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世界短編傑作集 1 (創元推理文庫 100-1) 文庫 – 1960/7/24
ウイルキー コリンズ
(著),
江戸川 乱歩
(編集)
短編は推理小説の粋である。その中から珠玉の傑作を年代順に集成したアンソロジー。1には、巻頭に編者江戸川乱歩の「序」を配し、まず1860年のコリンズ「人を呪わば」に始まり、チエホフ「安全マッチ」、モリスン「レントン館盗難事件」、グリーン「医師とその妻と時計」、オルツィ「ダブリン事件」、フットレル「十三号独房の問題」そして今世紀初頭のバー「放心家組合」までの7編。全編に江戸川乱歩の解説、全巻末には中島河太郎の短編推理小説史を付した。
●収録作品
コリンズ「人を呪わば」
チエホフ「安全マッチ」
モリスン「レントン館盗難事件」
グリーン「医師とその妻と時計」
オルツィ「ダブリン事件」
フットレル「十三号独房の問題」
バー「放心家組合」
●収録作品
コリンズ「人を呪わば」
チエホフ「安全マッチ」
モリスン「レントン館盗難事件」
グリーン「医師とその妻と時計」
オルツィ「ダブリン事件」
フットレル「十三号独房の問題」
バー「放心家組合」
- 本の長さ346ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日1960/7/24
- ISBN-104488100015
- ISBN-13978-4488100018
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (1960/7/24)
- 発売日 : 1960/7/24
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 346ページ
- ISBN-10 : 4488100015
- ISBN-13 : 978-4488100018
- Amazon 売れ筋ランキング: - 636,921位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1894年三重県生まれ。早稲田大学卒業。雑誌編集、新聞記者などを経て、1923年「二銭銅貨」でデビュー。以後、「D坂の殺人事件」などの探偵小説を 次々発表。怪奇小説、幻想小説にも優れた作品が多い。代表的なシリーズに、「怪人二十面相」「少年探偵団」などがある。日本の小説界に多大なる業績を残 す。65年没(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 大槻ケンヂが語る江戸川乱歩 私のこだわり人物伝 (ISBN-13:978-4041847213)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年10月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ロバート・バーの『放心家組合』。江戸川乱歩言うところの「奇妙な味」の嚆矢。えっ!奇妙な味って読者に肩透かしを食わせること?そうですか?乱歩先生。
2008年9月29日に日本でレビュー済み
■「十三号独房の問題」(ジャック・フットレル)
監獄からの脱出に挑戦することになった“思考機械”ことヴァン・ドゥーゼン教授。
入獄する際、彼に許された所持品は、靴、靴下、ズボン、
シャツ、歯磨き粉、五ドル紙幣一枚、十ドル紙幣二枚だけ。
それに加え、靴をいつも磨いてほしいという要望を
聞き入れてもらってから彼は独房に閉じ込められた。
一週間以内に脱獄し、所長室を訪れることができれば、彼の勝ちなのだが……。
紛れもなくミステリではありますが、一切犯罪が描かれない
ところから、どこか牧歌的で、おとぎ話のような印象の話です。
タイムリミットが刻一刻と迫ってくるなか、
思考機械は幾度も失敗を繰り返します。
しかし、それでも彼は一向にあせりを見せず、泰然自若とした態度を崩しません。
何らかの計画を着々と進行させているとは思うのですが、何を企んでいるのか、
読者からは、なかなか窺うことができないのです。
筆記用具を一切持っていないはずの思考機械が、いつの間にか
外部と連絡をとるための手紙を書いていたり、彼の独房の二階上
に収監されている囚人が不気味な声を聞いたり、といった魅惑的
な謎が提示されながら展開していく物語は、じつにスリリングです。
監獄からの脱出に挑戦することになった“思考機械”ことヴァン・ドゥーゼン教授。
