一棟物でも管理会社に任せることはできるし、修繕費を計画的に積み立てて行くくらいのことは当たり前です。その様な当たり前のことを理由にして、一棟物よりもワンルームマンション投資を勧めるところに違和感を覚えました。要はワンルームマンション販売業者側からの理論展開に偏っていると感じました。また、ワンルームマンション投資はローンの組み方がキモとご主張しているのですが、その説明があまり上手でなく分かりづらい。収支に関する図なども、見方が分からない。全体として役に立ったのは四分の一程度でした。
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出版社より
老後の計画に「一か八か」は必要か
不動産投資は最初の計画で、ある程度の方向性が出ます。何億円ものローンを組んで「やめます」ということはできません。老後の計画で「一か八か」という姿勢で臨むことはやめるべきで、10年後、20年後に後悔しない方法を考えるべきでしょう。そして、同じ不動産投資を実行するなら、正しい知識を得たうえで、高いリスクを負わずに投資をやっていたいものです。
中古ワンルームマンションはここを買おう
エリア選びには2つポイントがあります。
- これから価値が上がりそうなエリア
- 購入時は安く購入でき、人に貸すときは高く貸せるエリア
前者は、再開発と新しく鉄道が通ることがポイントになり、後者は、地価の動向と家賃の相場を見ることが大切になります。
物件だけではなくローンも成否を左右する
不動産投資では物件だけではなく、ローンについて知ることも重要になります。例えば、複利の効果を測る計算式として、「72の法則」といったものがあります。これは、複利で運用した場合にお金が2倍になる年数を計算できる式になっております。例えば、10％で運用した場合、自己資金が倍になるのは7.2年ということになります。
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