オススメの本です。
私は、金融機関に勤めておりますが、新しい知見を得ることができました。又、この本に書いてあることはわかりやすく、ロジック(米国論文100本程、統計等)も組み込まれています。
同様の本を色々読みましたが、個人的には星6をつけたいぐらいです。

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コーポレートベンチャーキャピタルの実務 単行本 – 2017/10/21
倉林 陽
(著)
事業会社によるベンチャー企業への投資であるコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)について,現在も日米の第一線で活躍している実務経験豊富な著者が成功の秘訣を説く。
《著者からのメッセージ》
CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)とは,事業会社がベンチャー企業に直接投資を行うことを指します。
米国のIT業界においては,大手企業はCVCを通じて,積極的にシリコンバレーのベンチャー企業に出資を行い,さらには買収も実行することで,オープンイノベーションを実践しています。一方,米国企業と比較して,日本の大手企業が社内に立ち上げるCVCの成功事例は少なく,目立った成果も上げられずに活動を縮小したり,運営を停止したりしている企業も数多く存在します。
はたして,CVCを成功に導く要因は何なのでしょうか。
なぜ米国企業と異なり,日本のCVCの多くが成功を収められないのでしょうか。
本書では,日米のベンチャーエコシステムの発展の歴史と現状を解説するとともに,筆者の日米大手企業でのCVC実務経験を踏まえ,オープンイノベーションの全体設計を踏まえたCVCの位置付け,CVCを成功させるための適切な投資戦略・社内体制・人事制度等について,解説と提言を行います。
《本書の構成》
第1章 CVCが求められる背景 ―なぜ,今,CVCが必要なのか?―
第2章 CVCの設立と戦略 ―米国先行研究のまとめ―
第3章 CVCの運用 ―実務上のベストプラクティス―
第4章 発展するベンチャー・エコシステム
第5章 日本のCVCの現状 ―運用形態と実績に関するヒアリング調査と分析―
第6章 日本のCVC発展に向けて
CVCとは,いまや世界的にも,イノベーションの創出を実現するための,経営上必須の手段となっている。イノベーションに対するプレッシャーが高まる現代では,Fortune100企業の48%が伝統的R&Dに時間やコストをかけるよりも,ベンチャー投資に活路を見出そうとしている。米国企業がCVCで成功した要因を取り入れることにより、日本企業のCVCは大きな成果を生み出すことができるようになる。
《著者からのメッセージ》
CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)とは,事業会社がベンチャー企業に直接投資を行うことを指します。
米国のIT業界においては,大手企業はCVCを通じて,積極的にシリコンバレーのベンチャー企業に出資を行い,さらには買収も実行することで,オープンイノベーションを実践しています。一方,米国企業と比較して,日本の大手企業が社内に立ち上げるCVCの成功事例は少なく,目立った成果も上げられずに活動を縮小したり,運営を停止したりしている企業も数多く存在します。
はたして,CVCを成功に導く要因は何なのでしょうか。
なぜ米国企業と異なり,日本のCVCの多くが成功を収められないのでしょうか。
本書では,日米のベンチャーエコシステムの発展の歴史と現状を解説するとともに,筆者の日米大手企業でのCVC実務経験を踏まえ,オープンイノベーションの全体設計を踏まえたCVCの位置付け,CVCを成功させるための適切な投資戦略・社内体制・人事制度等について,解説と提言を行います。
《本書の構成》
第1章 CVCが求められる背景 ―なぜ,今,CVCが必要なのか?―
第2章 CVCの設立と戦略 ―米国先行研究のまとめ―
第3章 CVCの運用 ―実務上のベストプラクティス―
第4章 発展するベンチャー・エコシステム
第5章 日本のCVCの現状 ―運用形態と実績に関するヒアリング調査と分析―
第6章 日本のCVC発展に向けて
