天才経済学者による
ドラッカー解説書
これを足がかりにして
ドラッカー本編を原文で読めば
マネジメントの理解が深まるとおもいます。

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ドラッカーと論語 単行本 – 2014/6/20
安冨 歩
(著)
長きにわたって読み継がれる
「経営者の二大経典」が一挙にわかる画期的書!
孔子の『論語』とドラッカーの『マネジメント』。 両者が生きた時代はまったく異なるが、『論語』と『マネジメント』で語られる「組織」、そして人間の生き方という部分では、本質的な共鳴を見せている。
難解な『マネジメント』を読み解くため、『論語』をサブテキストとして用いる。一見すると奇をてらったような手法に見えるが、実はドラッカーを理解する「近道」だと私は考えている。
東西の2人の知の巨人が後世に生きる我々になにを伝えたかったのか。読者の皆様がそれを理解していく上で、本書がその一助になれば幸いである。(序章より)
「経営者の二大経典」が一挙にわかる画期的書!
孔子の『論語』とドラッカーの『マネジメント』。 両者が生きた時代はまったく異なるが、『論語』と『マネジメント』で語られる「組織」、そして人間の生き方という部分では、本質的な共鳴を見せている。
難解な『マネジメント』を読み解くため、『論語』をサブテキストとして用いる。一見すると奇をてらったような手法に見えるが、実はドラッカーを理解する「近道」だと私は考えている。
東西の2人の知の巨人が後世に生きる我々になにを伝えたかったのか。読者の皆様がそれを理解していく上で、本書がその一助になれば幸いである。(序章より)
- 本の長さ252ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2014/6/20
- ISBN-104492045384
- ISBN-13978-4492045381
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商品の説明
著者について
安冨 歩(ヤストミ アユム)
東京大学東洋文化研究所教授
1963年生まれ。京都大学経済学部卒業後、株式会社住友銀行勤務。京都大学大学院経済学研究科修士課程修了。京都大学人文科学研究所助手、名古屋大学情報文化学部助教授、東京大学大学院総合文化研究科・情報学環助教授を経て、現職。著書に『生きるための論語』(ちくま新書)、『超訳 論語』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『生きる技法』(青灯社)、『原発危機と「東大話法」』『幻影からの脱出』(明石書店)、『もう「東大話法」にはだまされない』(講談社)、『経済学の船出』(NTT出版)、『生きるための経済学』(NHKブックス)、『複雑さを生きる』(岩波書店)などがある。『満州国の金融』(創文社)で第40回日経・経済図書文化賞受賞。
東京大学東洋文化研究所教授
1963年生まれ。京都大学経済学部卒業後、株式会社住友銀行勤務。京都大学大学院経済学研究科修士課程修了。京都大学人文科学研究所助手、名古屋大学情報文化学部助教授、東京大学大学院総合文化研究科・情報学環助教授を経て、現職。著書に『生きるための論語』(ちくま新書)、『超訳 論語』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『生きる技法』(青灯社)、『原発危機と「東大話法」』『幻影からの脱出』(明石書店)、『もう「東大話法」にはだまされない』(講談社)、『経済学の船出』(NTT出版)、『生きるための経済学』(NHKブックス)、『複雑さを生きる』(岩波書店)などがある。『満州国の金融』(創文社)で第40回日経・経済図書文化賞受賞。
登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2014/6/20)
- 発売日 : 2014/6/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 252ページ
- ISBN-10 : 4492045384
- ISBN-13 : 978-4492045381
- Amazon 売れ筋ランキング: - 461,783位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 987位MBA(経営学修士)
- - 1,166位ビジネスライフ (本)
- - 1,929位経済学 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年1月8日に日本でレビュー済み
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2023年9月21日に日本でレビュー済み
