まず、著者の仕事に敬意を表する。そして利益相反無し。これだけの例文を集めるのは大変だっただろう。50の動詞を使いこなすのは大変な力量だ。私がこれまで書き上げた論文に頻用してきた、あるいは英文校正会社が手直しした文章の多くの動詞が50の中に示されている。とても役に立つ動詞達だ。英文校正会社が私の文章をGivenと換え、とても使いこなせないと思った。本書ではそのGiveが取り上げられ(P40の15 Give)、使い方がなんとなく分かった。P70のpresentは以前に私は使い方を間違えていた。P145の1パラグラフ、1トピックというパラグラフライティングの考え方も役に立つ。
だが、読者が無批評にすべてを受け入れるのは危険だ。多くの作家、編集者が指摘している、“削る”、を思い出したい。たった一語を削るために一晩も二晩も考え続けるのが超一流の作家の仕事である。一般に短いほど読みやすいし伝わりやすい。脳神経外科の植村研一教授は著書(うまい英語で医学論文を書くコツ)でたくさんの英文例を示し、短縮の方法を教えてくれる。
題名にあるネイティブという単語は英語論文初級者の気を引くにはとても魅力的だ。だが、ネイティブの英語の力量はさまざまでひとくくりにできない。優れた英語を書けるネイティブもいればそうでもないネイティブが論文を記しているのは驚くに値しない。日本人著者の国語力と同じである。ちまたに間違った日本語が書かれている。新聞は比較的ましだがやはり間違いが見られる。締め切りまでの限られた時間に書き上げるのは難しいのだろう。私の文章にも間違いがあるかもしれないが、なかなか自分では気づけない。気を取り直し、本書の英語例文のいくつかには疑問がある。例文を集めて満足するのではなく、その例文が果たして最高かどうかを吟味しよう。
本書で示されたネイティブの例文を短くしてみよう。難しくはない。ただ名詞を動詞に、時に形容詞を副詞化するだけだ。短くして意味が変わり、良くないと思われるなら元に戻すしかない。
P46: The majority of the patients exhibited a significant improvement in QOL (11 words). →○The majority of the patients significantly improved QOL (8 words、−3). すっきりした。ここで注意significantは統計学的に有意な場合に使う。
P50: We identified some factors that exert an adverse influence on the outcome of heart transplantation (15 words). →○We identified some factors that adversely influenced the outcome of heart transplantation (12 words、−3).
P52: Histological examination revealed a significant reduction of blood flow in the affected issue (15 words). →×Histological examination significantly reduced blood flow in the affected issue (10 words、−5). これは意味が変わるので不可。→○Histological examination revealed that blood flow significantly reduced in the affected issue (12 words、−3)
P74: Each of these situations may pose an increased risk of developing hypothermia and acidosis (14 words). →○Each of these situations may increase risk of developing hypothermia and acidosis (12 words、−2).
残念ながらせっかくの動詞(exhibit, exert, reveal, pose)が消えてしまった。せっかく集めた例文だが、消してしまうのが良い。編集者が気づけなかったのも残念だ。悪文はうつるのでくれぐれもご注意を。
P143売れているらしい佐藤雅昭氏の著書は有用かもしれないが、松原茂樹氏の著書(論文作成ABC)の方がはるかに役に立つ。考察での一般論はできるだけ避けその研究あるいは症例に関連する内容を記述するのが良い。考察の始めに歴史的背景が述べられていたら即ゴミ箱行きだ(植村研一教授)。一般論は退屈だ。中身を吟味してより良い著書を紹介するのも著者の使命だ。
ネイティブが英文校正したある英語論文投稿後、査読者あるいは編集者から英語の間違いを指摘された。英文校正会社に問い合わせると、英文校正会社が正しいと主張した。このように、英語論文は一筋縄ではいかない。英語論文執筆参考書をたくさん使い、原稿をたくさん投稿し、執筆経験をたくさん積み重ねて成長したい。もちろん本書も参考書の中に入れて有効に活用するつもりである。
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アクセプト率をグッとアップさせるネイティブ発想の医学英語論文: プロ翻訳家が伝えたい50の基本動詞と読めるのに書けない英語表現 単行本 – 2017/3/17
前平 謙二
(著)
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日本人が書く医学英語論文の多くはなぜ「英語らしく」ないのか。それは日本語と英語の間には発想法の溝があり、それが理解できていないからだ。難しい単語は必要ない。本書で紹介する重要な基本動詞と英語表現が自由に使いこなせれば、アクセプトはグッと近づくはずだ。
[序章] なぜネイティブのように英語が書けないのか
