チームの状態を、サバイバルモード・学習モード・自己組織化モードの3つに分けたうえで、それぞれのモードでリーダーがやるべきことについて整理してあります。「チームの状態に応じてリーダーシップの発揮の仕方は変えなければならない」ということはよく知られていますが、ひとつひとつのプラクティスが具体的で、すぐに実践できるのは大きな魅力と言えます。
記述はエンジニア向けではありますが、応用範囲は広いので、システム開発に携わらない人にとっても得るものがあるでしょう。
後半のエッセーもそれぞれ面白く、示唆に富んでいますが、最後の伊藤直也さんのエッセーはリーダーがフォーカスすべき事柄に引き戻してくれるという意味で強く印象に残りました。

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エラスティックリーダーシップ ―自己組織化チームの育て方 単行本(ソフトカバー) – 2017/5/13
Roy Osherove
(著),
島田 浩二
(翻訳)
複雑で変化の激しい問題に取り組みながら成果を出すチームとは、学習するチームであり、自己組織化されたチームです。そうした状態へとチームを導くには、どのようなリーダーシップが求められるのでしょうか。
本書は「エラスティックリーダーシップ」というリーダーシップモデルをもとに、チームを学習する力のある自己組織化された状態へと育てる方法を解説します。
リーダーシップのスタイルをどのように使い分けるべきか。チームに学習することを学ばせるための時間の使い方とは。メンバーが真のコミットメントを示すための言葉遣いとは――。
チームをより良くする実践的なヒントが詰まっており、チームリーダーやマネージャーだけでなく、チームで成果に取り組むすべての人におくる一冊です。
後半にはロバート・C・マーチンやジョアンナ・ロスマンなどをはじめとするリーダーたちによるエッセイを収録。
日本語版では、伊藤直也、井原正博、海野弘成、岡島幸男、柄沢聡太郎、栗林健太郎、庄司嘉織、関将俊、たなべすなお、永瀬美穂、平鍋健児、まつもとゆきひろ、吉羽龍太郎の13名によるリーダーシップについてのエッセイを収録しています。
本書は「エラスティックリーダーシップ」というリーダーシップモデルをもとに、チームを学習する力のある自己組織化された状態へと育てる方法を解説します。
リーダーシップのスタイルをどのように使い分けるべきか。チームに学習することを学ばせるための時間の使い方とは。メンバーが真のコミットメントを示すための言葉遣いとは――。
チームをより良くする実践的なヒントが詰まっており、チームリーダーやマネージャーだけでなく、チームで成果に取り組むすべての人におくる一冊です。
後半にはロバート・C・マーチンやジョアンナ・ロスマンなどをはじめとするリーダーたちによるエッセイを収録。
日本語版では、伊藤直也、井原正博、海野弘成、岡島幸男、柄沢聡太郎、栗林健太郎、庄司嘉織、関将俊、たなべすなお、永瀬美穂、平鍋健児、まつもとゆきひろ、吉羽龍太郎の13名によるリーダーシップについてのエッセイを収録しています。
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社オライリージャパン
- 発売日2017/5/13
- 寸法21 x 15 x 1.5 cm
- ISBN-104873118026
- ISBN-13978-4873118024
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商品の説明
出版社からのコメント
日本語版オリジナルとして第VI部に収録のエッセイは以下のみなさんに寄稿いただきました。
第VI部 日本人執筆者によるチームリーダーシップについて知るべきこと
33章 リードについて
関将俊
34章 チームに成長してもらうためのリーダーシップ
永瀬美穂
35章 コミュニケーションメンテナになる
海野弘成
36章 困難に立ち向かうチームのリーダーへ
柄沢聡太郎
37章 コンセプチュアル・リーダーシップ
栗林健太郎
38章 OSS開発のリーダーシップ
まつもとゆきひろ
39章 「刀は堂々と抜け」~兼任リーダーの心得'17
岡島幸男
40章 リーダーシップは誰のものか
たなべすなお
41章 一緒に成長できるリーダーを育てよう
庄司嘉織
42章 採用プロセスについてもっと考えよう
吉羽龍太郎
43章 あなたは少なくともあなた自身のリーダーである
井原正博
44章 うまくいったらどうなるの
関将俊
45章 現場リーダーのための6つの原則
平鍋健児
46章 大事な問題にフォーカスする
伊藤直也
第VI部 日本人執筆者によるチームリーダーシップについて知るべきこと
33章 リードについて
関将俊
34章 チームに成長してもらうためのリーダーシップ
永瀬美穂
35章 コミュニケーションメンテナになる
海野弘成
36章 困難に立ち向かうチームのリーダーへ
柄沢聡太郎
37章 コンセプチュアル・リーダーシップ
栗林健太郎
38章 OSS開発のリーダーシップ
まつもとゆきひろ
39章 「刀は堂々と抜け」~兼任リーダーの心得'17
岡島幸男
40章 リーダーシップは誰のものか
たなべすなお
41章 一緒に成長できるリーダーを育てよう
庄司嘉織
42章 採用プロセスについてもっと考えよう
吉羽龍太郎
