星野道夫の旅する木のビーバー村という表題の中にアラスカのモーゼと言われた日本人の話が出てきたのが本書を読むキッカケです。新田次郎は山岳小説が有名ですが、本書はそれらとは少し趣が異なる本です。圧倒的な内容でした。こんな凄い人が実在していた事知りませんでした。氷に閉じ込められて船から1人で救助を求めて陸地に辿り着くまでの話から始まり、滅亡に瀕した海岸線のエスキモーを内陸の土地(後のビーバー村)まで連れて行くがそれまでも数多くの困難を何とか乗り越えて行くところ、金鉱の発見という幸運にも恵まれるなど、数多くのエピソードが満載の内容で一気に読ませる内容です。
これが著者の事前取材に基づく実在の人物の話である事が驚きです。
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アラスカ物語 (新潮文庫) 文庫 – 1980/11/27
新田 次郎
(著)
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山の厳しさ、山の美しさ、山の恐ろしさ……、そこに繰り広げられる人間ドラマ。
2020年、没後40年。新田次郎山岳小説で、泰然たる自然に思いを馳せる。
昭和48年の6月から7月にかけて、著者はアラスカを取材。その後、フランク安田の故郷・石巻へ。
取材の道中を記した「アラスカ取材紀行」を巻末に付す。
明治元年、宮城県石巻町に生れた安田恭輔は15歳で両親を失う。外国航路の見習船員となり、やがてアラスカのポイントバローに留まった彼はエスキモーの女性と結婚してアラスカ社会に融けこんでいく。
食糧不足や疫病の流行で滅亡に瀕したエスキモーの一族を救出して、アラスカのモーゼと仰がれ、90歳で生涯を閉じるまで日本に帰ることのなかったフランク安田の波瀾の生涯を描いた感動の長編。
【目次】
第一章 北極光(オーロラ)
第二章 北極海
第三章 ブルックス山脈
第四章 ユーコンのほとり
終章
アラスカ取材紀行
参考文献
解説:尾崎秀樹
著者の言葉
この作品は海外取材を基盤としたものであり、短期間に力を集中したものとして、私の作品の中では、特異な存在となるであろう。作品のよしあしは読者の判定に任せる以外にないが、いままで、この仕事ほど、書かねばならないという自意識に取り憑かれたものはなかった。フランク安田こと安田恭輔という人物に惚れこんでしまったからであろう。(本書「アラスカ取材紀行」より)
本書「解説」より
彼(新田)は単にフランク一人に光をあてるのではなく、その周辺の人物やエスキモーたちの生態、また彼らをとりまくアラスカの自然にひろく目をくばり、ゴールドラッシュに湧くアラスカの状況や、白人たちのさまざまな姿、さらに太平洋戦争中の日本人の強制収容にまで筆をおよぼし、社会的な背景をも見落していない。この作品が波瀾に富んだ冒険小説といったものにとどまらず、感動的な美しい物語としてまとまっているのは、そのためである。とくに自然描写に精彩が感じられるのは、山岳小説を多く手がけた作者の特色が、そこに発揮されているからであろう。
――尾崎秀樹(文芸評論家)
新田次郎(1912-1980)
1912(明治45)年、長野県上諏訪生れ。無線電信講習所(現在の電気通信大学)を卒業後、中央気象台に就職し、富士山測候所勤務等を経験する。1956(昭和31)年『強力伝』で直木賞を受賞。『縦走路』『孤高の人』『八甲田山死の彷徨』など山岳小説の分野を拓く。次いで歴史小説にも力を注ぎ、1974年『武田信玄』等で吉川英治文学賞を受ける。1980年、心筋梗塞で急逝。没後、その遺志により新田次郎文学賞が設けられた。実際の出来事を下敷きに、我欲・偏執等人間の本質を深く掘り下げたドラマチックな作風で時代を超えて読み継がれている。
2020年、没後40年。新田次郎山岳小説で、泰然たる自然に思いを馳せる。
昭和48年の6月から7月にかけて、著者はアラスカを取材。その後、フランク安田の故郷・石巻へ。
取材の道中を記した「アラスカ取材紀行」を巻末に付す。
明治元年、宮城県石巻町に生れた安田恭輔は15歳で両親を失う。外国航路の見習船員となり、やがてアラスカのポイントバローに留まった彼はエスキモーの女性と結婚してアラスカ社会に融けこんでいく。
食糧不足や疫病の流行で滅亡に瀕したエスキモーの一族を救出して、アラスカのモーゼと仰がれ、90歳で生涯を閉じるまで日本に帰ることのなかったフランク安田の波瀾の生涯を描いた感動の長編。
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第一章 北極光(オーロラ)
第二章 北極海
第三章 ブルックス山脈
第四章 ユーコンのほとり
終章
アラスカ取材紀行
参考文献
解説:尾崎秀樹
著者の言葉
この作品は海外取材を基盤としたものであり、短期間に力を集中したものとして、私の作品の中では、特異な存在となるであろう。作品のよしあしは読者の判定に任せる以外にないが、いままで、この仕事ほど、書かねばならないという自意識に取り憑かれたものはなかった。フランク安田こと安田恭輔という人物に惚れこんでしまったからであろう。(本書「アラスカ取材紀行」より)
本書「解説」より
