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痕跡本のすすめ 単行本 – 2012/1/26
古沢 和宏
(著)
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痕跡本=前の持ち主の痕跡が残された古本。
書き込み、破れ、挟み込み。
貼り込み、切り取り、よごれにヤケ・・・・・・。
一冊の古本には、前の持ち主によって刻まれた、無数の「痕跡」が残されています。そんな痕跡本は、物語の宝庫。本と人との、誰も知らない秘密がつまっています。
本書は、世界初となる「痕跡本」の本。
稀代の痕跡本コレクターである著者が、自身のコレクションを、そこに残された痕跡から読み解いた「物語」とあわせて紹介。
すべての古本好きに捧げる一冊!
書き込み、破れ、挟み込み。
貼り込み、切り取り、よごれにヤケ・・・・・・。
一冊の古本には、前の持ち主によって刻まれた、無数の「痕跡」が残されています。そんな痕跡本は、物語の宝庫。本と人との、誰も知らない秘密がつまっています。
本書は、世界初となる「痕跡本」の本。
稀代の痕跡本コレクターである著者が、自身のコレクションを、そこに残された痕跡から読み解いた「物語」とあわせて紹介。
すべての古本好きに捧げる一冊!
- 本の長さ160ページ
- 言語日本語
- 出版社太田出版
- 発売日2012/1/26
- 寸法1.5 x 15.5 x 22 cm
- ISBN-10477831297X
- ISBN-13978-4778312978
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商品の説明
著者について
1979年生まれ、愛知県在住。「古書 五っ葉文庫」店主。大学在学中に古本の魅力にはまり、やがて「大切に読みこまれた本には持ち主との物語が刻まれている」と気づき、書き込みやよごれが残る本を「痕跡本」と名付け、収集するように。各地の古本市では、痕跡本の面白さを広く一般に広めるため、精力的にイベントを行っている。
登録情報
- 出版社 : 太田出版 (2012/1/26)
- 発売日 : 2012/1/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 160ページ
- ISBN-10 : 477831297X
- ISBN-13 : 978-4778312978
- 寸法 : 1.5 x 15.5 x 22 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 297,412位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2012年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古本屋に通う我々マニア、コレクター、おたくには、こんなのあるあるなんですが、痕跡本ってジャンルを確立し本にまでしてしまう古沢さんは、凄い! サブカルチャーショックです。
2013年3月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一つの古本の楽しみ方が理解でき楽しい内容でした。
以前の持ち主の物語を想像させる何か?本ならでは楽しみ方
以前の持ち主の物語を想像させる何か?本ならでは楽しみ方
2012年2月18日に日本でレビュー済み
カスタマーレビューに供される本としては珍しくも食指の動くものだったので,早速取り寄せて読んでみたが,見事に期待はずれであった。
わざわざ「痕跡本」などと大げさな名付けをするまでもなく,古本屋通いを楽しみにするものにとって,こうした書き込み・挟み込みや破れはとっくにお馴染みのものであり,特に本文の内容に対する書き込みや線引きは,同一テクストに対するいろいろな見方を提供するものとして,ある意味では本文と同じくらいに興味をそそる場合もある(もちろん,どうしようもないコメントや,意味不明の落書きに過ぎないものも多いが)。
