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お後がよろしい文章を書きたい方へ。
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書く力 私たちはこうして文章を磨いた (朝日新書) Kindle版
テレビや本で多くの人を引き込む解説をする池上さんと、読売新聞の1面に15年間コラム「編集手帳」を書き続けている名文家・竹内政明論説委員の文章術対談。誰が読んでもわかる、うなる文章の書き方を伝授する。自己紹介から企画書まで幅広く扱う。
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2017/1/13
- ファイルサイズ1988 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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登録情報
- ASIN : B01N0XMYVU
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2017/1/13)
- 発売日 : 2017/1/13
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1988 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 155ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 218,159位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 518位朝日新書
- - 521位論文作法・文章技術
- - 4,497位言語学 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
著者について
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ジャーナリスト。1950年、長野県松本市生まれ。慶應義塾大学卒業後、1973年にNHK入局。1994年から11年にわたり「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。2005年よりフリーに。今さら聞けないニュースの本質をズバリ解説。テレビでも大活躍中(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 池上彰の知らないと恥をかく世界の大問題37 イラスト図解版 (ISBN-13: 978-4047318229 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
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2022年10月17日に日本でレビュー済み
レポート
Amazonで購入
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2017年2月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こんにちは、古舘 健です。
本書は、文章の秘訣を教えてくれる本です。
池上彰氏が、読売新聞コラムニストの竹内政明氏に質問しながら、竹内氏と自身の文章術を明らかにしてくれます。対談形式で読みやすく、お互いの文章の書き方のコツが余すことなく紹介されています。
本書の中で、自分が一番ためになったのは、書く前に要素を書き出すことです。
「このようにして、『書くべき要素』を、まず書き出してしまう。全体の構成は、自分で書き出したその要素を眺めたり、何度も読み返したりしながら、全体の流れが通るようにしていくというわけです。P28」
文章を書くときに、とりあえずパソコンに向かって文字を打ち込んで、それから、並びかえたり、付け足したり、消したりしていました。話が脱線したり、分量が多くなることがありました。まず、要素を書き出し、全体が流れる構成にするという順序で文章を書くことで、余計に時間がかかっていた時間を短縮できそうです。
また、本書で紹介されていた切り口を見つけるトレーニング法が参考になりました。自分なりの視点をもちたいとずっと思っていたからです。
「これは切り口を見つけるトレーニング法ということになるかもしれませんが、『すごく悪いことをした犯人の弁護士になったら、自分はどうするか』(中略)情状酌量など無いところを、『いや、彼にもこういう事情があったんじゃないか』あれこれ想像してみるわけです。これを続けていると、だんだん物事の捉え方に奥行きが出てくるようになる。(P61)」
今までにない視点や考え方は、世界を広げてくれると思っています。このように文章の書き方はもちろん、視点、表現、リズムなど世界を広げる考え方がたくさん紹介されていました。今までの書き方の本とは一味違う文章の指南書です。ぜひ読んでみてください。
以下は、本書の抜粋です。ためになった箇所を一部、抜粋しご紹介します。
------------------------------------------------
P64
「おしぼりをぎゅっと絞ると、ちょっと戻りますよね。この『戻し』の部分が読後感を心地よいものにしています。(中略)
解説文でも、最後の最後まで解説の文で埋めてしまうと、どうしても説教くさくなる。お勉強をさせられている気になってしまう。最後に本の数行でも緩めてくれると、楽しいエッセーを読んだという気になる。」
P68
「『自分が腹の底から意味のわかる言葉以外は使わない』という方針には、賛成です。これは、『言い換えればいい』ということでもないんですね。カタカナ語を『日本語に書き換えればいい』ということでもないんですよね。例えば、『アイデンティティ』を『自己同一性』とか『自分が自分であることを確認できるもの』とか言い換えたところで、それで腑に落ちていなければ、意味がないんですよね。」
P169
「それから、この文章では『殴る』『蹴る』という動詞が一度も使われていないんです。これは、ちょっと真似できない。普通は、決闘や喧嘩の場面を描写しようとすると、どうしても『殴る』や『蹴る』という動詞を使ってしまうものだと思いますが、それをしない。(中略)夕方の暗い海辺を描く。乱闘自体を描くのではなくて、乱闘の中でベルトや帽子がぴゅーっと飛んで、小石がぱらぱらと空に舞ったところを描く。」
P196
「例えば、失敗談というのは、その書き手や話し手が、その失敗について、心の中で解決できていないとダメだということです。コンプレックスになっているような失敗談を話しても、場の空気が悪くなるだけなんですね。失敗談の中でも、『今となってはいい思い出』となっているものを選んで、書いたり語ったりするといいと思いますね。」
------------------------------------------------
◆目次◆
はじめに
第一章 構成の秘密-「ブリッジ」の作り方
第二章 本当に伝わる「表現」とは
第三章 名文でリズムを学ぶ
第四章 悪文退治
対談を終えて
------------------------------------------------
さいごまで読んでくださり、ありがとうございます!