入獄する際、彼に許された所持品は、靴、靴下、ズボン、
シャツ、歯磨き粉、五ドル紙幣一枚、十ドル紙幣二枚だけ。
それに加え、靴をいつも磨いてほしいという要望を
聞き入れてもらってから彼は独房に閉じ込められた。
一週間以内に脱獄し、所長室を訪れることができれば、彼の勝ちなのだが……。
紛れもなくミステリではありますが、一切犯罪が描かれない
ところから、どこか牧歌的で、おとぎ話のような印象の話です。
タイムリミットが刻一刻と迫ってくるなか、
思考機械は幾度も失敗を繰り返します。
しかし、それでも彼は一向にあせりを見せず、泰然自若とした態度を崩しません。
何らかの計画を着々と進行させているとは思うのですが、何を企んでいるのか、
読者からは、なかなか窺うことができないのです。
筆記用具を一切持っていないはずの思考機械が、いつの間にか
外部と連絡をとるための手紙を書いていたり、彼の独房の二階上
に収監されている囚人が不気味な声を聞いたり、といった魅惑的
な謎が提示されながら展開していく物語は、じつにスリリングです。
2014年10月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
推理小説の揺籃期の作品を,文庫版で安価に手に入れることができました。
2011年6月5日に日本でレビュー済み
1860〜1900年までの作品集です。
・「人を呪わば」コリンズ、端麗な文章の「月長石」の作者です。最後の財産を整理し、枕元の箱に入れておいた金が失くなる。挙動不審な下宿人に疑いがかかるが・・・。実に耳の痛い・・いや、現代にでもありそうな事件です。
・「レントン館盗難事件」屋敷で三度目の盗難事件が発生。名探偵マーティン・ヒューイットの出番です。コナン・ドイル=ホームズに追いつき追い越せと各紙が鎬をけずっていた頃の作品。
・「医師とその妻と時計」盲目の夫に隣人を撃つことは可能なのか?女流作家らしい情緒的な文章で、夫婦の問題や、介護の問題をもはらみ、最後のシーンは胸に迫るものがありました。
・「13号独房の問題」作者のジャック・フットレルは、あのタイタニック号に乗り合わせて亡くなったそうです。思考機械ことヴァン・ドゥーゼン博士が「1週間以内に死刑囚の独房から脱獄してやる」と賭けを提案。
個室にいながら必要な物資を次々と調達していくお手並みは見事なものの、ちょっとこの設定のハードルが 高すぎたか・・・。嫌がおうでも読み手は期待しちゃいますからね。
・「放心家組合」おそらく当時としては新手とも言える詐欺のお話です。
・「人を呪わば」コリンズ、端麗な文章の「月長石」の作者です。最後の財産を整理し、枕元の箱に入れておいた金が失くなる。挙動不審な下宿人に疑いがかかるが・・・。実に耳の痛い・・いや、現代にでもありそうな事件です。
・「レントン館盗難事件」屋敷で三度目の盗難事件が発生。名探偵マーティン・ヒューイットの出番です。コナン・ドイル=ホームズに追いつき追い越せと各紙が鎬をけずっていた頃の作品。
・「医師とその妻と時計」盲目の夫に隣人を撃つことは可能なのか?女流作家らしい情緒的な文章で、夫婦の問題や、介護の問題をもはらみ、最後のシーンは胸に迫るものがありました。
・「13号独房の問題」作者のジャック・フットレルは、あのタイタニック号に乗り合わせて亡くなったそうです。思考機械ことヴァン・ドゥーゼン博士が「1週間以内に死刑囚の独房から脱獄してやる」と賭けを提案。
個室にいながら必要な物資を次々と調達していくお手並みは見事なものの、ちょっとこの設定のハードルが 高すぎたか・・・。嫌がおうでも読み手は期待しちゃいますからね。
・「放心家組合」おそらく当時としては新手とも言える詐欺のお話です。
2010年11月13日に日本でレビュー済み
江戸川乱歩が短編推理小説の佳作を集めた短編集。全五巻からなり、19世紀後半から第2次大戦後までの短編を時代を追って提供している。選んだ基準は「一冊の短編集として出される可能性の少ない作家の、すぐれた作品」だ、そうです。要するに乱歩が、無名だけど、これちょっといいかも!と思った作品群。しかしトリックだけが良かったりする作品もあるので玉石混交。
1は1860年代から20世紀初頭までの作品を収録。私がホームズやらポアロやらに慣れ親しんだせいか、やはり推理小説の舞台は執事やら小間使いやらがわらわらと駆け回る古い大邸宅とその時代にこそふさわしいように感じる。馬丁や庭師が離れに住んでいたりしたら更に良い。
