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世界恐慌2.0が中国とユーロから始まった 単行本 – 2016/3/30
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- 本の長さ255ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2016/3/30
- ISBN-104198641188
- ISBN-13978-4198641184
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商品の説明
著者について
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2016/3/30)
- 発売日 : 2016/3/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 255ページ
- ISBN-10 : 4198641188
- ISBN-13 : 978-4198641184
- Amazon 売れ筋ランキング: - 371,230位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について

藤井厳喜(ふじい・げんき) http://www.gemki-fujii.com/
国際政治学者。未来学者。詩人。
『ニュース女子』レギュラー出演。
虎ノ門ニュース(第1・第3水曜日レギュラー)出演。
会員制インターネットチャンネル「ワールドフォーキャスト」配信中。
http://gemki-fujii.com/wf/
2016年まで毎週火曜22時~FMラヂオつくば #kgproject にレギュラ出演♪(番組終了)
(翌放送日に以下のURLに過去のコンテンツを公開しています)
https://www.mixcloud.com/kennysuzuki18/
軍事・経済・文明論も含む総合的な視野から国際政治を論ずる。その的確な近未来予測には定評があり、予測のプロの間でも評価が高い。
1952年(昭和27年)東京都江戸川区生まれ。本名:昇。
早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。1977 〜 1985年、アメリカ合衆国へ留学。クレアモント大学大学院で政治学修士号取得。ハーバード大学政治学部大学院へ進み、政治思想のハーベイ・マンスフィールド教授、哲学のジョン・ロールズ教授(『正義の理論』の著者)、ハンチントン教授(『文明の衝突』の著者)、社会学のエズラ・ボーゲル教授(『ジャパン・アズNo.1』の著者)等に師事。政治学博士課程修了。
ハーバード大学国際問題研究所・日米関係プログラム研究員、政治学部助手を経て帰国。
1989 〜 1992年、ラジオ文化放送(JOQR)でニュースキャスター。TV朝日「朝まで生TV」等に出演。
大手信託銀行、大手証券会社等の顧問、財界人の個人アドバイザーを務める。
米ブッシュ・ジュニア政権誕生を予期し、1999年、岡崎久彦元駐タイ大使等の協力を経て、日米保守会議を創設。リチャード・アーミテージ元米国務副長官、ロバート・ゼーリック世界銀行総裁(共に当時は民間人)等を日本に招聘し、日米政界間のパイプ造りに奔走。
著書は第一作の『世界経済大予言』(1984年)以来、編・訳著、共著を含め、最新刊『国境ある経済の復活』で70作目。
英語関係の著作も韓国語に翻訳された『経済英語に強くなる本』(PHP研究所)等、数冊ある。
明治大学・麗澤大学等で、政治学・国際関係論・英語などの教鞭をとった。
エディット・ピアフ「愛の賛歌」等のシャンソンの新訳詞、オリジナル曲の作詞も多数ある。
株式会社ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オブ・ジャパン代表取締役。
『厳喜に訊け!』を中心に、YouTube( http://www.youtube.com/user/zingrace1213 )やニコニコ動画を通じて日英両語で世界に情報を多数発信している。
『藤井厳喜アカデミー』シリーズ第2弾「経済篇:日本を復活させる智恵─増税を許すな!復興財源はこうして創れ!」http://www.youtube.com/my_playlists?p=E4F42E64ED2C36F7
が好評である。
無類の動物好き、猫好きである事からNET上では「ニャンコ先生」と愛称され、「ネコウヨ党総裁」でもある。
公式HP http://www.gemki-fujii.com/
"未来が分かる『" Fujii's Focus For Future』(藤井厳喜公式ブログ)は人気が高い。http://www.gemki-fujii.com/blog/
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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マスコミはただ撫でているが、著者には象が見えているのである。
世界経済の現況。
米欧のメガバンクは、不適切取引により当局から巨額の賠償額請求を要求されている。
そして、不正摘発と共に金融規制も益々強化されつつある。
IMFからしてトップがマネーロンダリング、売春斡旋で辞任に追い込まれる始末である。
世銀についてもその実態はかなり怪しい人たちが役職の座についていて、融資実態は欧米の多国籍企業に有利となっている。
ヨーロッパ・日本では、マイナス金利が現実となっており、アメリカについても今後長期に亘る超低金利が続くと見られている。
その原因は需要不足であり、成長率低下・雇用悪化・所得不平等拡大の悪循環となっている。
これは、資本主義の危機であり、グローバル資本主義がもたらした必然の結果でもある。
