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入野義朗は、日本で初めて12音技法を使って作曲した作曲家。 この技法に魅せられ、日本の作曲界に大きな影響を遺した。 このCDは、2016年11月14日、東京オペラシティ リサイタルホールで行われた 「故 入野義朗生誕95年記念コンサート」のライブ録音。 12音技法の持つ堅苦しいという一般的イメージとは無縁な活き活きとした音楽を、 実力派の若手演奏家たちが中心となり、完成度の高いパフォーマンスを繰り広げる。
12音技法に魅せられ、この作曲技法とともに日本の作曲界に気高きマイルストーン里程標を刻んだ巨匠・入野義朗(1921~1980)。初CD化4作品を含む彼の代表作が、現代音楽に新時代を告げる若手奏者たちの手によって21世紀に響きわたる。 (C)RS
入野義朗プロフィール(1921年11月13日ウラジオストク生まれ。1980年6月23日東京没) 1943年東京帝国大学(現東京大学)経済学部在学中に諸井三郎氏について和声学と対位法を学ぶ。 七年制国立東京高等学校と東大オーケストラで多くの友人と出会う。 卒業後東京銀行に入るが直ぐに海軍主計として呉に勤務、終戦後東京銀行に戻ったが間もなく退職し作曲家となる。 桐朋学園音楽科設立に参加し、その運営と教育に当る。 文部省視学委員他や音楽著作権協会等の諸役員を務める。日本現代音楽協会、日本作曲家協議会の委員長を務める。 また軽井沢現代音楽祭、20C音楽をたのしむ会、パンムジーク・フェスティヴァル等を企画し、 常に新しい音楽の追求と紹介を行う。 アジアの作曲家の相互理解を深めるためにアジア作曲家連盟(ACL)の設立に参加し、 創立者の1人として、また初代副会長として、生涯ACL会議/音楽祭の開催に奔走する。 日本で最初の12音技法による作品「七つの楽器のための室内協奏曲」(1951)、小管弦楽のための「シンフォニエッタ」(1953)、 クーセヴィツキー財団の委嘱作品「2本の尺八とオーケストラの為のWandlungen」(1973)、ザルツブルクオペラ大賞のTVオペラ「綾の鼓」(1962)、 文楽オペラ「曾根崎心中」(1979)、「Strömung」(1973)、「Globus III」(1975)、 邦楽器の四重奏曲「四大」(1978)等100曲余の作品を残す。 他に校歌/社歌、ラジオ/TV/芝居の音楽、音楽理論の翻訳書、教材等多くの作品や著書を残す。 上記の他に毎日音楽賞、尾高賞、イタリア賞等多くの受賞作品を有する。 没後(1980)若い作曲家のための国際作曲賞「入野賞」が 石井眞木/湯浅譲二/松平頼暁の3氏の協力を得て禮子未亡人により設立された。 1981年にはアジアの作曲家のための「ACL入野義朗記念作曲賞」も設立される。 従五位勲四等旭日小綬章が追授される。