ところが本書で取り上げている痕跡は,書籍本文の内容と直接関わりのないような類の書き込み・挟み込み・切抜きなどが多く,たまたま物としての本に残された前所有者の跡であって,言ってみれば,中古品ならどんなものにでも当てはまるようなつまらない痕跡でしかない。また,痕跡本として本書で紹介されている本の大半が,実用書や芸能人本,マンガなどであることも,「痕跡」をつまらなくしている一因だろう。
「痕跡本」から著者が読み解いた「物語」なるものも,月並みだったり,文字通り妄想だったりで,残念ながらちっとも面白くない。
つまらない痕跡など放っておきましょう。とにもかくにも読書の楽しみは,我を忘れて,あるいは身につまされながら本文を読み進むことに尽きるのですから。
わざわざ「痕跡本」などと大げさな名付けをするまでもなく,古本屋通いを楽しみにするものにとって,こうした書き込み・挟み込みや破れはとっくにお馴染みのものであり,特に本文の内容に対する書き込みや線引きは,同一テクストに対するいろいろな見方を提供するものとして,ある意味では本文と同じくらいに興味をそそる場合もある(もちろん,どうしようもないコメントや,意味不明の落書きに過ぎないものも多いが)。
ところが本書で取り上げている痕跡は,書籍本文の内容と直接関わりのないような類の書き込み・挟み込み・切抜きなどが多く,たまたま物としての本に残された前所有者の跡であって,言ってみれば,中古品ならどんなものにでも当てはまるようなつまらない痕跡でしかない。また,痕跡本として本書で紹介されている本の大半が,実用書や芸能人本,マンガなどであることも,「痕跡」をつまらなくしている一因だろう。
「痕跡本」から著者が読み解いた「物語」なるものも,月並みだったり,文字通り妄想だったりで,残念ながらちっとも面白くない。
つまらない痕跡など放っておきましょう。とにもかくにも読書の楽しみは,我を忘れて,あるいは身につまされながら本文を読み進むことに尽きるのですから。
2012年2月15日に日本でレビュー済み
著者は古本屋をやっているという方。
初出版だという本書は、いまどき珍しく ハードカバー なんです。
中も図版というのでしょうか、カラー刷の写真頁が満載で
或る意味とても豪華な本です。
内容的には一部「猟奇的」ともいえる古書があったり、
時代を感じさせる書き込み入りの、まさに「古書」があったり
で、たいへんバラエティに富んでいます。価値的には相対的
でありそうな、歴史のこもった本の数々がこれでもかこれでもかと
紹介されています。
これだけのつくりの本〜表紙はハードカバーですし、装丁的にも
レイアウト的にも相当な手間と金をかけた書物。
それが1300円(別途税加算)という定。この価格が
お得感のあるものなのか、そうでないとおもうかどうかは
あなたが判断してください。
ユニークな本です。
初出版だという本書は、いまどき珍しく ハードカバー なんです。
中も図版というのでしょうか、カラー刷の写真頁が満載で
或る意味とても豪華な本です。
内容的には一部「猟奇的」ともいえる古書があったり、
時代を感じさせる書き込み入りの、まさに「古書」があったり
で、たいへんバラエティに富んでいます。価値的には相対的
でありそうな、歴史のこもった本の数々がこれでもかこれでもかと
紹介されています。
これだけのつくりの本〜表紙はハードカバーですし、装丁的にも
レイアウト的にも相当な手間と金をかけた書物。
それが1300円(別途税加算)という定。この価格が
お得感のあるものなのか、そうでないとおもうかどうかは
あなたが判断してください。
ユニークな本です。
2012年2月19日に日本でレビュー済み
古沢和宏氏が、痕跡本(KONSEKIBON)の魅力を、蔵書の写真とともに語っているところに、なんとなく感じていたところを、解き明かしてくれた、胸のつかえが取れたような気持ちにしてくれました。
古書にも、希少価値のある高額なものから、廉価に取引されている本とあり、その多くは、低価格に魅力感じで、購入される人が多数派かも知れない。
古書の商品紹介には、「良い」「非常に良い」や、低価格になっている日焼け、破れ、書き込みなどの説明を読みながら購入することが多くなりました。
読まれた形跡のないもの、読み込まれて書き込まれたもの、一読で処分されたものなど、いろいろです。
特に、「第4章 本との絆」の前所有者の痕跡から、その人の人生を想像する場面は魅力的でした。