43章 あなたは少なくともあなた自身のリーダーである
井原正博
44章 うまくいったらどうなるの
関将俊
45章 現場リーダーのための6つの原則
平鍋健児
46章 大事な問題にフォーカスする
伊藤直也
著者について
Roy Osherove(ロイ・オシェロフ):カリフォルニアにあるDell EMCのウェスト・コースト拠点で、DevOpsプロセスリードという職についている。『The Art of Unit Testing』(Manning)や『Enterprise DevOps』(http://enterprisedevops.org)の著者としても知られている。リーダーシップ、ユニットテスト、テスト駆動開発、継続的デリバリーなどの卓越した技術を駆使し、世界中のチームにトレーニングやコンサルティングを提供している。また、これらの話題やそれ以外についても、国際的なカンファレンスで頻繁に講演を行っている。本書の始まりとなったブログ(ElasticLeadership.com)、その他のブログ(Osherove.com)、TDD、DevOps、Elastic Leadershipなどのオンライントレーニングのサイト(Osherove Online Training、courses.osherove.com)も参照してほしい。
登録情報
- 出版社 : オライリージャパン (2017/5/13)
- 発売日 : 2017/5/13
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 288ページ
- ISBN-10 : 4873118026
- ISBN-13 : 978-4873118024
- 寸法 : 21 x 15 x 1.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 280,743位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 13,430位コンピュータ・IT (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1978年、神奈川県生まれ。電気通信大学電気通信学部卒業。2001年に松下システムエンジニアリング株式会社入社。札幌支社にて携帯電話ソフトウェアの開発業務に従事した後、2006年に独立。2009年に株式会社えにしテックを設立し、現在に至る。2011年からは一般社団法人日本Rubyの会の理事も務めている。
GMOペパボ株式会社取締役CTO、ペパボ研究所々長。日本CTO協会理事。情報処理安全確保支援士(登録番号:013258)。東京都立大学法学部政治学科卒業後、奄美市役所勤務を経て、2008年より株式会社はてなでソフトウェアエンジニアとして勤務。2012年よりGMOペパボ株式会社勤務。現在、同社取締役CTO。技術経営および新技術の研究開発・事業創出に取り組む。2020年より北陸先端科学技術大学院大学に在学する社会人学生としても活動。
https://kentarokuribayashi.com/
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年9月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年4月14日に日本でレビュー済み
チームの状態を「サバイバルフェーズ」「学習フェーズ」「自己組織化フェーズ」と3つに分類し、
その使い分けと、理想状態である「自己組織化フェーズ」にどう移行していくか?
という話しが本書の主軸で、その考え方はとても参考になるし、今後取り入れていこうと思う。
本書の後半は多数の方からの寄稿によるリーダーシップに関する経験や考えのエッセイ集となっている。
各寄稿に対して著者のコメントがあるため、多くの事例を前半に書かれた主軸に照らし合わせて見ることが出来ていい。
ただし、各エッセイ自体はバラバラな観点で書かれているのでまとまりが無く、知識の集約が期待される「書籍」としては若干残念な感じ。
特に、日本語版書籍は、追加で日本の著名エンジニア・CTOからの寄稿があるが、そこには著者コメントが無いので、書籍の方向性としてはバラバラ間が強くなる。
もちろん、各寄稿それぞれは良いことを書いてあるのだけど、これだとブログ記事と一緒。
せめて日本の追加版にも著者分析コメントがほしかった。
その使い分けと、理想状態である「自己組織化フェーズ」にどう移行していくか?
という話しが本書の主軸で、その考え方はとても参考になるし、今後取り入れていこうと思う。
本書の後半は多数の方からの寄稿によるリーダーシップに関する経験や考えのエッセイ集となっている。
各寄稿に対して著者のコメントがあるため、多くの事例を前半に書かれた主軸に照らし合わせて見ることが出来ていい。
ただし、各エッセイ自体はバラバラな観点で書かれているのでまとまりが無く、知識の集約が期待される「書籍」としては若干残念な感じ。
特に、日本語版書籍は、追加で日本の著名エンジニア・CTOからの寄稿があるが、そこには著者コメントが無いので、書籍の方向性としてはバラバラ間が強くなる。
もちろん、各寄稿それぞれは良いことを書いてあるのだけど、これだとブログ記事と一緒。
せめて日本の追加版にも著者分析コメントがほしかった。