他の広重の書で用紙がもっと和紙っぽいものを持っているが
それだって和紙の地や擦りの技術で出る質感は、出ていなかったので、
紙の質はテカテカしてても仕方ない。紙の質をあげたら高額になるでしょう。
解説は、それぞれの絵に、字数制限の中で、最低限外せないポイントは書かれている。
広重が影をつけた先駆者、横顔を描いた、横に描くのが楽な風景を縦型に納めたこと自体が冒険、
そして広重ブルー他美しい色、大胆な構図、絵からくみ取れる江戸文化、
それら手短に、それ以上の事もポイントおさえて解説に書いてある。
間違いもわかるけれど、学芸員でもあったので、字数制限によくこれだけの情報を納めたなと苦労がよくわかる。
ただ両国橋大川ばたに関しては、初刷のミスを後摺で訂正、というだけの文を、なぜ両国の説明を優先してしまったのかはわからない。
浮世絵の歴史も鈴木春信の名前だけで、大御所や明治以降が略されていて、ちょっと寂しい。
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広重 名所江戸百景 HIROSHIGE'S One Hundred Famous Views of Edo 単行本 – 2017/9/30
英語版
太田記念美術館
(監修)
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浮世絵ファンはもちろん、広く一般に人気のある浮世絵の名作、歌川広重(1797-1858)の「名所江戸百景」。安政3-5年に制作、今から約160年前の東京、広重が見ていた江戸の町の風景が生き生きと再現された作品全120枚(二代歌川広重の作品1点、ならびに目録を含む)で構成されている。本書は、浮世絵専門の美術館として名高い、太田記念美術館が所蔵する保存状態の優れた初摺を収録した永久保存版的作り。同美術館の学芸員のわかりやすい解説とともに、広重の描き出した江戸の風景を、めくるめく堪能できる。日英バイリンガル。
- 本の長さ216ページ
- 言語英語
- 出版社美術出版社
- 発売日2017/9/30
- 寸法18.2 x 2 x 25.7 cm
- ISBN-104568104955
- ISBN-13978-4568104950
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商品の説明
著者について
太田記念美術館(1977年開館)は、都心でも数少ない浮世絵専門の美術館。かつて東邦生命相互保険会社の社長を務めていた五代太田清藏(1893~1977)が蒐集した浮世絵コレクションを、広く大勢の方々に公開するために設立、約12,000点という膨大な数は、個人の浮世絵コレクションとしては世界有数と言える。
登録情報
- 出版社 : 美術出版社; Bilingual版 (2017/9/30)
- 発売日 : 2017/9/30
- 言語 : 英語
- 単行本 : 216ページ
- ISBN-10 : 4568104955
- ISBN-13 : 978-4568104950
- 寸法 : 18.2 x 2 x 25.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 357,400位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年4月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
広重の時代にいざなってくれる素晴らしい本です。
説明も想像力を沸かせてくれます。時間を忘れて読んでいます。
説明も想像力を沸かせてくれます。時間を忘れて読んでいます。
2017年12月10日に日本でレビュー済み
太田記念美術館の主席学芸員の日野原健司さんと同じく主幹学芸員の渡邉晃さんの解説がとても詳しく参考になりました。136ページからは各作品1つずつの解説が掲載してあり、同じページの下段にはアーヴィン香苗さんによる解説の英訳が記されています。外国の方で広重ファンへのプレゼントには最適でしょう。世界に広重のこの名作を広める役割を担っているようでした。
本書掲載の作品の美しさはその保存状態の良さも伺えました。太田記念美術館の収集によって、我々は全作揃いで美しい初擦を鑑賞できるわけです。その意味でも良書だと評価しています。
2007年夏に、東京芸術大学美術館で120点あまりの『名所江戸百景』の全作品を鑑賞して以来、広重の残したこの作品群に魅せられています。個人的には『名所江戸百景』での極端に対象物をクローズアップする構図が、世界中の人々に愛された理由の一つだと思っています。一連の作品から広重の画家としての才能と、万人を魅了する特異性と芸術性が感じられました。
「深川洲崎十万坪」の大胆な構図などは、広重の面目躍如といった作品ですし、「両国花火」「猿わか町よるの景」「浅草金龍山」にもあらためて魅了されました。「玉川堤の花」「日本橋雪晴」「増上寺搭赤羽根」「水道橋駿河台」などは、160年前の江戸がそこに存在しているわけですから、興味深い事柄だと思いました。美術史だけでなく社会史や風俗史の観点からも興味深い作品群だと思います。
