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こころの最終講義 (新潮文庫) 文庫 – 2013/5/27
河合 隼雄
(著)
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購入オプションとあわせ買い
一瞬の中に人生のすべてがある。そこから人は自分の「物語」を発見してゆく――。
伝説の「京大最終講義」を収録!
心理療法家・河合隼雄はロールシャッハ・テストや箱庭療法などを通じて、人間のこころの理解について新たな方法を開拓した。また、『日本霊異記』『とりかへばや物語』『落窪物語』等の物語を読み解き、日本人のこころの在り処と人間の根源を深く問い続けた。
伝説の京都大学退官記念講義「コンステレーション」を始め、貴重な講義と講演を集めた一冊。『物語と人間の科学』改題。
【目次】
はじめに:河合俊雄
第一章:コンステレーション――京都大学最終講義――
言語連想テストからの出発「/元型がコンステレートしている」/「自己実現の過程をコンステレートする」/一つの事例/母なるものの元型/意味を見出すということ/全体がお互いに関係をもつ/コンステレーションを私が読む/余計なことをしない、が心はかかわる/気配を読み取る/コンステレーションと物語/日本の神話をいかに語るか
第二章:物語と心理療法
「リアライゼーション」/「語る」ということ/ストーリーは筋をもつ/詩的な言語と自然科学の言語/科学の側の反省――語りの大切さ「/文体」について/心理療法としてのミソ・ドラマ/欧米の神話と日本の物語の違い/日本人の自我「/受胎告知」のダイナミズム/事例研究の普遍性/物語と自然科学
第三章:物語にみる東洋と西洋
第一部:隠れキリシタン神話の変容過程
宗教性/隠れキリシタンとは『/天地始之事』/創造主としての神/原罪/神話における男性と女性/日本人に受けいれ難いこと/聖書にはない話がつくられた/足の弱い子――神話とは何か/マリアのイメージ/キリストの贖罪/三位一体と四位一体
第二部『:日本霊異記』にみる宗教性
『日本霊異記』のおもしろさ/冥界往還と夢/極楽に行った話/臨死体験の意味/現代人より深い意識のレベル/中世の日本人の罪意識/民俗的伝統の残存/身体と魂/次第に現実的になる/信用されなくなった冥界の話/現実の生活と宗教
第四章:物語のなかの男性と女性――思春期の性と関連して――
男と女という分類/平安時代の物語にみる男と女/アニマと魂「/私」とは?/わかりにくい「性」の問題/魂の洗浄/思春期は「蛹の時代」/「性」は魂にかかわる「/アニマ・アニムス」の問題/ヨーロッパと日本の違い『/とりかへばや物語』/物語の重要さ
第五章:アイデンティティの深化
深層心理学の仕事/アイデンティティとは/西洋人の自我と日本人の自我/自我同一性の確立と断念する力/何が「私」を支えているか/柳田国男の『先祖の話』/神様への手紙/ファンタジーをもつこと/根本的なジレンマ/自己実現の過程
あとがき
解説:河合俊雄
河合隼雄(1928-2007)
兵庫県生れ。京大理学部卒。京大教授。日本におけるユング派心理学の第一人者であり、臨床心理学者。文化功労者。文化庁長官を務める。独自の視点から日本の文化や社会、日本人の精神構造を考察し続け、物語世界にも造詣が深かった。著書は『昔話と日本人の心』(大佛次郎賞)『明恵 夢を生きる』(新潮学芸賞)『こころの処方箋』『猫だましい』『大人の友情』『心の扉を開く』『縦糸横糸』『泣き虫ハァちゃん』など多数。
伝説の「京大最終講義」を収録!
