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商業界2017年07月号 (安さに頼らない客数アップ! /くやしいけど“見切り"の技術) 雑誌 – 2017/6/1
●巻頭特集
入店客数と買上率を高める 安さに頼らない客数アップ
●実務特集
いつ頃から、どの程度値引きすれば残らないか くやしいけど見切りの技術
●特別企画
この気概! 倒産・経営危機を乗り切る
●実務企画
店舗企画力を高める卸最前線
小売店を支える卸各社による多様なサポート機能について
ほか
入店客数と買上率を高める 安さに頼らない客数アップ
●実務特集
いつ頃から、どの程度値引きすれば残らないか くやしいけど見切りの技術
●特別企画
この気概! 倒産・経営危機を乗り切る
●実務企画
店舗企画力を高める卸最前線
小売店を支える卸各社による多様なサポート機能について
ほか
商品の説明
出版社からのコメント
家人が病を患い、病院のお世話になっています。
これまで任せっきりの家事をするようになって2ヵ月あまり、毎日の食事づくりを通じて店を利用する機会が増えました。とりわけ、共に暮らす食べざかりの息子にたくさん食べてもらいたいと、料理に知恵を絞っています。もちろん男の一夜漬け仕事ですから、それほど凝ったものはできません。学校に持っていく弁当にはじまって日々の三食を整えることに楽しみつつ取り組んでいるところです。
この店は野菜はいいけれど魚がいま一つ、あの店は安いけれど鮮度にやや劣る、そんな思いを抱きながら、いくつかの店を回ります。そうして使い分けるのが賢い生活者なのかもしれません。
けれど、時間に追われるなかで頼りにしたいのが、そうした買い回りをしないで済む店です。どの品を手にしても鮮度がよく、売場の随所にメニュー提案があり、それほど値札を気にせずとも買えたら――こうした当たり前を願っている生活者は私だけではないでしょう。
現に、取材を通じて私が知る店は、どの店もこうした範疇に入る店です。「あのお店が近所にあったら、どんなにいいだろう」と思う店があります。そうした店を、誌面を通じて紹介、またはそうした店になるための具体策を提案することが小誌の使命だと、生活者として店に向き合いながらあらためて思っています。
「自分たちが選びに選び、これこそお客が喜んで代価を払っていくに違いないという品を店いっぱいに並べ、この一品を買った人の生活の楽しさが目に見えるような雰囲気に、朝から晩まで浸っていられるということは、まるで人生の喜びの花園にいて暮らすようなものであろう。この商売に無感動でいられようか」
商業界創立者、倉本長治は、商売をする目的をこう記しています(『店主読本』1951年刊)。お客の喜びこそ商人の喜びであることを、そうした商いをすることを、倉本は「人生の喜びの花園にいて暮らすようなもの」と説いたのです。
食卓で向き合う息子の箸が進む様子を見るとき、病院で家人と食事を共にしながら会話を交わすとき、そこに“生活の楽しさ"があります。そして、私はそれを支えてくれる店の存在に感謝するのです。
何を当たり前のことを、と思われるかもしれません。けれど、当たり前の中にこそ真実はあります。あなたのご商売が、一人ひとりの生活者の暮らしを支え、楽しさを生み出すためにあることを忘れないでください。
倉本はこうも遺しています。
「お客様の幸福な生活を守るのが商人の務めであるということに、君は極まりない誇りを持つことができるか」(『店主宝典』1959年刊)
特集「安さに頼らない客数アップ! 」では、さまざまなテクニックをご紹介しました。そうしたものの効果を高めるためには、その根幹に“商人の務め"に対する自覚と誇りが欠かせないのです。
これまで任せっきりの家事をするようになって2ヵ月あまり、毎日の食事づくりを通じて店を利用する機会が増えました。とりわけ、共に暮らす食べざかりの息子にたくさん食べてもらいたいと、料理に知恵を絞っています。もちろん男の一夜漬け仕事ですから、それほど凝ったものはできません。学校に持っていく弁当にはじまって日々の三食を整えることに楽しみつつ取り組んでいるところです。
この店は野菜はいいけれど魚がいま一つ、あの店は安いけれど鮮度にやや劣る、そんな思いを抱きながら、いくつかの店を回ります。そうして使い分けるのが賢い生活者なのかもしれません。
けれど、時間に追われるなかで頼りにしたいのが、そうした買い回りをしないで済む店です。どの品を手にしても鮮度がよく、売場の随所にメニュー提案があり、それほど値札を気にせずとも買えたら――こうした当たり前を願っている生活者は私だけではないでしょう。
現に、取材を通じて私が知る店は、どの店もこうした範疇に入る店です。「あのお店が近所にあったら、どんなにいいだろう」と思う店があります。そうした店を、誌面を通じて紹介、またはそうした店になるための具体策を提案することが小誌の使命だと、生活者として店に向き合いながらあらためて思っています。
「自分たちが選びに選び、これこそお客が喜んで代価を払っていくに違いないという品を店いっぱいに並べ、この一品を買った人の生活の楽しさが目に見えるような雰囲気に、朝から晩まで浸っていられるということは、まるで人生の喜びの花園にいて暮らすようなものであろう。この商売に無感動でいられようか」
商業界創立者、倉本長治は、商売をする目的をこう記しています(『店主読本』1951年刊)。お客の喜びこそ商人の喜びであることを、そうした商いをすることを、倉本は「人生の喜びの花園にいて暮らすようなもの」と説いたのです。
食卓で向き合う息子の箸が進む様子を見るとき、病院で家人と食事を共にしながら会話を交わすとき、そこに“生活の楽しさ"があります。そして、私はそれを支えてくれる店の存在に感謝するのです。
何を当たり前のことを、と思われるかもしれません。けれど、当たり前の中にこそ真実はあります。あなたのご商売が、一人ひとりの生活者の暮らしを支え、楽しさを生み出すためにあることを忘れないでください。
倉本はこうも遺しています。
「お客様の幸福な生活を守るのが商人の務めであるということに、君は極まりない誇りを持つことができるか」(『店主宝典』1959年刊)
特集「安さに頼らない客数アップ! 」では、さまざまなテクニックをご紹介しました。そうしたものの効果を高めるためには、その根幹に“商人の務め"に対する自覚と誇りが欠かせないのです。
この雑誌について
商業・流通業者のための総合経営誌
登録情報
- ASIN : B06ZYH8RL1
- 出版社 : 商業界; 月刊版 (2017/6/1)
- 発売日 : 2017/6/1
- 言語 : 日本語
- Amazon 売れ筋ランキング: - 706位産業・業界専門誌
- - 51,043位投資・金融・会社経営 (本)
カスタマーレビュー
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