ぜひチェックしてみてください。
本書は、文章の秘訣を教えてくれる本です。
池上彰氏が、読売新聞コラムニストの竹内政明氏に質問しながら、竹内氏と自身の文章術を明らかにしてくれます。対談形式で読みやすく、お互いの文章の書き方のコツが余すことなく紹介されています。
本書の中で、自分が一番ためになったのは、書く前に要素を書き出すことです。
「このようにして、『書くべき要素』を、まず書き出してしまう。全体の構成は、自分で書き出したその要素を眺めたり、何度も読み返したりしながら、全体の流れが通るようにしていくというわけです。P28」
文章を書くときに、とりあえずパソコンに向かって文字を打ち込んで、それから、並びかえたり、付け足したり、消したりしていました。話が脱線したり、分量が多くなることがありました。まず、要素を書き出し、全体が流れる構成にするという順序で文章を書くことで、余計に時間がかかっていた時間を短縮できそうです。
また、本書で紹介されていた切り口を見つけるトレーニング法が参考になりました。自分なりの視点をもちたいとずっと思っていたからです。
「これは切り口を見つけるトレーニング法ということになるかもしれませんが、『すごく悪いことをした犯人の弁護士になったら、自分はどうするか』(中略)情状酌量など無いところを、『いや、彼にもこういう事情があったんじゃないか』あれこれ想像してみるわけです。これを続けていると、だんだん物事の捉え方に奥行きが出てくるようになる。(P61)」
今までにない視点や考え方は、世界を広げてくれると思っています。このように文章の書き方はもちろん、視点、表現、リズムなど世界を広げる考え方がたくさん紹介されていました。今までの書き方の本とは一味違う文章の指南書です。ぜひ読んでみてください。
以下は、本書の抜粋です。ためになった箇所を一部、抜粋しご紹介します。
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P64
「おしぼりをぎゅっと絞ると、ちょっと戻りますよね。この『戻し』の部分が読後感を心地よいものにしています。(中略)
解説文でも、最後の最後まで解説の文で埋めてしまうと、どうしても説教くさくなる。お勉強をさせられている気になってしまう。最後に本の数行でも緩めてくれると、楽しいエッセーを読んだという気になる。」
P68
「『自分が腹の底から意味のわかる言葉以外は使わない』という方針には、賛成です。これは、『言い換えればいい』ということでもないんですね。カタカナ語を『日本語に書き換えればいい』ということでもないんですよね。例えば、『アイデンティティ』を『自己同一性』とか『自分が自分であることを確認できるもの』とか言い換えたところで、それで腑に落ちていなければ、意味がないんですよね。」
P169
「それから、この文章では『殴る』『蹴る』という動詞が一度も使われていないんです。これは、ちょっと真似できない。普通は、決闘や喧嘩の場面を描写しようとすると、どうしても『殴る』や『蹴る』という動詞を使ってしまうものだと思いますが、それをしない。(中略)夕方の暗い海辺を描く。乱闘自体を描くのではなくて、乱闘の中でベルトや帽子がぴゅーっと飛んで、小石がぱらぱらと空に舞ったところを描く。」
P196
「例えば、失敗談というのは、その書き手や話し手が、その失敗について、心の中で解決できていないとダメだということです。コンプレックスになっているような失敗談を話しても、場の空気が悪くなるだけなんですね。失敗談の中でも、『今となってはいい思い出』となっているものを選んで、書いたり語ったりするといいと思いますね。」
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◆目次◆
はじめに
第一章 構成の秘密-「ブリッジ」の作り方
第二章 本当に伝わる「表現」とは
第三章 名文でリズムを学ぶ
第四章 悪文退治
対談を終えて
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さいごまで読んでくださり、ありがとうございます!