CVCとは,いまや世界的にも,イノベーションの創出を実現するための,経営上必須の手段となっている。イノベーションに対するプレッシャーが高まる現代では,Fortune100企業の48%が伝統的R&Dに時間やコストをかけるよりも,ベンチャー投資に活路を見出そうとしている。米国企業がCVCで成功した要因を取り入れることにより、日本企業のCVCは大きな成果を生み出すことができるようになる。
- 本の長さ176ページ
- 言語日本語
- 出版社中央経済社
- 発売日2017/10/21
- ISBN-104502238511
- ISBN-13978-4502238512
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登録情報
- 出版社 : 中央経済社 (2017/10/21)
- 発売日 : 2017/10/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 176ページ
- ISBN-10 : 4502238511
- ISBN-13 : 978-4502238512
- Amazon 売れ筋ランキング: - 161,821位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,397位実践経営・リーダーシップ (本)
- - 8,601位投資・金融・会社経営 (本)
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トップレビュー
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2021年10月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
CVC関連の本を読むのはこれが3冊目です。
他の2冊は「実践 CVC」、「Masters of Corporate Venture Capital」です。
それぞれ切り口や範囲が異なり、良い本だと思います。
★をひとつ減らしたのは、日本の製造業のCVCについて、もっと知りたかったためです。
他の2冊は「実践 CVC」、「Masters of Corporate Venture Capital」です。
それぞれ切り口や範囲が異なり、良い本だと思います。
★をひとつ減らしたのは、日本の製造業のCVCについて、もっと知りたかったためです。
2018年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
やられた。タイトルだけで買うと
駄目ですね。
実務?
ネットや業界関係者からの資料で
も収集可能な業界紹介に過ぎない
印象。
Corporate Venture Capital アンド
リュー・ロマンスの方がまだ実務
的な披瀝が見られる。
アメリカのCVCは原書に当たるべ
きだが、日本のCVCの実務・運用
を期待している方は、読後失望感
が否めないだろう。
そんな感じの本でした。
駄目ですね。
実務?
ネットや業界関係者からの資料で
も収集可能な業界紹介に過ぎない
印象。
Corporate Venture Capital アンド
リュー・ロマンスの方がまだ実務
的な披瀝が見られる。
アメリカのCVCは原書に当たるべ
きだが、日本のCVCの実務・運用
を期待している方は、読後失望感
が否めないだろう。
そんな感じの本でした。
2018年2月28日に日本でレビュー済み
東証一部上場の事業会社で投資側にいたことがある身として感じるのは、(自分も含め)社内の多くの人間はCVCについての知識や経験が全く無いということである。そのような中、まさに社内でCVCを立ち上げなければならない現場担当者が当該全体像を俯瞰し、実務含めてどういうものなのかを幅広く知るには最適な書であると思う。
著者の経歴を調べると、日本の事業会社、海外の事業会社、海外VC、エンジェルという4種の立場で投資を携わってきており、また直近では日本の上場企業の社外取締役も務めている。このような幅広い経験の中、現在の日本のCVCの状況を著者なりに見て「今日本でCVCを考えるにあたり求められている、一番必要なレベルの書はこのレベルであろう」と考えていることが本を通して伝わってくる。
