たそがれの維納【淀川長治解説映像付き】 [DVD]
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フォーマット | ドルビー, ブラック&ホワイト |
コントリビュータ | アドルフ・ウォールブリュック, オルガ・チェーホワ, パウラ・ヴェゼリー, ヒルデ・フォン・シュトルツ, ヴィリ・フォルスト |
言語 | ドイツ語 |
稼働時間 | 1 時間 40 分 |
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商品の説明
不倫と浮気にさんざめくウィーン社交界の夜 甘く華やかに大人の下心をくすぐる話術の妙 「未完成交響楽」の才気と感覚、ヴィリ・フォルスト監督がハイソサエティの恋のいざこざを情緒たっぷりに描くウィーン・グルメの逸品。医学博士の若奥様は舞踏会を抜け出してダンディな画家のアトリエへ。やがて腰だけ隠したヌードがゴシップ専門誌をかざり、「モデルは誰?」を大評判。博士はご立腹。清純な女性の名が浮かび、画家の愛人は嫉妬の果てに殺傷沙汰を起こす。春は近い、大人の解決法方は? 第1級の名優とスタッフ。 監督:ヴィリ・フォルスト 脚本:ヴァルター・ライシュ/ヴィリ・フォルスト 音楽:ヴィリ・シュミット=ゲントナー 演奏:ウィーン・フィルハーモニー 出演:パウラ・ヴェセリー / アドルフ・ウォールブリュック / オルガ・チェーホワ / ペーター・ペーターセン / ヒルデ・フォン・シュトルツ
1934年 オーストリア作品
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : ドイツ語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 0.28 g
- EAN : 4933672236834
- 監督 : ヴィリ・フォルスト
- メディア形式 : ドルビー, ブラック&ホワイト
- 時間 : 1 時間 40 分
- 発売日 : 2009/3/19
- 出演 : アドルフ・ウォールブリュック, パウラ・ヴェゼリー, オルガ・チェーホワ, ヒルデ・フォン・シュトルツ
- 字幕: : 日本語
- 言語 : ドイツ語 (Mono)
- 販売元 : IVC,Ltd.(VC)(D)
- ASIN : B001QD22RO
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 85,300位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,378位外国のラブロマンス映画
- - 7,977位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.2つ
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9グローバルレーティング
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年4月8日に日本でレビュー済み
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原題は「 Maskarade(仮面) 本作、「未完成交響楽」、「会議は踊る」等は1930年代に日本でも大ヒットし(かなりご高齢であろうが)観た人も多いはずだ。興味があるのは本作の解説で故淀川長治氏が指摘されているように、これらは「ウィーンの映画」であるということだ。これ等は皆古典的恋愛映画であり一括りに「ドイツ映画」と呼ばれているが、本物の「ドイツ映画」の主流は(あの最悪最狂のPCゲームといわれる「さよならを教えて」の元ネタとなった)「カリガリ博士」や「メトロポリス」等、「ドイツ表現主義」と呼ばれる現代的・前衛的作品であった。このためドイツでNSDAP(通称ナチス)政権が誕生すると批判の対象になり、さらに 「帝国芸術院」により芸術全般に対する国家統制が行われると、多くの芸術・文化関係者が国外に去った。本作の主役ヴォールブリュックもその一人であり、本作はまさに「古き好き時代のウィーン」の 「たそがれ」であったのである。
2018年4月6日に日本でレビュー済み
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1950年日本で公開されたイギリス映画「赤い靴」でその貴族的風貌を見せて強い印象を受けたアントン・ウォルブルックがこの映画に出ていたので驚きました。ナチ政権を嫌ってイギリスへ渡ったこと、名前を変えたこと、このDVDの解説で知りました。