彼(新田)は単にフランク一人に光をあてるのではなく、その周辺の人物やエスキモーたちの生態、また彼らをとりまくアラスカの自然にひろく目をくばり、ゴールドラッシュに湧くアラスカの状況や、白人たちのさまざまな姿、さらに太平洋戦争中の日本人の強制収容にまで筆をおよぼし、社会的な背景をも見落していない。この作品が波瀾に富んだ冒険小説といったものにとどまらず、感動的な美しい物語としてまとまっているのは、そのためである。とくに自然描写に精彩が感じられるのは、山岳小説を多く手がけた作者の特色が、そこに発揮されているからであろう。
――尾崎秀樹(文芸評論家)
新田次郎(1912-1980)
1912(明治45)年、長野県上諏訪生れ。無線電信講習所(現在の電気通信大学)を卒業後、中央気象台に就職し、富士山測候所勤務等を経験する。1956(昭和31)年『強力伝』で直木賞を受賞。『縦走路』『孤高の人』『八甲田山死の彷徨』など山岳小説の分野を拓く。次いで歴史小説にも力を注ぎ、1974年『武田信玄』等で吉川英治文学賞を受ける。1980年、心筋梗塞で急逝。没後、その遺志により新田次郎文学賞が設けられた。実際の出来事を下敷きに、我欲・偏執等人間の本質を深く掘り下げたドラマチックな作風で時代を超えて読み継がれている。
- 本の長さ480ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1980/11/27
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101122210
- ISBN-13978-4101122212
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縦走路 | 強力伝・孤島 | 孤高の人〔上〕 | 孤高の人〔下〕 | 蒼氷・神々の岩壁 | チンネの裁き | |
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栄光の岩壁〔上〕 | 栄光の岩壁〔下〕 | 八甲田山死の彷徨 | アイガー北壁・気象遭難 | アルプスの谷 アルプスの村 | |
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凍傷で両足先の大半を失いながら、次々に岩壁に挑戦し、遂に日本人として初めてマッターホルン北壁を征服した竹井岳彦を描く長編。 | 全行程を踏破した弘前三十一聯隊と、一九九名の死者を出した青森五聯隊──日露戦争前夜、厳寒の八甲田山中での自然と人間の闘い。 | 千八百メートルの巨大な垂直の壁に挑んだ二人の日本人登山家を実名小説として描く「アイガー北壁」をはじめ、山岳短編 14 編を収録。 | チューリッヒを出発した汽車は、いよいよ憧れのアイガー、マッターホルンへ……ヨーロッパの自然の美しさを爽やかに綴る紀行文。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (1980/11/27)
- 発売日 : 1980/11/27
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 480ページ
- ISBN-10 : 4101122210
- ISBN-13 : 978-4101122212
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 120,022位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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(1912-1980)1912(明治45)年、長野県上諏訪生れ。無線電信講習所を卒業後、中央気象台に就職し、富士山測候所勤務等を経験する。1956(昭和31)年『強力伝』で直木賞を受賞。『縦走路』『孤高の人』『八甲田山死の彷徨』など山岳小説の分野を拓く。次いで歴史小説にも力を注ぎ、1974年『武田信玄』等で吉川英治賞を受ける。1980年、心筋梗塞で急逝。没後、その遺志により新田次郎文学賞が設けられた。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年2月5日に日本でレビュー済み
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主人公と同じ東北出身が関係あるかはわかりませんが、読み進めるほど極北に心が惹かれてしまう。
新田次郎氏の作品は「八甲田山死の彷徨」に続き2作目ですが、やはり事実を基にここまで読み応えのある素晴らしい作品に出会えて本当に良かったです。巻末の取材紀行文を読んでわかりましたがやはり足を使って人に会い労をかけた分だけの内容なんですね。
また著者をここまでのめり込ませるだけのフランク安田の人間性、生き様に深く感銘を受けました。生きる力が湧いて来ました。
新田次郎氏の作品は「八甲田山死の彷徨」に続き2作目ですが、やはり事実を基にここまで読み応えのある素晴らしい作品に出会えて本当に良かったです。巻末の取材紀行文を読んでわかりましたがやはり足を使って人に会い労をかけた分だけの内容なんですね。