ヨーロッパから輸入されたベロ藍(ベルリンブルー)の美しさがそれぞれの作品から伝わってくるような印刷の仕上がりでした。日本の生んだ偉大な絵師広重の『名所江戸百景』を鑑賞する際の手引書として、また鑑賞する際の定本として使い勝手の良い、確かな解説が付された本だと思いました。高く評価したいと思っています。
214ページの見開きには、現在の位置にあたる描かれた場所が地図上に示してあるので、広重の作品との対比することでイメージしやすい配慮がなされていました。場所の特定しにくい作品もあり、その作業の苦労もしのばれます。
とにかく理屈抜きに広重の描いた江戸の中に入り込める本です。いつまでも眺めていても飽きません。これぞ日本が誇る広重の魅力です。それが詰まっている本でした。
本書掲載の作品の美しさはその保存状態の良さも伺えました。太田記念美術館の収集によって、我々は全作揃いで美しい初擦を鑑賞できるわけです。その意味でも良書だと評価しています。
2007年夏に、東京芸術大学美術館で120点あまりの『名所江戸百景』の全作品を鑑賞して以来、広重の残したこの作品群に魅せられています。個人的には『名所江戸百景』での極端に対象物をクローズアップする構図が、世界中の人々に愛された理由の一つだと思っています。一連の作品から広重の画家としての才能と、万人を魅了する特異性と芸術性が感じられました。
「深川洲崎十万坪」の大胆な構図などは、広重の面目躍如といった作品ですし、「両国花火」「猿わか町よるの景」「浅草金龍山」にもあらためて魅了されました。「玉川堤の花」「日本橋雪晴」「増上寺搭赤羽根」「水道橋駿河台」などは、160年前の江戸がそこに存在しているわけですから、興味深い事柄だと思いました。美術史だけでなく社会史や風俗史の観点からも興味深い作品群だと思います。
ヨーロッパから輸入されたベロ藍(ベルリンブルー)の美しさがそれぞれの作品から伝わってくるような印刷の仕上がりでした。日本の生んだ偉大な絵師広重の『名所江戸百景』を鑑賞する際の手引書として、また鑑賞する際の定本として使い勝手の良い、確かな解説が付された本だと思いました。高く評価したいと思っています。
214ページの見開きには、現在の位置にあたる描かれた場所が地図上に示してあるので、広重の作品との対比することでイメージしやすい配慮がなされていました。場所の特定しにくい作品もあり、その作業の苦労もしのばれます。
とにかく理屈抜きに広重の描いた江戸の中に入り込める本です。いつまでも眺めていても飽きません。これぞ日本が誇る広重の魅力です。それが詰まっている本でした。
2018年6月30日に日本でレビュー済み
太田記念美術館監修とあり、著者の名前がないが、実質は同館学芸員の日野原、渡辺両氏による解説だ。本のサイズはB5版で見開き両ページに太田記念美術館所蔵の初擂りが収録されている。紙がアート紙なのでテカテカ感があり、浮世絵の質感にはややそぐわない。解説は絵のページが全部終ると1ページに2件ずつ掲載されている。用絵と解説の並べ順はほぼ「名所江戸百景」の目録に沿っているが、目次において絵と対応する数字はページ数のみであり、例えば第26景「八景坂鎧掛松」の解説を見てから絵を眺めようとして目次に行くと38(ページ)となっているので分りにくい。目次にも絵の番号を入れた方が良かった。
本書は解説に英文が併記され、最近増えてきた外国人鑑賞者に役に立つだろう。ただし、その反面、絵の解説は総じておおざっぱであり、画中の事物について触れていない場合が多い。特にH(日野原氏)執筆にその傾向が顕著である。絵を鑑賞するものにとって十分な情報とは言えない。いちいちは挙げないが、No.24「目黒新富士」 など画中の風景事物の説明はなく、富士塚築造の由来だけ書かれている。
おかしな日本語も散見する。No.26 「八景坂鎧掛松」には「東海道という街道」とか「源義家という武士」とあり、No.50「増上寺塔赤羽根」 には「江戸幕府の将軍を務めた徳川家」 とある。読者をバカにした表現ではないだろうか。
誤記もある。No.38「廓中東雲」に「吉原遊郭は四方が塀で囲まれ」とあるが、吉原遊郭の四囲は「おはぐろどぶ」という堀割だった。No.100「浅草金竜山」に五重塔が「安政の大地震で倒壊した」とあるが、大地震で五重塔上の九輪が曲った、が正しい。震災後の絵も残る。英文を見るとそのまま翻訳されている。困ったものだ。
2018年4~5月に太田記念美術館にて広重「名所江戸百景」展が開催され、その際No.69「両国橋大川ばた」のキャプションに「橋上の歩行者や船客の笠が川の色と同じ水色になっているのは色版の彫り間違え」と指摘があり、非常に感心したものだ。しかし、本書にそのような記述はなく、別の図書「広重TOKYO」からの引用だったと判明した。
本書は解説に英文が併記され、最近増えてきた外国人鑑賞者に役に立つだろう。ただし、その反面、絵の解説は総じておおざっぱであり、画中の事物について触れていない場合が多い。特にH(日野原氏)執筆にその傾向が顕著である。絵を鑑賞するものにとって十分な情報とは言えない。いちいちは挙げないが、No.24「目黒新富士」 など画中の風景事物の説明はなく、富士塚築造の由来だけ書かれている。