最早、金融緩和のみでは、需要は喚起されずそれには、財政出動が必要となっている。
その一方、国際金融資本の不適切な活動を制限するため、国際レベルで金融正常化の動きが強まっている。
タックスヘイブンやアングラマネー対策としては、アメリカのFATCA(外国口座税務規律遵守法)がある。これは、国際間での租税情報の自動交換が可能である。
また、タックスヘイブンの締め上げとしてOECDのBEPS(税源浸食及び利益移転)対策プロジェクトが始動しだした。日本のマイナンバーは、その一環と云える。
世界金融危機の始まり。
チャイ・ナバブルの崩壊が、チャイナに依存しているヨーロッパ金融危機の引き金となる様相が非常に濃くなっている。
それは、リーマン・ショック以上となる。
ドイツ銀行は、CoCo債(不確定転換社債)という爆弾を抱えている。且つ、中国に対する投資が異常に高い。
ドイツは、「オルド資本主義」というドイツ独特の財政規律主義に支配されている。
それは、首尾一貫した経済・金融恐慌対策を欠く。ドイツには、ケインズ経済学は存在していないのである。
もう一つの危機は、難民である。この二つの危機によりドイツが沈めば、欧州は沈む。
そして、中国は既に終わっている。
市場対国家。
「市場対国家」の戦いでは、常に市場が圧倒してきた。
だが、2010年以降そのトレンドが逆転してきた。
グローバリズムとは、世界の無秩序化であった。
新しい秩序創出の試みが、FATCAやBEPS規制等でありテロ・伝染病・金融危機をもたらした事への反省である。
国家連合による無秩序なカネの流れの規制である。
過度の新自由主義は、市場経済の基盤である公的サービス・社会インフラを侵食し市場経済そのものを破滅に導く。
著者は、欧州の没落を自殺と言う。そのアイデンティを自ら消し去ろうとしているからである。
日本も同じ道を進んでいるかのようである。財界の不純な動機による移民受け入れをリベラルは称賛し、反対すれば右翼のレッテルを貼られる始末である。
既に、理念としてのグローバリズムは終焉しつつある。日本は、何時も一周遅れの議論がなされる。
マスコミは、AIIBに対して「バスに乗り遅れるな」の合唱をした。その付和雷同と思考停止は、戦後70年を経過しても何ら変わらない。
著者は、現実を直視し出来合いの理念・思想に捉われることなく、自前の思考でストーリーを組み立てている。
読み応え十分であった。
直近で、「パナマ文書」が出てきたがタックスヘイブン・アングラマネー・マネーロンダリングの世界で何かが起こっているのである。
イギリスのEU離脱→グレンコアショック→ドイツ銀行破綻→世界恐慌に進みます。
「ユーロショック」
第1のショックは2016年6月のイギリスのEU離脱、第2のショックはドイツ銀行の倒産危機があります。スイスの総合資源会社グレンコア社は商品先物取引で失敗し、経営危機で株価が急落しており、ドイツ銀行はグレンコア社に10兆円貸し付けています。2016年は「グレンコアショック」が起こり、ドイツ銀行は倒産に追い込まれます。
ドイツ銀行はグレンコア社問題以外にギリシャ国債の大量保有とデリバティブ取引75兆円(ドイツ国家予算の3倍)の失敗、さらにCOCO債(銀行経営が悪化した時に投資家に損失を転嫁できるハイブリッド証券)を6000億円発行しており、株の暴落によりCOCO債の相場が暴落しており、いつ倒産してもおかしくない状況に追い込まれています。
また、イタリアの銀行(モンテパスキ銀行等)は融資の3分の1が不良債権化し回収不能となっており、イタリアの銀行全体で総額26兆円焦げついており、イタリア全土で取り付け騒ぎが拡大しています。さらにフランスも財政赤字は危機的状況に悪化しており、取り付け騒ぎが起こっています。EU全体では1兆ユーロ(120兆円)の不良債権が存在しています。EUを中心にCOCO債は約12兆円売られておりユーロ崩壊の時限爆弾になってます。元々、経済が脆弱なギリシャ、イタリア、スペイン、ポルトガルの南欧諸国では金融危機が再び深まっています。ユーロ圏はシリアの難民受け入れ費用の拡大、中国経済の減速でユーロ経済を悪化させており、株式市場の暴落は避けられません。そしてゴールドマンサックスが世界株式の暴落を仕掛けています。イギリスがEU離脱を6月に国民投票で決めるのはイギリスのポンドを守り、ユーロ危機に巻き込まれない為です。
2016年は多くの海外の著名なアナリスト(ハリーデント氏、ボーポルニー氏)がユーロショックにより世界の株価は70%下落すると予測しており、NY株は18000ドルから5500ドル、日経225も16000円から5000円まで1929年の世界恐慌を上回る暴落になると予測しています。2017も日本は円高株安は進み、最終的には日経225は1991年のバブル高値(38957円)~2015年の高値(20800円)の10分の1、3800円~2000円まで下げ続けます。ここまで株が暴落すれば、世界は大規模な金融緩和をせざるを得ませんので世界の貨幣の価値はなくなります。そしてインフレになります。この本では1.優良企業の株式、2.金、3.優良不動産を勧めてますが、それはあくまで世界恐慌(株式大暴落)後に購入すべきであり、現在は購入すべき時期ではありません。世界恐慌になれば一度は物の値段は下がります。世界恐慌後に株式や不動産の購入をお勧めします。今はタンス預金と金の購入が一番安全です。この本の言うように2016年は世界恐慌の第2幕が始まります。
暴落、またOPECのサウジと米国との原油価格の駆け引きでの世界市場での資源
価格の崩落も加え出口の見えない世界大不況を克服すべき我々人類の歩むべき
指針を著した非常に説得力のある書物であった。
更に一見不条理に思われる欧州への大量の移民政策の寛容性の打破が必要であること
にも触れ、古来のその国々の宗教・文化のアイデンティティーは、出来るだけ国境を
越えず守るべきであることも歴史から学ぶべきであることが良く分かった。