また著者をここまでのめり込ませるだけのフランク安田の人間性、生き様に深く感銘を受けました。生きる力が湧いて来ました。
2022年10月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
巻頭に2枚のアラスカ地図が記載されており、読み進む間に何度かこの地図を参照し具体的なイメージを持つことが出来た。 新田氏の著作には地図が用意されている事が多く読者に便宜を図ってもらっている。 巻末には40ページ程の取材記録が掲載されており、実際に1か月に亘りアラスカを歩いてこられた様子がしるされている。 本作を通して海岸エスキモーの生態が判り、内陸エスキモーとの違いや、エスキモーが日本人と骨相が似ている事などが判った。 それだけでも有益な情報なのだが、主人公のフランク安田氏の生涯が小生に元気を与えてくれた。 「かけた情けは水に流せ、受けた恩は石に刻め」と言う格言そのままに人生を駆け抜けた主人公の生き様に深く感動した。 現代の多くの人はその逆の「かけた情けは石に刻み、受けた恩は水に流せ」のような生き方である。 小生はもう老齢ではあるが、世の中に少しでもお役に立つように生きていきたい。
2022年5月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
北の地に感じるロマンというのはなんなのだろう。アラスカ、北極圏、北海道、シベリアなど・・・星野道夫作品が好きならば(私は一冊しか読んでいないが)、きっとこの作品も好きなのではと思う。戦前のアラスカの地を舞台にした物語である。
(この先ネタバレだが)主人公は日本に生まれるが、アラスカに渡る。密猟監視船に乗っていたが、判断ミスにより氷に閉じ込められてしまう。死を待つしかない状況のなか、人種的な軋轢もあって主人公は歩いて4、5日はかかるエスキモーの村まで、極夜のなかを歩いて救援を頼むに行く役を買って出る。
奇跡的に村に到着し、船を救った後は現地に留まることを選び、その人柄から次第にリーダーシップを発揮していく。その村が、今度は食糧問題から危機に曝されたとき、また身体を張ってインディアンや獣の住む内陸へと集団移住を企てるのであった。その彼には思いがけぬ「ご褒美」が待っていたが、その後日米の関係の悪化からまた転機が訪れるのであった。
実在の人物の生涯を小説化したものだが、とにかく勇気や忍耐力がすごい。リーダーシップもすごい。しかし外国に骨を埋めた人の常として、故郷での評価は低いようだ。その点は残念だなと思う。ぜひ復権してもらいたいもので、作者の意図もその辺にもあったのだと思う。
(この先ネタバレだが)主人公は日本に生まれるが、アラスカに渡る。密猟監視船に乗っていたが、判断ミスにより氷に閉じ込められてしまう。死を待つしかない状況のなか、人種的な軋轢もあって主人公は歩いて4、5日はかかるエスキモーの村まで、極夜のなかを歩いて救援を頼むに行く役を買って出る。
奇跡的に村に到着し、船を救った後は現地に留まることを選び、その人柄から次第にリーダーシップを発揮していく。その村が、今度は食糧問題から危機に曝されたとき、また身体を張ってインディアンや獣の住む内陸へと集団移住を企てるのであった。その彼には思いがけぬ「ご褒美」が待っていたが、その後日米の関係の悪化からまた転機が訪れるのであった。
実在の人物の生涯を小説化したものだが、とにかく勇気や忍耐力がすごい。リーダーシップもすごい。しかし外国に骨を埋めた人の常として、故郷での評価は低いようだ。その点は残念だなと思う。ぜひ復権してもらいたいもので、作者の意図もその辺にもあったのだと思う。
2019年12月19日に日本でレビュー済み
元来、狼は人間を襲わない。少なくともアラスカの狼は、研究者によればそのようだ。
しかし、この本には、狼が人間を襲う場面が登場する。銃弾が飛び交うなかを狼が執拗に人間を襲う場面は滑稽だ。漫画の読みすぎか。ところどころにウソくさい場面が出てくる。
小説はフィクションであり、嘘を書いてもよいというのが、新田次郎の考えだった。しかし、すぐにバレるような嘘を書くのはいただけない。実話に基づいた小説では、どこまではホントの話なのかわからない。実話物ではなく、すべてフィクションで書いた方が良心的ではなかろうか。
読み物としては面白くできているが、実話として読めないところが難点。
しかし、この本には、狼が人間を襲う場面が登場する。銃弾が飛び交うなかを狼が執拗に人間を襲う場面は滑稽だ。漫画の読みすぎか。ところどころにウソくさい場面が出てくる。
小説はフィクションであり、嘘を書いてもよいというのが、新田次郎の考えだった。しかし、すぐにバレるような嘘を書くのはいただけない。実話に基づいた小説では、どこまではホントの話なのかわからない。実話物ではなく、すべてフィクションで書いた方が良心的ではなかろうか。
読み物としては面白くできているが、実話として読めないところが難点。
2022年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レビューする迄もない名作
2021年12月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こんな日本人がいたとは知らなかった。彼の前では植村直己も角幡唯介も色褪せるくらいの大冒険だ。