心理療法家・河合隼雄はロールシャッハ・テストや箱庭療法などを通じて、人間のこころの理解について新たな方法を開拓した。また、『日本霊異記』『とりかへばや物語』『落窪物語』等の物語を読み解き、日本人のこころの在り処と人間の根源を深く問い続けた。
伝説の京都大学退官記念講義「コンステレーション」を始め、貴重な講義と講演を集めた一冊。『物語と人間の科学』改題。
【目次】
はじめに:河合俊雄
第一章:コンステレーション――京都大学最終講義――
言語連想テストからの出発「/元型がコンステレートしている」/「自己実現の過程をコンステレートする」/一つの事例/母なるものの元型/意味を見出すということ/全体がお互いに関係をもつ/コンステレーションを私が読む/余計なことをしない、が心はかかわる/気配を読み取る/コンステレーションと物語/日本の神話をいかに語るか
第二章:物語と心理療法
「リアライゼーション」/「語る」ということ/ストーリーは筋をもつ/詩的な言語と自然科学の言語/科学の側の反省――語りの大切さ「/文体」について/心理療法としてのミソ・ドラマ/欧米の神話と日本の物語の違い/日本人の自我「/受胎告知」のダイナミズム/事例研究の普遍性/物語と自然科学
第三章:物語にみる東洋と西洋
第一部:隠れキリシタン神話の変容過程
宗教性/隠れキリシタンとは『/天地始之事』/創造主としての神/原罪/神話における男性と女性/日本人に受けいれ難いこと/聖書にはない話がつくられた/足の弱い子――神話とは何か/マリアのイメージ/キリストの贖罪/三位一体と四位一体
第二部『:日本霊異記』にみる宗教性
『日本霊異記』のおもしろさ/冥界往還と夢/極楽に行った話/臨死体験の意味/現代人より深い意識のレベル/中世の日本人の罪意識/民俗的伝統の残存/身体と魂/次第に現実的になる/信用されなくなった冥界の話/現実の生活と宗教
第四章:物語のなかの男性と女性――思春期の性と関連して――
男と女という分類/平安時代の物語にみる男と女/アニマと魂「/私」とは?/わかりにくい「性」の問題/魂の洗浄/思春期は「蛹の時代」/「性」は魂にかかわる「/アニマ・アニムス」の問題/ヨーロッパと日本の違い『/とりかへばや物語』/物語の重要さ
第五章:アイデンティティの深化
深層心理学の仕事/アイデンティティとは/西洋人の自我と日本人の自我/自我同一性の確立と断念する力/何が「私」を支えているか/柳田国男の『先祖の話』/神様への手紙/ファンタジーをもつこと/根本的なジレンマ/自己実現の過程
あとがき
解説:河合俊雄
河合隼雄(1928-2007)
兵庫県生れ。京大理学部卒。京大教授。日本におけるユング派心理学の第一人者であり、臨床心理学者。文化功労者。文化庁長官を務める。独自の視点から日本の文化や社会、日本人の精神構造を考察し続け、物語世界にも造詣が深かった。著書は『昔話と日本人の心』(大佛次郎賞)『明恵 夢を生きる』(新潮学芸賞)『こころの処方箋』『猫だましい』『大人の友情』『心の扉を開く』『縦糸横糸』『泣き虫ハァちゃん』など多数。
- 本の長さ308ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2013/5/27
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101252327
- ISBN-13978-4101252322
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働きざかりの心理学 | こころの処方箋 | 猫だましい | いじめと不登校 | 泣き虫のハァちゃん | こころの声を聴く―河合隼雄対話集― | |
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【新潮文庫】河合隼雄 作品 | 「働くこと=生きること」。働く人であれば誰しもが直面する人生の”見えざる危機”を心身両面から分析。繰り返し読みたい心のカルテ。 | 「耐える」だけが精神力ではない、「理解ある親」をもつ子はたまらない──など、疲弊した心に、真の勇気を起こし秘策を生みだす55章。 | 心の専門家カワイ先生は実は猫が大好き。古今東西の猫本の中から、オススメにゃんこを選んで、お話しいただきました。 | 個性を大事にしようと思ったら、ちょっと教えるのをやめて待てばいいんです──この困難な時代に、今こそ聞きたい河合隼雄の言葉。 | ほんまに悲しいときは、男の子も、泣いてもええんよ。少年が力強く成長してゆく過程を描く、著者の遺作となった温かな自伝的小説。 | 山田太一、安部公房、谷川俊太郎、白洲正子、沢村貞子、遠藤周作、多田富雄、富岡多恵子、村上春樹、毛利子来氏との著書をめぐる対話集。 |
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こころと脳の対話 | 心理療法個人授業 | 心の深みへ―「うつ社会」脱出のために― | なるほどの対話 | 生きるとは、自分の物語をつくること | 決定版 快読シェイクスピア | |
