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決定版 脳の右側で描け 単行本(ソフトカバー) – 2013/1/18
17カ国語以上に翻訳された本書は、世界で最も広く用いられているデッサン技法書です。絵を描く才能など自分にはないと思っている人、いまさら教えてもらってもむりだという人。あるいはプロの画家、画学生、日曜画家として日常的にデッサンに親しんでいる人たちにとって、この本は自分の能力に大きな自信を与え、芸術への考えを深め、この世界への新しい見方を提示してくれるものとなるでしょう。
- 本の長さ290ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2013/1/18
- ISBN-104309273742
- ISBN-13978-4309273747
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商品の説明
著者について
カリフォルニア州立大学ロングビーチ校の美術学部の教授を引退し、大学や美術学校等で定期的に講演をしている。UCLAから美術、教育、認知心理学の博士号を取得。TV番組や多数の出版物にて紹介されている。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2013/1/18)
- 発売日 : 2013/1/18
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 290ページ
- ISBN-10 : 4309273742
- ISBN-13 : 978-4309273747
- Amazon 売れ筋ランキング: - 72,208位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 190位デッサン
- カスタマーレビュー:
イメージ付きのレビュー

5 星
画力を向上させるには(事例豊富)
左脳(言語を司る脳)ではなく右脳(印象・感覚・直感)を用いて絵を描こうという本です。(以下、レビュー内容ごとに参照写真が左から始まっています)実習が含まれていますが、特に興味深かったのは「逆さに描こう」でした。例えば人物画。逆さに描くと画力が向上します。(例:写真参照。上の絵が逆さにする前、下の絵が同じ人が描いた逆さにした絵)効果を体験するには、1度描いたことがあるものを逆に描いてみると分かりやすいです。ネガスペース。普段人物画を描く時は「描きたいそのもの」に線を引くと思いますが、それだと描いた絵と実物に差が出る可能性があるので、対処法であるこの手法は「先に絵の外側を埋める」ことにより正確な絵を描く手法です。(羊の写真参照。曲がった角は特に描きづらいですが、先に外を埋めると描きやすくなります)人物画を描く時の、特に顔を描く時の以下の注意点が勉強になりました。1:アイレベルデザイン人間の目から上下の長さは「あごから目=目から頭の頂点」です。初心者が陥るよくある間違いとして、目より上を実際より短く描いてしまいます(特に目から頭の部分)。(2種類の老婆の写真参照。上が長さが短いもので、下が長くしたもの)2:横顔の目と鼻は思っているよりも小さい3:横顔の耳の位置は、思っているよりも目から離れている 目と顎と耳の位置はちょうど二等辺三角形になっており(写真参照)、 それぐらい目と耳は離れています。また、本書を購入したおまけとして、よく絵を描く人が用いている黒い四角の枠、名称「ファインダー(別名ピクチャー・プレーン)」が付いてきます(写真参照)。本書にはまだまだ実践事項がたくさん記載されてますが、特に際立ったものを上げてみました。画力を向上させるには少しでもいいので毎日描き続けること。そうすれば画力は自然と上達するとあり、まさにそう思いました。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中古品でしたが、状態(非常によい)の記載通り、新品に近い状態でした。新品を購入しても書籍については角が傷んでいたりする事がたまにあるので、本品については大満足です。