ぜひチェックしてみてください。
2020年8月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白い。書くという行為は非常に奥が深く、興味深い。できれば私自身も上手に書けるようになりたいよ思いました。
2021年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
部品を集める、探す。ブリッジをかける。最後をちょっと緩める。
対談相手の懐の柔らかく湿った部分を容赦なくまさぐっている。インタビュー術に長けたジャーナリストならではのやり口だ。身も蓋もないノウハウを搾り取られた竹内さんが、「対談を終えて」と題する文章でボヤいている。
池上氏は「自分が書くのではない。名人・竹内さんに教えを請うのだ」と言う。文章読本の作者を容赦なく斬りまくる斉藤美奈子氏(『文章読本さん江』の著者)に尻尾をつかまれないように予防線を張っているのだ。そうしておきながら、「従来の文章読本とは、ちょっと違ったものになったと思います」と手柄を吹聴する。
「自分が書くのではない」という隠れ蓑のくだりと、竹内さんを焚きつけて大江健三郎氏に対する毒を吹かせるところ(P.179)が見事に照応している。本書で一番言いたかったことはここなんじゃないか。たまらなくズルい。
でも池上氏よりズルい人がいる。編集者の二階堂さやかさんだ。
これだけハイコンテクストの対話が、これほどの分量、水が流れるように進むわけがない。どのコラムを取り上げるか、ネタにする素材の選択、並べ方、オチなど、用意周到に設計したのだから。池上氏には斉藤美奈子氏の矢をよける隠れ蓑を与え、竹内氏には矢面に立つ代わりに名文家の称号を与える。著者二人が書いた(話した)本だから、編集者の自分に矢が放たれてくる心配はそもそもない。ズルい。
ズルすぎて、何度でも読み返したくなる。
対談相手の懐の柔らかく湿った部分を容赦なくまさぐっている。インタビュー術に長けたジャーナリストならではのやり口だ。身も蓋もないノウハウを搾り取られた竹内さんが、「対談を終えて」と題する文章でボヤいている。
池上氏は「自分が書くのではない。名人・竹内さんに教えを請うのだ」と言う。文章読本の作者を容赦なく斬りまくる斉藤美奈子氏(『文章読本さん江』の著者)に尻尾をつかまれないように予防線を張っているのだ。そうしておきながら、「従来の文章読本とは、ちょっと違ったものになったと思います」と手柄を吹聴する。
「自分が書くのではない」という隠れ蓑のくだりと、竹内さんを焚きつけて大江健三郎氏に対する毒を吹かせるところ(P.179)が見事に照応している。本書で一番言いたかったことはここなんじゃないか。たまらなくズルい。
でも池上氏よりズルい人がいる。編集者の二階堂さやかさんだ。
これだけハイコンテクストの対話が、これほどの分量、水が流れるように進むわけがない。どのコラムを取り上げるか、ネタにする素材の選択、並べ方、オチなど、用意周到に設計したのだから。池上氏には斉藤美奈子氏の矢をよける隠れ蓑を与え、竹内氏には矢面に立つ代わりに名文家の称号を与える。著者二人が書いた(話した)本だから、編集者の自分に矢が放たれてくる心配はそもそもない。ズルい。
ズルすぎて、何度でも読み返したくなる。
2017年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
わかりやすい解説でTVでもおなじみの池上彰氏と、
讀賣新聞の名物コラム「編集手帳」を長年担当されている竹内政明氏の文章術に関する対談集です。
本書では、「編集手帳」、池上氏自身の著作など、多数の文章を例に挙げ、
テーマの決め方、展開の仕方・構成方法・・・・ブリッジのかけ方・・・、表現方法、引用の仕方、文章のリズム
など様々なテクニックを披露しています。
しかし、この両者、解りやすい文章を書くということでは共通していますが、
池上氏は、解りやすい解説、などどちらかというと実用的な文章ですが、
一方、竹内氏は、古今東西の文章からの的確な引用、巧みな言葉使い、リズム感にとんだ文章で、
どちらかというと文学的名文に近く、両者の資質はかなり違っていて、
それがこの対談の面白さを増幅しているように思います。
竹内氏は、すでに「『編集手帳』の文章術」という自身の文章術を披露した本を著されていて、
この対談は、その補足になるのかな、という感じもします。
私のような素人にとって、高度すぎてあまり使えないテクニックもありますが、
とにかく削る、感情を出しすぎない、いい文章は書き写す、リズム感を出す、
そして、文章の向上を目指してトレーニングに励む、などは非常に参考になりました!!