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ポジティヴフィードバックの考え方が良かった。
2023年7月3日に日本でレビュー済み
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・論語に強く興味があり、ドラッカーのことも多少知りたいという理由で読んでみたが、想像していた以上に面白く、知的刺激に満ちた一冊だった。
・著者の安冨先生の筆致は無駄がなく、非常に論理的でドラッカーの思想をわかりやすく伝えてくれた。学びを通じてフィードバックされながら人が成長していくことがよく理解できた。
・自分の精神状態も元気になった、素敵な読書体験をもたらしてくれた素敵な一冊であった。感謝、合掌。
・著者の安冨先生の筆致は無駄がなく、非常に論理的でドラッカーの思想をわかりやすく伝えてくれた。学びを通じてフィードバックされながら人が成長していくことがよく理解できた。
・自分の精神状態も元気になった、素敵な読書体験をもたらしてくれた素敵な一冊であった。感謝、合掌。
2022年11月22日に日本でレビュー済み
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読めば読むほど、滋養ご得られます。
2015年8月8日に日本でレビュー済み
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私はmanagementとmarketingという言葉が昔から大嫌いです。とはいえそんな私でもドラッカーのmanagementは20台の後半のだいぶ昔に購入しました。いうまでもなく数ページ読んで積読になってしまいました。どうも面白くないのです。読み進めることができないのです。なぜだろうという疑問は残ったのですが、それ以降はdruckerの著作を手に取ることは一つの例外を除いて手に取ることはありませんでした。このmanagementを安富さんが、論語をサブテキストして解読してくれるというわけです。この視角は面白い。
さてその出来栄えはどうだったのでしょう。私見を言わせてもらえば、大胆な試みでありますが、重要な論点の提示は別として、全体像のわかりやすい構築という意味では成功しているとは思えませんでした。というのはやはりこれを読んだ後もdruckerのmanagementを読む気はまだ起きないのです。druckerの「歴史的な背景を取り上げた部分は参考になります。druckerとcyberneticな倫理を関連付け, moral integrityの西欧的な倫理からの超越をそこに見出す議論はユニークです。でもその議論を敷衍して、「東アジアに儒教の価値を再編制した基礎の上に新しい秩序の出現」を見出すという結語はあまりにもファンタジーの色彩が強く、これこそ見果てぬ夢のようです。日本におけるdruckerの意図的な誤読はいつもながらの普遍的な現象ですが、後半は安富節が全開となってしまいました。それはそれで鋭い分析が提示され面白いのですが,procrustean bedの作業という印象はぬぐえません。
さてその出来栄えはどうだったのでしょう。私見を言わせてもらえば、大胆な試みでありますが、重要な論点の提示は別として、全体像のわかりやすい構築という意味では成功しているとは思えませんでした。というのはやはりこれを読んだ後もdruckerのmanagementを読む気はまだ起きないのです。druckerの「歴史的な背景を取り上げた部分は参考になります。druckerとcyberneticな倫理を関連付け, moral integrityの西欧的な倫理からの超越をそこに見出す議論はユニークです。でもその議論を敷衍して、「東アジアに儒教の価値を再編制した基礎の上に新しい秩序の出現」を見出すという結語はあまりにもファンタジーの色彩が強く、これこそ見果てぬ夢のようです。日本におけるdruckerの意図的な誤読はいつもながらの普遍的な現象ですが、後半は安富節が全開となってしまいました。それはそれで鋭い分析が提示され面白いのですが,procrustean bedの作業という印象はぬぐえません。
2021年4月8日に日本でレビュー済み
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とんでもない良書です。
2022年2月24日に日本でレビュー済み
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ドラッカーをマトモに読んだこと無かった。初めていや目が覚めるように読みました。己を知ることー主体性の確立という理解も
できるんでしょうか。
できるんでしょうか。
2014年8月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私たちは生きていくために、この社会でなんらかの組織にいる。ドラッカーと孔子は、その組織とそこにいる人間を見つめ続けた。
