銀河鉄道の夜 [DVD]
フォーマット | 色, ワイドスクリーン, ドルビー |
コントリビュータ | 納谷悟朗, 田中真弓, 一城みゆ希, 坂本千夏, 宮澤賢治 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 47 分 |
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メーカーによる説明
銀河鉄道の夜 [DVD] | 銀河鉄道の夜 [DVD] | 銀河鉄道の夜 [Blu-ray] | |
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カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.6
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価格 | ¥3,362¥3,362 | — | ¥4,140¥4,140 |
製品仕様 | DVD | DVD | Blu-ray |
発売日 | 2014/5/30 | 2002/3/22 | 2014/5/30 |
商品の説明
商品の説明
パッケージにどなたのかはわかりませんがサインが入っております。写真でご確認お願いします。
Amazonより
宮澤賢治の代表作である同名作品と、同作をもとにキャラクターを猫に置き換えて描かれたますむらひろしの漫画作品をそれぞれ原作と原案に、「タッチ」の杉井ギサブロー監督、劇作家の別役実脚本、そして細野晴臣音楽の豪華スタッフによって1985年に制作された劇場用長編アニメーション。
病気の母と暮らし、帰らない父を待つ少年ジョバンニ。星祭りの夜、丘の上で一人空を見上げていたジョバンニのもとへ、鉄道が到着する。乗り込むとそこには親友カムパネルラがいた。2人は永遠の友情を確認するかのように旅立つが、やがて別れのときが訪れる。
キャラクターが猫であることや、原作に対する解釈をめぐって賛否両論別れるものの、独りぼっちのさみしさや切なさ、さらに夏の夜の微妙に涼しい空気感まで感じさせてくれる。(田中 元)
レビュー
物語はあまりに有名なので割愛しよう。まず、初めて劇場で観たときの、身震いするほどの感動を思い出した。宮沢賢治の世界そのものが体感できたからだ。アニメで、しかもキャラクターは猫。知らぬ人なら「どこが宮沢賢治だ !?」と言うかもしれない。だがキャラ原案の漫画家・ますむらひろしも、脚本を手がけた劇作家・別役実も、主要スタッフはみな賢治の熱狂的なファン。素晴らしき映像化になって当然だ。アニメーションにもかかわらず、透明感のある奥深い空間が感じられるから不思議。先の見えない長い長い階段も、鳥の足が飴のように砕けるさまも、星くずの固まりのような十字架群も、細野晴臣の音楽に乗せて、格調高い文学に触れたような気になる。あまりに有名な「本当の幸せのためならば、僕の体を100ぺん焼いても構わない」のセリフも、涙腺を刺激してやまない。当時の劇場予告編、台本や設定資料、セル画など、映像特典も豊富なのが嬉しい。 (米田由美) --- 2002年05月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
監督: 杉井ギサブロー 原作: 宮澤賢治 原案: ますむらひろし 脚本: 別役実 音楽: 細野晴臣 声の出演: 田中真弓/坂本千夏/納谷悟朗/一城みゆ希/常田富士男
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- EAN : 4988126201012
- メディア形式 : 色, ワイドスクリーン, ドルビー
- 時間 : 1 時間 47 分
- 発売日 : 2002/3/22
- 出演 : 田中真弓, 坂本千夏, 納谷悟朗, 一城みゆ希
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 5.1), 日本語 (Mono)
- 販売元 : アスミック
- ASIN : B00005YWD5
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 65,158位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 11,435位アニメ (DVD)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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生まれ変わっても、きっとまたこの作品にめぐり逢いたい。
そう切望するほど愛してやまない名作です。
作品の全てが素晴らしいのですが、中でも最良だと思う所は、カムパネルラ君とジョバンニ君の姿が「擬人化した猫」であることです。
私の中に思い描くカムパネルラ君とジョバンニ君の姿があり、作中の彼らが「人間の姿」では、自分の思うイメージに干渉してしまうので正直好ましくありません。
ですが、「擬人化した猫」という表現のおかげで、自分の思い描くふたりのイメージへの影響が少なく、すんなりと受け入れられるのです。
ますむらさんによるデザインが秀逸で、賢治さんの原作との親和性が高い姿に仕上がっていると思います。
制作陣の真の意図とは違うかもしれませんが、それぞれの中に思い描く、カムパネルラ君とジョバンニ君のイメージを損なわないように配慮された「擬人化した猫」という表現には、心から感謝するばかりです。
また、彼らの声に関しても、個人的に抵抗なく受け入れられる声で良かったです。
カムパネルラ君の物静かで独特な話し方、ジョバンニ君のどこか淋しげだけど時には元気な話し方、どちらも好きです。
原作にも漂う、何とも言えない物悲しさや静謐さ、幻想的な雰囲気が見事に表現されており、ひたすら感嘆します。
CGや特殊技術などほぼ無い時代に、原作に忠実なこれほどまでの雰囲気を醸し出す技量には、制作陣の揺るがぬ矜持、そして、原作への敬意や想いを強く感じます。