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人間の不思議を、心と脳で考える……魂の専門家である臨床心理学者と脳科学の申し子が、箱庭を囲んで、深く真摯に語り合った──。 | 人の心は不思議で深遠、謎ばかり。たまに病気になることも……。シンボーさんと少し勉強してみませんか?楽しいイラスト満載。 | こころを生涯のテーマに据えた心理学者とノンフィクション作家が、生と死をみつめ議論を深めた珠玉の対談集。今こそ読みたい一冊。 | 個性的な二人のホンネはとてつもなく面白く、ふかい!対話の達人と言葉の名手が、自分のこと、若者のこと、仕事のことを語り尽す。 | 『博士の愛した数式』の主人公たちのように、臨床心理学者と作家に「魂のルート」が開かれた。奇跡のように実現した、最後の対話。 | 人の心を深く知る心理学者と女性初のシェイクスピア全作品訳に挑む翻訳家の対話。幻の「タイタス・アンドロニカス」論も初収録! |
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縦糸横糸 | 村上春樹、河合隼雄に会いにいく | こころの最終講義 | こころの読書教室 | 河合隼雄自伝―未来の記憶― | |
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日本人の生活は豊かに、快適になったが、〈心〉はその変化に対応できず、多くの問題が生じてしまった。効率を追い、結論のみを急ぐ現代社会は、育児や教育には不向きだ。欲望を満たしても幸せにはなれない。ではどうすればいいのか。〈心〉の専門家から、困難な時代を生きる私たちへの提言。 | アメリカ体験や家族問題、オウム事件と阪神大震災の衝撃などを深く論じながら、ポジティブな新しい生き方を探る長編対談。 | 「物語」を読み解き、日本人のこころの在り処に深く鋭く迫る河合隼雄の眼……伝説の京都大学退官記念講義を収録した貴重な講義録。 | 「面白い本」には深いわけがある──カフカ、漱石から村上春樹まで、著者が厳選した二十冊を読み解き、人間の心の深層に迫る好著! | 人間的魅力に溢れる臨床心理学の泰斗・河合隼雄。その独創的学識と人間性はいかに形作られたか。生き生きと語られた唯一の自伝! |
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2013/5/27)
- 発売日 : 2013/5/27
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 308ページ
- ISBN-10 : 4101252327
- ISBN-13 : 978-4101252322
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 112,525位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,411位実用・暮らし・スポーツ
- - 2,441位新潮文庫
- - 24,522位人文・思想 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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(1928-2007)兵庫県生れ。京大理学部卒。京大教授。
日本のユング派心理学の第一人者であり、臨床心理学者。文化功労者。文化庁長官を務める。独自の視点から日本の文化や社会、日本人の精神構造を考察し続け、物語世界にも造詣が深かった。著書は『昔話と日本人の心』(大佛次郎賞)『明恵 夢を生きる』(新潮学芸賞)『こころの処方箋』『猫だましい』『大人の友情』『心の扉を開く』『縦糸横糸』『泣き虫ハァちゃん』など多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年1月14日に日本でレビュー済み
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流石に心理学の一流の先生のお言葉、楽しく読ませて頂きました。
2020年6月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全体的な印象としては、非常に抽象的で難解だ。
河合氏の手法は現場の患者の心に共に寄り添い物語を紡ぐ。
京大理学部数学科を経た科学者の河合氏が、
一見非科学的なアプローチをとってきた事実は興味深い。
ただ、科学的でないがゆえに、
河合氏が頭ではなく心でもなく精神で一体化しているであろう理解には、
まったく到達できない。
第1章の「コンステレーション」についても、なんとなくわかった気になっても
少し時間を置いて、レビューしている現時点においては、恥ずかしながら跡形もない。
なんとかついていけたのは、第三章の日本霊異記にみる宗教性、中世以前の死生観、
とりわけ臨死体験の具体的な描写が非常に興味深かった。
現代では、臨死体験といえば、お花畑のイメージで、いはば極楽を垣間見てくるという
話が一般的であるが、当時はそうではない。圧倒的に暗闇、地獄を見て帰ってくる。