本書は、現在社会で起きている事件・事故(人災)や、数多くの組織が抱える問題にも通じる内容だ。ドラッカーと孔子はその解決策についても明らかにしている。それは、組織の仕組みや機構にあるのではなく、私たち自身の在り方にあるという。私は本書を人間の内側から読み進め、孔子(論語)の視点からドラッカーの思想を理解し、ドラッカーの視点から孔子の思想を学ぶことができた。
ドラッカーは、若き時にドイツに吹き荒れたファシズムの嵐を体験し、ファシズムの本質が 「社会のすべてが組織化される」 ことにあるということを見抜いたという。一方、孔子は今からおよそ2500年前に、顔の見えない君主に人民はどうすれば従うのかとの問いから組織と人間を見つめた。ドラッカーも孔子も人間に焦点をあてながら、組織というものを奥深く掘り下げていった。そして組織の中で人間はどうあるべきかを解き明かしていく。
ドラッカーは、組織が本来の機能を発揮して成果をあげていくためには、「マーケティング」 と 「イノベーション」 が必要だと述べている。
「マーケィング」 と聞くと市場調査等を思い浮かべるが、「マーケィング」 とは、社会で何が求められ、社会の中で自分たちは何ができのるかを知る行為であり、己を知ることだという。よく耳にする 「お客様目線」 、「顧客視点」 といった考え方は、他人の感覚に自分を迎合させることになり、それは、自分の感覚を他人に譲り渡し、「己」 を見失うことになるという。
そして 「イノベーション」 とは、技術革新のことではなく、自らの内面、すなわち、ものの見方だとか認識だとか考え方だとか生き方などを改めることだという。
一方、孔子は、君子は 「義」 すなわち 「何をすべきか」 を考えるのに対して、小人は 「利」 すなわち 「何をしたら得か」 をまず考えてしまうという。論語の中で頻繁に出てくる 「仁」 たりうる者を 「君子」 と呼び、学習回路が開いている状態が 「仁」 であるととらえる。自分の過ちを素直に認めることが学習の前提だが、小人は過ちを犯すと必ず取り繕う(つくろう)そうだ。現実を認めず、過ちを受け入れずに、本来であれば、やらなければいけないことを避けてしまう理由はただ1つ、勇気を持つことができないからだという。
ドラッカーも孔子も 「己を知る」 ことが、すべての始まりだという。外部との相互作用のなかで発展する自己、それが君子の本質であるようだ。社会の様々の場所に君子が出現し、自分の身の周りに秩序を形成していくことが社会を秩序化する唯一の道だと孔子は述べている。
本書は、現在社会で起きている事件・事故(人災)や、数多くの組織が抱える問題にも通じる内容だ。ドラッカーと孔子はその解決策についても明らかにしている。それは、組織の仕組みや機構にあるのではなく、私たち自身の在り方にあるという。私は本書を人間の内側から読み進め、孔子(論語)の視点からドラッカーの思想を理解し、ドラッカーの視点から孔子の思想を学ぶことができた。
ドラッカーは、若き時にドイツに吹き荒れたファシズムの嵐を体験し、ファシズムの本質が 「社会のすべてが組織化される」 ことにあるということを見抜いたという。一方、孔子は今からおよそ2500年前に、顔の見えない君主に人民はどうすれば従うのかとの問いから組織と人間を見つめた。ドラッカーも孔子も人間に焦点をあてながら、組織というものを奥深く掘り下げていった。そして組織の中で人間はどうあるべきかを解き明かしていく。
ドラッカーは、組織が本来の機能を発揮して成果をあげていくためには、「マーケティング」 と 「イノベーション」 が必要だと述べている。
「マーケィング」 と聞くと市場調査等を思い浮かべるが、「マーケィング」 とは、社会で何が求められ、社会の中で自分たちは何ができのるかを知る行為であり、己を知ることだという。よく耳にする 「お客様目線」 、「顧客視点」 といった考え方は、他人の感覚に自分を迎合させることになり、それは、自分の感覚を他人に譲り渡し、「己」 を見失うことになるという。
そして 「イノベーション」 とは、技術革新のことではなく、自らの内面、すなわち、ものの見方だとか認識だとか考え方だとか生き方などを改めることだという。
一方、孔子は、君子は 「義」 すなわち 「何をすべきか」 を考えるのに対して、小人は 「利」 すなわち 「何をしたら得か」 をまず考えてしまうという。論語の中で頻繁に出てくる 「仁」 たりうる者を 「君子」 と呼び、学習回路が開いている状態が 「仁」 であるととらえる。自分の過ちを素直に認めることが学習の前提だが、小人は過ちを犯すと必ず取り繕う(つくろう)そうだ。現実を認めず、過ちを受け入れずに、本来であれば、やらなければいけないことを避けてしまう理由はただ1つ、勇気を持つことができないからだという。
ドラッカーも孔子も 「己を知る」 ことが、すべての始まりだという。外部との相互作用のなかで発展する自己、それが君子の本質であるようだ。社会の様々の場所に君子が出現し、自分の身の周りに秩序を形成していくことが社会を秩序化する唯一の道だと孔子は述べている。