「赤い靴」公開当時私は学生でその後あまりアントン・ウォルブルックを見かけませんでした。今回この「たそがれの維納」を見て60年以上も昔を懐かしく思い出しました。
「赤い靴」公開当時私は学生でその後あまりアントン・ウォルブルックを見かけませんでした。今回この「たそがれの維納」を見て60年以上も昔を懐かしく思い出しました。
2017年12月9日に日本でレビュー済み
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古き良きウィーンを舞台にとても素晴らしい映画です。今ではこのような映画はできないのでしょうね。ハッピーエンドがまたいいです❗️
2018年9月21日に日本でレビュー済み
戦前のドイツ、オーストリア映画界は国際的に高水準の作品を製作していて、1930年代には最盛期を迎えた。とりわけ、ウィーンの音楽文化を背景にした麗しく洒落た表現は「ウィーン情緒」と呼ばれ親しまれた。本作品はそれを代表する大人のロマンチックな物語である。
お話は20世紀初頭のウィーン社交界。今夜も華やかな舞踏会が開かれている。そこへ主人公ハイデネク(アドルフ・ウォルブリュック)が現れる。彼は女性をモデルに使う画家であるが、色好みの方面でも有名な美男子である。彼はお目当ての教授夫人をモデルに気まぐれかインスピレーションか、マスクとチンチラのマフだけ身に付けた「マスカレード」と題した絵を一晩で描く。ところが、手違いから、翌日の新聞に掲載されてしまう。その上、マフの持ち主が教授の弟の婚約者でありながら未だにハイデネクに恋慕しているアニタ(オルガ・チェーホフ)のものだったので、お話に綾がついてくる。
画家のアトリエでの間接描写や、新聞社に渡ってしまう経過を省略する手法、我々観客には絵を見せないで、新聞(ゴシップ記事を中心とする大衆紙と思われる)を見て面白がり笑う市民を映して想像に委ねるやり方、マフなどの小道具を伏線に使うなど、ヴィリ・フォルスト監督の洗練された語り口は見事である。主人公ハイデネクの気難しい性格は思いがけない展開の要因ともなっている。また、移動撮影や人物の動きを追う長回し撮影が多く用いられ、ゆったりしたワルツのようなテンポを形作っていて、一世代前ののどかな時代の雰囲気を引き立てている。
さらに本作品の特徴として、前後に照応する場面が幾つか見られる点である。例えば、前段で舞踏会からの帰途、ハイデネクが舞踏会で演奏された軽快な曲を気分よく口ずさむ。後段、偶然から生まれたポルディ(パウラ・ヴェセリイ)が同じく午前様となって流行歌を歌いながら邸の中に辿り着く。また、温室の前の灯篭の中の蝋燭を用いた隠喩表現など、詩の韻律のような古典の味わい深さがある。
ワルツやオペラ、軽音楽など背景に多く使われているが、私が感心したのは、効果音の使い方のうまさである。例えば、雪の舗道を辻馬車が走り去ってく車輪の音に続き、軽いフェイド・アウト、フェイド・インをはさみ、翌日カルメンがドアを連打する音につながる。フォルスト監督は声楽家出身だけに、音の感覚は優れているなあと感じる。
語り口がうまく、しゃれた映画はいろいろあるけれども、その上、香気を感じさせる作品はめったにない。本作品はそうした作品の一つである。
侯爵夫人邸のバルコニーのある窓にカメラ(撮影はフランツ・プラナー)がトラック・アップするところは、ツェッペリン伯爵の飛行船でも撮れない技。普通のドラマの途中で特撮に出会うと妙にドキマギしますネ。
お話は20世紀初頭のウィーン社交界。今夜も華やかな舞踏会が開かれている。そこへ主人公ハイデネク(アドルフ・ウォルブリュック)が現れる。彼は女性をモデルに使う画家であるが、色好みの方面でも有名な美男子である。彼はお目当ての教授夫人をモデルに気まぐれかインスピレーションか、マスクとチンチラのマフだけ身に付けた「マスカレード」と題した絵を一晩で描く。ところが、手違いから、翌日の新聞に掲載されてしまう。その上、マフの持ち主が教授の弟の婚約者でありながら未だにハイデネクに恋慕しているアニタ(オルガ・チェーホフ)のものだったので、お話に綾がついてくる。
画家のアトリエでの間接描写や、新聞社に渡ってしまう経過を省略する手法、我々観客には絵を見せないで、新聞(ゴシップ記事を中心とする大衆紙と思われる)を見て面白がり笑う市民を映して想像に委ねるやり方、マフなどの小道具を伏線に使うなど、ヴィリ・フォルスト監督の洗練された語り口は見事である。主人公ハイデネクの気難しい性格は思いがけない展開の要因ともなっている。また、移動撮影や人物の動きを追う長回し撮影が多く用いられ、ゆったりしたワルツのようなテンポを形作っていて、一世代前ののどかな時代の雰囲気を引き立てている。