当然のことですが、日本語と英語の言葉の概念がピタリと一致することは少ないです。どうしてもズレが生じます。本書ではこのことを『意味の守備範囲が異なる』と表現しています。日本語的発想の英語からネイティブの英語に近づくためには、この問題を克服する必要があると思っています。
[第1章] 日本語と英語の発想の溝を埋める50の基本動詞
01 Allow / 02 Include / 03 Explain / 04 Involve / 05 Experience
06 Serve / 07 Provide / 08 Induce / 09 Remain / 10 Associate
11 Result / 12 Enable / 13 Contribute / 14 Underlie / 15 Give
16 Undergo / 17 Cause / 18 Highlight / 19 Implicate / 20 Exhibit / .....ほか全50
[第2章] 論文に頻出するキーフレーズ86
01 注目を集めている / 02 解明されていない / 03 あきらかになる
04 文献的考察 / 05 ~の急速な発達に伴い / 06 散見される / 07 臨床の現場
08 ~を主体とする / 09 鑑別として / 10 ~を主訴に / 11 難渋した
12 経過は良好 / 13 通院中 / 14 外 来 / 15 精査加療 / 16 仮説を検証するために
17 我々の知る限り / 18 ~を呈しているのが特徴である / 19 賛否両論、意見が分かれている
20 インフォームド・コンセントを得た / .....ほか全86
[第3章] 論文のロジックのフローを生かす表現集
01 「序論」で頻出する表現
02 「方法と材料」で頻出する表現
03 「結果」で頻出する表現
04 「考察」で頻出する表現
05 「結論」で頻出する表現
[第4章] 実践編:センテンスの作りかた10のテクニック
01 Who+does+whatの構造をクリアにする
02 andを使わずに分詞構文で接続する
03 andを使わずに関係代名詞で接続する
04 andを使わずにwhileで接続する
05 andを使わずにwithで接続する
06 althoughを等位接続詞として使う
07 「~が」を上手に訳す
08 「その結果」を上手に訳す
09 One idea per sentenceの原則
10 エンドフォーカス
[序章] なぜネイティブのように英語が書けないのか
当然のことですが、日本語と英語の言葉の概念がピタリと一致することは少ないです。どうしてもズレが生じます。本書ではこのことを『意味の守備範囲が異なる』と表現しています。日本語的発想の英語からネイティブの英語に近づくためには、この問題を克服する必要があると思っています。
[第1章] 日本語と英語の発想の溝を埋める50の基本動詞
01 Allow / 02 Include / 03 Explain / 04 Involve / 05 Experience
06 Serve / 07 Provide / 08 Induce / 09 Remain / 10 Associate
11 Result / 12 Enable / 13 Contribute / 14 Underlie / 15 Give
16 Undergo / 17 Cause / 18 Highlight / 19 Implicate / 20 Exhibit / .....ほか全50
[第2章] 論文に頻出するキーフレーズ86
01 注目を集めている / 02 解明されていない / 03 あきらかになる
04 文献的考察 / 05 ~の急速な発達に伴い / 06 散見される / 07 臨床の現場
08 ~を主体とする / 09 鑑別として / 10 ~を主訴に / 11 難渋した
12 経過は良好 / 13 通院中 / 14 外 来 / 15 精査加療 / 16 仮説を検証するために
17 我々の知る限り / 18 ~を呈しているのが特徴である / 19 賛否両論、意見が分かれている
20 インフォームド・コンセントを得た / .....ほか全86
[第3章] 論文のロジックのフローを生かす表現集
01 「序論」で頻出する表現
02 「方法と材料」で頻出する表現
03 「結果」で頻出する表現
04 「考察」で頻出する表現
05 「結論」で頻出する表現
[第4章] 実践編:センテンスの作りかた10のテクニック
01 Who+does+whatの構造をクリアにする
02 andを使わずに分詞構文で接続する
03 andを使わずに関係代名詞で接続する
04 andを使わずにwhileで接続する
05 andを使わずにwithで接続する
06 althoughを等位接続詞として使う
07 「~が」を上手に訳す
08 「その結果」を上手に訳す
09 One idea per sentenceの原則
10 エンドフォーカス
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社メディカ出版
- 発売日2017/3/17
- 寸法15 x 1.4 x 21 cm
- ISBN-10484046149X
- ISBN-13978-4840461498
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商品の説明
出版社からのコメント
(本文 第1章より一例)
01 Allow
---------
を使わずに医学論文は書けないと言っても過言ではありません。
しかし、「allow =許可する」という訳語が強く定着しているため、 を上手に使うのは容易ではありません。
この「allow =許可する」という訳語を外して、日本語の「可能」を表現する動詞として使いこなせるようになる必要があります。
The use of anesthetics has allowed doctors to perform more complex surgical procedures.