2017年6月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
興味本位で購入。
どうせたいしたことないだろうと思っていたのですが、
理論もしっかりしており、
実行ステップもしっかり刻まれていたので
本のほんの言う通りにやってみたら
本当に絵がうまくなってしまった笑
固定概念をなくすとこんなにも変わるとは...笑
これはぜひいろんな人に体感してみてほしいですね。
どうせたいしたことないだろうと思っていたのですが、
理論もしっかりしており、
実行ステップもしっかり刻まれていたので
本のほんの言う通りにやってみたら
本当に絵がうまくなってしまった笑
固定概念をなくすとこんなにも変わるとは...笑
これはぜひいろんな人に体感してみてほしいですね。
2015年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は、基礎であるデッサン書です。
だけど、ちまたにあふれている、基礎の静物デッサンをお手本通りに描いてみましょう的な、普通のデッサン書ではありません。
正直に言うと今まで手にしたことがなかった変わったデッサン書です。
学校のデッサンの授業や通信教育やデッサン書のような、立方体を意識する描き方とは違いますし、
ここまで絵を描くという本質の理論的な展開は他にありません。
本書のテーマは知覚です。
本書は写実的な絵を描くのが得意な右脳モードへの移行のやり方です。
左脳モードは普段私たちが使っているモードです。
本書のやり方をその通りに一通りにこなせば、まるで別人が描いたかのような上手な絵を描けます。
基礎だからといって本書をあなどらない方がいいです。
基礎であるデッサンの目的は、正確に描けるようになるための練習です。
正確に描けるということは、写実的に描けます。
正確に描けるということは、どんなものでも描けるということです。
正確に描ければ、上手な絵になります。
上手な絵は、線だけでも立体感・質感が出てきて、存在感を放ちます。
基礎だからといってデッサンを甘く見ないほうがいいですよ。
実際にこの方法で肖像画、静物、風景画、マンガ、アニメ、ゲーム系のデフォルメを描いてみましたが、ほぼ正確に描けます。
そもそも、「ただ見て写して描くだけなのに、どうして描けないのか?」と疑問に感じたことはありませんか?
今ではほぼ正確に描けるようになった私でも、それまではずっとこれが長年の悩みでした。
本書を手に取ったきっかけは、絵を描くというということを深く考えてみて、あることに結論に至ったからなのです。
それは「錯覚」です。
絵を上手に描ける人は見たまま描けて、自分にはそれができない。ということは見て描くときに錯覚して勘違いしているのでは?、と思いました。
当たりでした。
本書にはその原因が載っていて、左脳が引き起こすシンボル系・固定観念だということもよくわかりました。
そして、それを引き起こさないやり方が右脳的な描き方であり、ものの見方というスキルだったのです。
やり方に共通しているのは、それが何であるのか認識させないことです。
ただ線や空間、図形がある程度にしか感じてはならない。
このやり方によって、左脳が退散して、右脳が活性化し、ありのままを描けるようになるのです。
「ものの見方」は観察のスキルですが、観察といっても普通の見方ではなく、少し変わった見方です。
よく逆さにして描くと上手に描けるという話がありますが、これは逆さにしてしまうことで、それが何であるかを認識させない方法なのです。
試しに文字を逆さにして読もうとしても、読みにくくなります。
あと「背景を描く」ということがネットでよく見かけるアドバイスですが、
これも対象の周りである背景を描くことによって、対象が何であるかを認識させない方法です。
他にもピクチャー・プレーンや修正輪郭画法など方法が載っています。読んでみてください。
観察が大事といっても、いくら必死に注意深く観察しても無駄でした。
なぜなら、通常は左脳が表に出ていて、対象を認識すると、シンボル系(単純な記号化、デフォルメ)や固定観念の情報を引き出してしまい、
知覚した情報が私たちの知らない所で勝手に変えてしまっているからです。
つまり、ありのままの情報が伝わっているのではなく、左脳が勝手に知覚した情報を無意識に変えてしまっているので、見たまま描けないのです。