この事実には既存の死生観を揺さぶられた。
内容は非常に深遠で難解だが、
河合氏の精神性の高さ、魂の純度が伝わってくる。
河合氏の手法は現場の患者の心に共に寄り添い物語を紡ぐ。
京大理学部数学科を経た科学者の河合氏が、
一見非科学的なアプローチをとってきた事実は興味深い。
ただ、科学的でないがゆえに、
河合氏が頭ではなく心でもなく精神で一体化しているであろう理解には、
まったく到達できない。
第1章の「コンステレーション」についても、なんとなくわかった気になっても
少し時間を置いて、レビューしている現時点においては、恥ずかしながら跡形もない。
なんとかついていけたのは、第三章の日本霊異記にみる宗教性、中世以前の死生観、
とりわけ臨死体験の具体的な描写が非常に興味深かった。
現代では、臨死体験といえば、お花畑のイメージで、いはば極楽を垣間見てくるという
話が一般的であるが、当時はそうではない。圧倒的に暗闇、地獄を見て帰ってくる。
この事実には既存の死生観を揺さぶられた。
内容は非常に深遠で難解だが、
河合氏の精神性の高さ、魂の純度が伝わってくる。
2019年9月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本を読んでも内容を覚えていないのだけれど、読後なんだか身に付く、というか知らぬうちに滲み付くものがあるように思う。
河合さんの本を読むとこれまでに本を読んで滲み付いたのであろうものがじわっと出てくるようにいつも感じる。
本書の中で言う/話す/語るについて河合さんがお話しされている部分があるのだけれど、これまで読んだ物語たちがぶわぁっと湧いて出てくるような気がしてくる。
西洋的論理思考/東洋的感覚体験、直線的時間/円環的発想、個別行動/全体倫理・・・などの考えが読んでいるといっぺんに出てきて、普通だと混乱しそうなのに何故だか妙に納得して落ち着いた気分になる。
講義録なのではあるけど私にとっては読むカウンセリングな一冊。
講義、について言うと、コンステレーションやアイデンティティという用語の掴み方、心理と物語の関係性といった事柄がとてもよくわかる、というか、すごく滲み付く。
河合さんの本を読むとこれまでに本を読んで滲み付いたのであろうものがじわっと出てくるようにいつも感じる。
本書の中で言う/話す/語るについて河合さんがお話しされている部分があるのだけれど、これまで読んだ物語たちがぶわぁっと湧いて出てくるような気がしてくる。
西洋的論理思考/東洋的感覚体験、直線的時間/円環的発想、個別行動/全体倫理・・・などの考えが読んでいるといっぺんに出てきて、普通だと混乱しそうなのに何故だか妙に納得して落ち着いた気分になる。
講義録なのではあるけど私にとっては読むカウンセリングな一冊。
講義、について言うと、コンステレーションやアイデンティティという用語の掴み方、心理と物語の関係性といった事柄がとてもよくわかる、というか、すごく滲み付く。
2013年6月2日に日本でレビュー済み
河合隼雄唯一の講義・講演集1993である。
・京大最終講義・コンステレーション
・物語
・隠れキリシタンに見る西洋と東洋の激突
・日本霊異記・冥界往還・臨死体験
・物語〜男と女〜とりかへばや
・アイデンティティー〜エリクソンを越えて
など、重要な論点を総ざらいしてある。
語りのグルーヴがすごいので一気に最後まで読める。
僕は2000年ころ、学生時代に河合隼雄さんに紀伊国屋書店のサイン会でサインをもらったことがある。
その時 河合さんの目をマトモにのぞきこんだら
そこには宇宙的な広がりがあって
オリオン座やら銀河系がうずまいていた。
この人はホンマに底知れない人だな、と思ったものである。
それから社会に出たトタン
「河合がなんぼのもんじゃい、あんなもん何の役にもたたん」
と急に反発をおぼえて
彼が文化庁長官になり死んだときにも
鼻で笑っていた。
それが今年33才の時点で ふたたび
河合さんに頼らざるを得ない状況に
おちいり
タイミングよく発売された
この本を読んだら、
僕に必要な知恵がすべて述べられていた。
要は これを読んでる間
ぼくの深いところで動くものがある。
それが僕の未来への可能性を示唆している。
読者のほうに準備ができていれば
この本は無尽蔵の油田になりうるし、
読者がすでに満ち足りているなら
この本は ただのタワゴトに過ぎないだろう。
そして、河合隼雄に世話にならないといけない人生ほど
痛ましいものはない
ということもできるだろう。
あ、でもまあ問題のまったくない人間なんておらんやろから
多かれ少なかれ河合隼雄さんには
世話にならざるをえないか。
何はともあれ、往年の河合節の復活であり、
内容は相当に深い。
・京大最終講義・コンステレーション
・物語
・隠れキリシタンに見る西洋と東洋の激突
・日本霊異記・冥界往還・臨死体験
・物語〜男と女〜とりかへばや
・アイデンティティー〜エリクソンを越えて
など、重要な論点を総ざらいしてある。
語りのグルーヴがすごいので一気に最後まで読める。
僕は2000年ころ、学生時代に河合隼雄さんに紀伊国屋書店のサイン会でサインをもらったことがある。
その時 河合さんの目をマトモにのぞきこんだら
