ソロとして音楽活動を再開して2年半。ようやく発売されたファーストアルバム「メタコグニ」。 ノゾミ改め「永野希」さんのアルバムは収録曲のすべてを彼女ひとりで作詞・作曲を行っております。(Little Non 時代の楽曲は基本、バンドメンバーで話し合いながら制作とのこと)その分、このアルバムは彼女の想いが薄まることなく詰まった作品集となっております。 私のオススメポイントは彼女の個性的な語彙力あふれた歌詞にあると思ってます。耳コピでは捕らえきれない独自の世界観を是非、その目で確認していただきたい。 サウンド面に関しては特に真新しい!というものはありませんが、逆にいうと私のような40代半ばのオッサンでも心地よく聞ける、丁寧なサウンド作りがされていて好感が持てました。 冒頭の「LIVE IN HOPE」は高らかに新生「永野希」を宣言するに相応しい1曲、か・ら・の~アルバム「メタコグニ」の楽曲たちは彼女の様々なボーカルスタイルを楽しめると共に、聴く者の耳をシアワセにしてくれること間違いない。ラストの静かに始まる「ハジマリノウタ」。聴き終わるとまたアルバム冒頭から繰り返し聞きたくなるループ感のある「メタコグニ」はひとつの組曲として体を成している名盤だと思います。