左脳は見慣れたものを、見慣れた形や大きさに知覚を変えてしまうのです。これを「視覚の恒常性」と呼びます。
それとは反対に、右脳モードに入り、ありのままの情報が伝われば、見たまま描けるのです。
これがまるで別人が描いたような絵になる理由です。
初級者は中級者に、中級者は上級者並みに飛躍的なレベルアップが可能です。それも短期間で。
決して、初心者の人だけが対象ではありません。上級者レベルに到達していないすべての人が対象になります。
自分自身、我流でそこそこ上手く描けても、基礎がなってないから、いつまでたっても必死に練習しても上級者並みに描けませんでしたが、
それができるようになりました。それも大して必死に練習したわけでもないのに。
他に本書やデッサンが基礎と言われるのは、単にデッサンが個人の絵のスタイルの最終到達点ではないからです。
色塗りもありますし、いろんな絵のスタイルがあります。
どんな絵であれ、基礎である正確に描く技術があれば便利なのは言うまでもありません。
自分の思いのままに描け、表現ができるからです。
基礎ですが、本書では、遠近法は3点透視図法は紹介程度にしかなく詳しく載っていませんし、
人物の全身を描くための等身表も載っていませんし、筋肉や骨格の説明もありません。
多くのデッサン書が勧める単純な立方体に置き換えて描く考えも載っていません。
ですが、問題はありません。
私自身、遠近法も等身表も筋肉・骨格も立方体もたいして意識していません。
正しい「ものの見方」ができ、ありのままが描ければ、それらも正確に描けるので、あまり必要ないのです。
他のレビューでは、「過剰な右脳推しはいかがなものか」という意見がありますが、
確かに、左側を使った方が右脳は活性化されますので推してはいます。
ですが、根本的な問題は、正しい「ものの見方」ですから、右でも左でも描きやすい方の手がよい、とも書かれています(P42,43)。
同感です。
私は左利きでしたが、正しい「ものの見方」ができるようになるまではずっと絵は上級者並みに描けなかったですし、
右利きでも絵がすごく上手な人は普通にいますので、そんな大した差はないと思います。
内容はとても素晴らしいわりには、コスパが良すぎますね。本の値段も1万円に高くしても安いくらいの内容です。
絵画教室や、デッサンの通信教育ならもっとお金がかかりますから。
それに、ここまで丁寧に「絵を写実的に描くということがどういうことなのか」をきっちり説明してる本、デッサンの指導もないですね。
今では正確に描くということがどういうことなのか、感覚的にも知識としても方法として理解できています。
内容も慣れてしまえば、実にシンプルです。
これは一生の宝物です。
自分にも絵の才能があったんだと、気づかせてくれたからです。
星5つでは足りないくらいの名書です。
だけど、ちまたにあふれている、基礎の静物デッサンをお手本通りに描いてみましょう的な、普通のデッサン書ではありません。
正直に言うと今まで手にしたことがなかった変わったデッサン書です。
学校のデッサンの授業や通信教育やデッサン書のような、立方体を意識する描き方とは違いますし、
ここまで絵を描くという本質の理論的な展開は他にありません。
本書のテーマは知覚です。
本書は写実的な絵を描くのが得意な右脳モードへの移行のやり方です。
左脳モードは普段私たちが使っているモードです。
本書のやり方をその通りに一通りにこなせば、まるで別人が描いたかのような上手な絵を描けます。
基礎だからといって本書をあなどらない方がいいです。
基礎であるデッサンの目的は、正確に描けるようになるための練習です。
正確に描けるということは、写実的に描けます。
正確に描けるということは、どんなものでも描けるということです。
正確に描ければ、上手な絵になります。
上手な絵は、線だけでも立体感・質感が出てきて、存在感を放ちます。
基礎だからといってデッサンを甘く見ないほうがいいですよ。
実際にこの方法で肖像画、静物、風景画、マンガ、アニメ、ゲーム系のデフォルメを描いてみましたが、ほぼ正確に描けます。
そもそも、「ただ見て写して描くだけなのに、どうして描けないのか?」と疑問に感じたことはありませんか?