さらに本作品の特徴として、前後に照応する場面が幾つか見られる点である。例えば、前段で舞踏会からの帰途、ハイデネクが舞踏会で演奏された軽快な曲を気分よく口ずさむ。後段、偶然から生まれたポルディ(パウラ・ヴェセリイ)が同じく午前様となって流行歌を歌いながら邸の中に辿り着く。また、温室の前の灯篭の中の蝋燭を用いた隠喩表現など、詩の韻律のような古典の味わい深さがある。
ワルツやオペラ、軽音楽など背景に多く使われているが、私が感心したのは、効果音の使い方のうまさである。例えば、雪の舗道を辻馬車が走り去ってく車輪の音に続き、軽いフェイド・アウト、フェイド・インをはさみ、翌日カルメンがドアを連打する音につながる。フォルスト監督は声楽家出身だけに、音の感覚は優れているなあと感じる。
語り口がうまく、しゃれた映画はいろいろあるけれども、その上、香気を感じさせる作品はめったにない。本作品はそうした作品の一つである。
侯爵夫人邸のバルコニーのある窓にカメラ(撮影はフランツ・プラナー)がトラック・アップするところは、ツェッペリン伯爵の飛行船でも撮れない技。普通のドラマの途中で特撮に出会うと妙にドキマギしますネ。
2013年1月21日に日本でレビュー済み
外国人に日本をイメージしてもらうと、フジヤマ、サムライ、ニンジャなどが定番の答えとなり、おいおい他に無いのかよ、などと文句がでてくるのだが、では逆に日本人が外国をイメージした場合どうなるか、と考えるとやはり同じような状態だったりする。
この映画はオーストリア映画。
雰囲気としては大方の日本人が想像するオーストリアのイメージと重なるのではないだろうか。
舞台は20世紀初頭のウィーン。
オープニングから派手な社交界の様子が描かれ、上流階級の人たちが音楽に合わせて歌い踊りまくる。
主役は画家のハイデネク。モテ男。だがいい加減なナンパ師ではない。真面目な女たらしと言うべきか。
この男がある貴婦人のヌードを描いた事から色々とトラブルが発生してくる。そして自分の妻がモデルではないかと勘違いした音楽家からモデルは誰だと問い詰められた時にとっさに「ドゥア」という架空の名前を口にしてしまい、またその名前の女性が本当に存在した事で更に話がややこしくなってくる。
とある侯爵夫人の朗読係をしているこのドゥアという女性、なかなか魅力的である。個人的にはあまり好みの顔ではないのだが、見ているうちに段々とかわいく思えてくる。
チンチラのマフやピストルという小道具の使い方、男女の嫉妬心や虚栄心の描き方、話の転がし方など、まさに教科書通りという感じにうまく仕上げられている。そして何よりも美術が良い。舞踏会場の華やかさはこれが1934年に撮られた映画という事を忘れさせてくれる。第一次世界大戦まではイギリス、フランス、ロシア等と欧州五大国と呼ばれていたようだがその勢いの一端を垣間見ることができる。
今のオーストリアというのはどういう国になっているんだろう。
この映画を観ると、そんな事が頭に浮かんでくる。
この映画はオーストリア映画。
雰囲気としては大方の日本人が想像するオーストリアのイメージと重なるのではないだろうか。
舞台は20世紀初頭のウィーン。
オープニングから派手な社交界の様子が描かれ、上流階級の人たちが音楽に合わせて歌い踊りまくる。
主役は画家のハイデネク。モテ男。だがいい加減なナンパ師ではない。真面目な女たらしと言うべきか。
この男がある貴婦人のヌードを描いた事から色々とトラブルが発生してくる。そして自分の妻がモデルではないかと勘違いした音楽家からモデルは誰だと問い詰められた時にとっさに「ドゥア」という架空の名前を口にしてしまい、またその名前の女性が本当に存在した事で更に話がややこしくなってくる。
とある侯爵夫人の朗読係をしているこのドゥアという女性、なかなか魅力的である。個人的にはあまり好みの顔ではないのだが、見ているうちに段々とかわいく思えてくる。
チンチラのマフやピストルという小道具の使い方、男女の嫉妬心や虚栄心の描き方、話の転がし方など、まさに教科書通りという感じにうまく仕上げられている。そして何よりも美術が良い。舞踏会場の華やかさはこれが1934年に撮られた映画という事を忘れさせてくれる。第一次世界大戦まではイギリス、フランス、ロシア等と欧州五大国と呼ばれていたようだがその勢いの一端を垣間見ることができる。
今のオーストリアというのはどういう国になっているんだろう。
この映画を観ると、そんな事が頭に浮かんでくる。
2009年1月7日に日本でレビュー済み
気になってはいて見る機会を逸していた映画ですが、これ以上にないファンタスティックな作品でした。アドルフ・ウォールブリュックの素敵なこと。古きよき時代の上流階級にしか存在しない男性の一つのタイプだと思います。お話もと〜ってもしゃれています。軟派な画家が、苦し紛れのうそで、架空の女性を作り上げるのですが、なんと、その女性が現れてしまって恋が始まる、気品あふれるロマンティックな喜劇です。幸せな気持ちが味わえます。