その本の筆者の内容、見知らぬ前所有者の書き込みによる視点、そして、現所有者の思いを重ねて、その本で、まるで、討論しているような気持ちになるのです。
先日、ピアノ教室で利用されていた『ギロック こどものためのアルバム』(全音楽譜出版社)から、ピアノ講師の情熱が伝わってくる書き込みの痕跡に、とても心が動かされました。
意識的に痕跡本を求めることに、価値を見いだした体験でした。
その気持ちを代弁してくれている『痕跡本のすすめ』です。
「ありがとうございます」
古書にも、希少価値のある高額なものから、廉価に取引されている本とあり、その多くは、低価格に魅力感じで、購入される人が多数派かも知れない。
古書の商品紹介には、「良い」「非常に良い」や、低価格になっている日焼け、破れ、書き込みなどの説明を読みながら購入することが多くなりました。
読まれた形跡のないもの、読み込まれて書き込まれたもの、一読で処分されたものなど、いろいろです。
特に、「第4章 本との絆」の前所有者の痕跡から、その人の人生を想像する場面は魅力的でした。
その本の筆者の内容、見知らぬ前所有者の書き込みによる視点、そして、現所有者の思いを重ねて、その本で、まるで、討論しているような気持ちになるのです。
先日、ピアノ教室で利用されていた『ギロック こどものためのアルバム』(全音楽譜出版社)から、ピアノ講師の情熱が伝わってくる書き込みの痕跡に、とても心が動かされました。
意識的に痕跡本を求めることに、価値を見いだした体験でした。
その気持ちを代弁してくれている『痕跡本のすすめ』です。
「ありがとうございます」
2012年5月13日に日本でレビュー済み
古本の場合、私はアンダーラインが引いてあったり、書き込みがしてあったり、蔵書印が押されていても、内容さえ読めれば気にしない。事実、私の書棚では、そういう本たちも臆することなく新刊書と肩を並べている。
しかし、『痕跡本のすすめ』(古沢和宏著、太田出版)には、脱帽せざるを得ない。アンダーライン、書き込み、挟み込み、傷、汚れ、ヤケ(日焼けによる退色)などがある古本に「痕跡本」という名をつけ、それらには「前の持ち主がその本と過ごした時間という『物語』が刻まれている」というのだ。その本とかつての持ち主との間の誰も知らない秘密やミステリが隠れているというのだ。痕跡本のコレクターから出発して痕跡本専門の小さな古書店を開くに至ったのだから、その打ち込み方は半端ではない。
「彷書月刊」の「追悼・司馬遼太郎」特集号のP.5には、文中の「目きき」の部分に赤字でアンダーラインが引かれ、ページの上の余白に「負けたくない」という一言が書き込まれている。著者は、たったこれだけの痕跡から、前の持ち主は資料として膨大な量の古本をまとめ買いする司馬に反感を持っていたが、司馬の突然の訃報に接した時、この雑誌によって司馬の目ききとしての古本との接し方を知り、これを書き込んだのに違いないと推理している。
『週末起業』という本の扉には、「ふつうの会社員→中小企業診断士の資格に合格→週末と夜だけ経営コンサルタント→メールマガジン発行→出版社から連載の依頼あり→講演依頼あり→企業コンサルタントの仕事舞込む→脱サラ(本業より収入が増え)」という夢が書き込まれている。著者は、「これは『週末起業』という現実の中でちょびっと夢を見る、なんて生易しいものではありません。それは、ひとりの男の成り上がり伝説でした。一見クールに見える羅列型のこの書き込みからは、葛藤と、それでもやまない夢への憧れが聞こえてくるよう。その後、この人はどうなったのか。夢は叶ったのか、それとも破れたのか。どちらにしても、この本が手放されたのは、もうこの本が必要なくなった、ということなのでしょう」とコメントしている。
太宰治の『津軽』という文庫本の奥付には、「たいくつなりし本なれど、故郷は良いなあ」という書き込みが記されている。著者の「持ち主予想」は、「時代:昭和50年代中頃、性別:男性、年齢:20代半ば、人物:中学を卒業したのち、地元でしばらく仕事をしていたが、ある日勢いで青森を飛び出し東京へ・・・、背景:この本は、おそらくなんだかんだいいながら、何度も何度も読まれたのではないか」となっている。
横光利一の『旅愁』の見返しの「我ガ愛スル書」という書き込みに対して、著者は、「巻頭に記されたこの一言は、この本への最高の敬意」と記している。
