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千里眼トランス・オブ・ウォー 単行本 – 2004/10/1
松岡 圭祐
(著)
岬美由紀がイラクで武装集団に捕らえられた
イラクで人質となった日本人の救出チームの中に、彼らのPTSDに対処するため臨床心理士・岬美由紀が派遣されていた。救出チームが武装グループから人質を奪還しかけたとき、突然戦闘が始まり、美由紀はひとり武装グループに捕らえられてしまう。美由紀は、戦争を推進する人間の心の動きである「トランス・オブ・ウォー」の理論をイラクの人々を前に説くが、イスラムの教えに抵触する、と最悪の刑務所オムカッスルに送られる。過酷な刑務所生活の中で虫の息となった岬美由紀の前に、全身を包帯で包んだ謎の男があらわれる。果たしてこの窮地を脱することができるのか。岬美由紀が臨床心理士を目指した理由も明らかになるシリーズ最長編。
イラクで人質となった日本人の救出チームの中に、彼らのPTSDに対処するため臨床心理士・岬美由紀が派遣されていた。救出チームが武装グループから人質を奪還しかけたとき、突然戦闘が始まり、美由紀はひとり武装グループに捕らえられてしまう。美由紀は、戦争を推進する人間の心の動きである「トランス・オブ・ウォー」の理論をイラクの人々を前に説くが、イスラムの教えに抵触する、と最悪の刑務所オムカッスルに送られる。過酷な刑務所生活の中で虫の息となった岬美由紀の前に、全身を包帯で包んだ謎の男があらわれる。果たしてこの窮地を脱することができるのか。岬美由紀が臨床心理士を目指した理由も明らかになるシリーズ最長編。
- 本の長さ558ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2004/10/1
- ISBN-104093861463
- ISBN-13978-4093861465
著者について
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1968年12月3日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作『千里眼』シリーズは累計628万部を超える人気作となった(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 万能鑑定士Qの事件簿IV (ISBN-13: 978-4043836451 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
星5つ中4つ
5つのうち4つ
8グローバルレーティング
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年6月12日に日本でレビュー済み
前作のヘーメラーはあまり気にいりませんでしたが、今回もそんなに気に入りませんでした。どうも最近の千里眼シリーズは時事ネタに重きをおいてる気が多少するのですが・・。それに物語が始まってすぐに過去の自衛隊時代の回想になるのですが、その部分が長い割に今回の話の核心とはあまりリンクしてないんです。同僚が出てくるって所位。ですが、「千里眼の死角」のキャラやメフィストコンツェルンのキャラが出てきたり、いつも通りの意外性のある松岡マジックでその辺はちょっと嬉しいですね。個人的にはまたメフィストとバリバリ戦ってほしいなぁ。
2010年10月13日に日本でレビュー済み
どこまでフィクションなのか。
イラクを舞台に、ブッシュ大統領(仮名)小泉首相(仮名)も顔をそろえ、
とてつもないスケールで描く巨編です。
美由紀が、ますます超人になっていってる。
普通、死ぬやろ??そんな状況じゃ(^_^;)というツッコミにも負けず
相変わらずスーパーレディです。
途中、自衛隊時代の訓練の話が挟まり、時系列がややこしい(>_<)と思わせますが
それはラストに向けて、挟み込むべきエピソードなので、読み飛ばさないように。
なにぶん分厚い本ですが、1章がわりと短くカット割してあるので読みやすいと思います。
物語ではありますが、こんな風に中東に平和が来てほしいものだと思いました。
イラクを舞台に、ブッシュ大統領(仮名)小泉首相(仮名)も顔をそろえ、
とてつもないスケールで描く巨編です。
美由紀が、ますます超人になっていってる。
普通、死ぬやろ??そんな状況じゃ(^_^;)というツッコミにも負けず
相変わらずスーパーレディです。
途中、自衛隊時代の訓練の話が挟まり、時系列がややこしい(>_<)と思わせますが
それはラストに向けて、挟み込むべきエピソードなので、読み飛ばさないように。
なにぶん分厚い本ですが、1章がわりと短くカット割してあるので読みやすいと思います。
物語ではありますが、こんな風に中東に平和が来てほしいものだと思いました。
2004年10月9日に日本でレビュー済み
シリーズであることを知らず、初めて読みましたが、とても
面白かったです。
女性自衛官にしてジェット戦闘機まで操れるほどにまで腕を
あげた防衛大生が、幹部候補生として入隊後の訓練中に、次
第に自分に向いているのは組織の駒として働くことでなく、