今ではほぼ正確に描けるようになった私でも、それまではずっとこれが長年の悩みでした。
本書を手に取ったきっかけは、絵を描くというということを深く考えてみて、あることに結論に至ったからなのです。
それは「錯覚」です。
絵を上手に描ける人は見たまま描けて、自分にはそれができない。ということは見て描くときに錯覚して勘違いしているのでは?、と思いました。
当たりでした。
本書にはその原因が載っていて、左脳が引き起こすシンボル系・固定観念だということもよくわかりました。
そして、それを引き起こさないやり方が右脳的な描き方であり、ものの見方というスキルだったのです。
やり方に共通しているのは、それが何であるのか認識させないことです。
ただ線や空間、図形がある程度にしか感じてはならない。
このやり方によって、左脳が退散して、右脳が活性化し、ありのままを描けるようになるのです。
「ものの見方」は観察のスキルですが、観察といっても普通の見方ではなく、少し変わった見方です。
よく逆さにして描くと上手に描けるという話がありますが、これは逆さにしてしまうことで、それが何であるかを認識させない方法なのです。
試しに文字を逆さにして読もうとしても、読みにくくなります。
あと「背景を描く」ということがネットでよく見かけるアドバイスですが、
これも対象の周りである背景を描くことによって、対象が何であるかを認識させない方法です。
他にもピクチャー・プレーンや修正輪郭画法など方法が載っています。読んでみてください。
観察が大事といっても、いくら必死に注意深く観察しても無駄でした。
なぜなら、通常は左脳が表に出ていて、対象を認識すると、シンボル系(単純な記号化、デフォルメ)や固定観念の情報を引き出してしまい、
知覚した情報が私たちの知らない所で勝手に変えてしまっているからです。
つまり、ありのままの情報が伝わっているのではなく、左脳が勝手に知覚した情報を無意識に変えてしまっているので、見たまま描けないのです。
左脳は見慣れたものを、見慣れた形や大きさに知覚を変えてしまうのです。これを「視覚の恒常性」と呼びます。
それとは反対に、右脳モードに入り、ありのままの情報が伝われば、見たまま描けるのです。
これがまるで別人が描いたような絵になる理由です。
初級者は中級者に、中級者は上級者並みに飛躍的なレベルアップが可能です。それも短期間で。
決して、初心者の人だけが対象ではありません。上級者レベルに到達していないすべての人が対象になります。
自分自身、我流でそこそこ上手く描けても、基礎がなってないから、いつまでたっても必死に練習しても上級者並みに描けませんでしたが、
それができるようになりました。それも大して必死に練習したわけでもないのに。
他に本書やデッサンが基礎と言われるのは、単にデッサンが個人の絵のスタイルの最終到達点ではないからです。
色塗りもありますし、いろんな絵のスタイルがあります。
どんな絵であれ、基礎である正確に描く技術があれば便利なのは言うまでもありません。
自分の思いのままに描け、表現ができるからです。
基礎ですが、本書では、遠近法は3点透視図法は紹介程度にしかなく詳しく載っていませんし、
人物の全身を描くための等身表も載っていませんし、筋肉や骨格の説明もありません。
多くのデッサン書が勧める単純な立方体に置き換えて描く考えも載っていません。
ですが、問題はありません。
私自身、遠近法も等身表も筋肉・骨格も立方体もたいして意識していません。
正しい「ものの見方」ができ、ありのままが描ければ、それらも正確に描けるので、あまり必要ないのです。
他のレビューでは、「過剰な右脳推しはいかがなものか」という意見がありますが、
確かに、左側を使った方が右脳は活性化されますので推してはいます。
ですが、根本的な問題は、正しい「ものの見方」ですから、右でも左でも描きやすい方の手がよい、とも書かれています(P42,43)。
同感です。
私は左利きでしたが、正しい「ものの見方」ができるようになるまではずっと絵は上級者並みに描けなかったですし、
右利きでも絵がすごく上手な人は普通にいますので、そんな大した差はないと思います。
内容はとても素晴らしいわりには、コスパが良すぎますね。本の値段も1万円に高くしても安いくらいの内容です。
絵画教室や、デッサンの通信教育ならもっとお金がかかりますから。
それに、ここまで丁寧に「絵を写実的に描くということがどういうことなのか」をきっちり説明してる本、デッサンの指導もないですね。