最後に、この対談を読んでいて、私は竹内氏のほうが年上だと思っていたのですが、
実は池上氏のほうがなんと5歳も年上だったのです。蛇足でした!!
讀賣新聞の名物コラム「編集手帳」を長年担当されている竹内政明氏の文章術に関する対談集です。
本書では、「編集手帳」、池上氏自身の著作など、多数の文章を例に挙げ、
テーマの決め方、展開の仕方・構成方法・・・・ブリッジのかけ方・・・、表現方法、引用の仕方、文章のリズム
など様々なテクニックを披露しています。
しかし、この両者、解りやすい文章を書くということでは共通していますが、
池上氏は、解りやすい解説、などどちらかというと実用的な文章ですが、
一方、竹内氏は、古今東西の文章からの的確な引用、巧みな言葉使い、リズム感にとんだ文章で、
どちらかというと文学的名文に近く、両者の資質はかなり違っていて、
それがこの対談の面白さを増幅しているように思います。
竹内氏は、すでに「『編集手帳』の文章術」という自身の文章術を披露した本を著されていて、
この対談は、その補足になるのかな、という感じもします。
私のような素人にとって、高度すぎてあまり使えないテクニックもありますが、
とにかく削る、感情を出しすぎない、いい文章は書き写す、リズム感を出す、
そして、文章の向上を目指してトレーニングに励む、などは非常に参考になりました!!
最後に、この対談を読んでいて、私は竹内氏のほうが年上だと思っていたのですが、
実は池上氏のほうがなんと5歳も年上だったのです。蛇足でした!!
2018年1月2日に日本でレビュー済み
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池上彰さんのブランド力=ためになる話が聞けるという、ノリだと損した気分になる。
ただ、タメにならないこともない。可もなく不可もなくという作品です。
ただ、タメにならないこともない。可もなく不可もなくという作品です。
2018年2月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
元々ライティングとそのメソッドに強い興味があるのと、TBSラジオ「伊集院光とらじおと」に
池上氏がゲスト出演していたのがきっかけとなり入手。
テレビのニュース解説や選挙特番でお馴染みの池上彰氏が聞き手となり、長年読売新聞の
論説委員として「編集手帳」を書き続けている竹内政明氏が文章術を対談形式で披露しており、
具体的には――
・変に背伸びしようとせずに、自分が書けそうな身近な話題から入っていく
・書きたいことが見つからなくても、ひとまずPCの電源を入れて文字を置いてみたら
書きたいことが見えてくるようになる
・思いついたことをすべて入れる必要はない
・書いた文章の1/3から半分程度を削るだけで文章が生き生きとするし、引き締まってくる
・引き出しは多く持っておく。言い換えれば常日頃からインプットは怠ってはならない
・「読者を惹きつける書き出し」「予想させない展開」「書き出しと結びつけたオチ」を意識する
・どの新聞でもよいのでコラムの冒頭部分のみを読み、何の話題なのかを考えてから続きを
読んで答え合わせをする。正解するに越したことはないが正解するが目的ではなく、
文章作成の際の引き出しを増やすために行なうものである
・安易に自分の好きな表現に逃げない
・たくさんの本を読み、気に入った表現があるならなぜそう思ったのか分析してみる
・落語は表現が豊かなので文章を書く参考になる
・たとえ一生に一度使うか使わないかであったとしても、同じ意味で異なる言葉を
いくつも集めてストックする
・書いた文章は一度時間を置いてから読み直すと推敲しやすい
・よく『文章を書き写すことによって鍛錬になる』というが、それは良文独特の
リズムを身体に染みこませるためである
といった、軽くメモしただけでもこれだけのことに言及されており、『文章の書き方』的な
本を凝縮したようなつくりになっている。
本書に書かれていることをすべて自分のものにするには長い時間がかかるかも知れないが、
洗練された良い文章を書く人は社会的にも尊敬され、いい歳して『てにをは』もままならない