そこには宇宙的な広がりがあって
オリオン座やら銀河系がうずまいていた。
この人はホンマに底知れない人だな、と思ったものである。
それから社会に出たトタン
「河合がなんぼのもんじゃい、あんなもん何の役にもたたん」
と急に反発をおぼえて
彼が文化庁長官になり死んだときにも
鼻で笑っていた。
それが今年33才の時点で ふたたび
河合さんに頼らざるを得ない状況に
おちいり
タイミングよく発売された
この本を読んだら、
僕に必要な知恵がすべて述べられていた。
要は これを読んでる間
ぼくの深いところで動くものがある。
それが僕の未来への可能性を示唆している。
読者のほうに準備ができていれば
この本は無尽蔵の油田になりうるし、
読者がすでに満ち足りているなら
この本は ただのタワゴトに過ぎないだろう。
そして、河合隼雄に世話にならないといけない人生ほど
痛ましいものはない
ということもできるだろう。
あ、でもまあ問題のまったくない人間なんておらんやろから
多かれ少なかれ河合隼雄さんには
世話にならざるをえないか。
何はともあれ、往年の河合節の復活であり、
内容は相当に深い。
2019年6月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
隠れキリシタン神話の変容過程の原罪が特に興味深かった。ありがとうございました。
2018年7月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
京都大学定年退職記念講義や日本心理臨床学会理事長を辞すにあたっての特別講演を含む6本の講演・講義の記録。著者自身が「私の場合は講義と言っても、他の大学教授に比べると、『おはなし』に近くなる(p.297)」とある通りで、いずれも「物語り」である。そして、何と言うか、「確信に満ちた言い方」「断言」を著者は決してしない。
内容を要約するのは困難だし、適切でもなかろう。触発される(引用したくなる)フレーズは数知れないが、引用もまた、講演・講義全体から一部を切り取るもので、著者の講演・講義についてはよろしくないように思う。
が、3箇所だけ。
「人間が自分のことを考えたり、他人のことを考えたりするときに、因果的に考え過ぎると、間違いを起こすのではないかと思うんです。(pp.32-33)」
「自分の人生をみるときに、魂があると思って人生をみてみる。それはどういうことかというと、人間を心と体に分割してしまわない。(p.224)」
「この、おとなになるときには断念する力が要るということが非常に大事なんです。何かの道を選ぶというと、みんな非常にいいことばかり考えるのですが、何かを選ぶというなかには、その代わりにこれはやめることになるんだという、あきらめというものがある。あきらめる力をもっていない人はエゴ・アイデンティティというものは確立しない。(p.273)」
仕事柄か、エリクソンのアイデンティティ論を論じた第五章「アイデンティティの深化」が一番興味深かった。
内容を要約するのは困難だし、適切でもなかろう。触発される(引用したくなる)フレーズは数知れないが、引用もまた、講演・講義全体から一部を切り取るもので、著者の講演・講義についてはよろしくないように思う。
が、3箇所だけ。
「人間が自分のことを考えたり、他人のことを考えたりするときに、因果的に考え過ぎると、間違いを起こすのではないかと思うんです。(pp.32-33)」
「自分の人生をみるときに、魂があると思って人生をみてみる。それはどういうことかというと、人間を心と体に分割してしまわない。(p.224)」
「この、おとなになるときには断念する力が要るということが非常に大事なんです。何かの道を選ぶというと、みんな非常にいいことばかり考えるのですが、何かを選ぶというなかには、その代わりにこれはやめることになるんだという、あきらめというものがある。あきらめる力をもっていない人はエゴ・アイデンティティというものは確立しない。(p.273)」
仕事柄か、エリクソンのアイデンティティ論を論じた第五章「アイデンティティの深化」が一番興味深かった。
2016年7月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
河合隼雄さんの本は何冊かすでに読んだ記憶がある。これまで 特に共感などしなかった。しかし この人のカウンセリング関係の本を読んでみて どのカウンセリングの本より説得力があるのが感じられた。著者の能力もさることながら、人柄の故かと思う。
この本も温かい氏の人柄が伝わってくる。
この本も温かい氏の人柄が伝わってくる。
2023年3月17日に日本でレビュー済み
夜勤の最中に訃報をテレビで知った。こんなに、このひとの本読むようになるとは思わんかったけど、なんかそばにいないと困る。アンダー45クライシスなのか?さっそく本棚から引っ張ってきて読んでると意味が深いので、難しいけど、ただほっとする。しずかに眠りに落ちてく。麻生太郎とか、自我肥大は正直難しくて私にはわかりませんでした。たぶん自分のような人間を差すのかなぁ?ちょっとまぁ生きてるのが恥ずかしいかな。ごめんなさい。しずかに泣きます。