今では正確に描くということがどういうことなのか、感覚的にも知識としても方法として理解できています。
内容も慣れてしまえば、実にシンプルです。
これは一生の宝物です。
自分にも絵の才能があったんだと、気づかせてくれたからです。
星5つでは足りないくらいの名書です。
2019年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
決定版と銘打つまでに改訂し、進化し続けてきた本書ではありますが、残念なことに翻訳のレベルはろくに改訂されていないようです。
以下は六章に記載されている、ある描画手順の抜粋になりますが……
①……紙が動かないように固定しましょう。ポーズを取った手を動かしてはいけません。もう一方の手で絵を描き、場合によっては消しゴムを使うので、描いたり消したりするときに手の下の画用紙が動くと非常に気がかりです。
②……ファインダーの内側のふちをテンプレートにして画用紙にフォーマット線を引きます。
③……次のステップは、画用紙にトーンを付けることです。グラファイトの先端で、フォーマット線からはみ出さないように、紙に軽くコスってトーンを付けます。淡い色を均等に塗ってトーンを付けるのですが、フォーマットからはみ出すかどうかは気にしなくても良いでしょう。
といった感じで、部分部分で話の前後関係がおかしいわけです。
これがスッキリご理解可能であれば、この先も安泰だと思います。
ちなみに、上にピックアップした六章では、このあとも手順が13個も続くのですが、自分は各手順でなにをどうやってやっているのか、正しく読み解くことが出来ませんでした。
何より残念なのは、この六章のレクチャー部分こそが、本書で説いてきた方法で絵を描く、第一歩という点です。
尚、この部分については、別売のワークブック33ページ以降に、わりと簡潔な説明で載っかっているので、イミワカンネーヨ!、となった時のために買っておくか、或いは最初からそっちを買った方がいいかもしれません。
ただ、ワークブックでは、どうしてそんなことをするのか、何でこの手法なのかなど、読者が抱くであろう疑問についてはまったく触れられていないので、その辺りも併せて知りたいということであれば、両方の購入を検討されてもいいかもしれません。
余談ではありますが、本書は、他のデッサンの技法書と違って、ほぼ文章のみで構成されています。
冒頭の「はじめに」も20ページくらいあって、全然はじまりませんのでご注意下さい。
以下は六章に記載されている、ある描画手順の抜粋になりますが……
①……紙が動かないように固定しましょう。ポーズを取った手を動かしてはいけません。もう一方の手で絵を描き、場合によっては消しゴムを使うので、描いたり消したりするときに手の下の画用紙が動くと非常に気がかりです。
②……ファインダーの内側のふちをテンプレートにして画用紙にフォーマット線を引きます。
③……次のステップは、画用紙にトーンを付けることです。グラファイトの先端で、フォーマット線からはみ出さないように、紙に軽くコスってトーンを付けます。淡い色を均等に塗ってトーンを付けるのですが、フォーマットからはみ出すかどうかは気にしなくても良いでしょう。
といった感じで、部分部分で話の前後関係がおかしいわけです。
これがスッキリご理解可能であれば、この先も安泰だと思います。
ちなみに、上にピックアップした六章では、このあとも手順が13個も続くのですが、自分は各手順でなにをどうやってやっているのか、正しく読み解くことが出来ませんでした。
何より残念なのは、この六章のレクチャー部分こそが、本書で説いてきた方法で絵を描く、第一歩という点です。
尚、この部分については、別売のワークブック33ページ以降に、わりと簡潔な説明で載っかっているので、イミワカンネーヨ!、となった時のために買っておくか、或いは最初からそっちを買った方がいいかもしれません。
ただ、ワークブックでは、どうしてそんなことをするのか、何でこの手法なのかなど、読者が抱くであろう疑問についてはまったく触れられていないので、その辺りも併せて知りたいということであれば、両方の購入を検討されてもいいかもしれません。
余談ではありますが、本書は、他のデッサンの技法書と違って、ほぼ文章のみで構成されています。
冒頭の「はじめに」も20ページくらいあって、全然はじまりませんのでご注意下さい。
2021年1月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
きちんと本に書かれていることを実践したら、本当に絵がうまくなりました。