173ページというページ数で考えると、CVCを立ち上げることを命ぜられた現場担当者には最適な書籍であると考えられる。むしろ実務の詳細にのみスポットを当てた形にした場合、このページ数でおさめることは難しく考えられ、また今日本でより多くの人に必要とされる書籍とは異なる形になっていってしまうのではと思われる。
尚、最新の関連データ等も掲載されているため、現場の初心者層でなくとも興味を引く内容があると思われる。CVCに携わる、もしくは携わらなければならない人間は一読に値すると考える。
著者の経歴を調べると、日本の事業会社、海外の事業会社、海外VC、エンジェルという4種の立場で投資を携わってきており、また直近では日本の上場企業の社外取締役も務めている。このような幅広い経験の中、現在の日本のCVCの状況を著者なりに見て「今日本でCVCを考えるにあたり求められている、一番必要なレベルの書はこのレベルであろう」と考えていることが本を通して伝わってくる。
173ページというページ数で考えると、CVCを立ち上げることを命ぜられた現場担当者には最適な書籍であると考えられる。むしろ実務の詳細にのみスポットを当てた形にした場合、このページ数でおさめることは難しく考えられ、また今日本でより多くの人に必要とされる書籍とは異なる形になっていってしまうのではと思われる。
尚、最新の関連データ等も掲載されているため、現場の初心者層でなくとも興味を引く内容があると思われる。CVCに携わる、もしくは携わらなければならない人間は一読に値すると考える。
2020年3月4日に日本でレビュー済み
企業のオープンイノベーション担当者は実務と並行して本書を含む関連書籍で業務に必要な知識を習得する必要があると思います。
オープンイノベーションは相手がいること(且つ、私自身ベンチャーキャピタルの世界は数年前まで全く知りませんでした。)ですので、相手との信頼関係を築く上でも、ベンチャーキャピタルの世界を広く押さえておくということは実務に活きると感じています。
要は、こいつ何も知らないなと思われない為に必要な勉強はしておいた方が良い、その目的に合致した本でした。
オープンイノベーションは相手がいること(且つ、私自身ベンチャーキャピタルの世界は数年前まで全く知りませんでした。)ですので、相手との信頼関係を築く上でも、ベンチャーキャピタルの世界を広く押さえておくということは実務に活きると感じています。
要は、こいつ何も知らないなと思われない為に必要な勉強はしておいた方が良い、その目的に合致した本でした。
2018年2月28日に日本でレビュー済み
著者の博士論文をベースに書かれた名著。
アカデミックの知見と著者の最先端かつ豊富な実務経験に基づき
説得力のある内容。
すでに多くのMBA等でも導入されているようで、今後、日本のMBAの教科書としても
スタンダードになるであろう。
大企業、CVC,、ベンチャーのみならず、大学関係者(産官学連携やMBA)にとっても
必読の一冊。
アカデミックの知見と著者の最先端かつ豊富な実務経験に基づき
説得力のある内容。
すでに多くのMBA等でも導入されているようで、今後、日本のMBAの教科書としても
スタンダードになるであろう。
大企業、CVC,、ベンチャーのみならず、大学関係者(産官学連携やMBA)にとっても
必読の一冊。
2017年10月29日に日本でレビュー済み
CVCの生き字引とも言える著者が書いた最新の実務書である。
CVCの担当者はもちろん、イノベーションの尖兵を担うビジネスパーソンにお勧めできる良質な入門書であり、同時に新規事業創出やCVC運用を担う責任者への指南書にもなっている。平明な記述で、CVCが求められる背景、日米の先行事例、投資プロフェッショナルとしての運用手法の解説がコンパクトにまとまっている。博士論文が元になっているため、成功要因の実証研究の成果も盛り込まれてあり、専門家にも示唆を与える奥行きの深い仕上がりになっている。
しかし、本書の価値は、CVCの唯一の専門書であることだけではない。淀みない文章から伝わってくるのは、CVCが日本のイノベーション創出に有効な手法でありながら、米国のベストプラクティスを取り込もうとしない日本企業への歯痒さである。その壁が、旧来の人事制度との相性の悪さにあることをわかりながら、日本の大企業は制度設計、権限委譲なしにCVCを始めてしまう。歯痒さとは、今のCVCブームに対する無言の警鐘でもある。CVCをR&Dの橋頭堡として活かそうとするなら、人事の特区として推し進めるくらいの強いコミットメントが求められる。本書の白眉は、その見えない声にある。