収録されている作品は『人を呪わば』『安全マッチ』『レントン館盗難事件』『医師とその妻と時計』『ダブリン事件』『十三号独房の問題』『放心家組合』の7作品。
『安全マッチ』はあのチェーホフの作品ということで興味を持ったが、よく考えたら映画『黒い瞳』の原作もチェーホフの『子犬を連れた貴婦人』で、ちょいとミステリっぽい要素があったような。いやミステリってほどでは無いのだけれども、女は何でも知ってるのよ的なアレがミステリっぽいというか。
1は1860年代から20世紀初頭までの作品を収録。私がホームズやらポアロやらに慣れ親しんだせいか、やはり推理小説の舞台は執事やら小間使いやらがわらわらと駆け回る古い大邸宅とその時代にこそふさわしいように感じる。馬丁や庭師が離れに住んでいたりしたら更に良い。
収録されている作品は『人を呪わば』『安全マッチ』『レントン館盗難事件』『医師とその妻と時計』『ダブリン事件』『十三号独房の問題』『放心家組合』の7作品。
『安全マッチ』はあのチェーホフの作品ということで興味を持ったが、よく考えたら映画『黒い瞳』の原作もチェーホフの『子犬を連れた貴婦人』で、ちょいとミステリっぽい要素があったような。いやミステリってほどでは無いのだけれども、女は何でも知ってるのよ的なアレがミステリっぽいというか。
2010年10月7日に日本でレビュー済み
推理小説の短編傑作選、全5巻の内の最初の巻です。このシリーズは作品の年代順に収められているそうで、第1巻では1860年代から1900年台初頭の作品が収められていました。
展開が予想ができてしまう様な話も多かったですが、私には結構楽しめました。思考力のみで刑務所を脱出する実験「十三号独房の問題」なんていう話はちょっと他では読めない様な気がします。
読んでいて、少し日本語の表現が古い感じがあり、印刷も精度が良くない気がしていましたが、1960年が初版の本でした。私が読んだのは2005年版でしたが、77版と表記されていて、そんなに人気のある本なのかと少し驚きました。
展開が予想ができてしまう様な話も多かったですが、私には結構楽しめました。思考力のみで刑務所を脱出する実験「十三号独房の問題」なんていう話はちょっと他では読めない様な気がします。
読んでいて、少し日本語の表現が古い感じがあり、印刷も精度が良くない気がしていましたが、1960年が初版の本でした。私が読んだのは2005年版でしたが、77版と表記されていて、そんなに人気のある本なのかと少し驚きました。
2003年11月7日に日本でレビュー済み
全五巻からなる、19世紀後半から第2次大戦後までの短編を時代を追って提供している短編集の1。
選んだ基準は「一冊の短編集として出される可能性の少ない作家の、すぐれた作品」だ、そうです。
しかしトリックだけが良かったりする作品もあるので玉石混交。
私がホームズやらポアロやらに慣れ親しんだせいか、
やはり推理小説の舞台は執事やら小間使いやらがわらわらと駆け回る
古い大邸宅とその時代にこそふさわしいように感じるので
このぐらいの年代の作品世界は私のツボにはまる。
馬丁や庭師が離れに住んでいたりしたら更に良い。
収録されている作品は1860年代から20世紀初頭までのもので、
『人を呪わば』『安全マッチ』『レントン館盗難事件』『医師とその妻と時計』
『ダブメ?ン事件』『十三号独房の問題』『放心家組合』の7作品。
『安全マッチ』はあのチェーホフの作品ということで興味を持ったが、
よく考えたら映画『黒い瞳』の原作もチェーホフの『子犬を連れた貴婦人』で、
ちょいとミステリっぽい要素があったような。
いずれにしろ独自の雰囲気を醸し出している。
選んだ基準は「一冊の短編集として出される可能性の少ない作家の、すぐれた作品」だ、そうです。
しかしトリックだけが良かったりする作品もあるので玉石混交。
私がホームズやらポアロやらに慣れ親しんだせいか、
やはり推理小説の舞台は執事やら小間使いやらがわらわらと駆け回る
古い大邸宅とその時代にこそふさわしいように感じるので
このぐらいの年代の作品世界は私のツボにはまる。
馬丁や庭師が離れに住んでいたりしたら更に良い。
収録されている作品は1860年代から20世紀初頭までのもので、
『人を呪わば』『安全マッチ』『レントン館盗難事件』『医師とその妻と時計』
『ダブメ?ン事件』『十三号独房の問題』『放心家組合』の7作品。
『安全マッチ』はあのチェーホフの作品ということで興味を持ったが、
よく考えたら映画『黒い瞳』の原作もチェーホフの『子犬を連れた貴婦人』で、
ちょいとミステリっぽい要素があったような。
いずれにしろ独自の雰囲気を醸し出している。