絶妙な間の取り方、表情や瞳の輝き、あふれ揺らぐ涙、場面にふさわしい音楽。
多くを語らず、過剰な演出に頼らずとも、観る側に心情を訴えかけてくる無駄のない表現には、圧倒的な美しさ、そして重みがあります。
それらの表現から、観る側なりの感性でふたりの想いを探り、その心を感じ、深く考えることができるのだろうと。
子供の頃に観た時は、あまりにも切なく理不尽な結末に、悲しみとやるせなさを感じていました。
若い頃に読んだ原作も、やはり残酷な結末だと感じていました。
けれど歳を重ねた今、この作品を改めて観て、最後に川のほとりでジョバンニ君が星空を見上げて呟いた言葉を聴いた時に、なぜ彼が銀河鉄道に乗ることになった(選ばれた)のか、カムパネルラ君との旅をしたのか。
その理由を私なりに確信し、きっとジョバンニ君は強く生きて行けるだろうと思えて、悲しい気持ちが少し和らいだ気がします。
原作は未完の状態ですが、この作品での完結のさせ方は、本当に見事であると思います。
今後も繰り返し観て、その度に想いをめぐらせ、感じられることがあるだろうと、原作と共に生涯忘れ得ぬ作品です。
この先も遠い未来まで、リメイク版などは制作せずに、どうかこのままで継がれ残り続けてほしいと、そう心から願う名作です。
生まれ変わっても、きっとまたこの作品にめぐり逢いたい。
そう切望するほど愛してやまない名作です。
作品の全てが素晴らしいのですが、中でも最良だと思う所は、カムパネルラ君とジョバンニ君の姿が「擬人化した猫」であることです。
私の中に思い描くカムパネルラ君とジョバンニ君の姿があり、作中の彼らが「人間の姿」では、自分の思うイメージに干渉してしまうので正直好ましくありません。
ですが、「擬人化した猫」という表現のおかげで、自分の思い描くふたりのイメージへの影響が少なく、すんなりと受け入れられるのです。
ますむらさんによるデザインが秀逸で、賢治さんの原作との親和性が高い姿に仕上がっていると思います。
制作陣の真の意図とは違うかもしれませんが、それぞれの中に思い描く、カムパネルラ君とジョバンニ君のイメージを損なわないように配慮された「擬人化した猫」という表現には、心から感謝するばかりです。
また、彼らの声に関しても、個人的に抵抗なく受け入れられる声で良かったです。
カムパネルラ君の物静かで独特な話し方、ジョバンニ君のどこか淋しげだけど時には元気な話し方、どちらも好きです。
原作にも漂う、何とも言えない物悲しさや静謐さ、幻想的な雰囲気が見事に表現されており、ひたすら感嘆します。
CGや特殊技術などほぼ無い時代に、原作に忠実なこれほどまでの雰囲気を醸し出す技量には、制作陣の揺るがぬ矜持、そして、原作への敬意や想いを強く感じます。
絶妙な間の取り方、表情や瞳の輝き、あふれ揺らぐ涙、場面にふさわしい音楽。
多くを語らず、過剰な演出に頼らずとも、観る側に心情を訴えかけてくる無駄のない表現には、圧倒的な美しさ、そして重みがあります。
それらの表現から、観る側なりの感性でふたりの想いを探り、その心を感じ、深く考えることができるのだろうと。
子供の頃に観た時は、あまりにも切なく理不尽な結末に、悲しみとやるせなさを感じていました。
若い頃に読んだ原作も、やはり残酷な結末だと感じていました。
けれど歳を重ねた今、この作品を改めて観て、最後に川のほとりでジョバンニ君が星空を見上げて呟いた言葉を聴いた時に、なぜ彼が銀河鉄道に乗ることになった(選ばれた)のか、カムパネルラ君との旅をしたのか。
その理由を私なりに確信し、きっとジョバンニ君は強く生きて行けるだろうと思えて、悲しい気持ちが少し和らいだ気がします。
原作は未完の状態ですが、この作品での完結のさせ方は、本当に見事であると思います。
今後も繰り返し観て、その度に想いをめぐらせ、感じられることがあるだろうと、原作と共に生涯忘れ得ぬ作品です。
この先も遠い未来まで、リメイク版などは制作せずに、どうかこのままで継がれ残り続けてほしいと、そう心から願う名作です。
宮澤賢治の最も有名な童話をアニメ化した作品
原作に絶えず漂よう
水の底にでもいるかのような
独特の静けさを見事に表現しきっている
実を言うと銀河鉄道の夜は未完であり
宮澤賢治氏が執筆途中で息を引き取り
未完の内に残った作品の一つ
更に戦火に遭い一部を消失もしている
このアニメ化で見事一つの完成の形を見せた
鉄道の車窓を横切る風景のように
とまどなく過ぎ去る景色と
イマジネーションを揺さぶる夢現な表現美
それから付き纏う死の気配
様々な角度から我々の感覚を刺激してくる
特にタイトルの音楽と
題字が現れる時のピアノソロのインパクトは
いつ見ても鳥肌が立つ
この映画は特に
色んなアニメーターに多大な影響を与えている
宮崎駿の千と千尋のあのシーンは
まさしくそれであり
それだけ忘れ難い作品なのだろう
後にも先にも
アニメ芸術の最高傑作である
他の国からのトップレビュー
"In Chinese mythology, the constellation Cygnus is the site of the once-a-year magpie bridge which connects the lovers Niu Lang and Zhi Nu (see Qi Xi)." -from Wikipedia
This is fun, and makes good moral points, and offers an under-dog [well, under-cat] character to sympathize with. My shelf space keeps shrinking (not in itself, but in respect to the demands I put on it.) I look for new members of the permanent collection, and make room for new new ones. As much as I like this one, maybe not this.
-- wiredweird