しかしこの本の魅力は、現代人が忘れた「右脳」にじっくり向き合うことなので、クリエイター全般やビジネスマンにもオススメ。
しかしこの本の魅力は、現代人が忘れた「右脳」にじっくり向き合うことなので、クリエイター全般やビジネスマンにもオススメ。
2018年10月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は頭が固い人に特にオススメです。
デッサンにおいて、見たものをそのまま描くだけという事がなぜ出来ないのか、何枚描いても分かりませんでした。ですがこの本で、「ああ、そういう視点で描くのか。他の教本に書かれていたことは、こういうことだったのか」と身体で理解することができ、憑き物が落ちたようでした。今は、デッサンに対して、めんどくささはあっても描けない不安や緊張を感じることが無くなりました。
この本を最初に読んでからデッサンをすれば、小学生でも、まず静物の形を取ることは出来るようになります。難しいことは何もないからです。なので、最初からその先の質感表現や立体表現へと駒を進めることができます。表現方法については他のテクニック本に大抵書いてありますから、必要であればその手の本がもう一冊あれば十分だと思います。あとは量をこなして手の筋肉などフィジカルな部分を鍛え続けるだけです。
この本は授業を受けているような、語りかけるような文章で書かれており、言われるままに課題をこなします。終わったらまた次の説明を読んで課題をこなす、という感じで、真面目な人に向いています。
正直7割くらい読んで、最後まで読んでないのですが、最後まで読む前に絵を描きたくなります。スケッチに出かけたくなります。見たものをそのまま描けるという自信が、絵を描く動力になっています。
2018.11.9.追記
最後まで読みました。この本を読んで、何でも描ける気になって、
いざ描いてみて分かりましたが、本当に初心者向けの本だったんだな、と思いました。
この本に低評価をつけた人の気持ちが少し分かった気がしました。
私は少しデッサンをした事はあっても「気付けなかった人」なので、これを読んで大いに成長したし、
買って良かったと思っています。でももしかしたら、沢山デッサンをした人や、模写をしてきた人は、
「そんなのとっくに気付いてる」内容を懇切丁寧に書かれているだけの本に見えるかも知れません。
この本で得られるのは、絵を描く時に自分を助けてくれる”モノの見方”の一種です。
デッサンにおいて、見たものをそのまま描くだけという事がなぜ出来ないのか、何枚描いても分かりませんでした。ですがこの本で、「ああ、そういう視点で描くのか。他の教本に書かれていたことは、こういうことだったのか」と身体で理解することができ、憑き物が落ちたようでした。今は、デッサンに対して、めんどくささはあっても描けない不安や緊張を感じることが無くなりました。
この本を最初に読んでからデッサンをすれば、小学生でも、まず静物の形を取ることは出来るようになります。難しいことは何もないからです。なので、最初からその先の質感表現や立体表現へと駒を進めることができます。表現方法については他のテクニック本に大抵書いてありますから、必要であればその手の本がもう一冊あれば十分だと思います。あとは量をこなして手の筋肉などフィジカルな部分を鍛え続けるだけです。
この本は授業を受けているような、語りかけるような文章で書かれており、言われるままに課題をこなします。終わったらまた次の説明を読んで課題をこなす、という感じで、真面目な人に向いています。
正直7割くらい読んで、最後まで読んでないのですが、最後まで読む前に絵を描きたくなります。スケッチに出かけたくなります。見たものをそのまま描けるという自信が、絵を描く動力になっています。
2018.11.9.追記
最後まで読みました。この本を読んで、何でも描ける気になって、
いざ描いてみて分かりましたが、本当に初心者向けの本だったんだな、と思いました。
この本に低評価をつけた人の気持ちが少し分かった気がしました。
私は少しデッサンをした事はあっても「気付けなかった人」なので、これを読んで大いに成長したし、
買って良かったと思っています。でももしかしたら、沢山デッサンをした人や、模写をしてきた人は、
「そんなのとっくに気付いてる」内容を懇切丁寧に書かれているだけの本に見えるかも知れません。
この本で得られるのは、絵を描く時に自分を助けてくれる”モノの見方”の一種です。