(麻酔の使用により、医師は以前よりも複雑な手術ができるようになった)
The use of thermal sensors and considerable technological improvements in ultrasonographic monitoring have allowed more efficient freezing of the prostate gland.
(熱センサーの使用および超音波診断技術が大きく改善されたことで、効果的に前立腺冷凍を行うことが可能になった)
Everolimus has an excellent clinical benefit and a safety profile that allow continuous use for patients with renal cell carcinoma.
(エベロリムスはすぐれた臨床効果と安全性プロファイルを有しており、腎細胞癌患者に継続的に使用することが可能である)
MTX is one of the most commonly prescribed drugs for RA, which allows patients to move around more easily.
(メトトレキサートはリウマチの治療薬としてもっとも一般的に処方されている薬剤であり、患者は楽に体を動かすことができるようになる)
Note that less flexibility is allowed for the bronchoscope after the insertion of the puncture needle.
(穿刺針の挿入後は、気管支鏡が屈曲しにくくなっていることに注意が必要である)
何かができるようになる、可能になるといった意味合いを出したいとき には、 が使えないかどうか検討してみてください。
01 Allow
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を使わずに医学論文は書けないと言っても過言ではありません。
しかし、「allow =許可する」という訳語が強く定着しているため、 を上手に使うのは容易ではありません。
この「allow =許可する」という訳語を外して、日本語の「可能」を表現する動詞として使いこなせるようになる必要があります。
The use of anesthetics has allowed doctors to perform more complex surgical procedures.
(麻酔の使用により、医師は以前よりも複雑な手術ができるようになった)
The use of thermal sensors and considerable technological improvements in ultrasonographic monitoring have allowed more efficient freezing of the prostate gland.
(熱センサーの使用および超音波診断技術が大きく改善されたことで、効果的に前立腺冷凍を行うことが可能になった)
Everolimus has an excellent clinical benefit and a safety profile that allow continuous use for patients with renal cell carcinoma.
(エベロリムスはすぐれた臨床効果と安全性プロファイルを有しており、腎細胞癌患者に継続的に使用することが可能である)
MTX is one of the most commonly prescribed drugs for RA, which allows patients to move around more easily.
(メトトレキサートはリウマチの治療薬としてもっとも一般的に処方されている薬剤であり、患者は楽に体を動かすことができるようになる)
Note that less flexibility is allowed for the bronchoscope after the insertion of the puncture needle.
(穿刺針の挿入後は、気管支鏡が屈曲しにくくなっていることに注意が必要である)
何かができるようになる、可能になるといった意味合いを出したいとき には、 が使えないかどうか検討してみてください。
著者について
前平謙二
医学論文翻訳家。自称、アクセプト応援団長。大学で英語を学んだ後、いったんは宣伝・広告・マーケティングのビジネスの世界へ。英語が公用語のグローバルカンパニーP&G(プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン)のマーケティング局に15 年間勤務。地球上を飛び回り、プロデュースしたテレビCMは数百本! 仕事で日常的に英語を使用し、最終的に非常に高い英語運用能力とグローバルに通用するコミュニケーション能力を習得。もともと翻訳家を志望しており、二足のわらじを履きながら翻訳を学ぶ。翻訳家として独立後、友人の大学教授の投稿論文作成を手伝っているうちに論文を発表することの大いなる意義に心惹かれ、そのまま『医学論文翻訳』の道へ。前職では英米人の斬れる英語に触れ、またロジカルシンキングを鍛えられ、現在はその経験を活かしながらライフワークとして『ネイティブ発想の英語』を求道中。
医学論文翻訳家。自称、アクセプト応援団長。大学で英語を学んだ後、いったんは宣伝・広告・マーケティングのビジネスの世界へ。英語が公用語のグローバルカンパニーP&G(プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン)のマーケティング局に15 年間勤務。地球上を飛び回り、プロデュースしたテレビCMは数百本! 仕事で日常的に英語を使用し、最終的に非常に高い英語運用能力とグローバルに通用するコミュニケーション能力を習得。もともと翻訳家を志望しており、二足のわらじを履きながら翻訳を学ぶ。翻訳家として独立後、友人の大学教授の投稿論文作成を手伝っているうちに論文を発表することの大いなる意義に心惹かれ、そのまま『医学論文翻訳』の道へ。前職では英米人の斬れる英語に触れ、またロジカルシンキングを鍛えられ、現在はその経験を活かしながらライフワークとして『ネイティブ発想の英語』を求道中。