文章を書く人が(面と向かって言われないまでも)内心バカにされるし、自分もそうすることを
考えれば、面倒臭がらずに取り組む意味は十分にある。
そして事実上のあとがきである「対談を終えて」では、明言はされていないものの、読み手が
本書の内容を理解したかどうかを問うようなくだりがあるので、そこにも注目すべきだ。
池上氏がゲスト出演していたのがきっかけとなり入手。
テレビのニュース解説や選挙特番でお馴染みの池上彰氏が聞き手となり、長年読売新聞の
論説委員として「編集手帳」を書き続けている竹内政明氏が文章術を対談形式で披露しており、
具体的には――
・変に背伸びしようとせずに、自分が書けそうな身近な話題から入っていく
・書きたいことが見つからなくても、ひとまずPCの電源を入れて文字を置いてみたら
書きたいことが見えてくるようになる
・思いついたことをすべて入れる必要はない
・書いた文章の1/3から半分程度を削るだけで文章が生き生きとするし、引き締まってくる
・引き出しは多く持っておく。言い換えれば常日頃からインプットは怠ってはならない
・「読者を惹きつける書き出し」「予想させない展開」「書き出しと結びつけたオチ」を意識する
・どの新聞でもよいのでコラムの冒頭部分のみを読み、何の話題なのかを考えてから続きを
読んで答え合わせをする。正解するに越したことはないが正解するが目的ではなく、
文章作成の際の引き出しを増やすために行なうものである
・安易に自分の好きな表現に逃げない
・たくさんの本を読み、気に入った表現があるならなぜそう思ったのか分析してみる
・落語は表現が豊かなので文章を書く参考になる
・たとえ一生に一度使うか使わないかであったとしても、同じ意味で異なる言葉を
いくつも集めてストックする
・書いた文章は一度時間を置いてから読み直すと推敲しやすい
・よく『文章を書き写すことによって鍛錬になる』というが、それは良文独特の
リズムを身体に染みこませるためである
といった、軽くメモしただけでもこれだけのことに言及されており、『文章の書き方』的な
本を凝縮したようなつくりになっている。
本書に書かれていることをすべて自分のものにするには長い時間がかかるかも知れないが、
洗練された良い文章を書く人は社会的にも尊敬され、いい歳して『てにをは』もままならない
文章を書く人が(面と向かって言われないまでも)内心バカにされるし、自分もそうすることを
考えれば、面倒臭がらずに取り組む意味は十分にある。
そして事実上のあとがきである「対談を終えて」では、明言はされていないものの、読み手が
本書の内容を理解したかどうかを問うようなくだりがあるので、そこにも注目すべきだ。
2017年4月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
池上さんはみなさんご存知だと思いますが、竹内さんは 読売新聞の天声人語ではない「編集手帳」を書いてらっしゃる方。どちらもプロである。その二人が、「書く力」に関して名文・悪文の事例を交えながら書いてらっしゃるので、面白くないわけがない。
実は私が最近ブログを書き始めたのは、この本を読んで刺激されたからに他ならない。老後に向けての準備なのである(笑)
この本読むと分かるが、書く力を磨くには
・とにかく本を読みまくる
・とにかく文章を書きまくる
・そしてその書いた文章を削りまくる
がポイントなのだが(本当か…笑)、それ以外にも色々なヒントが隠されている。
たまたまうちは朝日新聞なので天声人語なわけだが、この本読んで天声人語の読み方が変わった。今からでも遅くない。人生の潤いのためにぜひ読もう(笑)
実は私が最近ブログを書き始めたのは、この本を読んで刺激されたからに他ならない。老後に向けての準備なのである(笑)
この本読むと分かるが、書く力を磨くには
・とにかく本を読みまくる
・とにかく文章を書きまくる
・そしてその書いた文章を削りまくる
がポイントなのだが(本当か…笑)、それ以外にも色々なヒントが隠されている。
たまたまうちは朝日新聞なので天声人語なわけだが、この本読んで天声人語の読み方が変わった。今からでも遅くない。人生の潤いのためにぜひ読もう(笑)