なろう系書籍では珍しく、異世界や転生といった要素は一切絡んでいません。
主人公は日本のゲーマーとか高校生とかでも何でもなく、元からその世界に住まう現地人です。
また主人公に力を与える存在も、唐突に出てくる何か偉い神様とかではなく、その力を与える動機も
納得の出来る理由からです(そういう意味では他作品より寧ろご都合主義的要素は少ない気もしますが)。
同じ勇者(パーティー)への復讐譚としては『2度目の勇者~』がありますが、あちらが邪道(貶してない)
な復讐劇であるのに対して、こちらは随分真っ当な(?)復讐劇のように感じました。
主人公はそこまで精神破綻も来しておらず、また復讐対象以外に殺すのも皆念入りに悪行を描写された
悪人ばかりである為、あまり後味の悪さを感じる事も無く、仲間と協力して強大なボス(聖神官)に立ち向かう場面など
一種の冒険活劇風味に仕上がっています。
『2度目の勇者~』に比べるとかなり気軽に読めるので、単純にスカッとする復讐活劇(?)を楽しみたいなら
こちらがお勧めです。
基本的には勧善懲悪なのですが、『2度目の勇者~』の復讐対象達が同情の余地の無い屑であったのに対して、
意外にも聖神官ジャルドは若干同情の余地がありそうな過去が描写されます(単に金銭や教唆等で誘惑されたなら
同情の余地なしですが、あの状況では彼は堕ちるしか無かったとも言えます)。
これによって本当の黒幕が勇者個人である事も明らかになり、続刊に期待が持てます。
またこれもなろうでは珍しいですが、物語通しての主人公の相棒的なヒロインが現在の所おらず、
各巻(エピソード)毎に個別のヒロインが登場するコブラ形式になる可能性があります。
ヒロインの寄生パワーアップが嫌いな自分としては、こういう形式も新鮮で良いかな、と思います。
同作者の『邪竜転生』では正にその寄生パワーアップ展開となり、やむなく切ってしまいましたが
こちらはそうならない事を願います。

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復讐スキル「死者喰い」と「時間操作」で勇者パーティーを全滅させます (GAノベル) 単行本 – 2017/6/14
「小説家になろう」で人気沸騰の復讐譚!
知略とスキルを駆使し、絶対強者の勇者たちに挑め! !
■あらすじ
「てめえら全員、ぶっ殺してやる――」
平凡な村人だったリュークはある日、理不尽に恋人のニーナを殺されてしまう。相手は正義の存在だったはずの勇者パーティ4人。自身も重傷を負い、死に瀕していたリュークに、声をかける存在がいた。
『……少年よ……生を望む……か……』
「生きたい……生きて……あいつらに……復讐がしたい……」
敵は勇者、女賢者、竜騎士、聖神官の4人。対するは「殺害した相手の力を奪うスキル」「自身の能力を代償に時を戻すスキル」を得た復讐の鬼。勇者以外の悪人も成敗してさらなる力を獲得しつつ、リュークはまず聖神官ジャルドの本拠地へと歩き出す。
絶対的強者に対し、知略とスキルを駆使して挑む、一世一代の復讐劇が幕を開ける!
知略とスキルを駆使し、絶対強者の勇者たちに挑め! !
■あらすじ
「てめえら全員、ぶっ殺してやる――」
平凡な村人だったリュークはある日、理不尽に恋人のニーナを殺されてしまう。相手は正義の存在だったはずの勇者パーティ4人。自身も重傷を負い、死に瀕していたリュークに、声をかける存在がいた。
『……少年よ……生を望む……か……』
「生きたい……生きて……あいつらに……復讐がしたい……」
敵は勇者、女賢者、竜騎士、聖神官の4人。対するは「殺害した相手の力を奪うスキル」「自身の能力を代償に時を戻すスキル」を得た復讐の鬼。勇者以外の悪人も成敗してさらなる力を獲得しつつ、リュークはまず聖神官ジャルドの本拠地へと歩き出す。
絶対的強者に対し、知略とスキルを駆使して挑む、一世一代の復讐劇が幕を開ける!
- 本の長さ376ページ
- 言語日本語
- 出版社SBクリエイティブ
- 発売日2017/6/14
- 寸法13 x 2.3 x 18.3 cm
- ISBN-104797392835
- ISBN-13978-4797392838
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商品の説明
著者について
東北地方在住。近刊に『隠しスキルで異世界無双』(主婦の友社)、『巨乳天使ミコピョン!』(講談社)など。
登録情報
- 出版社 : SBクリエイティブ (2017/6/14)
- 発売日 : 2017/6/14
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 376ページ
- ISBN-10 : 4797392835
- ISBN-13 : 978-4797392838
- 寸法 : 13 x 2.3 x 18.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,342,852位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 53,654位ライトノベル (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年12月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
復讐相手と因縁等がある周りのキャラクターと共に目的を果たそうとする過程は非常にハラハラドキドキの展開です。
2017年6月18日に日本でレビュー済み
色々と勿体ないというか惜しいというか・・・
原因があって結果があるではなくて、結果のために原因が作られているというか
身もふたもない言い方をすればご都合主義過ぎる展開の連続でした。
もちろんお話的にはそういう作り方の作品もありだと思いますが、さすがに不自然過ぎるので読者に幻滅されないような工夫するべきだと思います。
プロット自体は復讐ものとして面白いのですが、書き起こしたばかりの原稿を推敲というか煮詰めて再構成とかしないでそのまま出してしまったような印象をうけました。
原因があって結果があるではなくて、結果のために原因が作られているというか
身もふたもない言い方をすればご都合主義過ぎる展開の連続でした。
もちろんお話的にはそういう作り方の作品もありだと思いますが、さすがに不自然過ぎるので読者に幻滅されないような工夫するべきだと思います。
プロット自体は復讐ものとして面白いのですが、書き起こしたばかりの原稿を推敲というか煮詰めて再構成とかしないでそのまま出してしまったような印象をうけました。