おかしな日本語も散見する。No.26 「八景坂鎧掛松」には「東海道という街道」とか「源義家という武士」とあり、No.50「増上寺塔赤羽根」 には「江戸幕府の将軍を務めた徳川家」 とある。読者をバカにした表現ではないだろうか。
誤記もある。No.38「廓中東雲」に「吉原遊郭は四方が塀で囲まれ」とあるが、吉原遊郭の四囲は「おはぐろどぶ」という堀割だった。No.100「浅草金竜山」に五重塔が「安政の大地震で倒壊した」とあるが、大地震で五重塔上の九輪が曲った、が正しい。震災後の絵も残る。英文を見るとそのまま翻訳されている。困ったものだ。
2018年4~5月に太田記念美術館にて広重「名所江戸百景」展が開催され、その際No.69「両国橋大川ばた」のキャプションに「橋上の歩行者や船客の笠が川の色と同じ水色になっているのは色版の彫り間違え」と指摘があり、非常に感心したものだ。しかし、本書にそのような記述はなく、別の図書「広重TOKYO」からの引用だったと判明した。
2017年12月4日に日本でレビュー済み
『広重 名所江戸百景』(太田記念美術館監修、美術出版社)は、歌川広重の「名所江戸百景」119枚をじっくり鑑賞できる大型本です。
「広重が見ていた江戸の町の風景、すなわち今から約160年前の東京の町の風景が、そこには生き生きと再現されている。そしてその魅力は、広重の風景の描き方だけにあるのではない。細かいところまで緻密に彫られた線と、華やかな絵具、繊細なグラデーションによって摺られた色という、浮世絵版画の最高級の技術が詰まっていることも、それを支えているのである」。
春の部では、「する賀てふ」、「亀戸梅屋舗」、夏の部では、「日本橋通一丁目略図」、「昌平橋聖堂神田川」、「深川万年橋」、「大はしあたけの夕立」、「水道橋駿河台」、秋の部では、「四ツ谷内藤新宿」、「井の頭の池弁天の社」、「上野山内月のまつ」、「猿わか町よるの景」、「両国花火」、冬の部では、「浅草金龍山」、「浅草田甫酉の町詣」、「高田の馬場」などが、江戸時代の人々が実際に手に取って鑑賞していたのと近い感覚で味わえるというのは、何という幸せでしょう。
「広重が見ていた江戸の町の風景、すなわち今から約160年前の東京の町の風景が、そこには生き生きと再現されている。そしてその魅力は、広重の風景の描き方だけにあるのではない。細かいところまで緻密に彫られた線と、華やかな絵具、繊細なグラデーションによって摺られた色という、浮世絵版画の最高級の技術が詰まっていることも、それを支えているのである」。
春の部では、「する賀てふ」、「亀戸梅屋舗」、夏の部では、「日本橋通一丁目略図」、「昌平橋聖堂神田川」、「深川万年橋」、「大はしあたけの夕立」、「水道橋駿河台」、秋の部では、「四ツ谷内藤新宿」、「井の頭の池弁天の社」、「上野山内月のまつ」、「猿わか町よるの景」、「両国花火」、冬の部では、「浅草金龍山」、「浅草田甫酉の町詣」、「高田の馬場」などが、江戸時代の人々が実際に手に取って鑑賞していたのと近い感覚で味わえるというのは、何という幸せでしょう。
2019年7月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は太田記念美術館蔵の初摺りコレクションである。
英文が、日本文に併記されているので、海外向け美術としての
出版意図もあったのであろう。
美術書としてのできばえは別として、各絵には、文字数420
文字前後の解説がついている。
美実書として楽しむのには、これだけの文字数での解説では、
不足である。詳しい解説により絵から読み取る情報量が多くなり、
より楽しめる。
その点で、評価は低くならざるを得ない。
解説を読んで、気がついた点を、いくつか次に記したい。
161頁の51図「佃しま住吉の祭」の解説での「神輿を運んで
おり」には、違和感を覚えた。
162頁の52図「深川万年橋」の解説での「放生会(ほうしょ
うえ)」は、「ほうじょうえ」では。
163頁の54図「浅草川大川端宮戸川」の解説での、「旧5月5
日の端午の節句の際・・・・という風習があった。」と「題名の
浅草川、大川端、宮戸川は、いずれも隅田川の別称。」について
は、他書の解説と異なる。その出典を知りたい。
英文が、日本文に併記されているので、海外向け美術としての
出版意図もあったのであろう。
美術書としてのできばえは別として、各絵には、文字数420
文字前後の解説がついている。
美実書として楽しむのには、これだけの文字数での解説では、
不足である。詳しい解説により絵から読み取る情報量が多くなり、
より楽しめる。
その点で、評価は低くならざるを得ない。
解説を読んで、気がついた点を、いくつか次に記したい。
161頁の51図「佃しま住吉の祭」の解説での「神輿を運んで
おり」には、違和感を覚えた。
162頁の52図「深川万年橋」の解説での「放生会(ほうしょ
うえ)」は、「ほうじょうえ」では。
163頁の54図「浅草川大川端宮戸川」の解説での、「旧5月5
日の端午の節句の際・・・・という風習があった。」と「題名の
浅草川、大川端、宮戸川は、いずれも隅田川の別称。」について
は、他書の解説と異なる。その出典を知りたい。