しかし、『痕跡本のすすめ』(古沢和宏著、太田出版)には、脱帽せざるを得ない。アンダーライン、書き込み、挟み込み、傷、汚れ、ヤケ(日焼けによる退色)などがある古本に「痕跡本」という名をつけ、それらには「前の持ち主がその本と過ごした時間という『物語』が刻まれている」というのだ。その本とかつての持ち主との間の誰も知らない秘密やミステリが隠れているというのだ。痕跡本のコレクターから出発して痕跡本専門の小さな古書店を開くに至ったのだから、その打ち込み方は半端ではない。
「彷書月刊」の「追悼・司馬遼太郎」特集号のP.5には、文中の「目きき」の部分に赤字でアンダーラインが引かれ、ページの上の余白に「負けたくない」という一言が書き込まれている。著者は、たったこれだけの痕跡から、前の持ち主は資料として膨大な量の古本をまとめ買いする司馬に反感を持っていたが、司馬の突然の訃報に接した時、この雑誌によって司馬の目ききとしての古本との接し方を知り、これを書き込んだのに違いないと推理している。
『週末起業』という本の扉には、「ふつうの会社員→中小企業診断士の資格に合格→週末と夜だけ経営コンサルタント→メールマガジン発行→出版社から連載の依頼あり→講演依頼あり→企業コンサルタントの仕事舞込む→脱サラ(本業より収入が増え)」という夢が書き込まれている。著者は、「これは『週末起業』という現実の中でちょびっと夢を見る、なんて生易しいものではありません。それは、ひとりの男の成り上がり伝説でした。一見クールに見える羅列型のこの書き込みからは、葛藤と、それでもやまない夢への憧れが聞こえてくるよう。その後、この人はどうなったのか。夢は叶ったのか、それとも破れたのか。どちらにしても、この本が手放されたのは、もうこの本が必要なくなった、ということなのでしょう」とコメントしている。
太宰治の『津軽』という文庫本の奥付には、「たいくつなりし本なれど、故郷は良いなあ」という書き込みが記されている。著者の「持ち主予想」は、「時代:昭和50年代中頃、性別:男性、年齢:20代半ば、人物:中学を卒業したのち、地元でしばらく仕事をしていたが、ある日勢いで青森を飛び出し東京へ・・・、背景:この本は、おそらくなんだかんだいいながら、何度も何度も読まれたのではないか」となっている。
横光利一の『旅愁』の見返しの「我ガ愛スル書」という書き込みに対して、著者は、「巻頭に記されたこの一言は、この本への最高の敬意」と記している。
2013年1月15日に日本でレビュー済み
「ビブリア古書堂の事件手帖」が月9ドラマで開始されましたね。
「この痕跡本のすすめ」は、その「ビブリア古書堂の事件手帖」よりも以前から古書に痕跡が残された本を「痕跡本」と名付け、その「痕跡」からその本にまつわる元の持ち主の物語を深く読み解いて来た古沢氏(「痕跡本のすすめ」著者)の本です!
「ビブリア古書堂」好きな方、是非この本を手に取って読んでみて下さい!!
楽しめる事間違い無し!!です!!!
「この痕跡本のすすめ」は、その「ビブリア古書堂の事件手帖」よりも以前から古書に痕跡が残された本を「痕跡本」と名付け、その「痕跡」からその本にまつわる元の持ち主の物語を深く読み解いて来た古沢氏(「痕跡本のすすめ」著者)の本です!
「ビブリア古書堂」好きな方、是非この本を手に取って読んでみて下さい!!
楽しめる事間違い無し!!です!!!
2012年2月1日に日本でレビュー済み
古本を買ったことのある人なら、その本の中で、前の所有者の書き込みや線引き、当時のレシートやイラスト付き感想文、写真の切り取り跡・・・といった「痕跡」に出会ったことがある人も少なくはないはず。この本はそんな「痕跡」をカラー写真とともに紹介し、その痕跡の意味を推し量っているという、非常にマニアックな作品となっている。様々な理由があって、回りまわって自分の手元に来た古本との出会いを「一期一会」と捉える作者の感性というか目のつけどころには感心する。とともに、読むために購入した「古本」には、内容のほかに、こういった「痕跡」という二次的な楽しみがえられるという「特典」があるということを知らしめてくれるだけでも、今後の楽しみを増やしてくれたという「気づかせてくれた」作品でもある。「大して意味の無いところに意義を見出す」事は「哲学」にも通づる・・・といったら、さすがに大袈裟だね(笑)