2013年9月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
結論、「本書を読んで実践して、デッサンがうまくなったのか?」と聞かれたら、うまくなったと答えます。
本書の流れや意図は、ほかのレビューの方が参考になりますので、私は部分的なことを書いていきます。
文字で伝えるのは難しいのですが、「被写体の外枠の形(輪郭)を見る」ということが一番参考になりました。
初心者のうちは(私も含めて)、形を取るだけで四苦八苦します。
鉛筆で、頭何個分と測ったり、角度はだいたいこのくらいかな? と見たり、それでも正確には写せないことが多々ありました。
「どこかが、おかしい。でも、どこがおかしいか分からないから、直せない」という状況です。
そこで、本書を参考にした「被写体の外枠の形(輪郭)を見る」ことで、どこがおかしいのか、発見できるになりました。
例えば、手を描くとします。
親指と人差し指部分を描くとき、指を描いたあと、被写体の輪郭と絵の輪郭を見比べるのです。
「親指の第一関節の位置にほかの指の付け根がある」という「横縦の測り」のほかに、「被写体の輪郭は△っぽいのに、絵の輪郭は○っぽいぞ」という「形の測り」が使えるようになります。
答え合わせをするポイントが増えることにより、変な部分に気づくことができるので直せますから、正確さが増すのです。
この、「被写体の外枠の形(輪郭)を見る」という「空白部分を見る行為」は、指を描く→難しいという思い込みをも消してくれます。
答え合わせの仕方がひとつ増えることで、格段とうまくなりました。
本書はデッサンをやっているのだけど、よくわからない人、いくらやってもうまくならない人、デッサンに対して苦手意識を持っている人、には、何かしらのヒントをくれる書です。
私自身、本書を読む前からデッサン経験はありましたが、熟読後は数段、早く上手くかけるようになりました。
描いてみて→わからなくて→読んでみて→描いてみて→なるほど!!というプロセスを実感できるのが面白いですね。
慣れてくると、鉛筆で測らなくても、目測で描けるようになります。
そこまで言ったら、描くのが楽しくなってきますよ。
本書の流れや意図は、ほかのレビューの方が参考になりますので、私は部分的なことを書いていきます。
文字で伝えるのは難しいのですが、「被写体の外枠の形(輪郭)を見る」ということが一番参考になりました。
初心者のうちは(私も含めて)、形を取るだけで四苦八苦します。
鉛筆で、頭何個分と測ったり、角度はだいたいこのくらいかな? と見たり、それでも正確には写せないことが多々ありました。
「どこかが、おかしい。でも、どこがおかしいか分からないから、直せない」という状況です。
そこで、本書を参考にした「被写体の外枠の形(輪郭)を見る」ことで、どこがおかしいのか、発見できるになりました。
例えば、手を描くとします。
親指と人差し指部分を描くとき、指を描いたあと、被写体の輪郭と絵の輪郭を見比べるのです。
「親指の第一関節の位置にほかの指の付け根がある」という「横縦の測り」のほかに、「被写体の輪郭は△っぽいのに、絵の輪郭は○っぽいぞ」という「形の測り」が使えるようになります。
答え合わせをするポイントが増えることにより、変な部分に気づくことができるので直せますから、正確さが増すのです。
この、「被写体の外枠の形(輪郭)を見る」という「空白部分を見る行為」は、指を描く→難しいという思い込みをも消してくれます。
答え合わせの仕方がひとつ増えることで、格段とうまくなりました。
本書はデッサンをやっているのだけど、よくわからない人、いくらやってもうまくならない人、デッサンに対して苦手意識を持っている人、には、何かしらのヒントをくれる書です。
私自身、本書を読む前からデッサン経験はありましたが、熟読後は数段、早く上手くかけるようになりました。
描いてみて→わからなくて→読んでみて→描いてみて→なるほど!!というプロセスを実感できるのが面白いですね。
慣れてくると、鉛筆で測らなくても、目測で描けるようになります。
そこまで言ったら、描くのが楽しくなってきますよ。
2017年7月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
むかし、第一版を読んで助けられたものです。
今でもこうしてクリエイティブという世界にいられるのも
この本のおかげだと思っています。
名著だと思います。
今でもこうしてクリエイティブという世界にいられるのも
この本のおかげだと思っています。
名著だと思います。