東京の女性Vo6人組Symphonic Black/Death Metalバンドによる2017年作2nd。
メンバー交代があったようだが順調に2枚目も出せた模様。
1stから変わらずヨーロピアンなシンフォ・ブラック/デスに陰陽座っぽい歌い回しをする女性Voが乗るという感じ。多少突進成分が増えた気がするが音楽性は大きく変わっていない。
そして(同じ人物なのだから当然だが)やはりハーシュとノーマルを使い分ける女性VoのノーマルVoが下手。1stの日本語詞によるノーマルVoパートへの展開で感じた強引さは薄れシンフォ・ゴシックやシンフォ・デスっぽい纏まりのある曲で最後まで収まるようになってきたのは曲作りにおける成長の証だろう。ハーシュVoはそこそこ重みや凄みもありリフも格好良いのだから、ノーマルVoに無理に展開/転回したり日本的な浮遊感を出そうとしなければ良いのにと思うのだが、そこに拘りがあるのだろう。ノーマルVoのみで歌われるアルバム・クローザーはやっぱり「うーん...」となってしまう。
次作ではヴォーカルが交代しているので歌そのものと曲もどうなっているのかは気になる。