日本のCVCの果たすべき役割と寄せられる期待は、大きい。黎明期からCVCの道を歩んできた著者の渾身の作を、日本の大企業の経営者にこそ読んでもらいたいと思う。
CVCの担当者はもちろん、イノベーションの尖兵を担うビジネスパーソンにお勧めできる良質な入門書であり、同時に新規事業創出やCVC運用を担う責任者への指南書にもなっている。平明な記述で、CVCが求められる背景、日米の先行事例、投資プロフェッショナルとしての運用手法の解説がコンパクトにまとまっている。博士論文が元になっているため、成功要因の実証研究の成果も盛り込まれてあり、専門家にも示唆を与える奥行きの深い仕上がりになっている。
しかし、本書の価値は、CVCの唯一の専門書であることだけではない。淀みない文章から伝わってくるのは、CVCが日本のイノベーション創出に有効な手法でありながら、米国のベストプラクティスを取り込もうとしない日本企業への歯痒さである。その壁が、旧来の人事制度との相性の悪さにあることをわかりながら、日本の大企業は制度設計、権限委譲なしにCVCを始めてしまう。歯痒さとは、今のCVCブームに対する無言の警鐘でもある。CVCをR&Dの橋頭堡として活かそうとするなら、人事の特区として推し進めるくらいの強いコミットメントが求められる。本書の白眉は、その見えない声にある。
日本のCVCの果たすべき役割と寄せられる期待は、大きい。黎明期からCVCの道を歩んできた著者の渾身の作を、日本の大企業の経営者にこそ読んでもらいたいと思う。
2017年10月23日に日本でレビュー済み
富士通、三井物産、Salesforceといった日米のトップ企業にてコーポレートベンチャーキャピタルに携わった筆者によるコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)の実務書。
オープンイノベーションにおけるCVCの意義/活用方法に関して経験と実地調査に基づいて日米のCVCの差を比較し、その中で日米のエコシステムの差も浮き彫りにしている。
これまでにもなぜ日本企業に取ってオープンイノベーションが必要か、その中でのCVCが有要かという記事や著作はあったものの、なぜ日本企業はオープンイノベーションやCVCを成功出来ないのか、どのようにすれば成功出来るのか人事制度にまで踏み込んで書かれたものは、あまり存在していない。筆者の長年の実務経験やそこで培ったネットワークへのヒアリングから同書が執筆されたものだけに説得力もある。著者の言う事業拡大や競争優位確立に向けたコミットメントやプロフェッショナリズムを発揮するための動機づけシステムの機能不全から産まれるCVCの悪循環の図表は、長年、大企業やオープンイノベーションに携わった者としては、自分のことではないと思わず目を避けたくなるものである。
この数年、日本に訪れているオープンイノベーションブーム/CVCブーム/スタートアップブームを過去と同様に一過性のものとしないためにもベンチャー投資に関わる人全般にお薦めの一冊である。
オープンイノベーションにおけるCVCの意義/活用方法に関して経験と実地調査に基づいて日米のCVCの差を比較し、その中で日米のエコシステムの差も浮き彫りにしている。
これまでにもなぜ日本企業に取ってオープンイノベーションが必要か、その中でのCVCが有要かという記事や著作はあったものの、なぜ日本企業はオープンイノベーションやCVCを成功出来ないのか、どのようにすれば成功出来るのか人事制度にまで踏み込んで書かれたものは、あまり存在していない。筆者の長年の実務経験やそこで培ったネットワークへのヒアリングから同書が執筆されたものだけに説得力もある。著者の言う事業拡大や競争優位確立に向けたコミットメントやプロフェッショナリズムを発揮するための動機づけシステムの機能不全から産まれるCVCの悪循環の図表は、長年、大企業やオープンイノベーションに携わった者としては、自分のことではないと思わず目を避けたくなるものである。
この数年、日本に訪れているオープンイノベーションブーム/CVCブーム/スタートアップブームを過去と同様に一過性のものとしないためにもベンチャー投資に関わる人全般にお薦めの一冊である。