞記者だったのですね。
現在、媒体は異なれど記者に戻られたそうですが。
・ふと思ったこと。
「アニメ好き」と「アニソン好き」は、少し異なるかかも。
2017年10月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
良く調べ上げていらっしゃると感服しました。欲を言えば、特撮作品で統一してほしかったのですが。