登録情報
- 出版社 : メディカ出版 (2017/3/17)
- 発売日 : 2017/3/17
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 208ページ
- ISBN-10 : 484046149X
- ISBN-13 : 978-4840461498
- 寸法 : 15 x 1.4 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 106,112位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 46位医学関連語学
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年4月2日に日本でレビュー済み
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2018年6月16日に日本でレビュー済み
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留学中です。
英文論文や学会抄録は提出前にネイティブの同僚に見てもらっていますが、これを使うようになってからwell-writtenと言われることが確実に増えました。直されても、代案がこの本に載っている別の表現だったり、「この文は論文ならexcellentだけど、抄録にはやや華美すぎる」というnon-nativeには理解不能な理由だったりするのみです。
英語論文の書き方というより英語の表現集という感じなので、書いていて迷うときに見ているという使い方です。logicやstyleなどは他の本で勉強されるのが良いと思います。
(康永先生の「必ずアクセプトされる医学英語論文 完全攻略50の鉄則」など)
ただ、まだ冠詞、前置詞、countable/uncountableは直されます。
もし可能なら続編を希望します。
英文論文や学会抄録は提出前にネイティブの同僚に見てもらっていますが、これを使うようになってからwell-writtenと言われることが確実に増えました。直されても、代案がこの本に載っている別の表現だったり、「この文は論文ならexcellentだけど、抄録にはやや華美すぎる」というnon-nativeには理解不能な理由だったりするのみです。
英語論文の書き方というより英語の表現集という感じなので、書いていて迷うときに見ているという使い方です。logicやstyleなどは他の本で勉強されるのが良いと思います。
(康永先生の「必ずアクセプトされる医学英語論文 完全攻略50の鉄則」など)
ただ、まだ冠詞、前置詞、countable/uncountableは直されます。
もし可能なら続編を希望します。
2018年6月20日に日本でレビュー済み
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学生時代に勉強した英語では分からない、英単語の持っているニュアンスを適格に解説しており、大変面白い本である。
英語圏で暮らしたことがある人や留学経験のある人なら自然と身についていることなのかもしれないが、日本人が日本国内だけで習得するには限界がある英単語のニュアンスについて明確に書いてあり、目からうろこな内容が多く、大変興味深かった。
医学英語論文の読み書きのためにも役に立ったが、医学英語論文に接する機会がある人にとっては、教養を深めたり、読み物として楽しんだりするだけでも面白い本だと思う。
英語圏で暮らしたことがある人や留学経験のある人なら自然と身についていることなのかもしれないが、日本人が日本国内だけで習得するには限界がある英単語のニュアンスについて明確に書いてあり、目からうろこな内容が多く、大変興味深かった。
医学英語論文の読み書きのためにも役に立ったが、医学英語論文に接する機会がある人にとっては、教養を深めたり、読み物として楽しんだりするだけでも面白い本だと思う。
2017年5月26日に日本でレビュー済み
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医学英語論文の書き方の本は、他にもたくさんあるが、「こうでなくてはダメ!」とか「これはやっちゃダメ!」みたいな本は多い。
著者のプロフィールに「自称、アクセプト応援団長」とあるように、より良い英語表現のために一緒にがんばってくれている文体に好感がもてます。
何度も読み返したい本です!
著者のプロフィールに「自称、アクセプト応援団長」とあるように、より良い英語表現のために一緒にがんばってくれている文体に好感がもてます。
何度も読み返したい本です!
2019年4月15日に日本でレビュー済み
ネイティブ発想の医学英語論文というキーワードでの本は今までなかったので購入しました。
私は看護師で医療通訳の勉強をしていますが、通訳するときの動詞の選び方が非常に参考になります。
特によくでてくる"involve", "undergo", develop", "present"が上手く使えないのでとても勉強になりました。
英語論文を書くためだけでなく、ネイティブの医学英語を学ぶには最適だと思います。
ぜひ看護論文用や続編が出版される事を期待します。
私は看護師で医療通訳の勉強をしていますが、通訳するときの動詞の選び方が非常に参考になります。
特によくでてくる"involve", "undergo", develop", "present"が上手く使えないのでとても勉強になりました。
英語論文を書くためだけでなく、ネイティブの医学英語を学ぶには最適だと思います。
ぜひ看護論文用や続編が出版される事を期待します。