ある意味で理想論ともとれる超平和主義と気づきます。この
世の争いのすべてが心の問題と悟った岬美由紀は臨床心理士
に転職するのですが、イラク人質問題解決のため派遣され、
そのまま独り置き去りにされてしまいます。
後半のシーア派武装勢力と心を交わすべく古今奮闘する美由
紀はまさにジャンヌダルクかナウシカばりの活躍で、胸のす
くような結末を迎えます。「戦意のトランス状態」という着
眼点が面白いです。
面白かったです。
女性自衛官にしてジェット戦闘機まで操れるほどにまで腕を
あげた防衛大生が、幹部候補生として入隊後の訓練中に、次
第に自分に向いているのは組織の駒として働くことでなく、
ある意味で理想論ともとれる超平和主義と気づきます。この
世の争いのすべてが心の問題と悟った岬美由紀は臨床心理士
に転職するのですが、イラク人質問題解決のため派遣され、
そのまま独り置き去りにされてしまいます。
後半のシーア派武装勢力と心を交わすべく古今奮闘する美由
紀はまさにジャンヌダルクかナウシカばりの活躍で、胸のす
くような結末を迎えます。「戦意のトランス状態」という着
眼点が面白いです。
2004年10月9日に日本でレビュー済み
遂に、小泉・ブッシュが登場して岬美由紀に
出会っちゃいました。しかもイラクを平和に
できるかどうかというキワドい話です。
けど、夢中になって読んじゃいます。今度の
美由紀さんは、シリーズでずっと説明されて
た「トランス状態の功罪」を説いて、戦争を
阻止しようとします。
メフィスト・コンサルティングの新たな勢力
の台頭や、「千里眼の死角」の冒頭の謎も解
き明かされます。
ラストは本当に感動しました。戦乱の国に真
に平和が訪れることを願って…
出会っちゃいました。しかもイラクを平和に
できるかどうかというキワドい話です。
けど、夢中になって読んじゃいます。今度の
美由紀さんは、シリーズでずっと説明されて
た「トランス状態の功罪」を説いて、戦争を
阻止しようとします。
メフィスト・コンサルティングの新たな勢力
の台頭や、「千里眼の死角」の冒頭の謎も解
き明かされます。
ラストは本当に感動しました。戦乱の国に真
に平和が訪れることを願って…
2005年6月11日に日本でレビュー済み
もちろん、フィクションなんですが、
かなりきわどい話も出てきます。
アメリカの大統領のイラク政策に対する考え方や
アルカイーダって本当に存在するのか?なんて、
リアルでした。
最初は、岬美由紀の昔の話が中心。
そして、途中からは混沌とするイラクで
命を投げ打って、戦争に反対し、行動する姿、
とても印象に残ります。
世界中の人に読んでもらいたくなります。
かなりきわどい話も出てきます。
アメリカの大統領のイラク政策に対する考え方や
アルカイーダって本当に存在するのか?なんて、
リアルでした。
最初は、岬美由紀の昔の話が中心。
そして、途中からは混沌とするイラクで
命を投げ打って、戦争に反対し、行動する姿、
とても印象に残ります。
世界中の人に読んでもらいたくなります。
2004年10月9日に日本でレビュー済み
千里眼シリーズは好きで全作読んでます。岬美由紀がとにかくカッコよくて憧れます。
この手の冒険小説というと男性向けという印象がありますが、この作品は女性も楽しめると思います。理由は、グロさがないこととか、いつも爽快にさせてくれることとか、ヒロインが男性に媚びるところがいっさいないとか、いろいろ理由はありますが、第一の理由は美由紀が行動力だけでなく、28歳にして優しさを秘めた賢人で、可能な限り頭脳で問題を解決しようとするところが魅力的です。
心理学もとても勉強になるし、ハラハラドキドキ楽しめます。イラク情勢も「現在」を反映していて凄いです。
この手の冒険小説というと男性向けという印象がありますが、この作品は女性も楽しめると思います。理由は、グロさがないこととか、いつも爽快にさせてくれることとか、ヒロインが男性に媚びるところがいっさいないとか、いろいろ理由はありますが、第一の理由は美由紀が行動力だけでなく、28歳にして優しさを秘めた賢人で、可能な限り頭脳で問題を解決しようとするところが魅力的です。
心理学もとても勉強になるし、ハラハラドキドキ楽しめます。イラク情勢も「現在」を反映していて凄いです。
2005年3月5日に日本でレビュー済み
私、個人的にこの作品シリーズ最高と思います。もちろんフィクションですし、現実にはちょっとありえない解決ですけど、それでも平和への願いがこめられていて素直に感動しました。今回の美由紀はほんと、ナウシカですね。
2004年10月8日に日本でレビュー済み
シリーズでどの作品を好むかは人それぞれであるが、この作品が近作の中でも最も優れていることに異論を唱える人はそうはいないだろう。紛れもなく秀作、傑作。前作「ヘーメラー」で岬美由紀の過去に違和感を覚えるのは、まだ続きがあったからである。今回の作品で、遂に美由紀が自衛官から臨床心理士へとどう心の変容があったかが明らかにされる。友情とライバルとの敵対、そして現在、イラクの真っ只中に独り置き去りにされた美由紀が、戦乱の国に完全平和を実現しようと奔走する。ラストは「運命の暗示」以上の感動と戦慄! 千里眼最高。